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農業・農村の動き(令和5年4月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
小麦・はだか麦の防除本格化に向けて
麦の生育状況に応じた赤かび病防除と無人ヘリコプターの安全操作に関する講習会を開催した。
当協議会は、町内4地区で各1機保有し、農家からの申込みに応じて防除を請け負っている(令和4年延べ面積:水稲879ヘクタール、麦358ヘクタール、大豆195ヘクタール)。
今年産麦の生育ステージ等を情報提供し、開花期以降の適期防除に備えた。
また、安全講習を実施し、安全性等に配慮しながら防除作業を進めるよう基本手順を再確認した。
4月11日からヘリ防除を開始し、小麦は2回、はだか麦は1回実施する計画(状況に応じて特別防除を追加)。
当協議会は宇和町内の水稲・麦・大豆の防除を担っており、当班は担い手への負担軽減のため発生予察に応じた効率防除を推進する。
にんにくの産地化に向けた推進会議を開催
寒地系にんにくの生産量増加に向けた栽培技術確立のため、第1回産地化推進会議を開催した。
品質安定と生産量増加を目的に、養分吸収が盛んな鱗片分化時期における追肥資材の違いによる生育比較の実証ほを設置した。また、重要病害虫に対する防除方法と5月下旬の収穫に向けた管理方法の共有を図った。
今後、実証ほにおいて葉枚数及び鱗片分化の状況を調査し、実証結果を共有していく。
各種補助事業を活用し、収穫作業の省力化に向けた機械の導入支援を計画しているほか、6月に同組合と共催して野村高校生を対象とした収穫祭を開催し、大野ケ原にんにくの産地PRと理解促進を図る。