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農業・農村の動き(令和5年1月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
IPMによるいちごのハダニ対策を周知
いちごのほ場巡回指導において、ハダニ発生ほ場が多く見られたことから、発生程度による薬剤散布実施の要否について指導した。
特に、ハダニ天敵を放飼しているほ場では、天敵は確認できたものの、例年と比較してハダニの発生が多いところがあり、発生密度に応じた対処法を提案した。
発生密度の高いほ場を中心に再度巡回し、ハダニの発生状況の確認と、結果に応じた対応方法について指導を行う。
敵放飼生産者に対しては、薬剤選択や応急防除の要否などを生産者自身が判断できるよう、防除効果の確認方法の指導を行い、IPMが継続できるよう支援していく。
就農初期農業者の経営管理能力向上を目指して
複式簿記記帳と青色申告の実施による経営管理を推進するため、西予市と研修会を開催。
当班から、収入保険制度など農業関係制度における簿記記帳のメリットについて説明するとともに、農業簿記ソフトを用いた記帳と経営管理について紹介した。また、講師の税理士からは、青色申告制度や税務上のメリットとインボイス制度等を説明した。
参加者からは、「令和5年分からの複式簿記記帳と青色申告を実施したい」「農業簿記ソフトを用いて経営管理をしてみたい」など積極的な声が聞かれた。
当班では、就農初期の農業者については重点的な記帳指導を実施する。