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農業・農村の動き(令和4年11月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
初開催「西予米No.1コンテスト」
西予市内で生産される「西予米」の認知度向上と需要拡大を目的に「西予米No.1コンテスト」を初めて開催した。
コンテストには、極早生部門12点、中生部門9点の出品があり、1次審査(食味分析計、穀粒判別機)を通過した各部門4点(計8点)を、最終審査(食味)でJA・行政関係者等9人が試食し、各部門から最優秀賞・優秀賞各1点(計4点)を選出した。
表彰式での審査講評では、当班から粒張りのよい米づくりの重要性を呼び掛けた。
今後、市内2か所の直売所にて、受賞した4点の販売(5kg、2kg袋)が予定されており、市内外の消費者に「西予米」の美味しさをアピールしていく。
コンテストで入賞した生産者の栽培技術等を解析しながら、高品質「西予米」の生産振興を図る。
ゆずの収穫作業超省力化システムの検証
令和2年度「普及組織先導型革新的技術導入事業」により(株)味彩に導入したゆずのバキューム式収穫システムによる収穫調査を実施した。
昨年度実証の反省を活かし、果実がスムーズに搬送できるようホースとエスロンパイプを組み合わせ、コンテナまでの搬送路を固定し作業を実施した。
搬送路の出口において、落下途中の果実が横からの吸引により引っかかり、スムーズに排出されない課題が確認され、改善策について協議した。
今後は、吸引力の調整や排出口の外に一時的に保留するスペースを確保し、そこにたまった果実をまとめてコンテナに移す等の改善策を検討し、機械化による収穫作業の省力化を図っていく。