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農業・農村の動き(令和4年10月)
管内の農業・農村の動き、普及指導活動の状況をまとめました。
いちご栽培におけるIPM技術の導入推進
JAひがしうわいちご部会秋期研修会において、現地研修で病害虫の発生状況を確認するとともに、IPM技術導入の推進を行った。
天敵導入時には、放飼前防除を徹底して天敵の定着を図ることや、放飼後の薬剤選択を周知するとともに、赤色防虫ネットの効果について紹介した。
部会内の天敵導入生産者は過去5年間で0戸から8戸に増加。赤色防虫ネットは、今年度新たに1戸が導入し、関心を持つ生産者も出てきている。
既に導入済みの生産者についても、毎年継続して放飼しており、天敵利用については定着が進んでいる。
今後、本ぽでの栽培が本格化することから、定期的な個別巡回により各生産者の状況を把握しながら適宜指導を行うとともに、一層のIPM技術の普及推進を図る。
高校生が大野ヶ原にんにくの植え付け体験で生産者と交流
大野ヶ原にんにくの産地化推進の一環として、6月の収穫体験に続き2回目の交流会を開催。地元高校生が植え付け作業を体験した。
本会は、「えひめ未来チャレンジ支援事業」を活用し、将来の担い手として期待される高校生に、にんにく栽培の体験や加工品開発を通して、にんにく栽培への理解を深めるため実施した。
アンケートでは、多くの生徒が今年度2回の交流会を通じて、にんにくに対しての理解を深められたと回答しており、大野ヶ原における農業の魅力発信につながった。
引き続き関係機関と連携し、生産・加工・販売における具体的な取組みを支援し、産地化を目指す。