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えひめの環境保全に関する基本的事項 (7)環境マネジメントシステムの概要
事業者が自主的に環境保全に関する取り組みを進めるに当たり、環境に関する方針や目標等を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」又は「環境マネジメント」といい、このための体制・手続き等を「環境マネジメントシステム」といいます。
また、こうした自主的な環境管理の取り組み状況について、客観的な立場からチェックを行うことを「環境監査」といいます。
環境マネジメントや環境監査は、事業活動を環境にやさしいものに変えていくために効果的な手法であり、幅広い事業者が積極的に取り組んでいくことが期待されています。
1)環境マネジメントの必要性について
地球環境問題に対応するには、経済社会活動のあらゆる局面で環境への負荷を減らしていかなければなりません。そのためには、幅広い事業者が、規制に従うだけでなく、その活動全体にわたって、自主的かつ積極的に環境保全の取り組みを進めていくことが求められます。環境マネジメントは、そのための有効なツールです。
2)ISO14001について
ISO14001は、環境マネジメントシステムの仕様を定めた規格であり、ISO規格に沿った環境マネジメントシステムを構築する際に守らなければいけない事項が盛り込まれています。
ISO14001の基本的な構造は、PDCAサイクルと呼ばれ、(1)方針・計画(Plan)、(2)実施(Do)、(3)点検(Check)、(4)是正・見直し(Act)というプロセスを繰り返すことにより、環境マネジメントのレベルを継続的に改善していこうというものです。
3)愛媛県の環境方針(骨子)
基本理念
- 環境先進県愛媛
- 循環型社会づくり
- 脱温暖化社会づくり
- 自然環境の保全
- 愛媛の自然環境等を次の世代へ確実に伝承
- 全ての行政活動における環境配慮の徹底
- あらゆる県民、団体とのパートナーシップ
事業活動における環境配慮の徹底
- 環境に関する法令等の遵守
- 環境汚染の未然防止
- 省資源,省エネルギー
- 廃棄物の削減とリサイクル
環境先進県づくりの推進
県長期計画に基づく地域環境から地球環境対策までの環境施策
もっと詳しく知りたい方はこちら1[PDFファイル/141KB]、2[PDFファイル/61KB]