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科学的根拠に基づくがん予防
がんを予防する方法は?
禁煙や食生活などの生活習慣を見直すことにより、がんを予防する「一次予防」と、がん検診を定期的に受けることにより、がんを早期に発見し治療する「二次予防」があります。
「一次予防」の生活習慣の改善とは?
「一次予防」の生活習慣の改善では、禁煙が最も大事です。そして「塩分を控える・脂肪を取り過ぎない・野菜をたくさんとる・果物を毎日適量食べる」といったバランスのよい食生活を心がけること、また、肥満にならないよう適切な運動などを心がけましょう。
科学的根拠に基づくがん予防
国立がん研究センターがん対策情報センターにより、現状において日本人に推奨されている予防法です。
国立がん研究センターがん情報サービス<外部リンク>
- たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
- 飲むなら節度ある飲酒。具体的には、1日あたりアルコール量に換算して約23グラム程度まで。
飲まない人・飲めない人は無理に飲まない。 - 食事は偏らずバランスよく。
- 塩蔵食品・食塩の摂取は最小限にする。
具体的には、食塩として1日あたり男性8グラム未満、女性7グラム未満、特に、高塩分食品は週1回未満に控える。 - 野菜・果物不足にならないように。例えば、野菜は毎食、果物は毎日食べて、1日あたり350グラムとる。
- 熱い飲食物は冷ましてから。加工肉の摂取は控えめに。
- 塩蔵食品・食塩の摂取は最小限にする。
- 定期的な運動の継続。
例えば、ほぼ毎日合計60分程度の歩行などの適度な運動、週に1時間程度は汗をかくような運動をする。 - 成人期での体重を適正な範囲に維持する(太り過ぎない、やせ過ぎない)。
具体的には、中高年期男性のBMIで27を超さない、21を下まわらない。
中高年期女性では、25を超さない、21を下まわらない。 - 肝炎ウイルス感染を受け、感染している場合は、専門医で治療する。
がんを引き起こすウイルスへの感染を予防する。
がんを防ぐための新12か条(公益財団法人がん研究振興財団)
がんを防ぐための新12か条(公益財団法人がん研究振興財団)<外部リンク>
- 1条たばこは吸わない
- 2条他人のたばこの煙をできるだけ避ける
- 3条お酒はほどほどに
- 4条バランスのとれた食生活を
- 5条塩辛い食品は控えめに
- 6条野菜や果物は不足にならないように
- 7条適度に運動
- 8条適切な体重維持
- 9条ウイルスや細菌の感染予防と治療
- 10条定期的ながん検診を
- 11条身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
- 12条正しいがん情報でがんを知ることから
「二次予防」でがんを早期に発見し治療するためには
がんを早期に発見し治療する「二次予防」を図る方法として、がん検診の受診が挙げられます。がん検診については以下のページをご覧ください。