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新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起等に関する記者発表の要旨について(令和5年1月26日)

ページID:0017583 更新日:2023年1月30日 印刷ページ表示

日時:令和5年1月26日(木曜日)11時00分~11時11分

場所:知事会議室

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは時間になりましたので始めます。本日は県からの発表事項が2件あると聞いています。まずは、新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起等について、知事お願いします。

 

(知事)

 昨年から続いていますコロナの第8波でありますけれども、1月の中旬以降、全国的に感染状況は改善をしてきている状況でありますけれども、本県でも陽性確認は一時と比べると減少傾向が続いています。

 ただし、医療現場はまだ依然として厳しい状態が継続しておりまして、もう第8波の流行はピークを越えた。対策を緩めてもいいんじゃないか。と油断できる状況にはなっていないということだけは、ぜひお知り置きをいただきたいと思います。

 医療現場の方、県内の状況をそれぞれ聞き取っておりますが、依然として高い負荷が継続をしているという声が届いています。休日などの外来は、一時期ほどの混雑はないものの、医療機関のクラスターは依然として続いております。

 そういった中で、マンパワーが不足しておりまして、ぎりぎりでなんとか医療提供体制を保っていただいている状況にあります。最近でも東予の一部で救急車全車が出動する状況が発生しておりますので、そういう意味では、救急の負荷も軽減できていない環境にございます。

 もちろんこのままの感染の減少傾向が続いたとするならば、医療現場は遅れて改善されていきますので、一定期間が経過した後に医療や救急現場の負担軽減につながっていくことは予想されますけれども、ぜひ、こうした現状でもまだ医療機関が大変厳しい状況にあるということで、一人一人気を緩めることなく感染回避行動の継続徹底をお願いしたいと思います。

 また、新型コロナの発生から3年が経過しまして、国は5類感染症への見直しの方針を固めて、専門家等による議論が始まったところでございます。

 オミクロン株の特性、昨年の1月からオミクロン株は、これまでのアルファやデルタ株と違う性質を持っているのでこれに見合った対策を、と求め続けておりますが、あれからもう1年経過しております。

 こうした中で、ワクチン接種の進捗(しんちょく)や治療方法の進歩により、死亡率、そして重症化率ともに大きく低下しており、コロナが初めて確認されたころのように、このときはまだ感染力は弱かったのですが、毒性が非常に強かった性質を持っていましたので、そういったときに取られていた社会経済活動の制限、こういったことで対応するのではなく、社会全体でウイルスとの向き合い方を変えることは必要と考えます。

 ただし、この5類に関しては、われわれ素人が軽々にもの申すのは控えるべきではないかと思います。やはりこれは専門家が最終的に決めるべきだと思います。ただ、見直したとしても、オミクロン株の感染力が弱まるわけではなく、医療逼迫(ひっぱく)が改善されるわけでもございません。

 ウィズコロナのためには、多くの医療機関でコロナ対応が可能となり、治療が必要な患者さんが安心して受診できる医療体制の構築が重要であると思います。国の感染症部会における議論は始まったばかりで、国から具体的な方策については全く示されておりませんが、県では、今後医療提供や救急搬送などにおける県の役割や協力体制等について、県医師会をはじめ、関係者とシミュレーションを重ねつつ、協議を進めていきたいと思います。

 国では、医療提供体制のあり方や医療費の公費負担、ワクチン接種の取り扱い等について、専門家の議論に加え、全国知事会をはじめとする地方の意見も踏まえまして、責任を持ってオミクロン株に対応した制度設計、これを行って、全体像をできるだけ早く示すとともに、医療現場や国民に混乱が生じないよう、それこそ丁寧な説明に努めていただきたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。

 

(愛媛新聞)

 すいません。愛媛新聞です。先ほども5類へのですね、感染症法上の移行について時期の言及等あったと思うんですけど、知事はこのタイミングでというのは、早いとか遅いとか時期についてはどのように考えてらっしゃるんでしょうか。

 

(知事)

 去年の1月、もう1年前から会見でも知事会を通じても言わせていただきましたけれども、オミクロン株そのものがそれまでのコロナ株とは全く性質を異にしていますので、それに対応する対策が必要ということは間違いないと思います。そういう意味での見直しは必要だと思います。1年間全く変わってないっていうところに一番大きな問題があるのではないかなというふうに思いますので、見直しは当然のことだろうと思います。相手の性質が変わってきていますから。

 ただ、5類云々に関しては、これはもう本当に人の命に関わることですから、軽々に素人がああだこうだというべきではないと。これはもう本当に専門家が議論して、このウイルスというものがどういうものであって、専門家からしてもこういうふうなことでいいのではないかというふうなことを決めていただく必要があろうかと思いますので、見直しの議論は大いに結構だと思います。その中でどうするかということを早く結論付けていただきたいなというふうに思います。

 

(あいテレビ(幹事社))

 各社さん他によろしいでしょうか。

 

(愛媛新聞)

 すいません、もう一点なんですけども、国のですね、公費での国の負担の範囲であるだとか、どういったところを特にですね、要望していくのか。知事会等でも言ってると思うんですけれども、あらためて知事のお考えを教えてもらってもいいでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、これも全体像の議論の中で決めていただく必要があると思います。

 まあ、お金というのは無尽蔵にあるわけではありませんから、いつまでもというわけにはいかないけれども、先ほど申し上げましたように、専門家から分析したコロナの性質変化、これをどう判断するかが全てのスタートの根幹になろうかと思いますので、そこを議論して結論を出した後に、公費の負担の問題、ワクチンの問題等々の設計図ができていくんじゃないかなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞の松本です。

 先ほどと関連して、専門家が議論すべきというお話がありましたけども、対策の最前線で対応に当たってこられた立場としてですね、あらためて議論の上で留意してほしいことなどありますでしょうか。

 

(知事)

 何の議論ですか。

 

(愛媛新聞)

 国の議論の中でですね、知事ずっと最前線で現場対応してこられたと思いますけども、あらためて国の議論で留意しておいてほしいことがありましたらお願いします。

 

(知事)

 そうですね、やはり一つにはもうずっと言い続けてきたんですけれども、もう明らかに現場で対応していてもオミクロンというのはこれまでとは違うと。例えばまん延防止(等重点措置)もそうですよね。結局何にも対応変更がないんですよ。だからやはり臨機応変に、的確なタイミングで見直すということの重要性をもう少し考えていただきたいなというふうに思っております。

 

(愛媛新聞)

 あともう1点、5類に引き下げられた場合なんですけども、安心飲食店の認証制度があるかと思うんですけども、あちらの制度については今のところどのようにしたいかというお考えはありますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、これについては交付金の問題とも絡んでくるのですが、既に飲食店だけをターゲットにしたような対応ではオミクロン株は対応しきれないということも明らかになってきていますし、また一方で認証店というものが浸透したことによって、何をすべきかというのは飲食店自身が習慣化というか、常態化し始めているので、この制度そのものについては、今言ったような国の交付金の問題や、それから浸透度の問題や、皆さんのウィズコロナに向けた意識の問題、いろんな変化がありますので、ある程度の時期に区切りをつけるべきではないかなと個人的には思ってます。

 

(愛媛新聞)

 ある程度の時期というのは、5類引き下げのタイミングに合わせてということでしょうか。

 

(知事)

 いや、それも待つこともないかもしれません。はい。

 

(愛媛新聞)

 それは制度の撤廃するというような話でしょうか。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(愛媛新聞)

 ありがとうございます。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。

 医療ひっ迫警戒宣言今出てると思うんですけれども、先ほどお話あったように、感染者自体は減少傾向で、ただ救急とか入院とかまだまだかなり厳しい状況ということだと思うんですけれども、この宣言自体をですね、例えば解除するとか、またあらためて何らかの対応するとか、そういう考えは今後どのタイミングでなるんでしょうか。

 

(知事)

 今この段階で解除という方針はありません。というのは先ほど申し上げましたように、感染者数の確認は一時期よりは減ってきているものの、各医療現場の意見聴取では全く状況に変化がないと。引き続き逼迫してぎりぎりの状況でやっているということでありますから、宣言自体は医療の問題ですので、これは継続でございます。それが変わるというのはやはり医療現場の状況次第ということだろうと思います。

 引き続き、日々日々の意見交換を含めた現場の状況確認、これは行っていき、ある程度現場が改善されてきたという声が聞こえてくるような段階に入ったら検討したいと思っています。今は逆に医療現場からはまだそんな状況じゃないという声が届いています。

 

(あいテレビ(幹事社))

 他によろしいでしょうか。

 

※議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。

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