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今後のコロナ対策の考え方および全国旅行支援「えひめぐり みきゃん旅割」に係る専決処分に関する記者発表の要旨について
日時:令和4年10月18日(火曜日)16時00分~16時16分
場所:知事会議室
- 全国旅行支援「えひめぐり+みきゃん旅割」に係る専決処分について[PDFファイル/164KB]
- 都道府県別人口10万人あたり新規陽性者数[PDFファイル/76KB]
- 医療圏域別の陽性者数の推移[PDFファイル/188KB]
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
それでは全国旅行支援「えひめぐり みきゃん旅割」に係る専決処分及び今後の新型コロナの対策の考え方について記者発表をお願いします。なお、両発表とも、会見終了後にレクがあると聞いておりますので詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
本日は全国旅行支援に関する専決処分および今後のコロナ対策の考え方について説明させていただきたいと思います。まず専決処分でございます。
本日、新たに全国旅行支援の予算の増額のための専決処分を行いましたので、発表させていただきます。
先週、ご案内のとおり、11日から開始されました国による全国規模の旅行割引、全国旅行支援のスキームの中で、現在、本県においても宿泊割引キャンペーン「えひめぐり みきゃん旅割」を実施しているところでございます。
本キャンペーンは、期間は12月20日までの間、県内で旅行された方々を対象に旅行代金の40%を交通付き旅行商品は1人1泊8,000円、宿泊のみまたは日帰り旅行商品は5,000円をそれぞれ上限として割り引くもので、県内で使用できる地域限定クーポンも併せて配布することにより、県内での旅行促進と消費喚起を図るものでございます。
「えひめぐり みきゃん旅割」の旅行商品の取り扱い先である旅行会社あるいは宿泊施設には、多くの予約、そして問い合わせが入ってきていると報告を受けております。
また、報道等を通じ、全国から来県された方々が本県での旅行を楽しまれている姿に触れまして、旅行先として愛媛県を選んでいただいたことに大変うれしく思っております。
全国旅行支援のスタートに当たりましては、国が新規の予約だけでなく、開始前に既になされていた予約分も割引対象とする方針を打ち出したことなどによりまして、さかのぼっての適用ということもありますので、全国的には、一部の旅行会社や宿泊施設等では、あらかじめ割り振られた販売枠が、即埋まってしまいまして、新規予約を受け付けることが困難な状況が生じているということは、全国ニュースでも度々取り上げられているところでございます。
このたび、愛媛県では、県内関係事業者等との調整も整いましたので、全国の方々の本県への旅行ニーズに応えて、今後の新たな予約にもスムーズに対応していくため「えひめぐり みきゃん旅割」の販売枠の拡大に要する経費、一般会計で金額は34億7,300万円について専決処分を行わせていただきました。
今回の専決補正予算では新たに宿泊旅行に係る約40万人泊分、宿泊ですね、泊分の割引原資と併せて配布する地域限定クーポンの発行原資等を追加して確保しておりまして、本日以降、順次、各取引先において、販売されることになります。全国旅行支援はこれまでの県民割と同様に、新型コロナワクチンの3回目接種証明書または陰性の検査結果通知書の提示が条件となっておりますが、来県される皆さんには旅行中も感染対策に気を付けながら、本県の多彩な魅力を味わっていただきたいというふうに思います。
また、県内における旅行需要をしっかりと取り組むことにより、コロナ禍で影響を受けている観光関連業界を力強く支援するとともに、県内経済の活性化にもつなげてまいりたいと思います。
なお、宿泊、観光客を受け入れる宿泊事業者、あるいは多くの方が訪れることが予想される観光施設等においては、感染対策は十分に留意していただきますようによろしくお願い申し上げます。詳細についてはこの後、担当課の方から説明をさせていただきたいと思います。
次に、今後のコロナ対策の考え方でございます。こちらは全国の都道府県別の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数の推移でございます。本県は16日時点で47都道府県中36番目となっております。県民の皆さんのご協力もありまして、10月上旬以降、第6波のピークを下回る水準が続いておりますが、ここへ来てですね、上位の県、例えばこれですと、山形県とか北海道、これまで山形はずいぶん下の方にいたのですけども、急速に増加傾向が見られております。こうしたことを考えますと全国的にも感染が収まっているわけではないというふうなことだけは、ぜひ、県民の皆さんも受け止めていただきたいというふうに思います。
こちらのパネルは、県内の医療圏域別に陽性者数の推移を、同じように人口10万人当たり、1週間累計で示したものでございます。
懸念されていた県内の秋祭りの影響については、松山市では、10月上旬に開催されましたが、お祭りを中止したところもありますし、行ったところも非常に厳格な感染対策を行っていただいていると聞いております。
その結果、現時点で、特に松山圏域、この青いところですね、特に感染の広がりはこの段階では見られておりません。
ただ、東予地域では、先週末から今週にかけて、秋祭りの最盛期を迎えた地域が多くなっておりますので、こちらの方は今後どう影響が出てくるか、注視する必要があります。
特に、お祭りの前から新居浜市、西条市の医療圏域、こちらの赤のグラフですけれども、1カ月以上の間、他の地域よりも、ご覧のように高い水準でずっと推移している状況が続いています。そして最近も増加傾向が見られますので注意が必要でございます。主催者が感染対策を行っていただいていると信じておりますが、これを強化し、秋祭りの諸行事が催されておりますが、お祭りの後の打ち上げはもちろん、日常生活の中でも感染回避行動に十分気を付けていただきますように、西条、新居浜圏域の皆さんよろしくお願い申し上げます。
まだこちらの秋祭りは今週までですから、どういう影響が出てくるか読み切れません。ただ、もし、今後、県内の感染状況、再拡大が見られないという判断ができた場合は、来週ぐらいには傾向が分かってくると思いますので、来週を目途に再拡大が見られないという場合は、県独自の警戒レベルを特別警戒期間から感染警戒期へ切り替えることも検討したいと思います。いずれにしてもその場合は医療や保健の現場とも、十分に意見交換を行った上で、あらためてお知らせさせていただきたいと思います。以上です。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
それでは、発表事項 全国旅行支援「えひめぐり みきゃん旅割」に係る専決処分について質問のある社はお願いします。
(愛媛朝日テレビ)
愛媛朝日テレビです。まず、今回の専決については、今後の新規予約への対応に向けてというところでの専決だということなんですけれども、もし、仮の話で恐縮なんですけれども、これもですね、すぐ埋まるようなことがあれば、さらなる追加というのはお考えいかがでしょうか。
(知事)
これは、国の財政措置も含めてトータルで考えなければいけませんので、今のところはその先のことまでは示されていないので、まだ選択肢に入ってきておりません。ただ、かなり大掛かりな規模になっておりますので、当面は十分この中で対応できるのではなかろうかというふうに思っております。
(テレビ愛媛)
テレビ愛媛ですが、愛媛がですね、ここまで予約が殺到するぐらい選ばれている理由については、どのようにお考えでしょうか。
(知事)
これは選んだ方の立場に立たないと分かりませんけれども、いろんなメッセージをこれまでも出し続けてきているので、定番の道後温泉や松山城に加えまして、やはり東予では、しまなみサイクリングのステータスが上ってきているということと、それから、南予のきずな博のメッセージ。いろんな要因があるのではなかろうかというふうに思っています。
(あいテレビ)
あいテレビです。全国旅行支援が始まってちょうど1週間程度経ちましたけれども、これまでの県内の多くの予約や問い合わせがあるということですけれども、そういったことだったり、観光地のにぎわいについては、全国旅行支援が始まって、この1週間についてはどのようにご覧になっているでしょうか。
(知事)
そうですね、コロナ禍、特にこのオミクロン株によって感染者数が大幅に増加したことを受けて、全国でも人の移動、県境を越えた移動制限はなかったのですけれども、それぞれがやはり毎日毎日の10万人を超えるような感染のニュースを見て、それぞれが自主的に動きを抑えていた傾向が続いていたのではなかろうかと思います。そのぶん、早く外に出たいな、旅行したいなという思いも積もり積もっていたということではないかと思いますので、そこに、国の全国レベルの割引対策が始まりましたので、その二つの要因が重なって一気に人の動きが出始めているのかなと、その中で愛媛県を選択していただいている方も多く出てきているという状況だと思っています。
願わくば、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えて、動く中でもですね、受け入れる側も旅行される方も、やっぱり基本的な感染回避行動というのは、日常化していただく中で楽しんでいただくということが、また急増して中止とかというふうなことを避けるためにも必要ではないかなというふうには思います。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
各社さん他に質問よろしいでしょうか。では、続いて発表事項、今後のコロナ対策の考え方について質問のある社はお願いします。
(テレビ愛媛)
テレビ愛媛ですが、もし感染拡大が見られなければ、来週以降警戒レベルを警戒期に切り替える可能性もあるということですが、その場合はどのような社会経済活動の対応を取られますでしょうか。
(知事)
はい。特別警戒期間は、かなり厳しめのお願いをしていますのでそれを、そのワンランク下の警戒の度合いというのは、基本的な感染回避行動は継続ですけれども、細かいところについては、感染警戒期のレベルに戻すということになろうかと思います。
今、いろいろと懸念されているのが、インフルエンザとの同時流行というのも、シーズン的に視野に入ってきていますので、実はコロナで皆さんが実施していただいている感染回避行動の結果として、ここ2年、インフルエンザはほとんど感染拡大が見られなかった年が続いていますので、基本的な対策というのは、インフルエンザにも非常に有効であるということもお考えいただけたらいいのではないかなというふうに思います。
(あいテレビ)
関連してなんですけれども、万が一特別警戒機関から感染警戒期へと引き下げられた場合、例えば会食のルールですとかイベントの開催状況ですとかというのはこれまでと同じようなところまでというような。
(知事)
1回上げましたよね。それが元に戻るというレベルになるということでございます。
(愛媛朝日テレビ)
愛媛朝日テレビです。すいません細かいところで恐縮なのですけど警戒レベルを警戒期へ引き下げを考えられるというご判断の目途が来週ということなのですか。
(知事)
やはりちょっと、なぜ今、継続していたかというと、やはり、秋祭りの状況がどうなるのかということが懸念事項でしたので、気を付けながら行っていただくということでお願いしてまいりました。ご案内のとおり、愛媛県の場合は地域ごとにちょっとずつ秋祭りの実施期間がずれていますので、最初に懸念したのが松山市でしたけれども、何とか今のところあれからしばらく経っていますけれども、急増というのは見られないと。ただちょっと気になるのが、秋祭りの開始前からさっき申し上げたように、新居浜から西条(※)地域はちょっと感染者確認が多かったのですね。で、ここへ来て、さっきのカーブを見ていただいてお分かりのとおり、ちょっと増加傾向が見られていますので、これの結果が大体、潜伏期間なども含めますと来週、特にここ(新居浜・西条)がちょっと気になっているのですけれども、これがこう(下降)なるのか、こう(上昇)なるのか、もしこう(上昇)なった場合っていうのは、医療現場の問題にもつながってまいりますので、その時点で判断を、まだ、今この時点では判断できないというふうに思っております。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
※会見後に実施した記者レクにて「今治」から「西条」に訂正
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