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新型コロナウイルスの感染の確認等(8月17日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017563 更新日:2022年8月22日 印刷ページ表示

日時:令和4年8月17日(水曜日)15時00分~15時35分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは、新型コロナウイルスの感染の確認に関する記者発表をお願いします。なお、会見終了後にレクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日、お盆明け、医療機関も大分開いている状況の中で、集中的に検査にも大勢の人が来られたようです。昨日の検査では、過去最多となります3,316名の陽性者が県内で確認されました。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また残念ながら、4名の方がお亡くなりになられました。入院中の80代の方が1名、施設療養中の方が2名、お1人は90歳以上、もうお一方は80代の方でございます。残りの1人は90歳以上の方で、亡くなられた後、医師の判断で検査が行われて、陽性が確認されました。本日の公表されている陽性者に含まれております。4名の皆さんとも、コロナの重症例の方ではございません。心からご冥福をお祈りし、ご遺族にお悔やみを申し上げさせていただきます。

 お盆期間中は、一部の医療機関が休診となる中で、昨日も若干、休診のところもあったようです。そういう中で非常に高い水準の陽性確認となりましたが、ただお盆の影響、都道府県を越えた制限のない中での移動も活発でしたので、その影響が本格的に表れるのは、これからではないかとも考えられます。

 全国との都道府県の比較で見ますと、全体的に今、愛媛県、人口10万人当たりの直近1週間の陽性確認は20番目ぐらい。まあ、大体ほぼ全国平均ぐらいのところに位置しています。ざっと見るとですね、非常に大ざっぱではありますが、おおむね東日本では、感染拡大の影響が弱まる動きが見られるような感じもいたします。ただ、西日本、特に中国、四国、九州、こちらの地域では依然、増加傾向が続いているということが、この順位で見ると顕著になってきております。その中で愛媛県もいまだピークはまだ見えていないという状況でございます。BA.5が9割ぐらいになってきておりますので、置き換わりは大半進んできている状況ですが、まだピークは見えていないという状況でございます。本県は、今申し上げたように、8月15日時点で10万人当たり1120.6人。47都道府県で20番目ぐらいでございます。7月末から8月上旬には40番目前後で推移しておりましたが、徐々に順位が上がっている状況にあります。現時点で改善に向かう動きはまだ見えておりません。病床使用率は50%を大きく超える日々が続いておりまして、医療の現場には、これまでにない高い負荷がかかっております。なお、お盆期間中は、一般の医療機関がお休みのところが多かったので、急患センター、救急外来、こちらが非常に混み合う状況が発生していたとも聞いております。今後も特に休日夜間が混み合う可能性がありますので、限りある医療資源を重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、早期の治療が必要な方へ対応を集中する必要がございます。若い方で基礎疾患もなく症状が軽い場合は、休日夜間は無理をして受診をせず、市販薬を服用するなど、ご自宅で療養を続けていただけたらと思います。心配な場合は、平日の日中に受診するなど、症状に応じた医療機関の利用を限りある医療資源ということを踏まえて、ぜひぜひお願いいたします。

 適正受診のお願いに加えまして、このような厳しい状況を受けまして、医療機関の負荷軽減に向けた新たな取り組みも行うこととしております。今、準備をしておりますので、後ほど説明をさせていただきます。

 また、特に重症化や入院リスクの高い高齢者への感染を防ぐことが重要でございます。お盆、また、帰省先や旅行先で過ごして、帰県された方も多いと今回は思います。滞在先で混雑する場所に出入りした。普段会わない友人や大勢での会食に参加した。など、感染リスクの高い行動を取った方は、体調管理、十分に気を付けていただきまして、高齢の方への接触を極力控えていただきますよう、ぜひよろしくお願いいたします。

 ということで、本当にこれ、全国どこでも同様の傾向でございますので、県民の皆さん、お盆期間を含んだこの1週間も増加傾向にある県内の感染状況が続いているということを受け止めていただきまして、一層の感染回避行動の徹底は継続してお願いいたします。

 県内の感染状況と入退院の状況に加えまして、死亡症例の概要と、現在検討中の先ほど申し上げました新たな施策について説明をさせていただきます。

 まず、県内の感染状況でございます。こちらの地図は、直近3週間の市町別感染状況の推移のグラフ、データでございます。昨日の検査では、20ある県内市町のうち、半分の10市町で過去最多の感染が確認されています。とりわけ松山市の急増が著しく出ておりまして、これまで最多が1,245名でございましたから、一気に1,628名に急増しております。週ごとの感染状況を市町別に示したのがこの地図でございます。人口10万人当たりの1週間累計の人数によって、市町ごとの感染状況を、色で分かるようにしております。感染レベルの高い順に紫、赤、オレンジ、黄色、緑。この順で、感染レベルの高さがご覧いただいて分かるようにしており、直近1週間はお盆期間中を含むにもかかわらず、先ほど申し上げたように昨日の検査では10市町で過去最多の陽性、週を追うごとに多くの地域で感染状況が悪化していっているということがお分かりいただけると思います。東予地域なのですけども、これ7月下旬から8月頭。10日まで、11日以降になりますが、今までは新居浜市と西条市が、東予地域の感染の中心でありましたが、四国中央市と今治にも広がっておりまして、2市ともに非常に高い水準、この紫ですから、1,000人以上、1週間累計(人口)10万人当たり1,000人以上という状況になってきます。また新居浜市と西条市は、赤になってはいるのですが、実はこの2市は、他の市と比べると休日の、休診医療機関が若干多かったということが影響している可能性がございます。数値は、新居浜サイドも依然としてその中でも900人台後半でありますから、ここは赤になっていますけれども、限りなく、紫に近い赤というふうに捉えることができるのではないかと思います。そして、中予地域が、さらに、急増しています。特に松山市、先ほど申し上げましたように過去最多1,600人を超え、そして生活圏が重なる周辺の中予の地域これも非常に厳しい状況になっています。また南予地域では、特に大洲市が紫色になっておりまして、宇和島や愛南でも増加傾向が見られます。

 次に、こちらのグラフは、直近3週間の陽性者の人数を年代別に表したものであります。3週間前、2週間前、そして1週間、青色の直近1週間、全ての年代で、前週を上回っているのがお分かりいただけます。また人数の上のかっこなのですけども、こちらは2週間前からどれぐらい増加したか、それをパーセントで示しております。これまで、60代以上の高齢者の増加が顕著だったのですが、この1週間は全ての年代で、増加しているということでございます。特にその中でもこの10歳未満およびその親世代、ここは非常に伸びが大きくなっております。親世代は30代、40、代人数・割合とも、そのお子さんである10歳未満含めて、非常に高くなってきています。夏休み中で、家族で出かける機会も多いと思いますが、各ご家庭で、もう一度、出かける時も含めて、感染対策の徹底、特にこの世代、ぜひよろしくお願いいたします。

 次に、入退院の状況でございます。医療機関に入院されている方は、昨日も、大勢の方が退所(退院)もされているのですが、同じぐらいの入院者もございました。合わせますと、トータルでマイナス3人。現在221人でございます。重症者の方は、一昨日まで6名でありましたが、医療現場の治療が、懸命に続けられて、お2人は回復をされました。現在は4名となっております。ただ、重い中等症の目安とされる酸素投与中の患者さんは先週27名だったのですが、ご高齢の方も多くなってきていまして、現在47名という状況でございます。宿泊療養施設に入所されている方は68名、8名増えております。そして自宅療養等は一部入院調整中の方も含めて、1,600名増えて、20,925名。全国でも今、150万人以上の方が、自宅療養中という状況になっております。本日時点での病床使用率は、57.9%でございます。

 次に、死亡症例の概要でございます。昨日までですね、第7波における死亡症例について、統計的にまとめて説明させていただきます。これまでもお伝えしているとおり、全国のルールでは、亡くなった要因にかかわらず、コロナの症状が悪化して亡くなった場合も、コロナは軽症なのですが、お持ちの基礎疾患の悪化、あるいは、体力的な問題でお亡くなりになった方も、コロナ感染症の死亡例として、一律に公表することが、現段階では国統一のルールになっております。グラフのパネルは、1月以降、第6波から7波の死亡者の確認状況を時系列的に示しております。白文字、濃い緑のグラフが70歳以上、この薄い緑、こちらが70歳未満、月ごとに死亡症例がどうなっているのかというのを表しています。感染力の強いオミクロン株による、第6波、7波では、これちょっと両方見ながら、お聞きいただけたらと思います。第6波、7波では、デルタ株による第5波と比較しまして、徐々に感染力が強い株に変異しているということもありまして、ご覧のように非常に感染確認が多くなっております。ただし、同じオミクロン株でも、第6波、BA.2が中心。第7波、より感染力の強いBA.5に置き換わり、その違いが明確に表れてきております。BA.1とBA.2が、中心であった第6波では、1月から6月中旬までの5カ月半で3万7千人の陽性が確認されました。第7波、より強い感染力を持つBA.5、またBA.2の残りもあります。こちらに入ってからは、わずか2カ月の期間で5万9千人、約6万人もの陽性者が確認されております。BA.5の感染力の強さがお分かりいただけると思います。そして、この2カ月間弱の間に、残念ながら58名の方がお亡くなりになられました。陽性者に占める割合は0.1%。デルタ株の時、第5派は0.26%でありましたから、それよりも低い第6波のBA.2中心のときも0.15%でしたから、それよりもやや低い状況になっています。また平均年齢については、第6波と同様ですね、80代を超えております。非常にご高齢の方が多くなっています。58名のうち、53名が、70歳以上の高齢者の方で、全体の9割以上を占めております。次に、基礎疾患についてでございます。基礎疾患の有無については、これはあくまでも確認できた範囲でございますが、58名中、50名に高血圧、脳疾患、心疾患等の基礎疾患がございました。基礎疾患をお持ちの方が多い傾向はこれまでと変わっておりません。同じであります。次に、お亡くなりになった時期についてなんですが、第6波で、死亡者が多く確認された2月。この時はまだ高齢者への3回目ワクチン接種が十分に進んでいない時期でございました。その後、ワクチン接種が急速に進みまして、ご覧のように、死亡者も減少していったという経過がございます。一方、第7波では、8月に入って死亡者が多く確認されています。陽性者の人数自体が、分母が多いわけですので、相対的に、残念ながらお亡くなりになる方の人数も多くなっているということもありますが、これは確定しているわけではないのですけども、3回目接種から期間が経過し、徐々に効果が弱まってきていることもあるかもしれません。そしてもう一つは、ご案内のとおり今年の夏は猛暑が非常に続いています。その猛暑によって体力のない方がなかなか乗り越えることができないという影響もあると考えられるのではなかろうかと思っています。

 次に、ワクチンの接種についてでございます。ワクチン接種については健康上の理由で、接種できない方もおられますが、亡くなられた方で、接種回数2回以下となる方が合わせて10名いらっしゃいます。4回目、3回目の接種を済ませた方は35名。これだけ見ると、多くの方が亡くなっているように見えるのですが、ただし、60才以上の方で、8月1日時点で約9割の方が、3回以上のワクチンを接種しておりまして、接種2回以下の方は1割程度で、これに対して、死亡者の中で、接種2回以下の方は、2割以上を占めておりまして、やはり未接種や接種回数の少ない方がお亡くなりになる割合は、人口と比べますと高くなっているのではなかろうかと見ております。

 次に、4回目のワクチン接種の県内の状況であります。ワクチンの接種事務、各市町が地元の医師会と協力しながら、それぞれのやり方で進めているところであります。その中で、8月15日時点のワクチン、4回目接種率は、接種対象者ベースでは、県全体で62.5%でございます。全国平均が58.4%でありますから、全国平均よりは上回っているという状況でございます。そして8月には、前回から5カ月の経過期間がたちますので、大半の高齢者の方が接種時期を迎えることになります。

 ただ、その中でご覧のとおり松山市で、接種が進んでいない状況にございます。48.5%。松山市内ではコロナ陽性者の増加により、医療負荷が急拡大、増大して、救急搬送への影響も出始めていると聞いております。松山市ではお盆期間中も集団接種を実施したそうですが、その中で多くの方は訪れたと聞いております。ワクチンはBA.5に対しても重症化予防効果は、専門家の指摘でも言われているとおり認められております。特に松山市の高齢者の皆さんは、ご自身を守るためにも接種可能な方から、ワクチンの種類を問わず、速やかに4回目接種を受けていただくようお願いいたします。それぞれの接種方法については先ほど申し上げたとおり、市町ごとにやり方が違いますので、お住まいの市町の情報をキャッチするあるいはお問い合わせをしていただけたらと思います。

 最後に、現在検討中の施策についてでございます。第7波のかつてないレベルの感染拡大が続く中、コロナ対応で、強い使命感を持って頑張っていただいている医療機関そして福祉施設を側面的に支援する方策を現在検討しております。まず、第一に陽性者登録センターを設置する準備をしております。医療機関の逼迫(ひっぱく)を回避するため、国の承認を受けた検査キットを活用して、自己検査や無料検査で陽性となった軽症および無症状の方が外来受診をしなくても、確定診断を受けて、自宅療養ができるような仕組みでございます。愛媛県陽性者登録センターという名称で設置準備に入っております。現在は自己検査等で陽性となった方は、症状等に応じて、外来受診または自宅、自主的な療養をお願いしておりますが、この登録センターを利用することで、休日、夜間等の医療逼迫の軽減が期待できるとともに、確定診断を受けずに自主的に療養を行っていた方も、こちらを利用していただくことによって、体調悪化時に、外来受診に行くことなく、24時間体制の医療相談センターの利用が可能となるのが特色でございます。対象者は、県内在住で、自己検査または無料検査で陽性となった方、先ほど申し上げましたように国が承認しているキットを使うということが条件でございますが、陽性となった方で、軽症または無症状の方、そして65歳未満の重症化リスクの低い方、さらに妊娠をしていない方、こういう方を対象とするよう現在検討しております。現在、調整を進めておりまして、早ければ8月26日金曜日から、運用を開始できる見込みでございます。

 二つ目でございます。今準備している施策の二つ目は、医療、福祉施設への応援金でございます。現在感染回避に努めながらも、社会経済をできるだけ止めない考え方を国が採用して、全国、県も含めて、基本的にその方針が行われております。重症化リスクが低いとはいえ、かつてない規模の感染拡大に続き、医療機関や福祉施設で働く方々に極めて大きな負担が生じております。こうした中にあっても、サービスを維持しながら、懸命に運営を続けている施設の一助となるように、医療、福祉版の応援金を県独自の単独事業で創設したいと考えております。なぜならば、医療機関や福祉施設は、診療介護報酬など、国が定める単価により運営していることはご案内のとおりでございます。その結果、物価高騰による経費の増加分を、利用者に価格転嫁することができない仕組みとなっているため、こうした費用の一部、県の単独事業ですから、財源には限りがあります。その範囲になってしまいますが、県単独事業で支援することができないか検討を行っております。本県の医療福祉を支える皆さんにあらためて感謝を申し上げますとともに、日々のご努力に、心から敬意をさしていただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、県の財源には限りがありますので、物価高騰などによる影響の一部の支援に留まるものと思いますが、県民の総意としての感謝と応援の気持ちと受け止めていただけたらありがたいと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。現在、制度の詳細について検討を進めているところであり、決定次第、あらためて発表させていただきます。

 また、全国知事会でも、オミクロン株に対応した対策メニューの見直し、1月以降、8カ月にわたって要望し続けておりますが、ようやく一部、例えば全数把握の見直しなど、オミクロン株に対応をした変更を検討するという発言が関係大臣からもございました。動き出したことには歓迎をしたいと思います。ともかく、スピード感を持って対応していただけるよう、ぜひぜひ、この現状というものを受け止めていただいてお願いしたいと思います。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただいまの発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(NHK)

 すいませんNHKです。よろしくお願いします。

 先ほど知事がおっしゃっていた、昨日、国の方でも全数把握の見直しですとか表明されたということで、動き出しを歓迎したいという言葉でしたけども、あらためて国に対して検討に当たって、こういう部分を、気を付けてほしいですとか検討に当たっての課題についてお聞かせいただけますでしょうか。

 

(知事)

 そうですねオミクロン株が、去年までのデルタまでの株とは大きく異なるというのは早い段階で分かっていたことでございます。そういうこともあって、例えばまん延防止(等)重点措置。これはもう完全にデルタ株までの性質を考慮した上での制度ですから、一刻も早く変更願いたいということは、これ1月の時点だったと思いますが申し上げさせていただきました。ただ、残念ながら、あれから8カ月たっていますが、変更は一切行われておりません。そうしているうちにBA.5、より感染力の強いものが、拡大する中で、全国知事会としても、平井会長を先頭にですね、幾度となく、全数把握の問題、そして、検査体制の問題、あるいは、これはもう本当に専門家会議で、われわれ素人がうんぬんできないのですけども、その分類の扱いの問題を、ともかく性質が変わった以上は対応策も変えていかなきゃいけないので、その根幹の制度が変わらないとわれわれも身動きが取れない状況になっていますんで、ともかくスピード感を持って一刻も早く、着手をしていただきたいと、繰り返し申し上げさせていただきたいと思います。

 

(読売新聞)

 すいません読売新聞です。最後の話で医療福祉の施設への応援金を出すということでその理由が物価高もあるし、今、業務逼迫していることに対する感謝という話もありましたけれども、今の段階で医療は逼迫、まあ、医療逼迫というのは結局、県の独自警戒レベルにもつながるという話もありまして、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 病院によって全く異なっている状況にあります。あるいは地域によって全く異なっている状況にあります。特に病床使用率は、60%は切って58%ぐらいになっているのですが、これさらに高まっていく可能性もあります。見方によればまだ40%あるじゃないかというふうに捉える方もいらっしゃると思いますが、中身がさっき言ったように、地域の偏りであるとか、それから、院内感染ですね。院内感染が拡大しますと、そもそも自宅療養ができない方が入院されていますから、必然的に重点病院等で院内感染が広がると、本来だったら自宅療養をお願いしたい方々も自宅療養ができないから入院しているわけであって、コロナ病床に移動していただくことになります。そういったことによって埋まっていく。あるいは、最近の高齢者の方々の感染拡大によって、医療だけでなく、介護が必要な入院患者さんも増えてきて、となると看護師さん、スタッフの皆さんの負担というのは飛躍的に拡大しますので、その面で人が取られていくという現象があります。さらには、院内で感染した場合、医療従事者が、例えば、濃厚接触者で自宅待機を余儀なくされるとか、こういったところでの人手不足の問題も出てきます。それから数字と同時に今言ったような地域や、各病院で起こっている現状によって、逼迫の度合いってのいうのは全然変わってくるので、一概には、こうだということは申し上げることはできません。そういった状況を丁寧に毎日聞き取りながら対応しているというのが現状でございます。

 

(読売新聞)

 独自の警戒レベルを変えるほどの逼迫ではないということでしょうか。

 

(知事)

 独自の警戒レベルというか、今もかなり警戒レベル上げていますから。独自の警戒レベルを上げるっていうのは、行動制限ということも踏まえた上での対策になろうと思いますけども、現在、可能な限りの、例えば県の施設の貸し出し制限とかいろんなことやっておりますが、国全体、世界の趨勢も、このオミクロン株の特色を踏まえた上で、ウィズコロナをどう目指していくのかという全国的な方針でありますので、その中でできることをやっていくという状況でございます。

 

(読売新聞)

 分かりました。あとすいません、先ほど病院、地域によって逼迫度合いの偏りがあるという話でしたけどこの応援金に関してはそれを鑑みるのか、それとも一律の方向性となるのでしょうか。

 

(知事)

 関係するところには一律で行っていきたいと思います。

 

(読売新聞)

 分かりました。

 

(知事)

 地域でも偏った場合ですね、例えばもう、ある一定の地域で、病床が埋まってしまった場合は他の地域に行っていただく、受け入れていただくということを頻繁に行っています。そこはもう、関係者の横の連携で対応していただいているというふうに思っていただけいいのではないかと思います。

 

(南海放送)

 南海放送です。愛媛県陽性者登録センター、こちらに対する期待感を教えていただきたいのですけれども、陽性者が日々発表される中、軽症・無症状の方が大変多いというふうに聞いています。これに対してですね、これを稼働することによって、医療機関を受診することを省略して、陽性者、自宅療養の方にですね、移行できるということで、この制度に対して非常に医療機関は期待していると思いますけども、あらためて知事の期待感を教えていただけますか。

 

(知事)

 そうですね。非常に多くなってきている中で自宅療養者対策っていうのは重要でございますから、この制度が立ち上がると、さっき言った24時間の(医療)相談センターの利用が可能になりますので、大半が本当にご案内のとおり、昨日も1,700人の方が無事療養解除になっていますけども、そういった方々が、ちょっとしたことで、心配なときに相談できる場所が確保できるということが非常に大きな点ではなかろうかと思います。それともう1点は、やはり人数が多くなってきますと、限られた医療資源の中で対応していますから、特に休日や夜間には、外来が集中しますと、もう医療機関はパンクしてしまいます。そういう中で、この制度を活用して、多少でも発熱外来等の逼迫の緩和に結び付くことができればというふうに期待しております。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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