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新型コロナウイルスの感染の確認等(7月5日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017553 更新日:2022年7月12日 印刷ページ表示

日時:令和4年7月5日(火曜日)15時00分~15時36分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 まずその前に台風の接近に伴うことで、県内の気象警報の状況等について触れさせていただきます。

 現在、宇和島市と愛南町に大雨警報、また、宇和島市には土砂災害警戒情報が発表されておりまして、県の方では、昨日4日に災害警戒本部を設置しまして、関係市町や防災関係機関と連携を図りながら情報収集等に当たっております。

 これまでのところ、大きな被害の報告は入ってきておりませんが、松山地方気象台によりますと、「引き続き、大雨や土砂災害に厳重な警戒が必要」とのことでございます。

 県民の皆さんには、直近の気象情報、また、お住まいの市町が発令するかもしれない避難情報に十分注意をいただきまして、空振りを恐れず、早め早めの避難を心掛けていただくとともに、引き続き、こうしたことで事故につながることがあるんですが、増水した河川、用水路等には「ちょっと様子見てこうわい」と言って近付くことで事故に巻き込まれると、こういうケースが過去に何度も発生しております。近付かないようにしていただくなど、「自らの命は自ら守る」という意識を常に持って、身の安全を最優先に行動していただきますようにお願い申し上げます。

 それではコロナ関係ですが、昨日確認されました陽性者数は、県内582名となりました。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。これまでの最多が、4月12日公表の449名でございましたので、それをはるかに大きく超える過去最多の陽性確認となります。そこで、この数字を見られた県民の皆さんも驚かれたんではないかと思います。全国的に陽性者の増加傾向が、各都道府県で顕著になってきておりますが、本県も完全に感染拡大局面に入ったと考えられます。ひとつ愛媛よりも先に拡大したのが、島根県でありましたけれども、島根県では、感染力が強いとされる変異株BA.5、この確認が広がってきているとされております。またBA.5は、東京都、大阪府、愛知県の都市部のほか、こちらも一体的に感染が拡大している九州などの地方でも確認され、現在の感染拡大につながっている可能性が指摘されております。一部専門家によりますと、BA.2よりも1.2倍から3倍、さらに感染力が強いというふうなことを指摘される方もいらっしゃいます。全容がまだ解明されているわけではありません。

 本県においては、6月下旬以降の増加傾向がBA.5の影響かどうかは、現時点ではまだ明らかになっておりませんが、現在、順次衛生環境研究所で、ゲノム解析が進んでおりまして、木曜日あたりには、そのあたりの結果、最近の直近の事例のゲノム解析の結果が出てくるものと思います。まだこの時点で確認されているわけではありませんが、感染のこのスピードからすると、島根の例から推測した場合、BA.5の可能性は十分にあるというふうに思っております。

 オミクロン株の特性として、感染力は非常に強いが重症化する例は少ないということが言われておりました。県内でも現在重症者はゼロでございまして、今の段階で病床が逼迫(ひっぱく)するという状況ではございません。

 ただし、このまま陽性者の数、人数が拡大、例えば島根県の人口は愛媛より少ないですけど、今日は700人を超える感染が確認されたと聞いておりますので、愛媛でも十分今後の展開によっては、1,000人近くまでということも可能性としてはゼロではないというふうに思います。それだけ分母が増えてきますと、当然のことながら、念のために入院が必要と判断される方も増えてきて、医療負荷は増大する可能性がございます。その場合は、申し訳ありませんが、社会経済活動に制約を課すという強い対策を取らざるを得ないことも、選択肢としては出てまいります。

 今、重要なことは、日常の感染対策を徹底して、感染のこれ以上の急拡大を抑えて、病床の逼迫(ひっぱく)や重症者の増加を抑えるということに尽きると思います。

 本日は昨日の検査結果に加えまして、県内の感染状況の分析と、感染拡大につながった具体的事例、今の段階で集まってきている保健所からの報告、そういった事例を説明させていただきます。県民の皆さんそれぞれの世代、また地域の感染状況が異なりますので、感染リスクの高い行動等を具体例として知っていただきまして、感染回避行動の徹底につなげていただきたいと思います。

 まず、昨日の検査結果ですが、10歳未満、10代、いずれもこの世代が100名以上。この10代・10歳未満の親世代に当たるのが30代・40代になりますが、こちらも、90名から100名規模の陽性が確認されております。40代以下で全体の約80%を占めているという状況でございます。

 地域別では、松山市が過去最多に迫ってます。212名。そして、松山市の場合、県の直接の管轄の保健所ではないので、詳細は松山市にお聞きいただきたいのですが、県の管轄の保健所よりも、人数が多いということで、保健所業務、さらに重点化しております。クラスターや事例の追い掛けが困難になっていると聞いております。ということは感染のつながりが非常に見えにくくなっているということでございますので、松山市の皆さんには特に今後BA.5のことを念頭に置いた場合、注意深い行動をお願いしたいと思います。

 そして、今回、特色として現れてきているのが東予の感染増加でございます。昨日の検査では、東予3市が過去最多の感染確認となっております。新居浜市65名、過去最多。西条市62名、過去最多。四国中央市59名、過去最多。今治市56名、こちらの過去最多が58名でありますので、それに近い確認となっております。

 昨日、新たに確認されたクラスターは4件ございました。松山市で2件、医療機関で1件と児童施設で1件でございます。またその他に、大洲市の学校で1件、四国中央市の児童施設で1件の計4件でございます。

 職業は会社員が152名で最多。職場での感染が非常に多くなっております。次いで児童・生徒133名、未就学児69名でございます。

 医療機関に入院されている方は、4名増えて74名。重症者は、変わらずゼロでございます。そして宿泊療養施設(の入所者)も徐々に増えてきておりまして、5名増えて80名。自宅療養等は、一部入院調整中の方を含めて、364名増えて2,503名でございます。

 本日時点で、病床使用率は24.1%でございます。これまでもご案内してきたとおり、年明けのオミクロン株の間に病床も増やしてきておりますが、現在、マックスのフェーズ4にはしておりません、その前の段階の307床を構えておりまして、このフェーズ3の307床を分母にした病床使用率が24.1%でございますので、最悪の場合、さらに第4フェーズまで病床は増やせるということは、触れさせていただいておきます。

 次に最近の感染状況でございます。まず、これ他の都道府県との比較でございます。先週の会見でもお伝えしましたが、5月の連休前まで、連休後ですね。5月までは愛媛県の直近1週間人口10万人当たりの感染者数はだいたいこの47都道府県でいうと45番近辺、このあたりで落ち着いていました。現在は12番になってきておりまして全国平均を上回る状況になってきております。最近の増加状況は、東京都と大阪府と同様のレベルにあるということでございます。

 続いて、県内の感染状況でございますが、こちらの右側ですね、前週と比較しての増減で、ご覧のように、ほとんどの都道府県で赤い上昇に転じていますので、全国的に感染が拡大局面に入りつつあるということはお分かりいただけると思います。期間中に確認された陽性者は、前週1,309名でありましたが、直近では2,252名で1.7倍の陽性確認となっています。こちらですね。1,309名が前週、直近では2,252名。1.7倍になっています。これ、青色のグラフが直近1週間で年代別でございます。先週の時点では、10歳未満のお子さんの、ここの層の世代の増加が目立っておりましたが、ご覧のように青いのが軒並み、ほとんどの世代で増加に転じておりますんで、各世代で感染が広がりつつあるというのが今の愛媛県の状況でございます。

 次に保健所別直近3週間の推移でございます。県全体で見ますと主に、50代以下の各年代で増加していることがお分かりいただけると思います。保健所別に見てまいります。まず四国中央保健所。ここはですね、ここに囲ってますが、10代で多くの陽性が確認されているのが顕著に現れております。お隣の西条保健所にいきますと、10歳未満が突出しております。その他に、10代と30代から50代、ここに囲っていますが、西条保健所管内ではここらあたりの世代が多く見られます。今治の状況は満遍なく、50代以下の世代、満遍なく10代から50代まで幅広い世代で増加が顕著に現れています。松山市も同様で、50代以下で全てどんどん今増えてきているという状況でございます。中予保健所は若干まだ落ち着いておりまして、ただし10代から40代で確認が多く見られます。八幡浜保健所では、10代が突出。宇和島保健所では、今のところまだ落ち着いて踏ん張っている状況が続いています。このように、地域ごとにそれぞれ年代別に特徴が見られておりまして、トレンドが異なっていることがお分かりいただけると思います。どういう場面で、各地域感染が拡大、確認されているのかっていうことによって、このデータにつながっていると思いますんで、これを参考にしながら感染対策を行っていく必要がございます。

 次にクラスターの発生状況でありますが、県内の陽性者数が転じたのが6月19日でございましたので、それ以降のクラスター発生状況を、保健所別に記載しております。件数の多い順に並べておりますが、かっこ内の数字は、クラスター関係の陽性者の人数となります。ここから派生した家族等の陽性者は含んでおりませんので、実は各クラスターから波及した人数ってのは、もっと、この数字よりは多くなるってことをお分かりいただきたいと思います。わずか2週間でありますが特に松山市保健所、16件発生しております。そして県内全ての保健所で合計で50件のクラスターが確認されました。学校や児童施設、職場内、これはBA.2のオミクロン株の時に、一定数のクラスターが発生しているということを会見でお伝えしてまいりましたが、ここ最近の特色なんですけれども、この二つ。会食、飲食(店)。そしてスポーツ活動。こういったところが目立ってきております。特に会食では、これ、オミクロン株ウィズコロナの時に申し上げたんですが前提条件があります。特に会食のルール、大人数を避けて、長時間にならないように、それから参加者の体調確認。直近のリスクのある行動を取っていたかどうかの確認、認証店等、しっかりとした対策を行ってるお店で行う。これを前提にということがウィズコロナで絶対条件になるんですが、中には、お願いしているルールを逸脱した会食によりまして、一気にクラスターが発生した事例が出てきております。飲食店では利用客と従業員双方に感染が広がった事例もございます。それからスポーツ活動では、子供さんのスポーツスクールだけではなく、学生のサークル活動、大人のスポーツクラブでも、クラスターが確認されております。また児童施設は件数は大きく増えていませんが、就学前の小さなお子さんでどうしても身体的な距離が取りにくいということもあり、6件のクラスターに対して、98名と多くの人数が確認されているところでございます。さらにここから、このご家族に広がっているので、一つの施設から相当規模のクラスターにつながっているケースもございます。

 次に、最近の具体的な感染事例なんですが、クラスター事例か否かを問わず、最近の事例の中から感染が広がった保健所から報告のある具体的な例を紹介いたします。まず会食関係です。企業での公式な懇親会などについては、過去2年は中止となったところが多くあったと思いますが、今年は、開催されるケースも出てきております。またそれ以外の飲み会でも、最初に距離を取ってやっていたんだけども、静かに食事していたんだけども、その後についつい盛り上がって、結果として、大人数で羽目を外して会食を行ったことにより、大規模な陽性が確認されたケースが出てまいりました。中には、感染対策が不十分な職場関係の飲み会で、参加者全員が陽性となるケースも確認されております。特に飲酒を伴う会食の場面は、気が緩み、感染対策がおろそかになりやすいところでございます。もう一度申し上げます。会食は、大人数長時間を避けて、体調確認等を徹底する。そして認証店などしっかりとした対策を取っている店を選んで行く。こうしたルールだけはしっかり守った上で行っていただきますようにお願いをいたします。またお子さんのスポーツのスクール、習い事とかですね。また大人のスポーツクラブ等の参加者同士が、これも複数あるんですが、休憩中の着替えの際の更衣室で、ついついマスクなしで、ある程度の時間、会話で盛り上がって、クラスターになったというケースが複数ございます。また、各地域で、夜市なども始まっておりますが、実はこうした場面でも屋外の人が多く集まるところで、マスクを外して、食べ歩きなど、飲食をしながら、近距離で会話し、結果として、その関係者全員が感染というケースが複数出てきております。感染力が非常に強い状況でございますが、まだBA.5とは言い切れませんけれども、その可能性もあるということで、ぜひ気を付けた対応、基本的な感染回避行動をお願いします。確かに暑い時期になって、熱中症にも注意が必要であります。屋外であれば、マスクを外して良いということではなくて場面場面でご判断いただくということになります。多数の人が集まって、人との距離が取れないケースなど、場面に応じたマスクの着用はぜひお願いしたいと思います。またマスクを外す際は会話は控えるなど、他の感染対策とセットであることを忘れないでいただきたいと思います。

 最後、体調に異変を感じていたんだけれども、久しぶりだから、趣味の集まりに行こう、習い事に行こう、そのことによって、そのお仲間たちに広く感染が確認されたところもございました。長引くコロナ禍で、趣味の集まりや習い事はストレス発散の場になるのは十分理解できます。ただし、体調に異変があるときは、参加を控えて医療機関の受診をお願いする。また検温回数を増やすなど日々の体調管理も丁寧に行っていただく。これが前提条件であることをもう一度思い起こしていただきたいと思います。いずれのケースも基本的な感染対策が行われていれば、広がりが抑えることができたケース、可能性もあろうかと思います。県民の皆さんにはぜひ今一度、まだ警戒レベルは、上から3番目に留めておりますので、前提条件があるということをもう一度思い起こしていただいて、日々の生活、経済活動に向き合っていただきますようお願いいたします。

 以上の分析から、6月下旬以降、全国的に感染が拡大しつつあり、これまで感染が抑えられていた本県も増加局面に入り、全国平均を上回るペースで現在増加しているということでございます。

 県内の感染は一様ではなく、地域ごと、年代ごとの感染状況に特色があります。短期間で多数のクラスターが発生し、特にルールを逸脱した会食で、感染の広がりが見られること、しっかりと対策ができていれば感染拡大を防ぐことができたんではないかと見られるケースが散見されるということが分かっております。冒頭に申し上げたとおり、昨日の検査では580名を超える過去最多の陽性確認となりましたが、今のところ重症者や入院を要する患者の発生は少なくなっております。ということで現時点では、県内一律で社会経済活動に強い制限をかける段階ではないと思います。地域ごとの感染状況を踏まえて、それぞれの生活の場面に応じた感染回避行動を取っていただくということがこの時点で重要でございます。そこで、昨日、市長会、町村会会長に申し上げたんですが、各市、町に個人が特定できない範囲で、公表日ごとの陽性者の年代、居住市町といった情報を提供しております。今後も随時情報提供するということにしておりますので、県からの呼び掛けに加えまして、その情報をもとに、先ほど申し上げましたように地域によって状況違いますので、各お住いの市町から、足元の感染状況に応じた注意喚起が、県民の皆さんにあると思いますので、そちらにもぜひ注意深く耳を傾けていただきたいと思います。

 また昨日、経済団体にも、職場での感染、そして会社での終わった後の会食での感染が顕著に出てきておりますので、直接団体の会長にはそのことをお伝えいたしました。本日、念のため通知を発出し、それぞれの所在地、従業員の年齢構成を踏まえた社内、団体内での注意喚起や、業務継続計画の確認、業種別ガイドラインの重視と点検、そして時差出勤やテレワークのさらなる活用、また職場内だけでなく、これも結構確認あるんですが、寮などの共同生活における場の感染対策など、効果的かつ即効性のある感染対策の実施を、経済団体のそれぞれの会社で行っていただくよう、文書で要請させていただきました。医療の負荷についても日々丁寧に状況の把握に努めております。

 病床逼迫している状況ではまだありませんが、例えばですね、今日の地域別見ますと東予の方が多い状況です。となると、病床が307あるといっても、1カ所に集中してるわけではなくて東、中、南予にバランスを取りながら、協力をいただいて、構えております。一つの場所で、大勢の陽性が出て、そしてお医者さんの判断で入院が必要となる人が増えた場合、その地域の病院は真っ先に埋まる可能性があります。その場合ですね、余裕のあるところ、例えば四国中央市や新居浜市や西条市の方は、もう地域の近くにある病院はいっぱいなんで、松山や南予の病院に行っていただくというようなことにもつながってまいりますので、その点は運営上、あらかじめお伝えさせていただきたいと思います。

 コロナ対策は県民の皆さんの積極的な協力なくして効果は期待できないので、しかも、社会経済活動との両立ということも、日本の国の方針として今進めているさなかでございますんで、本当に難しいハンドリングですけれども、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。

 最後に、4月の警戒レベルの切り換えた時の条件、もう一度申し上げます。感染回避行動は引き続き徹底してください。これを忘れないでください。特に会食ルール等は順守してください。そして感染を広げた場合の社会への影響も考えていただきたい。この3点を守った日常化、これがウィズコロナの基本であるということを、今この場で、もう一度、受け止めていただきまして、今日からの生活、職場での活動につなげていただけたらというふうに思います。

 そしてワクチン接種についても、先ほどの年代別の感染状況を見てお分かりのとおり、接種の進んだ世代では、少ない状況のデータになってます。重症化も、かつてはお年寄りの重症化(率)非常に高かったんですが、今は抑えられておりますが、7月に入りますと、各市町で、5カ月経った高齢者の4回目接種も対象者が多くなってまいります。また、その前の世代は3回目接種の案内もいっていると思います。ぜひ、こうした接種可能であるならば、積極的な検討をいただきたいというふうに思いますんで、よろしくお願いいたします。

 以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ありがとうございます。各社様、ただいまの発表事項について、質問はありますでしょうか。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。今日公表の感染者数が582人ということでこれまでの過去最多を大きく上回ったことで県民も驚かれたのではというお話が冒頭ありましたけれども、知事ご自身はこの数字についてどう受け止めてらっしゃるのかお聞かせください。

 

(知事)

 そうですね、先週も申し上げたのですが、先週の段階でも1週間、徐々に上がってきているので要注意ですというようなお話をさしていただきました。それと同時にやはり先ほど、BA.5が早く確認された、6月の3日に確認されたと思いますけども、島根県の感染状況が、人口が少ない割にものすごく増えているので、BA.5の感染力というものが非常に強いなというふうなことを考えると、どこかでこういった感染拡大局面に入るのではないかというふうには思っておりました。全国的にも都市部で増えていますし、おそらくBA.5、人の動きは今多いですから、全国的に同じような方向性で拡大局面に入っていく可能性は十分あるのではないかなというふうに思っております。

 

(NHK(幹事社))

 他いかがでしょうかでしょうか。

 

(読売新聞)

 すいません読売新聞です。もう一度確認なのですけれども、現時点では、病床使用率の方にもまだ重症者とか影響が出てないので行動制限までは求めないということだったんですけど、実際に数が変わってきて、変えたと思うのですけど、知事の目安として、さらにその307を引き上げたりとか、もしくはその行動制限レベルとなってくると、大体およそ何割とかいう目安は今回どうですか。

(知事)

 前と違ってですね、病床も増えていますし、それからオミクロン株の特性というのもあります。さらにこのBA.5の正体がまだよく分からない、ただ今のところ全国的なデータ見ますと、感染力はどうやらBA.2よりも強そうだ。で、重症化について今のところですけども、そう大きくBA.2と変わっている報告は入ってないので、それを前提に今後変化する要因もありますから、今、うかつにこうだっていうふうなことは言わずに、毎日のように医療関係者、昨日も医師会長や、専門医の先生や看護協会の会長さんとも直接やり取りしているのですが、こうした専門家の意見も十分に毎日聞きながら、判断していきたいなというふうに思っています。医療現場の逼迫状況というのは、どのレベルの患者さんが入っているかによっても大きく変わってきますので、そのあたりも見極めたいなと思っています。

 

(読売新聞)

 あくまでウィズコロナの方針としては現時点で変わらないし、一人一人の県民が対処すべきこととしては、その4月に発表した時点と基本的に変わらない。徹底するということですか。

 

(知事)

 そうですね、今日あえて事例を各保健所からの聞き取り調査で上がってきた報告をまとめさせていただいたのですが、やっぱりちょっと一部で、基本的な感染回避行動がおろそかになっているのかなと、あるいはもう会食のルールが守られていないなと。前提条件というのは引き続きお願いしているのですが、そこをやっておけば回避できた可能性は十分あると思いますので、ここはもう一度原点に立って、かえっていただいて、ウィズコロナで進んでいくにはどうあるべきなのか、これができない場合はもうどんどん止まらなくなって拡大した場合は、行動制限、そしたらもう、これ本当に悲しいかな夏休みの問題もありますので、そういったところの影響が出てしまうのでそれを望んでいる人はほとんどいないと思います。だから何とかみんな一人一人が気を付けて、ウィズコロナで進んでいくということを今模索して挑戦しているという段階だと思っています。

 

(読売新聞)

 あともう一点、まだBA.5かどうかは木曜日以降にならないと分からないという話でしたけど、仮にこれがBA.5になったとしても、その場で直ちに方針が変わるとかそういうわけではないということですか。

 

(知事)

 今のところBA.5のさっき申し上げた特質っていうのは、BA.2よりは感染力が少し高めだというふうなことまで、オミクロン株の派生ですから、そこ以上の専門家の知見も出てきておりませんので、ただやっぱり分母が大きくなってくると、入院が必要な人も増える可能性がありますから、そこで先ほど申し上げた日々日々の医療状況、現場の状況の確認が必要になってくるということでございます。中身について、対処については、そう大きくは今のところ変わってないと思うので、このあたりもオミクロン株、BA.5が確認されたら、昨日も医師会長とも話していたのですが、やっぱり専門家の先生から、今分かっている範囲でのBA.5ってこういうものだっていうふうなことを言っていただくのがいいのじゃないかなというふうに思っています。

 

(読売新聞)

 分かりました。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。今の点確認なのですけれども、病床の入院患者数100人というのも以前、一つの目安にされていましたが、その数字に関しては、もう今、病床も増えているし、そういうところで今回の基準とするかは、今のところまだ決まってないということですかね。

 

(知事)

 そうですね、100人っていうのは病床がまだ200台のころで、かつ、デルタ株の感染、症状というものをベースにしておりましたので、その後、オミクロン株を4カ月経験して、特質も分かってきて、そのことが医療現場でどういうふうに変化があったかというのは、関係者も分かってきていますので、そのあたり、イコールではないというふうには考えています。

 

(愛媛新聞)

 変わるのですが、後遺症に関して、全国的には調査をされる県なども出てきているかと思うのですけれども、愛媛県としてこれだけ感染者数増える中で、県として何か調査分析であったりをされるお考えはあるのでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、これは症例が上がってきてまとめるってことはできると思うのですけども、これはできれば全国専門医部会がありますので、そこでしっかりと分析して専門家の先生があれだけそろっているのですから、そこは綿密に分析をして、各都道府県にフィードバックしていただきたいと、それこそが国の役割ではないかなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 現時点で県として、独自の取り組みをという考えは、現時点ではないということですか。

 

(知事)

 われわれは今、現場の方でハンドリングするというのが最大使命だと思っています。

 

(NHK(幹事社))

 他いかがでしょうか。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。お願いします。医療負荷の増大が今後、逼迫してくると社会経済活動の制約ということも選択肢としてあり得るということですけども、具体的にはどういった制約が想定されることになるのでしょうか。あくまでも想定で恐縮なのですが。

 

(知事)

 もうこれは今までと同様です。最初のコロナから始まって、緊急事態宣言等が出たときもありましたけども、そういったときに何が制約として、イベントの人数制限、あるいは学校活動の制限、飲食の活動の制限、いろいろなものがありましたよね。それらが全部選択肢にまた入ってきてしまうということでございます。

 

(NHK(幹事社))

 他いかがでしょうか、よろしいでしょうか。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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