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新型コロナウイルスの感染の確認等(6月28日公表分)に関する記者発表の要旨について(令和4年6月28日)

ページID:0017551 更新日:2022年7月4日 印刷ページ表示

日時:令和4年6月28日(火曜日)15時00分~15時27分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日、愛媛県内で確認されました新型コロナウイルス陽性者は、314名でございました。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。昨日は曜日の関係で言うと、土日の影響が結果に表れたところもありますけれども、300名を超える水準となりましたため、本日、臨時記者会見で、状況を説明させていただきたいと思います。

 5月は、全国的に見ても、愛媛県は、連休明けも県民の皆さんが慎重に行動していただいた結果として、全国でも非常に抑えられた、確認数にとどまっておりました。6月はその分、なかなか下げ止まらない、下がっていかないと、若干の下降局面ではあったのですけども、他の県と比べると下がり方が遅い感じがしておりました。そして6月の下旬以降に、県内は増加に転じております。300名を超える陽性確認は、5月の10日以来となります。

 このパネルは、それぞれの公表日ごとの陽性者の人数を週ごとに表したものでございます。このように黄色いところは、前週と比べて、同日(同じ曜日)で比べると減っているという、これはピンク色です。白は前週と比べて、前週の同じ曜日と比べて増えているというふうにご覧いただけたらと思います。すなわち、本日、このところですね、10日連続で前週の同じ曜日を上回っている状況が続いています。ただし、感染者の中身はあまり変わっておりませんので、大半は、子供さんや若い世代でございます。その結果、軽症のまま、もう、回復をされておられまして、死亡例や重症例は、ご覧のように増加傾向にはございません。6月中旬以降のお亡くなりになられた方は2名。重症者は1名でございますが、全員、ご高齢の方でございまして、重症者は既に回復傾向にあります。陽性確認の数字も見ていく必要がありますがそれだけではなく、どのような地域、また世代で感染が広がっているのか。あるいは重症化や医療への影響はどうなのか。こうした視点から関係者の意見も日々、伺いながら、毎日、分析は行っているところでございます。本日は、昨日の検査結果に加えて最近の感染動向についてお伝えをさせていただきます。

 まず、昨日の検査結果でございますが、10歳未満が63名で、最多となっております。そして40から下、40代以下が全体の8割を占めている状況でございます。ただ、50代も35名と割と多く確認されております。男性が154名、女性は160名でございました。地域別で見ると、最多は変わらずに松山市、117名でございます。次いで新居浜市が32名。大洲市、四国中央市が30名、そして今治市、宇和島市、西条市で20名規模の陽性が確認されています。また町でも、松前町で2桁、内子町も7名と、ここ最近、人口当たりでとらえると、この二町は、高い水準の陽性確認が続いているところでございます。またこれに伴ってクラスターも、4市で7件、昨日は確認されています。大半、4件は松山市でございます。松山市で確認されたクラスターは医療機関で1件、会食で1件、学校で2件でございます。新居浜市では職場内で1件、西条市では高齢者施設で1件、四国中央市ではスポーツ活動で1件クラスターが確認されました。職業で見ますと、会社員の方106名で最多となっております。次いで児童・生徒が81名。また未就学児も25名。この児童・生徒と未就学児で(合計)100名を超えておりまして、子供世代でも多くの陽性が確認されております。

 入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方は現在49名、前日とは増減ございません。重症も変わらず1名ですが、この方については、医療現場から回復傾向にあるという情報が入っております。自宅療養者は、177名増えて1446名でございます。一方で退院となった方も130(名)いらっしゃいます。療養解除となられました。冒頭で触れたとおり、ほとんどの方は順調に回復されておりまして、そして現在、確保病床は、この期間に増やしてまいりましたので、最大では、360床を最終フェーズで構えることができますが、現在は、フェーズ3の307床のコロナ病床はそのまま維持しておりますので、現在のところ、病床使用率は、15%程度で推移しているところでございます。

 次に、最近の感染状況なのですが、これも記者会見でずっと6月までお知らせしたとおり、愛媛県はこの42番から47番を行き来していたのですが、実は最近は、現在14番目でございます。人口10万人当たり直近1週間の陽性確認です。ただ14番なのですが、全国平均が82ですから、ほぼ人数的には全国平均並み。ただ順位で言うと14番ということでございます。

 次のパネルは、東京都、大阪府および近隣県の陽性確認の推移を表したグラフでございます。この太い緑色のグラフが全国平均。そして、この太い赤色のグラフが愛媛県。先ほど説明したとおり、本県は連休以降、全国的に見ても非常に低い水準で推移をしておりました。その後、緩やかな減少が続いて、6月中旬以降に上昇していると。この6月中旬以降は、愛媛県を含め、東京都、大阪府、高知県等の複数の地域で増加の兆しが見られております。他都府県のグラフは6月26日までの推移ですけど、本県だけ、今日の分まで反映いたしております。先週、国の専門家会議で、地域によっては増加傾向が見られる、ワクチン等による免疫の効果が徐々に下がってくることから、今後の全国的な感染増加に注意が必要というふうなコメントが出されたところでございます。

 次に県内の感染状況でございますが、これはまず愛媛県の保健所別の人口10万人当たりの1週間合計の陽性者の推移でございます。これまでは圧倒的に松山市および東予地域の感染が多く見られましたが、最近では、ご覧のように、中予、八幡浜、宇和島も含め、全ての地域で増加に転じていることがお分かりいただけると思います。特に感染がこれまで比較的落ち着いていた中予、八幡浜、宇和島保健所管内でも、大きく上昇をしているということでございます。これらの地域では、趣味の集まりや習い事、会食などでクラスターが発生しているのが特色でございます。ぜひ、このような場面では、前々から申し上げてきた、参加者の体調確認、そしてその場所における感染防止の徹底、あらためて注意をお願いしたいと思います。

 次に、こちらのグラフは、年代別の感染状況でございます。このパネルはこの2週間の陽性者を年代別に区分したもので、青の方が直近1週間、そして灰色の方がその前の週の1週間の陽性確認でございます。ご覧のようにこの1週間、この10歳未満急増しております。160人だったのが、1週間で249人まで急増しています。感染経路を見ても、クラスターの影響で、幼稚園、そして保育所での感染が急激に増えております。次いで10代、20代、そしてここまでの50代、こちらでも増加が見られます。感染の中心が40歳以下の若い世代であるという構図は変わりません。小さい子供さんのいる家庭での感染が、引き続き多くなっておりまして、特にこの世代、ワクチン接種の努力義務の対象外の世代でございます。その関係もあろうかと推測されますので、その対象外の子供さんへの感染を抑えるためには、その親世代の感染防止が重要になってまいりますので、よろしくお願いいたします。

 こちらのパネルは、6月以降の12歳以上の陽性者を、ワクチン接種3回目を行ったかどうか、その有無で区分しております。年代別、接種有無の人口に対する割合を、出現率として示したものでございます。これを見ると年代別にですね、ワクチン3回目接種の有無による陽性確認の違いというのが明らかになってまいります。3回目未接種、打たれていない方の陽性の割合、出現率は、接種率の低い20代、30代で最も高くなっております。こちらが未接種、こちらが接種、これだけの違いが顕著に表れております。3回目接種者との比較では、12歳から19歳では、3回目接種済みの方々が出現率0.16%ですけれども、未接種の方になりますと、0.43%まではね上がります。約2.7倍。同様に、20代でも約2倍。陽性者が多くなります。そして全年代でも、3回目接種済んだ方が0.17%、打たれてない方が0.45%で、2.6倍の違いが表れてきております。ワクチンの発症予防効果も、このグラフで見て取れるのではなかろうかと思います。ただ、先ほど申し上げましたように11歳以下のお子さん、ワクチン接種の努力義務対象外になっておりますから、このグラフからは除いておりますけれども、こちらの方で、6月以降最多の陽性が確認されているのは、先ほど申し上げたとおりでありまして、この年齢、保護者の方をはじめ関係の方は、可能な方、ぜひ早期のワクチン接種をお願いしたいと思います。また20代の方も、3回目のワクチン接種効果が大きく出ております。感染拡大を防いで、社会経済活動を回していくためにも、ぜひ接種をお願いできたらと思います。

 次に、無料検査の実施期間延長についてでございますが、感染の早期探知のため、県民の皆さんを対象に実施している無料検査は、足元の感染状況を踏まえまして、7月末まで延長することとしております。現時点で、県内は130カ所、東予に42カ所、中予に69カ所、南予に19カ所開設されておりまして、1日当たりは大体600件、こちらを活用されて検査が行われております。無料検査で陽性が疑われて、医療機関につなげることで、感染の早期探知につながった事例も一定数確認されております。感染に不安がある方、県民の方は、積極的にこれを利用していただけたらというふうに思います。

 最後に、7月に入りますと、夏休み、またさまざまなイベントもございます。全国的に人の往来、今、全国では、国の方針で、旅行の割引も全国へと拡大する。また、海外から来られる方も枠を拡大しているという状況でございます。接触の機会、往来の機会が増える状況になってまいります。実は、昨年の夏は、今回の流行っているオミクロン株とは違って、重症化のリスクの高いデルタ株、こちらが7月8月、全国的に急増いたしました。国の方では、首都圏等に緊急事態宣言を発令し、本県でも、お盆明けに(まん延防止等)重点措置を適用させていただきました。その結果、社会経済活動は大きく制限を受けることになったところでございます。現在は、重症化しにくいというオミクロン株の特性を踏まえ前提がございます。感染対策に気を付けながら社会経済を回していくウィズコロナの段階に移ってきております。そのために、くどいようですが、重要なことは、感染回避行動を日常化、習慣化すること。そして、ワクチン接種可能な方はできる限り早く3回目の接種を受けていただくこと、この2点でございます。

 また、重症化予防を目的とする4回目接種も、医療従事者や高齢者施設に入所されている方から始まっていることはお知らせして参りました。そして、多くの高齢者の方が、5カ月の間を空けなきゃいけませんので7月から8月に接種時期を迎えることになります。4回目接種の対象者である60歳以上の方には、それぞれお住まいの市町から順次接種券が発送されると思います。ぜひ積極的にご検討いただきまして、届いたら速やかにご予約をお願いしたいと思います。

 今後も、県では、市町とそれぞれ連絡を取りながら、各地域の感染動向に応じた、きめ細かい感染防止の呼び掛け、また、ワクチン接種を促進するとともに、保健医療関係者の意見を伺いながら、医療負荷の状況を注視してまいりますので、何よりも、感染回避行動の日常化、改めてここで再確認、県民の皆さんお願いをいたします。

 なお、昨日、私の方からそれぞれ、県の市長会長、町村会長、経済団体のトップの方、医師会会長等々、全て連絡をそれぞれやり取りしまして、今日も午前中に、可能な限りで、それぞれの団体から注意喚起の呼び掛けを行っていただけることになっておりますので、それぞれ届いたら、ぜひ耳を傾けていただきたいと思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送(幹事社))

 南海放送です。300人を超える数字というと、県民の方々、驚かれる方も多いと思うんですけれども、先ほど知事の説明もありましたけれども、医療負荷の問題であるとか、総合的に勘案して今後の対策を取っていくということですけれども、とは言いましても、ウィズコロナを考えていくということで、でも、暑さでマスクも大変だというふうに、県民も悩んでおられる方もいると思いますけど、あらためてメッセージお願いします。

 

(知事)

 そうですね、本当に強制することはできないわけでありますから、この感染状況をお知らせすることによって、それぞれの注意喚起のレベルを上げていただく、オミクロン株はデルタ株とは全く違う性質は持っていますけれども、それでも、やはり基礎疾患をお持ちの方、ご高齢の方、ワクチンの接種状況によっても、症状も変わってまいりますので、気を付けることは、ご自身だけじゃなくて、周辺の方も含めて気を付けていただきたいということを、言い続けるしかないのですけども、暑さの中で、熱中症の問題も出てまいります。その中で、人が周りにいない時にはマスク外そうとか、いる時にはやっぱり着けようとか、場面場面で対応というのも必要になってくると思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。今回300人を超えて、6月中旬以降また増えてきているということなのですけれども、具体的な個人個人の対策として、ウィズコロナからまた戻ったほうがいいのか、徹底するというのはそうだと思うのですけれども、流れとしてはまた転換期を迎えていると考えていいのでしょうか。

 

(知事)

 このオミクロン株の特性を生かして、ウィズコロナで進んでいくというのが、全体的な国の方針でもあり、愛媛県でもそういったかたちで呼び掛けておりますので、分析結果によってどういうところで注意するか、どういう世代が注意するかっていうのは明確になってきますので、今は若い小さなお子さんをお持ちの親世代から、家庭内でワクチンの努力義務の対象外であるお子さんに感染が広がり、そのお子さんが学校や幼稚園、保育所で、クラスターにつながるということで、右肩上がりになっている状況ですから、この世代の方々に特に注意を払っていただきたいというふうに思います。

 

(読売新聞)

 分かりました。基本的なウィズコロナという考え方は変わらないということですか。

 

(知事)

 はい。変わりません。これからですね、世界的に見ると、また新たな変異というのも確認されているようなニュースもございます。ただ、それはまだ愛媛県の場合は、今のところ、年明けに感染の主流となったBa.2が確認されているだけで、その他はまだ確認ありません。この段階ですけども。ただこれ、どうなるかというのはもう本当分かりませんから、変異株の確認があった場合、それがどんな特色を持っているのか、例えば、今までの流れで言えば、感染力がより高まって、重症化のリスクが低くなる傾向が続いているのですけども、変異の仕方によっては、急速に違った性質を持ったものが登場するというのもこれどうなるかはもう誰も予測がつきませんので、そういった変動要因というものには、常に最新の注意を払って、対応に当たっていきたいというふうに思っています。今のところBa.2のみということでございます。

 

(南海放送(幹事社))

 南海放送です。10日連続で、前の週の同じ曜日の感染者数を上回っていますけども、これこの後、明日以降の見通しというのは。

 

(知事)

 これは分かりません。やっぱり、何となく東京も同じような上がり方、全国ニュースで取り上げられていますけれども、場所によっては低く抑えられている地域もございますので、ちょっとこればかりは何とも言えないのですが、そういった大きな流れを見ると、全国的にちょっと増える可能性はあるのではないか、全国が増えるということは、それだけ往来も激しくなりますから、感染のリスクというのは、高くなってくる可能性はあるのではないかなというふうに思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 感染警戒レベルについてはもう、このまま。

 

(知事)

 はい。こういったことも想定して警戒レベルを下げないで、そして病床の構えも、非常に病床30人ぐらいで推移していたのですが、300を超える病床は、ぱっと来たときに対応できるように、民間の病院にお願いして、今でも構え続けているということでございます。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。このあらためてなんですけれども、感染者数が5月中は愛媛県、抑えられていて、今は全国的にも高い方に近づいていっている、また増加傾向にあるというのは、これはその特有の理由みたいなものっていうのが何か分析はできるんでしょうか。

 

(知事)

 いや、それはちょっと分からないです。クラスターの発生によって、確認状況も変わってきますので、ただやっぱり、このばっと増えた初期段階で、注意喚起を一層行うというのが非常に重要だと思いますので、今日の県の臨時会見だけではなくて、昨日の市長会、町村会、それぞれでもお願いしたいということで、早速今日も朝から動いてくれています。市、町によってはもう会議を開いて、呼び掛けの対応を午後から行うというような連絡も入っていますので、チーム愛媛の行政の方のチーム力で、この状況を県民の皆さんにお伝えしたいというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 病床使用率が15%程度で推移しているということでしたけれども、この数字は体制にとっての負荷という点でいうと、現状はどうなのでしょうか。

 

(知事)

 はい。15%っていうのは医療負荷が逼迫(ひっぱく)するという状況ではございません。大半の方が、若い世代が多いということもあって、軽症のまま回復される方がご覧のとおり大半を占めている状況には変わっていません。

 

(愛媛新聞)

 当面は現在のステージ3の状態を続けていかれる。

 

(知事)

 そうですね。はい。この状況で当面は対応できると考えております。

 

(南海放送(幹事社))

 各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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