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新型コロナウイルスの感染の確認等(5月18日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017547 更新日:2022年5月20日 印刷ページ表示

日時:令和4年5月18日(水曜日)15時00分~15時24分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 はい。連休の影響もある程度見て取れますので会見させていただきます。昨日は、県内確認されました陽性者の方262名でございました。内訳は既存が102名、新規または調査中の方が160名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また、昨日、こちらは亡くなられた後の検査、医師の判断で検査が実施されまして、90歳以上の方、お1人が死亡後の検査で陽性が確認されたと報告が入っております。本日公表の陽性者に含まれております。心からご冥福をお祈りし、ご家族の方々にお悔やみを申し上げさせていただきます。ご遺族の心情等に配慮し、これ以上の公表は差し控えさせていただきます。

 昨日は松山市が140名でございますので、県全体の半数以上を占める状況でございます。その他に東予、新居浜市、西条市で20名以上の陽性が確認されておりまして、こうした傾向は、これまでと同様で大きな変化は見られません。また、新たなクラスターは、松山市の職場内で1件確認されております。

 本日は3点、昨日の検査結果と最近の感染状況、二つ目に新たに病床が確保できましたので拡充について、三つ目にワクチン接種について状況を説明させていただきます。

 まず、昨日の検査結果ですが、年代で見ますと10歳未満が59名と最多になっております。そして20代が49名、こちら、昨日の公表でも20代は54名が報告されております。それらを含めて40歳代以下で8割以上という状況でございます。行動力のある若者世代、また、子育て世代での感染が多くなっております。少しでも体調に異変を感じた場合は、これまで同様に出勤または登校等を控えて、医療機関に連絡の上、受診をしていただきますようお願いいたします。

 (陽性者は)男性が140名、女性が122名でございました。地域別では先ほど申し上げた傾向ですが、松山市が140名と高い水準、西条市、新居浜市で20名規模、そして今治市、四国中央市でも17名と20名近く、東予の4市はちょっと多くなっておりますので、懸念材料でございます。その他の市町はゼロから10人未満となっております。職業は会社員が84名で最多、次いで児童・生徒が49名となっております。

 入退院の方ですが、医療機関に入院されている方は9名減少して49名、重症は3名で変わっていないのですが、ちょっと変更がございまして、1名減少し、新たに1名の方が重症病床に入院されましたので、プラスマイナスゼロで3名のままでございます。ただし、この3名のうち2名の方は、重度の肺炎のような、コロナの重い症状のある患者さんではございません。別の基礎疾患の治療のために、医師の判断によって、ICUに入られて治療に当たっている方でございます。その意味で、コロナの症状が重く、その治療のために入院している重症患者は、実質的には1名のみでございます。

 また、1週間に一度公表しています、重い中等症の目安とされる酸素投与中の患者さん、先週は4名でございましたが、今週は1名増えて5名でございました。宿泊療養施設に入られている方は変わらずに68名。自宅療養の方、一部入院調整中の方も含めて、15名減って1755名。退院等となった方は285名、昨日はいらっしゃいました。無事にご回復でございます。

 続いて、最近の感染状況でございます。まず、上段のカレンダーの方でございますけれども、それぞれの公表日ごとの陽性者の人数を、週ごとに示したものでございます。4月以降、平均すると250名以上、多い日には400名を超える陽性者が確認された時もあり、高い水準で高止まり傾向の状況にありました。こうした中で、この4月、5月の大型連休、コロナ禍では初めてとなる、強い規制の全国的にない大型連休を迎えて、県外往来を含めて、これはもう全国的に多くの人出があり、その影響を懸念しておりましたが、連休前にコロナと向き合うための前提条件を県民の皆さんにお願いさせていただきましたが、多くの皆さん、気を付けて行動を取っていただいたと思います。

 連休明けとなる5月8日の週はこちらです。平均233名と、連休前を下回る陽性確認となっています。ここ数日もご覧のように先週を下回る日が多い状況になっております。

 次にこの下のグラフですけれども、近隣県の人口10万人当たり直近1週間の陽性確認の推移を比較したものでございます。

 大型連休中は、グリーンのところですけれども、どこの地域でも、医療機関の多くが休診となっていましたので、その影響もあって、全ての県で、愛媛県も含め減少が見られておりました。ただし、この赤い矢印のとおり、連休明け以降は、多くの近隣県では、場所によっては陽性確認が急増して、連休前の水準を上回っているところもございます。中には過去最多の感染が確認された地域もございました。

 一方、このオレンジのあたり、愛媛県は、増加には転じているんですが、増加幅が他県と比べて、そんなに大きくない、現在のところ連休前の水準以下に抑えられています。

 愛媛県に限れば、懸念していた大型連休の影響はさほど大きなものにはなっていません。

 ただ、4月半ば(と同程度)の高い水準の感染ではございます。連休までにある程度抑えることができた影響もあり、また連休中やその後は、県外からの持ち込み、持ち帰りと見られる感染が多く確認はされていたのですが、先ほど申し上げましたように、前提条件を皆さんがしっかりと受け止めて実施に移していただいていることによって、急増にはつながらなかったんではないかと評価できるのではなかろうかと思います。ただし、他県との比較では低い水準とはいえ、グラフを見てお分かりのとおり、本県の感染水準が大きく下がっているわけではございません。県民の皆さん引き続き、気を緩めずに感染回避行動の日常化、ぜひぜひお願いをいたします。

 次に、確保病床の拡充についてでございます。こういうときであるがゆえに、地道に医療機関と協議を続けております。4月の20日の臨時記者会見で、コロナ病床17床を新たに確保・拡充したことで、最大確保病床が愛媛県340床になったと報告をさせていただきました。このたび、さらに松山市内の四つの病院との協議が整いまして、4病院合計で16床、新たにコロナ病床を上積みすることができましたのでご報告いたします。これによりまして、感染者急増時の最大確保病床数は、県内全体で356床となります。

 そして、今回拡充した病床全て、最も低いフェーズ1からの運用ができるということでございますので、最大値356床。そして今のフェーズ3でも可能ということになったので、フェーズ3の段階で303床、これが現在愛媛県内で用意している、フェーズ3の確保病床ということになります。303床が現状、そして緊急時には、若干、一般診療には影響が出る可能性ありますけれども、最終フェーズ356床まで可能ということになります。

 第6波に入ってから、コロナ病床の拡充、今回で3回目となりますが、第5波までと比べますと40床この間に積み増しができました。コロナ医療提供体制の底上げができたこと、協力いただいた医療機関の皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。また、病院数も第5波までと比較して、8病院増えております。既に稼働している重点医療機関の負荷の軽減にもつながったという構えができたのではなかろうかと思います。

 次にワクチン接種についてでございます。

 まず、年代別の陽性者の人数とワクチン接種率の状況、グラフでクロス表示しております。棒グラフの方はですね、各年代ごとの人口10万人当たり直近1週間の陽性者数の推移でございます。陽性者数の人数、年代別になっていますね。

 これを見るとですね、ワクチン接種をできない11歳以下、活動の活発な20代、この年代が多くなっているということがはっきりと表れておりますが、ご覧のように年齢が上がるにつれて陽性確認も少なくなっているという状況でございます。

 一方、折れ線グラフでございますが、ワクチン接種、3回目の接種率を示しております。年代別に示しております。11歳以下は、していませんから0%で、高齢者が進んでいますので87.1%ということでございます。年代別に、こういう接種状況でございます。こうして見ると、接種率の高い年代ほど、陽性者の出現率は抑えられている、まさにワクチン効果がこのクロスグラフでお分かりいただけると思います。

 最近、感染の中心となっている若者世代、子育て世代の陽性者の人数を減少に向かわせるためには、やはり、これら世代の早期のワクチン接種、3回目が重要であるということが、このグラフから見て取れるのではなかろうかと思います。

 次に、5月16日時点での3回目接種の進捗状況についてでございますが、市町別、県内の市町別の総人口に対する接種割合でございます。

 先週と比べまして、県全体で2.0ポイント上昇し、現在、愛媛県の接種率、3回目接種率は58.7%で、全国が56.2%ですから、それを上回って、伸び率でも、全国1.7に対して愛媛県は2.0と、上回っている状況でございます。全国が56.2ですから、ほぼ松山市も追い付いてきました。松山市以外は全ての市町で全国を上回っているという状況でございます。

 次に前回からお示ししている、年代別接種状況についてでございます。このグラフは3回目接種が可能な、12歳以上の人口をベースとしておりまして、表の右側の棒グラフは、本県の状況がオレンジ、全国の状況がブルーで表しております。

 全年代、合計では、ご覧のように全国の62.1%に対して愛媛県は64.5%と上回っておりまして、そして、年代別で見てみますと、これ20代30代、若い方々の接種率、例えばこの20代は愛媛県の場合、全国を若干下回っております。30代も、ほぼ同じ、全国並みということでございます。また、ただ、10代については全国を上回っているという状況でございます。

 次に、接種率が低いと言われる20代30代の市町別の接種状況のデータでございます。

 こちらは人口ベースで、接種率が高い順に市町を並べております。20代30代に限った状況でございます。グラフの赤い線は、全国の接種率がどこに位置するかを示しています。ここが全国値でございます。

 20代30代共に、よく見てみますと、人口の少ない町を中心に、約半数の市町が全国を上回っております。20代30代共に上回っております。そして市を中心に、約半数の市町が全国を下回っているという状況でございます。

 東温市や松山市は、若年者の接種は順調なのですが、こちらはやはり市、人口集中しているので企業が職域接種を行っているということも接種率に寄与していると思います。そしてまた、若い世代の医療従事者、先にやっていますので、そちらの接種を優先的にやっているということも要因となっていると思います。

 また、西条市や今治市では、ちょっと、ここは独自の取り組みが功を奏しているのかなと思うのですが、若い世代の副反応や仕事の都合等を考慮して、こうした西条市や新居浜市では夕方、夜間、あるいは土曜日に接種機会を設けているということで、予約も好調であると報告が入っております。

 さらに市によっては、首長や職員が、大学や企業等に対して直接呼び掛けを行うなどの取り組みも行われております。やり方というのは市町によって温度差がある状況でございますので、ぜひ他市町のやり方も参考にしていただき、各首長においてはリーダーシップを発揮して、若い世代のワクチン接種を、必要な方、進めていただきたいと思います。

 繰り返しになりますが、接種率の高い年代ほど陽性者の人数が少なくなる傾向は確認されております。若い世代でも、オミクロン株に感染すると、強い症状が出る場合もございます。また後遺症が残る場合もあると報告されております。そしてまた、感染すればご本人だけでなく、ご家族、職場、ひいては社会経済活動への影響にもつながってまいります。

 今後、コロナ禍で社会経済活動をしっかり行っていくためには、若い世代を含め、多くの方がワクチン接種することが、ウィズコロナでの社会経済活動に欠かせないというふうに思います。ぜひ、接種可能な方は、積極的に受けていただきますようお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(読売新聞)

 大型連休中の感染者の推移なのですけれども、ご説明のとおり大きく抑えられたと。これはちなみに何をもって功を奏したというふうに見てらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 本当にくどいぐらい、皆さんにまたまたそれかと言われるぐらい言い続けてきた要請を、皆さんが当たり前のように受け止めていただいて、実践に移していただいたということ、多くの県民の皆さんが気を付けていただいたということに尽きると思います。

 というのは、全国一律に強い規制がかかったわけではないですから、愛媛県内にも多くの方が訪れていますし、また県民の皆さんも旅行等々で、連休楽しまれた方もいらっしゃったと思います。その方々が帰ってくることも想定するところはもう全国どこでも同じような状況でしたから、その中で抑えられてるっていうのは、やっぱり県民の皆さんが、県内においても、県外に行った時にも気を付けられたという結果ではないかなというふうに思います。

 

(読売新聞)

 ちなみにこの全国で46位と、このペースであれば今回はその経済活動との両立上手くできそうだと見れるんですけども、そのあたりはどうお考えでしょうか。

 

(知事)

 連休後のこの直近1週間、人口10万人当たりの感染者数は、実は愛媛県、今日が47都道府県中46番、今日のデータ入れると47番に、一番少ないという状況になるかもしれません。それぐらい抑えていただいているという状況なんですけれども、強い規制してるわけではありませんでしたので、本当に基本的な感染回避行動の徹底の日常化と、それでも、感染を抑えることは、ゼロにすることはできませんから、(体調に)異変があった時に、速やかに休んで、受診をするという、この両方を徹底すれば、あとはそれぞれのイベントであるとか、行事・事業の中でですね、職場であれば換気に注意する、あるいはイベントだったら、ルールをしっかりと浸透させた上で開催する、こういったことをしっかり行えば、十分に今のオミクロン株の特質であるならば、可能であるというふうに思います。

 

(読売新聞)

 ありがとうございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 今のご回答と少し重複するところもあるかもしれないですけども、県内でですね、花火大会などといった大型イベントがですね、今年は再開するような動きもあるようなんですけれども、それに対する知事の所感と、主催者や参加者への注意事項等があれば、何かお願いできますか。

 

(知事)

 そうですね、もう2年半の間コロナとの戦いが続き、そして年明け以降の変異株というものの特性というものも、皆さん分かってきていると思いますので、相手を知り正しく恐れるってことはもう当初から申し上げてきましたけれども、まさにその特性の変化というのもしっかりと、受け止めた中で、主催される方には、じゃあそれを受けてどういう注意喚起、どういうルールでやったらいいかというのをよくよく考えた上での実施、そして行かれる方もその呼び掛けをしっかりと守った上での参加、これを徹底していただくということではなかろうかと思います。

 

(南海放送(幹事社))

 各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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