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新型コロナウイルスの感染の確認等(4月12日公表分)に関する記者発表の要旨について(令和4年4月12日)

ページID:0017540 更新日:2022年4月15日 印刷ページ表示

日時:令和4年4月12日(火曜日)15時00分~15時40分

場所:知事会議室

 

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日、愛媛県内で確認された陽性者数は449名でございました。

 内訳は既存が229名、新規または調査中が数が多くなっていますので、現在も調査は続行されております。こちらが220名でございました。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。昨日の検査では449名、過去最多の陽性確認となりました。地域では、松山市が過去最多となります210名で、県全体の半分近くを占めています。

 また、これまでと同様に今治市、新居浜市、西条市、こちらを加えますと全体の7割を超えて、また、四国中央市と宇和島市に加え、松山市に隣接する中予地域でも、感染の増加が昨日は見られました。クラスターは8件確認されています。松山市で5件、児童施設3件、職場内2件。西条市では児童施設1件。四国中央市では児童施設1件、職場内1件の2件。こうしたように子供さんが利用する保育所、放課後児童クラブ、なかなかマスクの常時着用が難しい施設でございます。こうした児童施設で5件と多くなっております。

 本日の説明は大きく4点でございまして、まず、警戒が緩まないように改めての注意喚起、二つ目に、昨日の検査結果、三つ目に陽性確認や医療の負荷の状況の推移、最後に、濃厚接触者の方から問い合わせの多い内容をあらためて説明をさせていただきます。

 まず1点目の注意喚起でございますが、これ、警戒期に変える時に、あくまでもこれが前提だということでお願いいたしました。社会経済活動を行う前提条件、感染回避行動の継続であることは言うまでもないところであります。

 ただ、一方で3回目のワクチンを打ったし、コロナ前と同じように過ごしても大丈夫じゃないかと警戒を緩めてしまっては、感染を抑えることはできないと思います。例えば、松山市内の一部の花見会場で寄せられた声がございまして、マスクなし、大人数での会食、カラオケ。こういったことを行っている状況が、いくつも見られたという報告も上がってきております。これを受けまして昨日、松山市には、状況を伝えまして、危機感を持って注意喚起や見回り、強めるように要請をさせていただきました。こうした行動は、本人のみならず、それを見聞きした周りの人も、自分も、こういったことやってもいいんじゃないかという気の緩みや悪影響につながりかねないと思います。県民の皆さんには、感染警戒期にあることをぜひ受け止めていただきたいと思います。決して気を緩めることなく、感染回避行動の徹底、特に、会食ルール等の順守、そして、他者に感染を広げた場合の社会への影響、経済活動にも医療負荷にも影響を与えますので、このことを忘れずに意識していただきますようこの3点だけは、日常化していただきますようにくれぐれもお願い申し上げたいと思います。

 また、保健所が陽性者の行動を聞き取る中で、先ほど申し上げたような、陽性者の中に、聞き取りで、お花見をして、大人数で会食マスクなしで、カラオケも行ったという聞き取り事例もございます。心当たりのある方は、周囲にも連絡の上、当面1週間は、会食を含め、人との接触を避けて、体調管理に気をつけていただきますよう、これからも実施できる感染拡大防止に努めていただきますようくれぐれもよろしくお願いいたします。なお、社会経済活動の前提となる感染防止の取り組みを、オール愛媛で強力に進めていくため昨日、市長会長、町村会長にも連絡をし、各市、町からも呼び掛けがあると思いますので、ぜひ受け止めていただきますようにお願いいたします。

 次に、昨日の検査結果でございますが、クラスターの影響もあって、10歳未満、児童施設ですね。その影響があって109名、10歳未満が最多となっています。そして10代も52名、引き続き子供世代を中心に多くの感染が確認されました。また20代こちらも71名、30代が80名、40代59名。40歳以下で8割以上を占めています。一方でご覧のように、ワクチン3回目接種が進んだ70歳代以上は、合計でも、449名中16名にとどまっています。同じく接種が進んでいる、60代も20名と、若い世代と比べると少なくなっています。性別は男性が250名、女性が199名でございました。特に松山市、今治市、四国中央市、宇和島市で、男性が多い傾向が出ているということでございます。居住地別では、先ほど申し上げましたように松山市は過去最多の210名。今治市は過去最多が56名でございますがそれに迫る49名。次いで西条市が40名と多くなっています。そして四国中央市、新居浜市、宇和島市もそれぞれ20名を超える感染確認がございました。また松山市周辺の中予地域では、生活圏が一体の伊予市と、東温市で、それぞれ2桁の陽性が確認されております。その他の市町はゼロから1桁の陽性確認で落ち着いて推移しています。職業は、昨日は会社員がやはり圧倒的に多くて、140名で最多、児童・生徒が91名となっています。この影響で本日、2校が臨時休業をしてます。2校とも南予の学校で、休校はございません。いずれも学年または学級閉鎖でございます。

 感染経路は依然、家庭内が154名と大半を占めています。なお、感染経路については、これまで判明した範囲で、毎日こちら公表しているのですが、陽性者の増加によりまして、保健所では、症状や基礎疾患等の確認を最優先しております。そして詳細な情報の聞き取りは翌日になるケースが増えてきておりまして、ということは翌日、1日遅れますので、翌日の段階では調査中がどんどん増えている状況でございます。特にこの傾向が顕著なのが松山市の保健所で、陽性者が急増したことによって調査に時間を要し、調査中が非常に多くなってきております。このためより精度の高い情報を皆さんにお伝えをするため、こちらの感染経路だけは、1週間分をまとめて、分析も含めて、公表することとさせていただきます。後程の事務レクで、この点については、補足をさせていただきます。

 なお、昨日、松山市にはもう一つ、松山市での1日の確認が300名に近づいていきますと、保健所の疫学調査がほとんどできなくなるのではないかと危惧しております。この点を保健所とよく連携しながら、注意喚起のレベルを考えていただきますように、併せて松山市に要請をさせていただきました。

 次に、こちらのパネルは、この4週間の感染経路を分類したものでございます。

 直近の1週間では、感染経路が特定できたものの中では家庭内、こちらが最多の傾向は変わりませんけれども、ちょっとこちらの、最近ですね、仕事関係、医療福祉関係、こちらが大きく増加しているところが読み取れます。特定の業種や施設でなく、幅広い業種や施設で確認をされています。次いで、こちらですね、生活上の接触、こちらも多く、これは友人関係や別居の親族、子供のスポーツ活動、こういったところがこちらに入ってまいります。こういった場所での感染が多く見られております。そして、特に警戒を要するのは、感染経路不明の増加でございます。下のパネルは、感染経路不明の状況を保健所別に示したものでございまして、ご覧のとおり松山市保健所が、感染経路をつかめないケースが急増しております。こちらが感染増加の中心となっておりますので、警戒をしてください。

 次に、入退院と検査状況でございますけれども、重症化、入院が必要な方の比率が高いと言われる高齢者は、昨日も先ほど申し上げましたように、70歳代以上は449名中10数名でございますので、医療機関に入院されている方は出入りが毎日ありますが、1名減少して、71名でございます。重症者は変わらず、4名で懸命に治療が続いています。このうち2名は、もう1カ月ぐらいの入院期間となっております。ご回復されるようお祈り申し上げます。

 そして、宿泊療養施設も出入りがありますが4名減少して69名でございます。こちらの宿泊療養施設なのですが、一定の基準に基づいて、全員その基準に該当する方、宿泊療養施設の利用を案内させていただいておりますが、家庭の事情、あるいはご本人の希望で、実際、現場では自宅療養にしたいという選択をされる方が非常に多い状況です。部屋は十分構えておりますけども、必要な方にはすべて案内をするということができているということは、ご報告させていただきます。

 次に、自宅療養中などは、一部入院調整中の方を含めて2,474名いらっしゃいます。一方で退院となった方も、昨日は273名、無事に療養解除、ご回復をされています。これがオミクロン株Ba.2の特色で、多くの方は、1日、2日、高熱が出る方もいらっしゃいますが、軽症で、自宅療養で、大半の方は、1週間で療養解除となられています。

 次に、陽性の確認や医療の負荷状況の推移でございます。主に3点に分けて説明させていただきます。まず、全人口当たり陽性者数の全国比較。次に、陽性者の推移、特に70歳以上の方々の状況、そして、医療負荷の状況でございます。まず、こちらのパネルですけれども、人口10万人当たりの直近1週間の陽性者数でございます。本県も45番か、46番ぐらいを推移しておりましたが、ここ数日は若干増えていますので、それでも、この段階で47都道府県中41番目の陽性確認数となっています。今日の450名を入れますと、1日ずれますけど160.3にまた上昇しますので、そうすると1番ぐらい順位が上がるぐらいの状況で、全国的にやっぱりBa.2への置き換わりが進んでおりまして、感染力がこれまでのオミクロン株Ba.1及びBa.1月1日と比べると、1.4倍から1.5倍感染力が強いということで、全国的にも非常に感染者数が増えている状況でございまして、本県も同じような流れでございます。

 次に、全国と本県の感染状況の推移でございますが、こちらのグラフは今の人口10万人当たり直近1週間の陽性者数の推移でございまして、青色の方が本県の状況、そして灰色の方が全国平均でございます。全国の感染状況は3月下旬、こちらですね。すべての地域で、こちらで、全国一斉にまん延防止等重点措置は解除されました。そのあとに、ご覧のように、増加傾向になっております。こうした影響は本県にも及んでおりまして、全く流れ、トレンドとしては、同じような線を描いているのがお分かりいただけると思います。ただ、もう傾向は同じような傾向ですけども感染のレベルは、愛媛県の場合は全国を下回っているということでございます。この増加傾向は、先ほど申し上げましたように、Ba.2の影響が全国に置き換わりが進んでいるということが考えられます。国が公表した最新のデータでは、3月21日から27日までの1週間、全国で平均38.8%がBa.2系統に置き換わっているという発表がございました。県内においても、4月上旬に採取した12検体のうち5検体が、これ事例ごとに取っていきますけども、5検体がBa.2系統であることが確認されておりまして、出現率は約40%となっておりますので、ほぼ全国平均並みの置き換わりが進んでいる状況にあると。こちらでの置き換わりがどんどん進めば、これまでよりも感染力が高いということでありますので、必然的に陽性確認数も、1段上がってくることは十分警戒を要するところでございまして、そのためにも、一人一人の感染回避行動の日常化が大きな意味を持っているということはお分かりいただけると思います。

 次に、県内の陽性者数の推移でございますけれども、オレンジの折れ線グラフが、県内のこちらは陽性者数を週間平均で示したものでございます。先ほどのグラフは、人口10万人当たりの数値ですが、こちらは実数でございます。実数の1週間平均、増減がわかりやすいように強調したものでございまして、縦軸の単位が先ほどのグラフとは全く異なっております。傾向を見ていただくということでございます。灰色の棒グラフの方は、重症化リスクの高い70歳以上の方々の陽性者数、1週間平均となります。まずオレンジのグラフですけれども、県内の陽性者数は増減を繰り返しながら、高い水準で推移し、3月の下旬以降に、Ba.2の置き換わり等々もあって、増加する傾向が続いています。4月11日の296.7人は過去最多となっています。一方、70歳以上では、これとは全く違った傾向が出ておりまして、3月下旬以降、同じように、最初は増加の動きが見られたんですが、ご覧のように低い水準でとどまっています。ピークと比べてもこれだけ低下しております。4月11日は13.1人、ピークであったのは2月2日の45.7人でありましたから、こちらから比べると、グーッと減っているというのは、3分の1程度に減っているということがお分かりいただけると思います。

 続いて、医療負荷についてでございますが、まず、青い折れ線グラフは、70歳以上も含めた全体の病床使用率が、この青い折れ線グラフでございます。そして、灰色のグラフが、今と同じ70歳以上の入院患者数、こちらはいつ、こちらは入院、70歳以上の入院患者数でございます。病床は一般診療を大きく制限する、最終(緊急)フェーズが323床でございますが、一般診療や救急診療に影響を及ぼさないため、現在はその手前のフェーズに、270床の運営で続けておるところでございます。いざとなれば上げることはできますが、一般診療への影響を考えて、第3フェーズで運営をしております。

 青い折れ線グラフは、270床、323の最大フェーズでなく、270床の分母にした使用率で出しております。2月13日、これがピーク40%でありましたが、増減を繰り返しながら低下傾向にありました。ただ4月以降若干増加傾向が見られております。でもピークから比べるとまだ27%ですから、低い、これと比べたら低い水準でございます。灰色の棒グラフ、こちらは、70歳以上の入院患者数でございますが、2月の中旬以降、減少傾向に入りました。ワクチン効果の可能性が十分考えられます。ただその後増加に若干転じましたが、また、落ち着いた、横ばい状況で推移してます。4月11日時点では、現在、34名の方が70歳以上でございまして、ピークは80名いらっしゃいましたので、半分以下になっているところでございます。全国的に感染が増える中、本県でも同じ傾向が想定されます。今後ですね、この入院患者数がさらに分母が増えることによって、増加し、百人規模になる段階で、各圏域の病床の稼働状況、そして介助を要する高齢患者の状況、重症者の増加傾向など、それぞれの医療現場の状況をより丁寧に聞き取って、必要に応じて対応を検討したいと思います。去年までのデルタ株と病床の使用状況、今回のオミクロン株、現場は随分と風景が変わっております。重症化しにくいという点、そして高齢者の入院比率、感染リスクの高いご高齢の方の入院数が減ってきているという点、そしてまた回復するサイクルが短くなっている点、人数だけだと間違った受け止め方になってしまいますので、それぞれの株の特性というものに応じた分析と、そして現場の状況の聞き取りを丁寧に今後とも行っていきたいと思います。

 また、コロナ病床、先ほど申し上げましたように現在最終フェーズは323床でございますが、少しでも上積みできないかということで、医療機関にも日々日々働き掛けは継続をしております。対応が可能な民間医療機関の皆さんには、このオミクロン株の特性も徐々に分かってきた段階を迎えておりますので、そういったことも踏まえて、可能であればぜひご協力をいただけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。

 最後に、自宅待機される濃厚接触者の方へのお願いでございます。この濃厚接触者の待機等については、国の通知に基づいて、オミクロン株の特徴を踏まえ、4月1日以降、濃厚接触者の調査と特定の取り扱いを見直したところでございまして、これは会見でも説明させていただきました。これに伴い、陽性者の友人知人について、保健所ではなく、陽性者ご本人から接触者へ連絡するようお願いをさせていただいております。これはやっぱりオミクロン株の感染力の強さ、重症化しにくいという特色を踏まえまして、国の専門家会議で、こうした扱いで保健所の負荷を減らしていくということで、一斉に通知があった制度でございます。ご協力いただきたいことは、身近な方から新型コロナウイルス感染症と診断されたと連絡があった段階で、濃厚接触者に該当するかどうか、接触した時間マスクの着用等々を踏まえて、こうした点に注意して、濃厚接触者に該当する場合は自宅待機するようお願いをしております。

 待機期間は、陽性者との最終接触日の翌日から7日間となります。そして、8日目に解除となるというルールでございます。最後に会ったのが日曜日であれば、翌週月曜日に解除ということでございます。自宅待機中の健康観察はご自身で行っていただき、咳やのどの痛みなど、風邪のような症状が少しでも出た場合は、速やかに、ご自身で医療機関に連絡の上、受診をお願いいたします。場合によっては、コールセンターを活用していただけたら、医療機関をつないでまいります。

 次に、濃厚接触者の待機期間についてでございます。今申し上げましたように基本的には7日間の待機期間となりますが、ご自身または勤務先で準備した検査キットを使用して、4日目、5日目の2日連続で陰性が確認された場合は、5日目に解除が可能となります。保健所への連絡は必要ございません。ただし、ここが問題なんですが、この時に行う自主検査には、必ず体外診断用医薬品の記載のある検査キットを使用するようお願いいたします。ネットで簡単に安価に手に入る検査キットは精度の問題がございますので、必ずこれは扱う場合は、体外診断用医薬品の記載のある検査キットを使用願います。これは薬局で購入できるものでございます。これらの情報は県のホームページにも詳しく掲載していますが、電話相談の窓口も設置しております。自宅待機の取り扱いや受診先が分からない場合は、それぞれ専用の窓口、こちら、一般の相談、受診先が分からない場合の、両方別々のダイヤルになってますので、それぞれにお問い合わせをいただけたらというふうに思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すいません愛媛朝日テレビです。本日400人台ということで、土日の診療機関が診療できてない期間の部分のリバウンドというところもあるかと思うのですけれども、その前の週は300台が5曜日あったということで、感染者数でいうと、増加傾向にあるのかなと思うのですけれども、こうした要因としてはいわゆる新年度の人の移動なのか、それともこのフェーズの関係での気の緩みなのかどのように考えられますか。

 

(知事)

 一つはやっぱりBa.2への置き換わりが急速に進んでいるというところが背景にあると思います。これまでのBa.1、Ba.1月1日と比較すると、1.4倍ぐらいの感染力が強いという、専門家の指摘がありますので、そう考えると、その大体1月3日~1.4倍くらいベースが上がってくる可能性は否定できないと思います。それと新年度の人の動き、それから、先ほど申し上げましたが、前もちょっと危惧していたのが、経済を動かしていかなければならないウィズコロナのことを模索していかなければならないということになりますと、基本的な感染回避行動等、先ほどの前提条件ですね、前回の記者会見でも、これが前提条件ですというのを最初に申し上げたのは、そういうことだったのですけども、どこまでかは分かりませんけども、県にいろんな声が届く中で、先週、花見で、大人数、マスクなし、カラオケ、長時間、こういう会場があるよという連絡も入ってるので、そのあたりの基本的なところをちょっと油断するとですね、感染力が強いBa.2の場合、すぐに入り込んでいきますので、そういったやっぱり基本的な感染回避行動の重要性を、ぜひぜひ、もう一度再確認いただけたらなというふうに思ってます。こういった要素が複雑に絡み合って、若干ベースが上がってるということではないかと思いますし、これ全国的にも傾向は同じ数字が出ているところでございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 続けて恐縮なのですが、先ほど前提条件というところのお話もあったかと思いますけれども、今のような前提条件がもし崩れるようなことがあれば、今後どのようなことが危惧されますでしょうか。

 

(知事)

 というかほとんどの県民の皆さんは、それをしっかり日常化していただいてると思います。やっぱりこの届いていない、大丈夫だろうという油断、若干、一部に見られるのは否定できないと思いますので、これはもう、問い続けていくしかないのではないかなと思いますので、崩れるということは考えてません。大半の県民の皆さんは、しっかりとそれを実行に移していただいているというふうに思います。

 

(読売新聞)

 すいません読売新聞です。今回初めて400人を超えたということで、その受け止め、この時期、以前も400、500人がいつか来るかもしれないという話ありましたけど、その受け止めをまず教えてください。

(知事)

 そうですねBa.2の感染力、それから次にもう既にさらに感染力が強いかもしれないと言われるXeという株の確認も、世界でも見られるということなので、ただいずれも重症化率は低い、ただし重症化しないわけではないというふうなことでありますから、基本的には、向き合い方というのは変わらないと思います。世界を見ますと、ゼロコロナに、あくまでもオミクロン株であっても、追い掛けていくという国もあります。しかしそこでは大変な経済的あるいは生活的な犠牲が発生して、むしろ感染が確認されている地域とは別の問題が表面化しています。欧米諸国については、もう完全にウィズコロナで一斉に緩めて、感染者数は大変高い水準なのですけども、日本の比ではない高い水準ですけども、それはもう向き合っていくという方針に舵を切りました。

 日本の場合は、その中間ぐらいの政策を全国で展開するというのが、日本という国の方針でありますので、となると、やはり基本的な感染回避行動を日常化しつつ、十分な対策を考えられるだけやった上で、経済やイベントを動かしていくということを模索していくということになろうかと思います。行政としては、その中で、治療が必要な方々をしっかり診れるような体制を組んでいくということと、それから、基本的な(感染回避行動を)ほとんどの方々は先ほど申し上げたように実施に移していただいてますけども、一部の方々は残念ながらという、油断があるということも見受けられますので、繰り返し繰り返し注意喚起をしていくということで進んでいくということになろうかと思っています。その中で、やっぱり、今日の児童施設等々、どうしてもなかなか完璧に感染対策ができないところもありますから、その中で、確認された場合は、早期に発見して、やっていくと、対処していくということが大事だというふうに思っています。

 

(読売新聞)

 驚きみたいなものありますでしょうか。

 

(知事)

 いや、実は、九州になりますと、もうずっと500人、600人。愛媛県と同規模の人口でもそれぐらいの数値が連日続いておりましたので、Ba.2というのはやっぱり感染力が高いのかなということは容易に想像がついてましたので、場合によっては、400、500、愛媛でもあり得るなというふうに思っていました。

 

(読売新聞)

 分かりました。あとすいません。一方で、3回目のワクチン接種も進んでいるということで、高齢者の方々はそれで実際下がってきましたけども、というのはやはり、逆に、ワクチン3回目を打っている人が増えているからこそ、ここで抑えられているという面もあるという。

(知事)

 そうですね。ワクチンというのは、これもいろんな受け止め方をされている方がいらっしゃると思いますが、ワクチンを打ったから感染しないわけではございません。重症化を抑える効果はやはりあるという専門家の分析が出ております。ですから3回目を打ったからといって感染しないわけではないと。ここはぜひ、正確に受け止めていただきたいというふうに思います。だからこそ、先ほどの前提条件で、感染を広げた場合、例えば自分はワクチンを打って重症化しないから大丈夫だと思っても、うつる可能性はある。それが症状が軽い・無症状であっても、人にうつすということにはつながりますから、社会への影響というのは意識していただきたい。だから、ワクチンを3回目打っても、引き続き注意をお願いしますということにつながっています。

 今、ワクチンの状況なのですけども、県内では、19の市町が65歳以上8割を超えて、松山市も74~75%にはなってきています。その結果というのは、おそらく、100%ではないにせよ、この年齢高い層の感染者数や、重症化の状況にも表れてきていると思いますけども、今、各市町では、65歳以下、子供さんへのワクチン接種が始まっておりますが、ただ、これは前回打ってから、6カ月の期間が経たないと3回目は打てないので、今対象者の、この4月の段階でいうと、6カ月経った方というのが半分ぐらいだと思います。全員が対象になるのはおそらく5月からずっと伸びてきて、6月ぐらいになると大半の方が対象になると。だから、対象になるまでにまだ少し時間がかかるという、そういう問題が一つございます。50%の対象になった方の接種率だけ、いずれまた出しますけども、耳で聞いている報告によりますと、極めて大ざっぱですけれども、そこでは半分ぐらいの方は打たれていると。年齢関係なく、若者が接種率低いとか、いろいろニュース出るときがありますけども、愛媛県の場合はその傾向はありません。各年代とも同じぐらいに、対象となった方は、順調に接種が進んでいるというふうには聞いています。ただ、今申し上げたように、まだ対象になってない方が半分以上いらっしゃいますから、全体で見ると接種率は低くなっているという状況です。

 

(読売新聞)

 どうも朝日新聞です。次に来ると懸念されている第7波と、この今の状況との関連というか、どういうふうに位置付けられるのかというのが1点と、もう一つは医療、先ほどの医療負荷の話の中でフェーズ3、270床、ここを先ほど、ちらっと知事に見直すための少し条件的なところをお話しいただいたと思いますけど、ここのところをもう少し詳しくお話しいただければと思います。

 

(知事)

 まず、第6波か第7波というのは、今そんなに、あまり意味があると思えなくてですね。というのは、第6波は、全国的に見ても、収まったというわけではないと思うのですね。記者会見でも県内の状況は伝えて参りましたけども、常に第6波は下がり切らず、高止まりで維持されているということは、第6波終わったという訳ではなくて、ずっと継続されています。その継続の中で、Ba.2という次の株への置き換わりが全国的に始まったとなると、第6波の延長が今というふうにも見れます。これはもう人それぞれで、株が変わったからそこはもう波が違うのだと言われれば第7波にもなるし、だから、こう実際にやっている、対応している行政からすると第6波、第7波というのはあまり意識していません。波が続いているということで向き合っているということでございます。

 次に、医療、病床の状況ですけれども、先ほど申し上げましたように、デルタ株までの対応とオミクロン株の対応は全く異なっています。ワクチンの接種も去年と比べますと全然違いますので、いろんな要素、変動要因があります。実際に人数だけに目を奪われると、現場の状況を正しく受け止められなくなってしまいますので、概ね100ぐらい、3分の1ぐらいになった時に、前回と比べて圧倒的に回転が早いですから、退院されていかれる方も多いので、現場の状況、負荷の状況をきめ細かく聞き取る必要があるというふうに思っています。その上での判断になりますから、100ぐらいになった時に、各現場の重点医療機関の聞き取りを丁寧に行うというところではないかと思っています。その状況次第で、例えば、もっと一気に増えるかもしれないという、あるいは毒性が強いものが出てきたとか、またいろんな変動要因があるかもしれません。そういった変動要因がその時にどうなっているのかを分析して、例えば最終フェーズまで上げるとか、いろんなことが考えられていくのはその次の段階ですから、とりあえず今の段階というのは、100ぐらいの入院患者数になった時に、重点医療機関の現状を丁寧に聞くということだけ申し上げさせていただきます。

 

(南海放送(幹事社))

 各社さん他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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