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新型コロナウイルスの感染の確認等(3月24日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017534 更新日:2022年3月25日 印刷ページ表示

日時:令和4年3月24日(木曜日)15時00分~15時14分

場所:知事会議室

 

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認された陽性者、県内265名でございました。内訳は既存が125名、新規または調査中が140名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 昨日も、まだ多くの陽性が確認されております。3連休の影響、感染動向、まだ数日状況を注視する必要がございます。松山市と今治市、新居浜市、西条市の東予3市で全体の8割以上、この4市に集中している傾向は変わっておりません。他の市町については比較的落ち着いた状況でございます。ただ、後ほど説明しますが、特定の年代への陽性へと変化してきておりますので、特に行動的な若者を中心に確認が続いております。後ほど説明いたします。新たなクラスターも4件、昨日1日で確認されています。うち松山市で大半の3件、「学校クラスター」が2件、学校内の部活動によるもの。そして、「会食クラスター」で1件。もう一つは新居浜市で「医療機関クラスター」が1件でございます。

 今日は3点。昨日の検査結果と最近の陽性者の年代構成、3番目に転出・転入する方のワクチン接種に関する注意事項についてでございます。

 まず、昨日は10代が62名と最多で、10代以下の子ども世代だけで105名となっています。半分近い4割ですね。30代と40代の親世代が84名ですから、若い方が中心となっています。20代も35名と多くなっております。男性は137名、女性は128名でございました。

 地域別では約半分が松山市、132名。今治市が少し下がってきている傾向が出ていますが29名。新居浜市が30名、西条市が28名。ほぼ同じ水準です。それから四国中央市が12名で、昨日から半減していますが、大半が既存事例の追い掛けで、四国中央市の場合は確認されております。

 職業は児童・生徒が77名で最多。この影響で本日は5校が臨時休業しております。休校は1校で、残りの4校は学年閉鎖ないしは学級閉鎖でございます。東予が3校と中予が2校でございます。次いで、会社員が職業ではやはり75名。未就学児21名。そして、学生が13名となっています。感染経路は、確認できているものの中では大半が家庭内ということでございます。

 入退院の状況ですが、出入りがあって医療機関に入院されている方は2名増えて60名。重症者は変わらず4名。宿泊療養(施設)の方は出入りがあって、7名増えて85名。自宅療養は一部入院調整中の方も含め、15名減少して1,814名。また、昨日も271名の方が療養解除、ご回復をされております。

 次に陽性者の年代構成なんですが、こちら上段が3月10日から16日の1週間。下段が3月17日から23日の1週間。たった1週間の違いなんですが変わってきております。上段の方は10歳未満が392名でございました。最多となっています。そして、親世代の30代・40代も多く確認されております。これ以前ですね、それまでの状況と同じ傾向で、家庭内の感染の連鎖が感染拡大の中心になっていたのが先々週の状況でございました。ところが先週に入りまして、これがずいぶん変わってきておりまして、20代がぐっと伸びて306名と最多になっております。会見でも呼び掛けさせていただきましたが、最近はやはり年代を見ても、卒業に伴う会食、春休みのレジャー等での感染、そして県外で感染したと思われる学生の帰省、こういった事例が数多く見られてきているのがこの1週間でございます。若い世代の行動の中で、同じ年代で感染が広がるという傾向が顕著に表れてきております。一方で、重症化リスクの高い70代以上の陽性者は減少傾向、やはりこれはワクチン3回目接種が各地域で進んでいることが、こちらの方には影響が出てきているんではなかろうかと思われます。

 次に、こちらのパネルは直近1週間の陽性者を年齢別に分析したものでございますが、年代別で最多であった20代の中でも、ご覧のように突出して、グラフでもお分かりのとおりですね、20歳から22歳、この世代に突出して感染が確認されております。特に、本当に3月に卒業を控えている22歳が最多となっておりますが、この世代、本当に繰り返しになりますが、今から感染されますと大切な節目である社会人としての第一歩、入社式に療養解除にならない時期に入ってきておりますので、せっかくの新たなスタートですから、この時期、もう社会人としてスタートしているんだというふうな気持ちで十分気を付けた行動を取っていただきますよう、くれぐれもお願いいたします。特に、会食等の時には羽目を外さずに、ルールを守る中で開催するということに徹底していただきたいと思います。また、進学や就職の準備等で県外を訪問する際も、現地の感染状況、十分確認して感染リスクの高い行動は取らないように気を付けてください。そして、心配なのが春休み等で帰省された方、こうした方々も含めて、愛媛に戻ってから少しでも振り返って感染に不安がある場合、無料検査の活用が可能でございますので、感染拡大を防ぐには早期の探知によって芽を摘むということが重要ですので、ご家族からも帰省されたお子さんがいらっしゃる場合は検査を受けるように促していただきたいと思います。

 次にですね、転出・転入、4月に入りますと増えてまいりますので、ワクチンに関する注意事項を申し上げます。他の自治体へ転入・転出し、住民票を移した場合、転居前に住んでいた自治体から受け取っている接種券は利用できません。接種を受けるためには、転居先の自治体で新たに接種券を発送してもらうなどの手続きが必要となります。必ず転居先の自治体のホームページを見るなど、手続きを確認してください。また、転居先で接種券の発送等をしてもらう際には、接種済証などの接種証明ができるものが必要となります。くれぐれも引っ越しの際に、その証明を処分しないよう注意をお願いできたらと思います。

 最後に、昨日お伝えしたコロナに関する特殊詐欺ですけども、注意喚起を昨日行わせていただきましたが、本日も同様の不審電話が県内各地で続いております。多数の相談が警察にも寄せられてきました。県民の皆さん、引き続き不審電話、くれぐれも気を付けてください。もう一度申し上げますけども、県庁の代表電話番号や類似した番号を使っている傾向があります。機械音声で補助金の受け取りを誘導するガイドラインが流れるケースと、それから、実物で人の音声で愛媛県庁の実在しない課名を伝えて、詐欺の問い掛けをしてくるケースも相談として寄せられております。昨日は10名程度の相談がありましたが、既に(累計)50人を超える相談が寄せられておりますので、十分に気を付けてください。

 なお、愛媛県警では、3月1日から公式アプリ「愛媛県警察まもるナビ」の運用を開始しております。県民の皆さんが犯罪や交通事故に遭わないための安全・安心情報を配信しておりますので、不審電話についてもこの「まもるナビ」でタイムリーに情報配信をしております。被害に遭うのはお年寄りの方が多いんですが、ご家族でこのアプリをご活用いただき、それぞれで情報を共有していただくこともできると思います。日々の安全・安心な生活に役立てていただきたいと思います。以上でございます。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。その特殊詐欺の件なんですけれども、昨日より増えているということで、現時点でその被害に遭われた方がいらっしゃるとか、そういった情報は。

 

(知事)

 今のところ確認されておりません。本当にマスコミの皆さんもぜひ大いに呼び掛けをしていただけたらと思います。絶対に許してはならない行為ですから。

 

(あいテレビ)

 もう一点なんですけれども、先週あたりから会食ですとか、飲食店でのクラスターもぽつぽつ散見されているように思うんですけれども、今後本格的に送別会ですとか、そういったシーズンを迎える中で、あらためてそのあたりの警戒ですとか、今後の対策・強化とかもしあればお願いします。

 

(知事)

 そうですね。やはり会食や飲食店で発生した場合は調査してみると、やはりルールの徹底ができていなかったというケースが大半でございます。例えば、直前にリスクの高い行動があったか否かの確認ができていなかったとか、割と人数多めで大声で騒いでしまったとか、そういったようなところでやはり発生する可能性が高くなるということで、会食や飲食店が何も危ないというわけではなくて、ルールの中でやる分には全く感染リスク低いですから、そこの点だけは気を付けてやっていただくということが大事だということをあらためて皆さんにお願い申し上げたいというふうに思っています。その範囲の中で、もうこれは、オミクロン株の場合はウィズコロナではないですけども、向き合いながら活動していくということになろうかと思いますので、最低限のルール、感染リスクを低めるルールの中で行動するということで乗り越えていくということが大事ではないかというふうに思います。

 

(NHK)

 NHKです。年代構成、陽性者数の分析で書かれていることでちょっと見立てを教えていただきたいんですが、この中で70代以上の陽性者数の確認が減少しているかと思うんですが、これはやはり3回目のワクチン接種の進展とかが影響しているんでしょうか。どのように捉えられていますでしょうか。

 

(知事)

 はい。一時、高齢者施設でクラスターが数多く発生したということを受けて、きめ細かく各施設に注意喚起、どうすればいいのか、どういうところで発生しているのかという事例も含めて呼び掛けを市町の協力をいただきながらやってきておりますので、その対策が効果を発揮しているということももちろんあると思います。しかしその一方で、やはり3回目のワクチン接種が、松山市は60%代にとどまっていますが、大半はもう8割代に入ってきておりますので、こういったところの効果というのは、可能性としては十分考えられるんではなかろうかというふうに思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 他によろしいでしょうか。それではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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