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新型コロナウイルスの感染の確認等(3月11日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017523 更新日:2022年3月14日 印刷ページ表示

日時:令和4年3月11日(金曜日)15時00分~15時23分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 まず今日は3月11日でございますので、東日本大震災から11年目を迎えます。犠牲になられた方々に対しまして、心から衷心より哀悼の意を表させていただきたいと思います。また、最愛のご家族、友人を亡くされた多くの方々もいらっしゃいます。また今なお避難されている方も全国には、愛媛県にも大勢いらっしゃいますので、心から見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。

 昨日、県内で確認されました陽性者の方は289名でございました。内訳は既存160名、新規または調査中の方が129名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞い申し上げさせていただきます。

 300名は下回っているんですが、依然として高い水準。日によって増減はありますけども、今週公表した感染者数はトータルで先週を上回っておりまして、第6波のピークに近い状況には変わりないということでございます。傾向も変わっておりません。松山市がうち168名と県全体の6割近くを占めている状況です。昨日、松山市に焦点を当てた対策を申し上げました。松山市も県の分析も活用されて、市長会見で注意喚起をされたそうです。春休み中の家庭内感染を防ぐため、啓発パンフレットを保育所や学校に配布すると聞いております。ただ、それらに加えまして、昨日申し上げた地域ごとの分析によるきめ細かな対応が必要でありますので、3回目のワクチンのさらなる推進と併せて、一層の取り組みの強化をぜひぜひお願いしたいと思います。松山市以外では今治市で36名、西条市で24名、そして新居浜市で26名でございまして、松山市と東予の3市で9割という状況でございます。クラスターは1件で松山市の「福祉施設」で確認されました。

 本日は四つ説明させていただきます。オミクロン株は日々日々の推移変化(を把握すること)が重要であるということを申し上げてまいりましたので昨日の検査結果、そして一週間に一遍公表するクラスター等の状況、そして三つ目に年度替わりの注意事項、最後にコロナとは直接関係ありませんが、ウクライナ人道支援のための救援金に関しまして、県の口座を開設いたしましたのでお知らせいたします。

 まず、昨日の検査結果ですが、30代が64名と最多になっております。40代と合わせて親世代で105名ということでございます。そして、その子どもさん世代、10歳未満・10代の合計で98名。子ども世代と親世代で全体の7割の傾向も同じであります。また20代も35名と多くなっておりまして、10歳未満から40代までがボリュームゾーンになっております。男性は140名、女性は149名でございました。

 そして、居住地は先ほど申し上げたとおり4市で集中している状況に変わりありません。一方で、一時期20名から時には40名を超えていた大洲市は3名となるなど、南予の各市町はゼロないしは1桁台に全てとどまっております。また、松山市周辺の中予地域も一時期心配する状況が出ていましたが、落ち着いた状況を維持しております。せっかく落ち着いてきていますので、気を緩めずにその範囲の中で警戒を続け、行動していただきますようお願いいたします。

 職業は会社員が76名で最多。このうち、1名は四国電力の協力会社の社員で、伊方発電所に勤務しております。所属は伊方発電所ですが、今週は発電所内で勤務はなし。発電所内での接触者はいないということが確認されております。後ほど、四国電力から公表すると聞いています。また、児童・生徒が52名。この影響で本日は6校が臨時休業しています。休校は3校、残りの3校は学級閉鎖・学年閉鎖でございます。地域別には東予が3校、中予が1校、南予が2校でございます。未就学児も39名と多くなっています。感染経路は、もう大半がご覧のように家庭内感染でございます。

 入退院の状況ですが、出入りがあって、医療機関に入院されている方は3名減って89名。

 重症者は変わらずに4名のままでございます。宿泊療養施設は出入りがあって、4名増えて96名。自宅療養、一部入院調整中の方も含めて、51名減少して2,245名でございます。昨日は339名という大勢の方が療養解除、ご回復されております。

 次に1週間のクラスターの状況でございますが、3月3日木曜日から3月9日水曜日に県内で新たに確認されたクラスターは、合計で14件でございました。前週1週間が17件でございますから、若干減少でございます。

 新規クラスターの内訳は「職場内」が4件、そして、「高齢者施設」が3件と多くなっております。これは前週と同じ傾向。その他に「スポーツ活動」が2件、「医療機関」、「福祉施設」、「仕事関係」、「友人間」、「スポーツチーム」が各1件と、場面はさまざまでございます。こっちから下は保建所別にしてありますが、松山市保健所が5件と最多。次いで西条保健所、今治保健所で3件ずつ、宇和島保健所で2件、そして四国中央保健所で1件となっております。西条市、松山市、宇和島市、こちらでは東中南予と分かれていますが、各地で高齢者施設クラスターが確認されています。こうした施設でクラスターが起こった場合は県クラスター(対策)班、そしてまた医師などさまざまな専門家が速やかに現地に入って対処をどこでもしております。そして、施設内においては症状の悪化を未然に防ぐため、中和抗体、内服薬等の初期治療および体力の弱い方、ご高齢の方が多いですから、酸素投与等もその場で行われております。そして、症状が悪化し医師の判断で入院が必要となった場合は、速やかに医療機関に搬送するということは東中南予の全施設で同じ対応を取っております。70代以上の入院患者の割合は5割台と前週よりも低下しておりまして、ワクチン3回目接種の効果も徐々に表れてきているんではないかと思われます。

 また、松山市と今治市では「職場内クラスター」が確認されています。事業者の皆さん、定期的な換気、そして職場での感染対策、昨日もお願いしましたが、くれぐれも再点検、徹底をお願いしたいと思います。また、「友人間クラスター」もありました。特に卒業生、若い皆さん、ぜひ4月の(新生活の)スタートを切るためにも、「集団で」「マスクを外し」「大声を出す」ような感染リスクの非常に高い行動はぜひ控えていただきたいと思います。

 次にこちらになりますが、学校・児童施設の陽性者確認状況でございます。クラスターの認定にかかわらず、1週間で10名以上の陽性者が確認された学校等を1週間に一度まとめて公表しております。この1週間は全体で13件。こちらの方は前週が7件でございましたから、倍近く増加しております。特に中予地域での増加が著しくなっております。1週間で前週と比較して東予がプラス1件、中予がプラス6件でございます。南予はマイナス1件、ゼロでございました。施設別に見てみますと、幼稚園・保育所等が5件で最多。そして小学校が4件、高校等および大学等がそれぞれ2件。前週に比べまして児童施設が3件増、小学校が2件増、先日学校種類別の分析をお話しさせていただきましたが、そのとおりのクラスターの発生状況になっておりますので、参考にしていただけたらと思います。

 特に小さいお子さん、幼稚園、保育所あるいは小学校の低学年となりますと、なかなか本当にマスクを常時着用するということが難しい年代だと思いますので、一番気を付けるべきは「多少具合が悪くても(大丈夫だろう)」という油断、やっぱり少しでも症状があった場合は休ませて、すぐにお医者さんに連絡して受診をしていただきますよう、ぜひお願いします。事業者もその点のフォローをそれぞれで行っていただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

 次に年度替わりの注意事項でございます。3月に入っています。10日も過ぎましたので、さまざまな場面で人の往来、会食の機会増えてまいります。ここで3点の注意事項をお願いいたしたいと思います。とりわけ県をまたぐ移動のある事業者の皆さんは、従業員の体調管理の徹底を3月、これまでもこうした年度替わり等々でその後に感染が拡大するというのは何度となく経験してきていますので、くれぐれもよろしくお願いします。

 1点目、歓送迎会や卒業・入学のお祝い会等の会食を伴う恒例行事での感染リスクへの注意でございます。会食を行う際は、大人数、長時間を避けるということ、1テーブル4人まで、そしてテーブル同士の間隔は十分確保した上で、テーブル間の移動はしないという、こうしたルールを実行することが感染リスクを下げるということになりますので、その範囲で行っていただきたいと思います。ただし、昨日申し上げたとおり、感染状況が深刻な松山市は認証店以外、こちらは感染対策の確認が取れておりません。そういった店舗では会食は4人以下、おおむね2時間以内を徹底していただきますようお願いいたします。

 2点目は転居や転勤、人の往来による感染リスクの持ち込み対策でございます。転入前後の1週間、体調管理、特に留意してください。発熱や咳、喉の痛み、鼻水などの風邪の症状がある場合は外出は控えていただき、医療機関に連絡の上、受診をお願いします。また、県外に転出される方も、逆のケースですね、持ち出さないように同じように、行った先で体調管理に注意をいただきたいと思います。

 3点目、県外との往来や出張時には感染リスクの高い行動は避ける。そして、感染回避行動を徹底して、帰県してから1週間は体調管理に留意してください。特に春休み、県外から学生が帰省し、家族等に感染が広がる事例は、もう皆さんにもお分かりのとおりこういう節目ではいつも発生してきた経緯がございますので、十分に注意をしていただきたいと思います。

 次に、シーズンを迎える花見についての注意事項でございます。全国的な動向も調査した上でお願いをいたします。首都圏では感染の規模が全然違いますので、花見は基本的に禁止するような所もありますが、愛媛県、現在、都道府県の中では(感染状況が)40番ぐらいでございますので、ほとんどの地方都市と同等の要請をさせていただきます。

 5点ございます。1点目、花見は家族、友人、職場の同僚など、日頃会っている身近な範囲で、大人数、長時間、密を避けて行う。これをお願いしたいと思います。そして2点目、必ず参加者の状況を直前に確認して、体調不良の方や感染リスクの高い行動を取った方は参加しない、参加させない、これをしっかりと守っていただきたいと思います。3点目、食事中以外はマスクを着用して、グループ間は適度な距離を取ってください。そして、その場での宴会やカラオケなど大声を発するような行動、これは控えていただきますようにくれぐれもお願いいたします。4点目、ちょっとしたことなんですが、大皿は避けて、食器は個別で使い回しはしないようにしていただきたいと思います。5点目は、これはもう花見に限らないんですが、手洗い、手指消毒をしっかりと行うということ。こまめに行うということ。基本的な感染対策行動をお願いいたします。

 次に、県管理公園の対応でございます。ホームページや掲示板等で花見の注意事項を、今申し上げたようなことを周知してまいります。また、県管理公園では定期的に見回りをさせていただきます。そして、シート間の距離を保つなどの声掛けを行います。また、必要に応じて注意喚起も行わせていただきます。市町にも、県の対応についてはお知らせする予定でございます。楽しく安全な花見とするように、オミクロン株の特性を踏まえると最低限今申し上げたようなことを守って、感染リスクを低下させた上でお楽しみいただくということが大事でございますので、それが守られないようだともう全面禁止ということになってしまいますので、ぜひお一人お一人の注意事項をしっかり守った行動をお願いいたします。なお、特に感染状況が懸念されている松山市、道後公園ですね、今後の感染拡大の動向によっては、公園内の規制を他とは別に強化することはあり得るということだけはあらかじめ申し添えさせていただきます。

 次に、ウクライナの人道支援のための救援金に関し、県の口座を開設しましたのでお知らせいたします。先日3月3日の会見で申し上げた救援金、寄附については関係機関と協議が整いましたので、本日から募集を開始いたします。募集期間は5月末まで。救援金は県内金融機関のこちらの専用口座に直接お振込みいただくということでございます。なお、それぞれの金融機関ではこの趣旨を受け止めていただきまして、窓口での振込手数料は全て無料としていただいております。また、税制面の優遇措置が受けられます。税務署と協議を行いまして、こちらへの寄附については適用されることとなりました。なお手続き等の詳細は県ホームページで確認いただくか担当課の方まで、こちらですね、ご連絡いただけたらというふうに思います。こちらでお預かりした救援金は、日本赤十字社を通じたウクライナでの人道危機対応や避難民を受け入れる際の支援に活用する予定でございます。本当に東日本(大震災)から11年たち、未曾有の災害により多くの尊い命が失われ、平穏な生活や日常の大切さをあらためて痛感する日でございます。こうした中で、今回は自然災害ではなく、人間の行為によってウクライナの方々の、一般の方々の生活や命がこの時点でも脅かされております。また失われている命がある。残念でなりません。もし構わなければ県民の方々も、ぜひ善意の気持ちをお寄せいただけたらと思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。コロナの感染者が累計2万人を超えたということで、1万人の時に比べるとさらに早くなっているということなんですが、受け止めをお願いします。

 

(知事)

 2万人超えたからどうだというふうなことは特にはないんですけども、もう毎回申し上げていますが、このオミクロン株はこれまでのデルタまでの株と違って、感染力が強いであるが故に、これをやれば抑えられるというすべがもう世界的に見ても、全国を見ても100パーセント抑えられるすべというのはないということは、もうこれはもう皆さんお分かりいただけると思います。いわば一人一人の感染回避行動を積み重ねていくというのが大切な対応になるわけですが、そのためにも、日々の感染の人数だけでなく、どこでどういった場面で日々日々状況が変化していきますから、そのために会見を通じて、分析も含めた報告を、説明をさせていただいています。これを参考にしていただきまして、ぜひそれぞれの皆さんが行動を起こしていただくということが重要ですので、その点だけはくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(あいテレビ)

 すいません、あいテレビです。花見の関係で県有管理公園のことについて先ほど触れてらっしゃいましたけれど、この県有の公園とかで飲食等々を今回は禁止するというようなことではないということで。

 

(知事)

 (禁止は)しないです、はい。本当にもう皆さんも、会食もそうですよね、飲食店を利用するにしても、ずっと申し上げてきたように何もかも止めるというようなことがオミクロン株への対応とは思えません。感染リスクをより低くしながら行動していくということを考えながら進んでいくということが、オミクロン株の場合は順当な対応だと思っています。ですから、飲食の場合でも一定のルール、そして感染対策をしっかり取っている認証店等を中心に行うことによってお楽しみいただくということをずっと申し上げてまいりました。花見も今の愛媛県の感染状況を踏まえますと、(人口10万当たりの陽性者数は)全国で40番ぐらいでありますから、何もかも去年のようにストップという、オミクロン株というのは相手ではないと判断しておりますので、今言ったようにルールさえ守っていただけたら、感染リスクを十分低めた上では楽しめるというふうなことで、皆さん、注意深く花見をしていただけたらというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すいません、愛媛朝日テレビです。先ほどの花見の質問に関連してなんですが、先ほど飲食自体は禁止はされないというお話がありましたけれども、飲食を伴うとですね、ある意味会食のようなイメージもあるかと思うんですが、今回注意事項としてはあくまで大人数、長時間、密を避けてということで、いわゆる年度替わりの注意事項ともされているような1テーブル4名とか、そういったものまでは適用にはなってないというか。

 

(知事)

 そうですね、大人数は避けてということですね。だから今も全体的に松山市だけ条件違ってますけども、大人数や長時間、これは常識の範囲の中でね、しっかりと確認をしていただくと、さっき前提で申し上げましたけども、「体調、今日大丈夫なの」という確認と、それからここ直近で感染リスクの高い行動、例えば「県外往来とか、そういったことをしていないですよね」という確認とか、そういうことをきちっとやって、今言ったような範囲のルールでお楽しみをされる分にはですね、感染リスクは本当に低いですから、そこらあたりの良識というものを県民の皆さんにお願いしたいと、発揮していただきたいということです。

 

(八矢副知事)

 県の管理施設では、いわゆるゴザの貸し出しは4名までというようなかたちを条件とさせていただく予定です。

 

(南海放送(幹事社))

 他によろしいでしょうか。それではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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