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新型コロナウイルスの感染の確認等(3月7日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和4年3月7日(月曜日)15時00分~15時16分
場所:知事会議室
(南海放送(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
昨日確認された県内陽性者の方は146名でございます。内訳は既存が96名、新規または調査中が50名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げます。
特に昨日は日曜日で、医療機関がお休みの中での数字なんですけれども、松山市と西条市が非常に懸念すべき地域でございますね。後ほどちょっと触れさせていただきます。現在、昨日メッセージというかたちでお伝えしたとおり、1週間の陽性確認者数がピークにほぼ近づいているという状況、再拡大の傾向にございますので、油断をせずに引き続きよろしくお願いいたします。特に陽性確認者146名の中で松山市が97名、ほぼ100名でございます。県全体の7割弱を占めている状況でございます。新たに「児童施設クラスター」も1件確認されました。そして、西条市においても、昨日は10名なんですが、「児童施設クラスター」が新たに確認されておりまして、まだ途中段階ですが、今日はかなり多めに西条市は確認が出そうな感じがしております。昨晩、西条市長からは連絡をいただきまして、昨日、西条保健所と協議をして、データを分析したことを受けて、さらに今日からきめ細かい呼び掛け・対応をするという連絡をいただきました。松山市も先週お願いしましたけれども、現状の分析というものをしっかりと把握する中で、よりきめ細かい呼び掛け・対応をぜひお願いしたいと思います。また、今治市でも一時よりは下がってきておりますが、11名の陽性者が確認されております。
本日の説明は3点でございます。まず昨日の検査結果、二つ目に第6波における陽性者数と入院患者数の推移、三つ目にワクチン松山県営会場での予約状況でございます。まず昨日の検査結果ですが、10歳未満と10代が27名で最多となっております。これらを含めて40代以下で121名と、全体の8割以上を占めております。親とその子ども世代が多く、家庭内感染が続いております。男性は67名、女性は79名でございました。
居住地は、松山市が昨日は97名で飛び抜けておりまして、県内の感染の中心となっております。10名以上となったのは今治市と西条市の2市。日曜日の検査結果なんで、昨日は少なかったとはいえ、他でも注意をお願いいたします。職業は会社員で40名、最多。児童・生徒37名で多くなっています。この影響で、本日は9校が臨時休業をしています。そのうち休校は4校で、残りの5校は学級・学年閉鎖でございます。地域別では東予3校、中予4校、南予2校でございます。感染経路は、把握できているものの中では家庭内が67名と最多、7割を占めるという状況でございます。
入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は出入りがあって、1名増えて95名。100名に迫る水準に増えてはきておりますが、以前100名を超えた時点とは入院患者の年齢が随分と変わってきておりますので、この点については後ほど詳細を説明させていただきたいと思います。重症は変わらず4名のままでございます。宿泊療養施設は出入りがあって、3名減って76名。昨日は214名の方が無事に療養解除、ご回復されています。その結果、自宅療養、一部入院調整中の方も含めて、66名減って2,066名となっております。
続いて、陽性者数と入院患者数の推移についてでございます。こちらのパネルは1月以降の状況を示したものでございます。こちらの赤い折れ線グラフは人口10万人当たりの陽性者数の1週間の累計の推移でございます。これを見て、今の県全体の(感染状況の)トレンドというものがお分かりいただけると思います。1月の末から2月にかけて、一度ヤマは越えて、下がり切らずに高止まりが続いておりました。最近の状況はさらに上昇し始めて、ピークにほぼ近づいている。先ほど説明したとおり、いったん下がって横ばい上がりというような状況になってきています。青のグラフは入院患者数ですけども、だいたい上がり始めて少し遅れて上がっていくという傾向がこちらはあります。陽性確認のピークから10日遅れたこのあたりで入院患者数のピーク2月13日の107名となっています。入院患者数は、2月中旬以降は一進一退を繰り返しながら高止まりの状況が続いておりました。3月以降、陽性者数は増加に入りまして、最近は入院患者数も少し遅れて上昇に入ってきております。今後、この陽性確認が増加すれば、その影響は当然のことながら入院患者数に跳ね返ってくるということでございますので、今、抑えることが重要でございます。
こちらのパネルは日々の入院患者数と医療負荷への影響が大きい70代以上の動向を示しております。この黄色い棒グラフが70歳以上の入院患者数でございます。青色が70歳未満ということになります。2月に入り入院患者数が100名を超える時期が続いておりました。70歳以上の入院患者に着目をいたしますと2月12日、この点、ここが80名、70歳以上が占めておりまして、約8割が70歳以上のご高齢の方というのがこの時点でございます。一方、最近陽性者数は増加しているんですが、70歳以上は昨日時点ではこちらですね、52名で、割合がこちらの80%から55%。一時期と比較いたしますと入院患者数は100名近くになっているんですが、70歳以上のご高齢の方の比率は80%から55%に下がっているという状況でございます。これは3回目接種のワクチンの効果が出てきているのではないかと推測されます。重症化を予防し医療負荷の増大を抑えるために、一日でも早く高齢者の方々に3回目の接種が進むことが重要であるということがお分かりいただけるんではなかろうかと思います。接種が可能な方はBA.2も確認されて、今後どうなるかまだ分かりませんけれども、より一層感染力が強い、そしてワクチンの効果はBA.1と同等にあると言われていることもありますので、接種が可能な方は早期に予約の上、接種をお願いいたします。
最後に、ワクチンの3回目接種を実施している松山県営会場・県民文化会館、プッシュ型で臨時に開設した場所でございますが、予約状況をお伝えいたします。先週の土曜日は99%、800人に対してほぼ満杯です。日曜日も92%とほぼ満杯ということで、ワクチンの種類にかかわらず、機会があれば早期接種を希望される方が多いということがお分かりいただけると思います。接種券が届いていない松山市民の方が予約可能なのは、今週末の12日土曜日、残っているのが12日土曜日と13日日曜日でございます。こちらの12日の分については800名準備していますが、既に9割の予約をいただいております。そして、13日は3割以上の状況でございます。その後になると、遅れていた松山市の接種券、順次届くことになると聞いております。来週の19日、20日もやりますけども、こちらには予約枠に十分空きがありますので、接種券が届いた方はこちらもぜひご予約いただけたらと思います。
なお、こちらは松山市の(ワクチン接種の)後押しのために開設したものでありますので、急造でございます。1日の接種の数も800で、コールセンターも急造いたしましたので30回線は用意しておりますが、ピークの時は本当に数千件の問い合わせもある状況でございましたので、場合によって時間帯によっては、電話が掛かりにくい状況になろうかと思います。ただ、接種券なしの予約については日にちの確認等々の丁寧な聞き取りが必要でございますので、掛かりにくいということ、急造であるということ、臨時であるということ、そういったことも受け止めていただきまして、ご理解いただきたいと思います。なお、松山市の予約枠も随時解放していくということなので、随時確認をいただきたいと思います。以上です。
(南海放送(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(あいテレビ)
あいテレビです。松山の急増と西条も増えていると懸念を示されましたけれども、二つの市町でですね、感染のシーン、こういったシーンでの感染があるとかそういった特徴みたいなものはありますでしょうか。
(知事)
松山市は県の直轄ではないので、お問い合わせは松山市にお願いしたいと思いますが、西条の場合はですね、一つ見られたのが、これもう本当に大変なんですけども、多少ちょっと咳がある、熱っぽい、でもどうしても預かってもらいたいという保育所で感染者が発生したりというケースも複数あるやに聞いておりますので、そういったところについてはもうご理解いただくというふうなことが大事ではないかというふうなことではないかと思います。大変なのは分かっているんですけども、クラスターが発生してしまうと、その後の方が大きな対応を迫られてくると思いますので、そのあたりも含めて、今日もう既に西条市は呼び掛けを始めるということを聞いております。
(あいテレビ)
じゃあやっぱり気を付ける点となってくると、風邪に似たような症状に近いかとは思うんですが、気を付ける点と言うと、やはりそういったところにもうすぐ医療機関を受けるとかそういうところになりますか。
(知事)
そうですね、これはもうずっとお願いしているんですが、体調に異変を感じた時、風邪のような症状がある時には速やかにお休みいただいて、医療機関に連絡の上、受診をしていただくと。これはもう感染を防止するための基本でございますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。
(南海放送)
すいません、南海放送です。先ほどの発表の中で、入院患者数と陽性者数との比例と言いますか、その傾向が分かったということなんですけれども、これによって何か対応策と言いますか、できることも増えるのかなと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。
(知事)
そうですね、これで明らかなようにですね、ワクチン接種の3回目が非常に重要であるということ、これは多くの方々にもお分かりいただけるのではないかと思いますので、県の立場、ワクチンの接種事務は市町が担うことになっていますから、それぞれの足らざるところ、打ち手が足りないという場合はフォローをする、必要な会場がほしいという時に県営の場所も提供する、こういったところを徹底的にきめ細かくフォローするということと、それから今回、接種券の送付が遅れている松山については接種券なし(でも予約可)の対応をしておりますので、これまだ続いておりますから、フルに、(接種券なしで予約できる)最終日の来週の日曜日はまだ空いていますので、そこを活用していただけるようにまだメッセージが届いてない方もいらっしゃると思いますから、呼び掛けを続けていきたいというふうに思います。それと、明日あたりですね、もう一つ心配しているのが施設の関係で、とりあえず聞き取りの段階では2月の20日ぐらいでしたか、記者会見でもお知らせしたように、各市町から2月末までにできるだけの施設におけるクラスター対策のためにも接種をというお願いをしておりますので、その実績が今日あたりに、国への報告が明日になっていますので、今日、明日にはその数字が上がってくると思いますから、その実績というのを確認したいと思っています。
(南海放送(幹事社))
他によろしいでしょうか。それではこれで終わります
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
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