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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月28日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017512 更新日:2022年3月1日 印刷ページ表示

日時:令和4年2月28日(月曜日)15時00分~15時23分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認されました県内陽性者の方は183名でございました。内訳は既存が128名、新規または調査中が55名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また残念ながら、昨日は施設内療養中の方2名お亡くなりになられました。いずれも80代の方でございまして、コロナの重症例の方ではございません。心からご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さんにお悔やみを申し上げさせていただきます。亡くなられた方の個別の情報はご遺族の心情等に配慮しましてこれ以上の公表は差し控えますが、近々また統計的にお知らせをしたいというふうに思います。

 昨日は多くの医療機関が日曜日ですので休診しておりましたけれども、その中で高い水準の陽性確認となりました。先週月曜日の公表分が151名でありますから、それを大きく上回っております。特に、松山市で平日と同じ水準の111名、今治市で42名と多くの確認がありまして、この2市で合わせて153名、すなわち県全体の8割以上が松山市と今治市で占められているという状況でございます。この中身はですね、昨日この松山市と今治市で新たに3件のクラスターが確認されたことに起因してます。この3件のクラスター3事例で陽性者が合計60名近くに上っております。その影響が183名につながっているということでございます。松山市で確認されましたクラスターは2件。「高齢者施設」で1件と「福祉施設」で1件、計2件でございます。そのうち高齢者施設は速やかに全員の検査が行われまして、その1事例のみで40名の陽性確認がございました。現在、保健所あるいは医師の先生方が現地に入って対処に当たっていただいております。また、昨日、愛媛県医師会長にも連絡をし、場合によっては医師会として応援体制も組んでいただくよう要請をしているところでございます。次に今治市のクラスターでございますが、こちらは「児童施設クラスター」でございます。こちらもこの1事例のみで14名の陽性が確認されました。昨日はこの2市の2事例だけで54名の陽性確認となっています。その他の地域では比較的低い水準でありましたが、日曜日の結果でありますので、感染状況の評価のためには平日の検査結果を注視する必要がございます。後ほど地域別の状況も説明いたしますので、こうした分析を受け止めていただくことも大事でございますので、それを日々の感染回避行動に結び付けていただけたらというふうに思います。

 本日は、昨日の検査結果と保健所ごとの感染状況の最新の状況について説明させていただきます。まず、昨日の結果ですが、今治市の「児童施設クラスター」の影響もあって、10歳未満が31名と多く、最多になりました。10代もやはり25名と多くなっています。そして、松山市では先ほど申し上げたクラスターの影響もあって、60代以上が49名と多くなってます。男性は91名、女性は92名でございました。

 居住地は松山市が111名で、全体の6割を占めています。今治市は42名で、うち14名が「児童施設クラスター」の関係。これを除きますと、多くは、今治の場合は家庭内感染が占めています。そして大洲市は12名。こちらは既存事例の陽性確認が大半を占めておりまして、新規は少なくなってきております。

 職業は会社員が31名で最多でございます。一方で児童・生徒が29名、未就学児が22名と多くなっています。この影響もあって、本日は9校が臨時休業しています。内訳は東予が5校、中予が2校、南予が2校でございます。クラスターの関係を除きますと、多くが家庭内感染で、大人世代から感染を広げないように注意が必要でございます。57名が家庭内、そして医療・福祉関係は先ほどのクラスターの関係で45名と多くなっています。

 入退院の状況ですが、出入りがありまして医療機関に入院されている方は2名減って88名、重症者は変わらず1名のままでございます。宿泊療養施設も出入りありましたが、変わらず74名。多くの方、201名の方が無事に療養解除になりご回復されました。その結果、自宅療養は一部入院調整中の方も含めて、18名減って1,717名となっています。

 次に保健所ごとの感染状況で、最新版でございますが、県内7保健所と県全体の人口10万人当たりの陽性者数の推移でございます。各グラフに向かって右側、水色のここの部分が直近1週間の状況となっています。

 まず、四国中央保健所管内ですけれども、2月上旬に上昇しましたが、ヤマを越えた後、しばらく横ばいが続いてましたけれども、先週に入り幸いなことに減少の傾向が続いております。

 次に西条(保健所)管内でありますが、こちらは西条市と新居浜市が管轄なんですが、この両市の間では感染状況が異なっております。全体としては、急増は回避されておりますが、減少の兆しは見られないという状況です。内訳を見てみますと、西条市はほぼ1桁台で推移しておりまして落ち着いた状況が続いている一方、新居浜市では、平日の検査になりますと20名前後の陽性確認が今なお続いているという状況にあります。今後増加せずに継続し、できれば減少に向かって頑張っていただけたらと思います。その結果として、重点化していた保健所の業務、徐々に再開していますけども、完全に重点化を元に戻す検討に入れることも見えてきますので、日々日々の状況を見極めながら現場の体制を考えていきたいと思っています。

 次に今治保健所ですが、こちらは要注意でございまして、2月に入ってから増加に転じ、ここ1週間でさらに急激に増加しています。人口10万人当たりの陽性者数の水準は、今治市は松山市を超えている状況にございます。先日の保健所ごとの陽性者の年代内訳で説明したように、今治保健所管内では若い世代の割合が非常に多く、先週は比較的規模の大きな「学校クラスター」が確認され、昨日の検査でも「児童施設クラスター」が確認されています。学校や児童施設で感染が広がると、家庭内から子どもさん、そしてそこがまた施設、さらにそれぞれの家庭を通じて、また広がっていくという可能性がございます。児童や未就学児の感染の多くが家庭内での感染に端を発しておりますので、大人世代が家庭内に感染を持ち込まないことが何よりも重要でございますので、今治地域の皆さん、この上昇カーブをぜひ頭に入れて、感染回避の徹底をお願いいたします。

 松山市でございます。こちらも1月下旬にピークは越えたんですけれども、西条のピーク越えからの下降線と比べますと、減少幅が小さいのがお分かりいただけると思います。下がり切らずに高止まりが続いているという感じですね。直近1週間の陽性者は669名。微減から減少し切らずに横ばいが続いております。県内の陽性確認の半数弱を松山市が占めておりますので、松山市が落ち着かない限り県全体の状況も改善されないということでございます。この1週間で「職場内」、「学校」、「会食」、「高齢者施設」などさまざまな場面でのクラスターがほぼ連日確認されております。依然、全ての世代で感染が広がっている状況と松山市の場合は評価せざるを得ないと思います。松山市民の皆さんにはあらためて感染回避行動の徹底を強くお願いいたします。中でも20代から50代の会社員、ここが働き盛り世代がボリュームゾーンになっておりますので、特に注意をしていただきたいと思います。加えて、特に高齢者の重症化の回避、オミクロン株の別系統であるBA.2の備えのため、松山市はワクチン接種の加速化、全力で頑張っていただきたいと思います。フォローをしっかりいたします。

 次に中予保健所でございます。こちらは高い水準が続いているものの、直近1週間で確認されたクラスターは中予保健所(管内の)各市町で計1件にとどまっておりまして、やや減少の兆しが見え始めたかなというふうにデータは示しております。

 次に八幡浜(保健所)管内ですけども、2月中旬以降に、急激な上昇が今治と同様の曲線が続いております。人口10万人当たりの陽性者の数字はこちらも松山市を超えておりまして、特にこのエリアでは感染拡大のほとんど中心は大洲市でございます。大洲市だけで見てみますと、県内で最も高い水準となっております。大洲市では直近1週間で「学校」や「児童施設」、ご高齢の方の「スポーツ活動」など、幅広い年代でクラスターが確認されておりまして、地域での感染の広がりが見られます。ただ、最近は新規が少なくなって、新規事例は減少傾向になりつつありますので、まさに正念場でございます。一日も早く感染の連鎖を断ち切るため、住民の皆さん細心の注意を払っていただきたいというふうに思います。

 次に宇和島保健所でございます。こちらは2月の半ば以降に特に若い世代で感染の広がりがありましたが、高い水準までには至らずに増加は回避できております。このような感じですね。引き続き、この調子で注意深い行動を続けていただきたいと思います。

 そして、県全体で見ますと、2月中旬以降、感染の拡大は抑えられているものの、高止まりがずーっと続いている状況にあります。これまでの説明のとおり保健所単位ではだいたい三つのエリアごとのパターンがあります。一つ目は完全に減少の兆しが見えている地域、二つ目には感染が急激に増加している地域、三つ目に感染の増加は抑えられているものの高止まりが続いている地域。だいたいこうしたかたちに分かれています。ただし、感染力強いオミクロン株でございますので、一時的に感染が落ち着いていても、すぐに大規模なクラスターが発生するなど再燃する可能性があるということはお忘れいただかないようにお願いいたします。つまり、県全体の可能性を減少に向かわせるためには、感染の減少の兆しが見える地域や高止まりの地域では感染をしっかり抑え込む。そして、急拡大している地域では感染の連鎖を断ち切る。その後、抑え込んでいくということが必要でございます。ぜひ皆さん、こういうそれぞれの地域の状況を踏まえて、注意深い行動をお願いいたします。

 最後にワクチンの3回目接種を加速するためにご報告したとおり、東中南予の3カ所で県直営の集団接種を実施いたしております。この土日で松山県営会場では1,377名、西条の臨時会場は417名、八幡浜臨時会場は日曜日1日のみでありましたが514名、合わせて2,308名の方に接種を受けていただきました。ご利用いただきまして、関係者の皆さんともども感謝を申し上げたいと思います。このうち、松山県営会場は引き続き3月も、5日土曜日から20日日曜日までの毎週土日、接種を行うこととしております。県民文化会館でございます。それぞれ予約枠にはまだ空きがありますので、可能の方は予約の上、ぜひ早期に3回目のワクチン接種を受けていただきたいと思います。

 また5歳から11歳までの子どもさんへのワクチン接種も、明日から松山市を皮切りに始まりますが、県内全ての市町で来月中にスタートをいたします。小児接種は成人への接種と比べますと、保護者への説明や母子手帳への記載など、医療機関でも通常の接種と比べますと一定の負担が求められます。特にお悩みの方も多いと思いますので、一人一人の説明という医師の方々の負担(が増すこと)が容易に想像できます。県としてはこうした部分に支援ができないかどうかの検討を現在行っておりまして、一両日中にまとまり次第、公表できるよう関係機関と調整を行っておりますので、あらかじめご報告させていただきます。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、松山市の高齢者施設クラスター、1日で40人ということで、医療への負荷というものが懸念されるかと思いますが、このあたりへの対応というのはいかがでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、これまでも施設の場合はですね、割とやっぱりオミクロン株の特色で無症状ないしは軽症で、そして、そのまま治っていく方もたくさんいらっしゃいます。お医者さんがどんどん今入られていますので、そのあたりを含めて、その施設をどうやっていくのかで、治療が必要な方は病院へと。この症状によっての作業というものをいま今日まさに行っているところでございます。保健所も医師の先生方も入っていますので、その点は最前線で全力で頑張ってくださっていますので、その環境の中で最上の対応をしていただけるものと思います。

 

(テレビ愛媛)

 場合によっては医師会の応援ということもありましたが、現状では。

 

(知事)

 現場次第ですね。意外と有志の先生方が既にもう入られていると聞いておりますので、それでも手が足りないという場合は、松山市の方から松山市の医師会に応援を要請するというふうなことで、県の医師会からもそういった手配というか、こんなことがあるかもしれないよということは関係の支部に投げていただいていると聞いています。で、もちろん前もお話ししたとおり、施設内療養と言っても、この施設の中で、例えば中和抗体薬の投与であるとか、あるいは酸素吸入であるとか、こういった治療は行っておりますので同様のかたちとなるかと思います。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。ワクチンの接種の関係なんですが、松山市に関して、知事は先週は松山市に対して接種の体制の見直しであったりとか、市民への丁寧な説明ということが必要だということをおっしゃっていましたけども、現状、今の松山市の対応をどのようにご覧になりますか。

 

(知事)

 昨日、おとといあたりから、個々のお医者さんにも個別接種ですね、もう少し人数を増やせないかという要請があったりですね、それから接種券の送付作業も急ピッチでどんどんやっているという話も聞いていますので、作業は進んでいるんじゃないかなというふうに思っています。ただ、それの結果としてどこまでというのはまだ聞いていませんので分かりません。

 

(あいテレビ)

 ちょっと踏み込んだ話になるんですけども、松山市が接種の遅れについて、接種が進んでいないということについてですね、モデルナワクチンっていうのが1瓶15人ぐらいあると。それが多いので、小規模な医療機関は見合わせるところもあるんだよというようなことをおっしゃってるようなんですけども、この指摘についてはどのように。

 

(知事)

 いや、それはもう松山市の接種事務なんで、個々の内容については市に聞いていただけたらというふうに思います。

 

(あいテレビ)

 まあ1瓶15人ということになってくると全体的、県全体の接種スケジュールにも若干絡んでくるかと思うんですけれども、例えばそういったことについて県自体の対応として何かしら考えてらっしゃることとかあったりしますか。

 

(知事)

 逆にそういったことを踏まえていけば集団接種を増やすとか、いろんな手を打っていくっていうのが事務の基本ではないかなというふうに思いますけどね、はい。

 

(テレビ愛媛)

 県営会場での接種券のない人への対応っていうのを今後検討されるというような。

 

(知事)

 最終的には考えたいと思うんですが、今、急ピッチで松山市も接種券を送っていると聞いておりますので、そのかたちが今週あたりにも出てくると思いますから、少なくとも今週の土日はそれを待ちたいなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 もう1個いいですか。子ども向けのワクチン接種っていうのが、もうまさに明日から始まります。迷っている親御さんも多いかと思います。で、説明っていうことについてですね、県がその具体的に考えてらっしゃる、学校とかの、例えば説明会を開くとかですね、そういった、何か今考えてらっしゃることとかありますか。

 

(知事)

 正直言って、本当にこの点についてだけは国にお願いしたいんですよ、それはずっと言い続けていることなんですが。やっぱり決定した国の専門家部会の情報発信がちょっと足らないので、われわれも苦慮してるところがございます。で、そういった意味ではかかりつけ医の小児科の先生に直接お聞きするのが一番身近なところではいいと思いますので、その点でご負担が掛かるんじゃないかなというふうに思いますので、先ほど申し上げたように、県として何らかの応援をできないか今検討しているということです、はい。

 

(NHK)

 NHKです。新型コロナの話から少しそれてしまうのですが、ロシア・ウクライナの情勢について伺いたいと思います。今後、県内経済への影響も可能性あると思いますが、現時点で、知事としてはどういうふうに受け止めてらっしゃるでしょうか。

 

(知事)

 (経済)全体へのですか。

 

(NHK)

はい。

 

(知事)

 この前も申し上げたとおりですね、この世紀においてですね、主権国家に武力で侵攻するなんていうことが現実化するなんていうことは、起こるとは思ってもいませんでしたので、本当にこれは暴挙と言ってもいいと思います。こうした暴挙を許すことなく、世界が本当に連携をしながらですね、こうした声をストップさせることに全力を挙げる時ではないかなというふうに思っています。われわれもささやかですけども、本当に「Stop the War」、これを言い続けるということが大事ではないかというふうに思いますので、機会あるごとに触れていきたいというふうに思っています。で、県内では全国ニュースにもなりましたが、県内企業の関係(の船舶)が砲弾を受けたということでありましたけども、一応会社の方とも連絡を取って、ちょっとけがをされた方がいらっしゃるぐらいであったということで、今、無事に航行して他の国に脱出したということも受けていますので、ほっとしております。県内企業はそう多くロシアに進出している企業(はなく)、工場とかありませんから、一部若干、連絡事務所等を構えているところもあると聞いていますけども、それらはもう引き返したり、手は打たれているということで、直接の影響、もちろん全体経済への影響は別ですよ、県内のそういったリスク、目前のリスクについてはそう大きなことはないというふうに聞いております。

 

(南海放送(幹事社))

 他よろしいでしょうか。それではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございます。

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