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「新型コロナウイルス感染症に関する知事による報告・メッセージ」(2月26日放送分)における発言要旨について
日時:令和4年2月26日(土曜日)15時00分~15時11分
場所:知事会議室
(知事)
今日は収録メッセージというかたちで情報をお届けします。昨日確認された陽性者の方、県内では227名でございました。内訳は既存が138名、新規または調査中が89名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。
昨日公表の266名から39名減少しましたが、先週の土曜日の公表人数は216名でございましたので、それは上回っております。昨日も松山市の109名をはじめ、感染拡大が危惧されている今治市で38名、大洲市で28名と、両市では引き続き多くの陽性が確認されています。ただ、大洲市の場合は大半が追い掛け作業の中で既存事例、新規はごく少数で、今治市の場合は新規・既存が半々ぐらいということで、内容が異なっております。この3市の合計で175名でございますから、全体の8割を松山市、今治市、大洲市で占めているという状況でございます。感染力が強いオミクロン株の特性を考えれば、ほんの少しの隙、油断で再び一時期のように陽性確認が300名を超えるということも可能性としてはございます。国の専門家会議は24日、「感染の減少速度は全国的に鈍化しており、横ばいや増加に転じる地域も見られる。全国的に再び増加傾向に転じる可能性もある」と警鐘を鳴らしているところでございます。本県は依然として感染が高止まりの状況から脱しているわけではございませんけれども、この1週間の合計、先週と比較しますと先週は1,621名、今週は1,507名でございまして、減少はしております。ここを本当に乗り切れば、感染は下降局面に入る可能性もある段階ではなかろうかと思っておりますので、県民の皆さんとともに、何とか脱出に向けて全力を尽くしてまいりたいと思いますので、ぜひ感染回避行動の徹底を引き続きよろしくお願いいたします。
県内は東中南予、広い地域で感染リスクの高い状態が続いています。多くの方々、もう大半の県民の皆さんは日頃から感染防止にも十分気を付けていただいております。そのことは承知の上であらためて、まだまだという方がいらっしゃる可能性もありますので、感染回避行動を何度でも申し上げます。保健所がぜひ県民の皆さんに伝えてほしいという五つの点、もう一度お伝えいたします。マスクは不織布マスクと機能同等のものを、鼻も含めてしっかりと着用するということ。外出時、密を避け特に屋内では人と人との距離を十分に取るということに気を付けていただくこと。手洗いは水でサッと流すんでは意味がない、流水とハンドソープでこまめに手洗いをして効果が出てくるということ。商業施設に行かれた場合は、入店時だけでなく退店時にも設置されたもの、あるいは持参されたもので手指消毒を退店時にも行っていただくこと。そして、特に職場では1時間に2回以上、1回当たり数分間しっかり換気をしていただかないと効果が表れないということ。この五つの点だけはくれぐれもよろしくお願いいたします。皆さんの感染回避行動なくして、脱出はできないと思います。高齢者の方々へ重症化を防ぐということ、特にこの後のBA.2の感染も視野に入れて、3回目接種は各市町の事務として頑張っていただいておりますが、まだまだのところもございます。高齢者の3回目接種が終了するまで、そして感染の水準が十分低下して、医療機関の負担が軽減するまで引き続きご協力をお願いいたします。
それでは昨日の検査結果ですが、まず10歳未満が42名で最多となっています。また10代が36名、その親世代である30代、40代が38名、ここが多くなっているというのが特色、若い世代でございます。男性が107名、女性が120名でございました。
居住地では松山市が109名、なかなか100名を切ることがございません。中予保健所管内でも21名出ております。中予地域全体で130名ですから、全体の6割ということでございます。そして今治市38名、大洲市28名と、多くの陽性確認があって幅広い世代で感染が広がっております。この状況を受けまして、今治保健所と同様に、八幡浜保健所でも管内の市町から保健師の増員をいただきました。心から感謝を申し上げます。新居浜市は16名と昨日26名から減少しておりますが、新居浜市の場合も新規が多くなっておりますので十分に気を付けていただきたいと思います。
職業は会社員が54名で最多。児童・生徒が47名、既存クラスターの関係もありますけれども家庭内での感染が多くなっております。それはこちらの感染経路に表れています。家庭内感染105名、最多でございます。検温など日々の健康観察はもとより、ご家族に発熱や咳などの症状が出た場合は、速やかに医療機関に事前に連絡の上、受診するようお願いいたします。特に高齢者と同居されているご家庭の方は、くれぐれも注意をよろしくお願いいたします。そして、医療・福祉関係、こちらは既存クラスターの関係がございます。12名となっています。
入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方は出入りあって、3名増えて84名でございます。重症の方は1名増えて2名となりました。重症の治療に当たっている関係者の皆さん、よろしくお願いいたします。また一方で、宿泊療養施設の方は出入りがあって、10名減って76名となっています。多くの方、240名の方が昨日も無事に療養解除、ご回復されました。その結果、自宅療養の方は一部入院調整中の方も含めて、6名減少の1,782名となっています。
最後に、県営の集団ワクチン接種会場について、もう一度お知らせいたします。県直営の集団ワクチン接種会場については、松山県営会場と西条臨時会場が本日から接種開始しております。これちょっと誤解されている方もポツポツ少数ではありますがいらっしゃるので、もう一度申し上げます。この会場では、各市町から送付されている接種券をお持ちの方が対象でございます。また、これは小児接種ではございません。一般高齢者やエッセンシャルワーカーなどの3回目接種が対象となっています。くれぐれもお間違いのないようによろしくお願いいたします。本日、松山会場は8割以上の方が予約されています。西条会場の方は5割程度の方が予約いただいております。この二つの会場は明日27日日曜日の接種もありますが、日曜日だとなかなか翌日のことも考えられる方も多いと思います。まだまだ接種枠に余裕がございます。県直営の会場では、2月最後の機会になりますので、本日までまだ予約受け付けておりますので、もし必要とあらばご予約いただけたらというふうに思います。松山県営会場の県民文化会館では、県内にお住まいの接種券をお持ちの方全てが対象となっています。今日も明日もそうです。西条臨時会場、県の東予地方局では西条市民の方が対象となっております。なお八幡浜臨時会場、県の八幡浜支局で行いますこちらの方は、明日八幡浜市民の方が対象でございますが、7割以上の予約をいただきました。受け付けは終了をしております。
3回目接種の意義というのは、これはもう専門家からの意見でもそうですし、またこれまでの県内における事例を見ても明らかなように、特に高齢者の重症化を抑える大きな役割を担っています。その意味で、現在のオミクロン株の重症を回避するため、そしてまた次に来るかもしれないBA.2、さらに感染力が高く、これ確定はしていませんけれども、重症化率は今のオミクロンと変わらないという意見もあるようですので、それを考えると高齢者の3回目接種が今回のオミクロン株だけでなく、次なる第7波への備えにもなるということでございますので、それぞれの市町が医師会と連携しながら接種を進めておりますので、市町大変だと思います。しかしながらその意義、命を守るということの意義ということを捉えて全力で対応し、県も精いっぱいバックアップしますので、くれぐれもよろしくお願いします。そして必要とされる、打たれるというふうなお気持ちを持たれる方は、ぜひそれぞれの会場で接種を受けていただけたらというふうに思います。松山、西条の会場も明日もございますので、本日中に予約すれば間に合いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
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