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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月18日公表分)および令和3年度2月補正予算案(新型コロナウイルス感染症関係分)の追加に関する記者発表の要旨について
日時:令和4年2月18日(金曜日)15時00分~15時25分
場所:知事会議室
- 新型コロナウイルスの感染の確認(2月18日公表分)について[PDFファイル/208KB]
- 愛媛県内の状況(令和4年2月18日9時現在)[PDFファイル/1.34MB]
- 令和3年度2月補正予算(新型コロナウイルス感染症関係追加分)
(南海放送(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
昨日の確認された陽性者の方は209名でございました。内訳は既存が114名、新規または調査中の方々が95名でございます。感染が確認された方に、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。
昨日の陽性確認は前日から70名ほど減少しております。特に松山市で約50名減少した影響が大きくなっています。ただ県医師会にお聞きしますと、木曜日は土曜日ほどではないんですけれども、半数程度の医療機関がお休みをされているそうでございます。午後休診ですね。午前中は開いているそうなんですが、半分程度が午後休診というところが多いそうです。それであるが故に、この1日の減少の数字だけでまだ傾向を判断することはできないと思います。今週はもう皆さんにお知らせしたとおり、各曜日で前週の同じ曜日よりも陽性確認が多い日が続いております。依然として本県は200名を超える高止まりの状態にあります。県民の皆さんが本当に日々努力していただいているおかげで何とか踏みとどまってる、47都道府県の中では人口10万人当たりの感染者数は44番目でございますので、県民の皆さんの努力に心から感謝を申し上げたいと思います。あと一踏ん張り、日常に戻るためにご協力をよろしくお願い申し上げます。
また昨日はそんな中ですけれども、新たなクラスターが4件確認されています。松山市および新居浜市で「児童施設クラスター」、それぞれ1カ所ずつ。宇和島市で「友人間クラスター」、伊予市で「会食クラスター」、以上4件でございますが、宇和島市と伊予市の事例は3連休中の友人等の集まりで感染が広がったものと確認されています。また、昨日公表した今治市の「友人間クラスター」も連休中の集まり、同様に同じような感染が広がったものであります。オミクロン株の感染力を考えれば本当にわずかな緩み、隙で再び増加局面に入る恐れがございます。注意深い行動は、もう毎日しつこいぐらい呼び掛けさせていただいておりますが、ぜひご理解をいただき、引き続き感染対策の徹底をお願いいたします。
本日の説明は4点。昨日の検査結果、二つ目に1週間のクラスターの状況、1週間に一遍お知らせするということにしておりますので、新規のクラスターを中心にお知らせいたします。また三つ目は県が直営するワクチン接種会場、前々から検討しているというふうに申し上げてまいりましたが、かたちが決まりましたのでご説明させていただきます。そして、四つ目に令和3年度2月補正予算案の追加提案、第4弾「えひめ版応援金」の追加提案についてでございます。
まずは昨日の検査結果ですが、40代が35名で最多。そして10歳未満も「児童施設クラスター」の発生もありましたので、30名と多くなっております。また10歳未満から60代まで幅広い(各)年代で20名以上確認されています。そして、既存の高齢者施設のクラスター、再検査の方がほとんどでありますが、ポツポツと症状が出て陽性確認というケースがございます。その結果として70代以上が18名となっています。男性は109名、女性は100名でございました。
居住地は減少したとはいえ、松山市が93名で、全体の半数近くを占めている状況でございます。そして、今治市が14日に43名確認された後の検査も進んでおりますので21名、高い水準が続いております。そして新居浜市、ちょっと落ちてきていたんですが、今週に入りまして再び増加の兆候が出てきております。ちょっと心配しております。新居浜市長さんには直接状況をお伝えしております。また、新規および既存クラスターの関係もありまして、それぞれちょっとかなり人数が出ております、クラスターの関係で。伊予市が19名、そして大洲市が12名と多くなっています。また、宇和島市も10名で、県内全域、東中南予で引き続き警戒が必要な状況に変わっておりません。
職業は会社員が72名で最多でございます。そして児童・生徒が32名でございますが、大半が家庭内感染でございます。本日は6校が臨時休業しております。内訳は東予が3校、中予が2校、南予が1校でございます。そして医療・福祉関係で18名となっています。感染経路はもう圧倒的に家庭内。潜伏期間が短いので、家庭内が81名と最多になっております。医療・福祉関係もクラスターの関係で17名となっています。
入退院の状況ですが、出入りがございまして、医療機関に入院されている方は2人減って79名となっております。重症は4名のままでございますが、回復傾向の方もおられますと、そういう報告が入っております。現場で懸命な治療が続けられております。宿泊療養施設も出入りがあって、1名増えて69名となっています。また多くの方が、退院等は220名、昨日は療養解除、ご回復になりました。その結果、自宅療養者も10名減って1,898名ということでございます。
次に、1週間のクラスターの状況についてのご報告でございます。2月10日の木曜日から2月16日水曜日の一昨日まで、その間に県内で新たに確認されたクラスターが14件ございました。その前の週が12件でございましたので若干増えております。新規クラスターは松山市保健所、中予保健所、そして八幡浜保健所、それぞれ4件ずつ確認されて多くなっています。そして、四国中央保健所と西条保健所で1件ずつということでございます。そのクラスターの内訳でございますが、高齢者施設が5件、福祉施設が3件、職場内が3件などとなっています。松山市や伊予市、砥部町の高齢者施設のほか、大洲市の福祉施設でも1カ所当たりで多くの陽性者が確認されています。ここでは県クラスター対策班の派遣、保健所の現地指導等による対処が進められております。また新居浜市、久万高原町、伊方町では「職場内クラスター」が確認されています。事業者の皆さんには「職場内クラスター」の多くは換気に問題があったケースが多く見られますので、それを実施をはじめ、今一度職場での感染対策のチェックをお願いいたします。「会食クラスター」は約1カ月確認されておりませんでしたが、この期間中に2件、さらに昨日、ここには入っておりませんが1件確認されております。連休中の久しぶりの集いとかそういうケースでございます。会食を行う際には油断をせず、この特別警戒期間はルールの徹底をお願いしたいと思います。認証店などのお店を選ぶ、しっかりとした対策を取っている店、そして当面は4人以下で2時間以内、そして参加者の体調管理、直近にリスクの高い行動を取っていたかどうかの確認、そういったところを守っていただけたら感染リスクは低い、それがちょっとできていなかったケースがクラスターにつながることが多く見られますので、ちゃんとしたかたちでやればリスクは低いのがそういった会食でございますので、その中でお楽しみいただきたいというふうに思います。
次に、学校・児童施設の陽性確認状況でございます。東予地域では前週公表は4件でございました。東予地域で2件、児童施設が1件と高校等が1件、中予地域では4件、児童施設で2件と小学校は1件、高校等が1件、南予地域は無しでございました。施設別では児童施設が3、小学校が1、高校等が2でございます。前週は児童施設が3、大学が1でありました。そういう意味では学校現場、非常に感染対策をしっかりと行ってくれているということ。児童施設もそう多くはありませんから、それぞれ現場の関係者の皆さん、非常に気を遣いながら運営されているということがお分かりいただけると思います。
次に、県直営のワクチン接種会場の設置でございます。ワクチンの3回目接種を加速させるため、県内の東中南予の3カ所で、県直営の集団接種会場を設置することといたしました。国から急きょモデルナワクチンの追加供給が示されましたが、市町は接種計画に基づき、おおむね着実に3回目接種が始まっておりますが、松山市など一層のスピードアップ、一層の接種を今後期待している市町もありますが、それぞれ郡市医師会と調整の上で接種を進めており、ワクチンそのものが不足している状況ではございません。この追加供給されるワクチンを含め、速やかに県内の3回目接種を進めるため、接種の遅れが懸念される松山市ではプッシュ型で、西条市および八幡浜市からは市から要請がございましたので、それを受けて集団接種会場を設置いたします。接種事務は県と市町が共同して行いますが、実質的な運営は県が直接行うことといたします。
まず1カ所目、松山市の接種会場でございますが、県の県民文化会館を使用いたします。こちらでは1日当たり最大1,080人の接種が可能となります。この松山会場だけは松山市民の皆さんに限らず、県民全て、県内にお住まいの接種券をお持ちの方全員を対象といたします。期間は2月26日土曜日から3月20日(日曜日)までの間になりますが、毎週土曜日と日曜日のみでございます。土日、計8日間行うこととなります。土日、土日、土日、土日と8日間でございます。時間はそれぞれ10時から17時半まで行います。10時から17時半まで。ただし、最終日の3月20日のみ、14時半から17時半までの半日とさせていただきたいと思います。上限はこの日だけは540人、半分といたします。予約方法はパネルのとおりでございまして、専用のウェブページで本日16時から受け付けを開始いたします。県のホームページからもアクセスが可能となっています。また、今いろんな地域でコールセンター、いろんなケースで作られていますので、なかなか人手を集めることが困難な状況でありますが、現在交渉しております。電話予約が可能なコールセンターの開設作業、来週には開設できると思いますので、準備が整い次第、あらためてお知らせいたします。それまではこちらのウェブページからのお申し込みとさせていただきます。これは松山会場ということでございます。対象は接種券をお持ちの県民の方ということでございます。
次に、西条会場と八幡浜会場でございます。対象もちょっと変わります。こちら(西条臨時会場)は、期間は2月26日と27日の2日間、2日間のみでございます。場所は県の東予地方局7階大会議室、時間はこの2日間とも9時から16時半までといたします。対象は西条市の市民の方で接種券をお持ちの方。65歳以上だけではなく、接種券をお持ちの方でございます。両日とも上限は1日当たり720名とさせていただきます。こちらは予約方法が異なります。パネル記載のとおり、本日以降、西条市の予約システム、これを活用いたします、24時間対応。西条市の予約システムで受け付けを行っておりますので、こちらは西条市の予約専用コールセンターもありますので、西条市民の皆さんはこちらからお申し込みいただきたいと思います。
次に、八幡浜臨時会場でございます。設置時期は1日のみとなりますが、2月27日日曜日、時間は9時から16時半になります。場所は県の八幡浜支局7階大会議室となります。こちらも対象は八幡浜市民の方で接種券をお持ちの方でございます。上限は720人とさせていただきます。こちらの予約方法も西条市と同じで、八幡浜市の予約のシステムから受け付けることといたしております。八幡浜市の予約システムも24時間対応、そしてコールセンターも八幡浜市でしていますので、こちらの方から八幡浜市民の皆さん、接種券をお持ちの方はお申し込みいただけたらというふうに思います。なお、会場には(駐車)スペースがございませんので、市役所など周辺施設の駐車場を、もしその場合はご利用いただきたいと思います。
そして、これだけはお願いします。3会場とも接種当日は必ず接種券をお持ちいただきますようにお願いいたします。
今回の各会場の増設に当たりましては県看護協会、県薬剤師会のほか、県立中央病院、県立新居浜病院、県立医療技術大学および愛媛大学医学部に在籍される医師や看護師、薬剤師の方々をはじめ、関係者の皆さんに多大なご協力をいただきました。この場をお借りしまして心からお礼を申し上げさせていただきます。急きょの増設でございますので予約期間はやや短いんですけれども、接種券をお持ちなのにまだ予約ができていない方、特に感染した場合、重症化が懸念される高齢者の方、ご自身はもとよりご家族や友人を感染から守るためにもこれを利用して予約いただき、接種をしていただきますようお願いを申し上げたいと思います。
次に、令和3年度2月補正予算案の追加提案でございます。既に2月15日の記者会見でお伝えしておりました「第4弾えひめ版応援金」に関する補正予算案がまとまりましたのでお知らせいたします。この応援金は、オミクロン株による第6波の影響を受ける県内事業者の事業継続とさらなる感染防止対策の徹底に向けて、地域を限定せず全県対象で、飲食店も含め公平に幅広い業種の事業者を緊急的に支援するものでございます。対象者は、本年1月、まさにオミクロン株の影響を受けた売り上げ、本年1月から3月の売り上げが減少した県内中小企業者や個人事業主等で、任意の二つのいずれかの条件に該当する者でございます。いずれかの条件の一つ目は、1月から3月の任意の売り上げが過去3年間の任意の年の同月比で30%以上減少したところ。いま一つは任意のこちらは連続2カ月の売り上げが過去3年間の任意の年の同期比で15%以上減少したところ。15%という、これは(少なくとも中四国においては)愛媛県だけだと思いますが、15%減少は国の制度で引っかかりませんので拾うということでございます。このいずれかに該当するところでございます。ただし、国の事業復活支援金との併用は不可といたします。
支給額は中小企業者等が20万円、個人事業主は10万円、申請期間はこれから予算を議会に提案しますので、予算成立後、その当日から始めたいと思います。準備は今しておりますので、成立後直後に始めます。5月末までといたします。
なお、この「えひめ版応援金」、今回第4弾になりますが、第1弾、第2弾については、身近な所でということで、支給事務はそれぞれの市町で行っていただきました。第3弾につきましては、市町でワクチン接種の事務が始まっておりますので、県の方で行わさせていただきました。この第4弾も第3弾と同様、県の単独事業として財源を負担し、受け付けや支払い事務も第3弾と同じように県の方で対応いたしますので、お間違いのないようにお願いいたします。今回の追加の補正予算額は、一般会計で17億870万円でございます。予算案の議会への提出は、来週の2月定例県議会開会日、2月22日を予定しておりまして、早期に事業執行を行う必要があるため、先議を議会にお願いをしたいと考えております。もし、22日当日に議決いただいた場合は、先ほど申し上げましたように、今月22日から受け付けを開始したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
(南海放送(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(南海放送)
南海放送です。県営の大規模接種の会場については、これは一般高齢者を主に対象にしてるということで。
(知事)
いや、もう接種券が届いている方が対象です。一般高齢者の方もありますし、接種券の配布状況というのは先日お知らせしたように市町ごとに違いがあるんですけども、ワクチン、国からも来ましたので、幅広く接種券をお持ちの方は対象といたします。ワクチンの種類は全部モデルナということになります。
(愛媛朝日テレビ)
すみません、愛媛朝日テレビです。県営のワクチン接種の関係なんですけれども、松山会場に限っては、県内全域の方を受け入れられるという意味合いというのはどういうところになるんでしょうか。
(知事)
いろいろお聞きしますと、住民票の関係であるとか、いろんな行き来の関係、仕事の関係であるとか、そういう松山を拠点にという方もいらっしゃるので、そうしてもらったらありがたいというのを他の市町からお聞きしましたので、今回、県での設営になりますから、対象をそうさせていただきました。
(愛媛朝日テレビ)
念のため確認なんですけど、他市町からも行き来があるということなのですが、逆に一つの会場にですね、他の市町の人とかがですね、入り乱れるというか、いろいろな方が来られると思うんですけど、そのあたりのリスクについては何か。
(知事)
しっかりと事前予約制になってますので、会場も感染対策をしっかり取りながら、しかも人数制限が決まってますので、その点はそう懸念はないと思っています。
(南海放送(幹事社))
その他、質問いかがでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
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