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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月6日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和4年2月6日(日曜日)15時00分~15時15分
場所:知事会議室
(南海放送(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。
(知事)
昨日確認された陽性者数は179名の方でございました。内訳は既存が117名、新規または調査中が62名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。
昨日の陽性確認は200名を下回る結果でございますが、もう皆さんご案内のとおり、土曜日は午後が大半の医療機関が休診でございます。そういった影響で先週も低めに出ております。先週よりは減ってはおりますけれども、まだまだそういった数字であるという前提で構えておかなければなりません。そして、先週の平日ベースの検査では依然300人前後の高い水準が続いていることもご案内のとおりでありまして、傾向を判断するのはまだ早計であり、来週の火曜日、水曜日の状況が傾向というものを見極める一つのポイントになるのではなかろうかと思います。県民の皆さんにおかれましては気を緩めることなく、基本的な感染回避行動を引き続きお願いいたします。
それでは昨日の検査結果でございますが、昨日は30代が38名、最多となっています。20代は25名で大半は松山市の方でございます。そして、60代まで多くの年代で複数の、2桁の陽性者が確認されております。男性は90名、女性は89名でございました。
地域別は松山市が111名で約6割、そして感染状況が次に懸念されている新居浜市14名。2市においては金曜日の検査結果に比べれば減少しておりますけども、先ほど申し上げたように医療機関の休診の関係の影響が大きいと思います。傾向がまだ読み取れません。そして今治市は13名、このところ10数名程度と、落ち着いている。上昇モードにはなっていないのですけども、10数名程度の感染は昨日も続いておりますので、少しちょっと警戒が必要ではないかと思います。職業は会社員が49名と最多。そして児童・生徒が29名でございます。医療が5名、福祉13名で、合計18名でございます。感染経路が把握できているものの中ではやはり家庭内が72名、これはオミクロン株の潜伏期間が短いということで、お一人が発症し検査をして陽性確認した段階で、既に(ご家族も感染している)というふうなケースが今回非常に多いということでございます。また、医療福祉関係が17名とやはりまだ多くなっています。
次に入院されている方々の状況でございますが、昨日より5名増えて再び100名超えて103名となっています。重症者は幸いなことに増えてはいません。お二人が治療を受けておりますが、現場では懸命な治療が続いています。また、宿泊療養施設に入所されている方は2名増えて75名でございます。自宅療養の方は、昨日はご回復の方が非常に多く出ていまして、その関係で96名減で2,460名となりました。退院となった方は、昨日は268名でございます。高齢者の方も含めて多くの方が順調に回復をされております。
オミクロン株の場合は繰り返し申し上げてきましたが、相手の正体を、特色をしっかり見極める、感染力が非常に強い、重症化率は低いけども重症化しないわけではない、ワクチン2回接種が終わっていても感染する可能性が非常にあるというような特性を見極めて、そして日々日々のデータ分析が重要である。そのデータに基づいて、地域はどこか、あるいは場所がどこか、そういったことをしっかり見極めて対応を集中していくということが大事である、それが効果的であるというふうに思います。ただ一方でですね、その場所ごとの特色というのも分析が重要でございます。これについてはまた明日にでも呼び掛けをさせていただきたいと思います。
今日はその最も大事なところが、やはり一人一人の感染回避行動でございますので、もう一度保健所のデータ分析から上がってきている、こういうところで県民の皆さんに声を掛けていただきたいということ、それを中心にお話しさせていただきたいと思います。特にですね、高齢者や子供たちの感染に目を奪われますけれども、圧倒的に多いのが先ほどのデータでも明らかなように会社員でございます。地域での感染が家庭内を介して、施設や学校に持ち込まれているのが実態でございます。高齢者の施設については、今までも申し上げて(きたとおり、)対応についても説明させていただきました。そして、医療負荷の増大に最もつながるのがこの高齢者施設関係でございます。これが、感染者が落ち着いていても症状が悪化したり、介助の手間で看護師さんの負荷が高まったり、医療現場に大きな負担となってまいりますので、一般診療への影響や、場合によっては救急医療まで影響するということを鑑みますと、非常に重視しなければなりません。また、学校や保育所で感染が広がりますと保護者の皆さんの仕事にも影響が出てきますので、社会機能の維持に支障が生じる可能性もあると。そういう点からして、家庭内に感染を持ち込まないために、一番、一番基本になる、一番効果的なのが、一人一人の感染回避行動であるということは皆さんにもお分かりいただけると思います。大変な感染力でありますから、これをやれば確実に収められるという手法は、オミクロン株の場合はございません。こうしたことを積み重ねて対処していくというのが最善の方法だと思います。
そこでもう一度、くどいようですが申し上げます。ここが一番大事な点でございますので、保健所からの「届けてほしい」という声でございます。マスクは不織布マスク、あるいはそれと同等の機能を持っているものを選んでください。そして鼻に隙間なくフィットさせるということ。毎日しっかり着用するということ。これが最も重要でございます。そして二つ目は、密にならないように、屋内では特に人との距離、「あっ、近すぎる」という時があるかもしれませんので、十分、このオミクロン株に対処するためには重要でございますので考えていただきたいと思います。そして三つ目、手指消毒。単に手指消毒ではなく、手洗いは流水とハンドソープ、これをしっかりと用いてこまめに行うということをしないと効果が薄いということでございます。それから、商業施設等に入る時は店に構えられている消毒液、おそらく多くの皆さんは使われていると思うんですが退店時、退店時にも必ずやっていただくということ。で、お手持ちの消毒液でも構いませんので、退店時にもしっかり行うということを考えていただきたいと思います。そして換気、換気も「さっきやったから」というふうなことではなくて、1時間に2回以上かつ数分間、数分間やらないと効果はないということでございます。窓を開けて「30秒開けたからもう大丈夫」では効果がないということでありますので、1時間に2回以上、寒いですけども、対応するために、ぜひここに気を付けていただきたいと思います。特に、職場ではこれが非常に大きな効果を発揮するということでございます。ぜひ丁寧な対応で乗り切っていただけたらと思いますので。そして、もう一つはこうしたことを基本にして、日常のリスクの低い活動、それを制限、何もかもということではありません。特に会食等では、こうしたことを一人一人が行っていただく中で、認証店など感染対策をしっかりとして構えられているお店等を選んでいただき、そして、今の段階では4人以下等々の会食ルールを守る範囲で、さらに普段顔を合わせているご家族、あるいはリスクのある行動がないという確認等々ができている方と、そのルールの中で行うということは、リスクはほとんどありませんので、ぜひ落ち着いて、そうした日常を送っていくということがウィズコロナ、これからもおそらく次のコロナが、もし第7波が来るとすれば、今の世界の報告からすればこのオミクロン株よりもさらに感染力の高い、また入院率はそんなに変わっていないということでありますから、来る可能性もあるということを考えますと、ウィズコロナということで行動していくということがすごく大事になってまいりますので、ぜひそのあたりもお考えいただき、冷静な活動をしていただけたらと思います。以上です。
(南海放送(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(南海放送)
南海放送です。まず、医療機関の入院されている方が103名という、目安としている100床を超えました。重点医療機関の声ですとか、病床の判断はいかがでしょうか。
(知事)
今の段階で先日お話ししたとおり、逼迫(ひっぱく)しているという話は上がってきておりませんが、これがちょっともう少し細かく見ていく必要があるのは、地域性の問題もあると思うんですね。どの地域の病院が、個々にどういうふうになっているのかということ、全体というふうな観点でいえば逼迫している状況ではないですけど、場合によっては、前もあったんですけども、こちらのエリアがちょっと他と比べると厳しくなってきているとか、いろんな分析しないといけないですから、そのあたりも十分気を付けながら対応を考えていきたいと思っています。
(南海放送)
昨日ですね、西条保健所が保健所業務の重点化をされました。現場でですね、また、陽性になった方、トラブルですとか、不安の声とか、そういったのは報告に上がってきているでしょうか。
(知事)
全くまったく上がってきてないです。皆さん本当に冷静に向き合っていただいているようでございます。
(テレビ愛媛)
すいません、テレビ愛媛です。学校の臨時休業についてお伺いしたいのですが、今日も児童・生徒29人と多い中で、全国的に見ると全体の臨時休業だけでなく、特定の学年であったり、学級の臨時休業とすることで、先ほど知事もおっしゃっられた社会機能の維持を保つというところもあります。そういった面で、現在、県としての見解はいかがでしょう。
(知事)
今日の臨時休業、そもそも(日曜日で)休業ですから、これは分かりません。ただ傾向としてですね、昨日お知らせしたとおり、この1週間、小学校、中学校、保育園(※)でしたかね、それぞれ10人以上の確認というのは1カ所ずつでございます。ですから、愛媛県の各施設はですね、本当に現場でいろんな事例集も打合せの中できめ細かくやっておりますので、これは県が取りまとめをして、市町単位で非常に細かく職員の皆さんが歩いて説明して注意喚起していただいています。その結果なのか、本当に1カ所ずつですから少ないんですね。でも何で人数が出てくるかというと、家庭内感染が(感染経路の)大半でございます。ですから、そういった時に速やかに調査が入って、どういった対応するかというふうなことも連動して行われています。場合によっては、最初にこれはちょっと要注意だという時には学級を止める。さらにということになった場合は学年を止める。さらにということになった場合は学校を休業すると。こういった現実の調査に基づいてそれぞれの学校が対応してくれていますので、それで何とか収まっている状況です。
(南海放送(幹事社))
それではよろしいでしょうか。それではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
(※)の部分については内容に誤りがありましたので、訂正しています。
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