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新型コロナウイルス感染症に関する知事共同取材の要旨について

ページID:0017483 更新日:2022年1月31日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月30日(日曜日)15時30分~15時49分

場所:知事室前廊下

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは共同取材を始めます。本日は新型コロナに関して知事からご発言があるということです。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 今日は込み入ったとりわけ大きな動きがあるわけではないんですけども、全体的な流れという中でお話しいたします。昨日は258名の方の陽性が確認されています。心からお見舞いを申し上げさせていただきます。これは県のホームページにも公表していますが、大変人数も多くなっておりますので、こうしたかたちでの公表になりますが、特にこの中で、松山市が146名となっています。前日が約200名となっております。ただし、今日の数字は土曜日の集計でありますから、午後が大半の民間医療機関、お休みでございます。そういった関係で、そこでの検査が多少少なくなっているという傾向が出ていると思います。ただ松山市は前日200人ほどでありましたが、その時に一つの「高齢者施設クラスター」が20名を超える確認が一気にあったということ。それから、つながっていた施設と別の施設の関係で10数名の確認があったということで、そういった施設での一斉検査でパッと増えたというのもあるという話でしたが、今日の数字を見てもやはり140から150くらいで出てきていますので、高止まりしているという状況はまだ松山市の方は変わっていないのではないかと推測できると思います。他はやはり松山、新居浜、西条で258名のうち200名を超えるという状況で、その他の地域では四国中央市が10数名出ていますが、何とか落ち着いている状況が続いているという傾向には変わりはありませんでした。

 中身につきましても、前に言っていた「職場内クラスター」等で会社員が多くなっている。それから20代、30代、学生は少なくなってきていますので1桁になっていますが、若い会社員の方が「職場内クラスター」ということでこういうところに出てきていると。それから、未就学児がやはり多くなってきている。児童・生徒も多くなってきている。昨日指摘させていただきました保育園、幼稚園、小中学校。こうしたところがやはり一気に出るかたちが続いているということでございます。

 こちらの感染経路ですけれども、やはり家庭内が一番多く、それから福祉施設クラスターの関係で、医療・福祉関係、こちらに無職と出ているんですけども、ここが多くなる時というのは施設のお年寄りとかが多く出ているという時に、ここがちょっと増加傾向の数値が出てきます。だいたい昨日はそういうところでございますから、昨週の同じ曜日と比べると増加しているということに着目する必要がありますので、引き続き警戒を継続していくと。そしてまた、昨日お話ししたポイントについて、特に松山市、西条市、新居浜市、そして場所でいえば高齢者施設、保育園、幼稚園、小中学校、こうしたあたりが特に警戒、あとは職場ですね。こうしたところが来週しっかりと市町と連携しながら、注意のサポートをしていきたいというふうに思っております。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 それでは、先ほどのご発言に関して質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛です。先週と比べますと土曜日にしては55人増えているという状況でありますが、まずその数字の所感について教えてください。

 

(知事)

 そうですね、先週よりまだ減っている傾向が出てきていない、ピークは迎えていないと。全国的に見ると、これは県ごとに毎日分析しているんですが、沖縄はピークを越えた数値がここ数日間ずっと続いています。前週より傾向が顕著に出てきています。広島はこの2、3日減少傾向が出始めている。ただ、同じ時期に拡大した山口県はまだ出ていない。ですから、ちょっと何とも言えないところがあります。仮に沖縄や広島と同じ傾向をたどるならば、沖縄がだいたい起点が12月末、広島が若干遅れて、愛媛の起点が1月7日から9日あたりになりますから、これはもう分かりませんが、もし沖縄と同様の傾向が出てくるとすれば来週あたりという可能性はある。ただこればかりは山口が出ていないということで、(減少傾向が)出ないという可能性もあるという状況ではないかと思います。

 

(テレビ愛媛)

 そして、今日は入院患者が1人増えまして92人という数字なんですけれども、次の対策を考える段階は100人を目安というふうに以前からおっしゃっていますけれども、その92人という数字についてはどうお考えていらっしゃいますか。

 

(知事)

 昨日の会見で、あらのお話を申し上げさせていただいたとおりでございます。100人というのは、全県どこでも、場所によって35とか40人のところもあるんですけども、25人のところもあります。それぞれ医療資源の状況が異なりますから、これが正しいという目安というのはないと思いますが、そうは言っても、医療現場に聞きながら前回のデルタ株までの経験値で3分の1ぐらいが一つの目安ではないかというふうなご意見が多かったので、だいたいそのあたりを目安にしている、それが100人という数字でございます。ただ、ここ最近、それぞれ現場であるとか、状況の聞き取りを始めています。今の段階、92人では医療逼迫(ひっぱく)という状況ではない。どうしてそういうことになるのかというのをお聞きしますと、やはり重症化の方が少ない。すなわち、前回までの株であれば長期入院が多かった高齢者の中にも、10日で回復して退院される方が明らかに増加しているという現象、そこが一番大きいですね。それから、重症病床の方も何とか踏みとどまっているという、これは全国的な傾向でございますけれども、そういったところで逼迫感というのは同じ人数でも全然違うというような声が入ってきております。もう一つ言えば、宿泊療養を診られている医者さんに聞いてみたんですが、やっぱり様相が違うと。毎日5人ぐらい、その1カ所ですよね、数名が入ってきて、数名が同じように退所されるという比較的落ち着いた環境ですというふうな声がありました。

 あと一番大事なことを言い忘れていました。感染確認は258人なんですが、無事に退所・療養解除された方が257人でございます。ほぼ同じ人数というのが今日の状況で、昨日までの状況です。ここが非常に前回のデルタ株とかとは全く違うというのは、マスコミの皆さんにもお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

(テレビ愛媛)

 分かりました。そしてもう一点。一方で懸念されるのが、今日も児童・生徒が56人とかなり多い数が出ておりまして、感染経路で見ても学校が多いというところで、特に学校現場ですとか、医療・福祉施設についてはどうしても接触を伴う場所だと思います。どう呼び掛け、どう気を付けたら。

 

(知事)

 そうですね。閉めるというのが一番早い対策ですが、それは社会を止めていくというふうなことにもつながるので、できるだけ学びの機会、家庭の負担もあるでしょうし、何より子どもたちの学びの機会をきちんとしてあげたいという思いがあるので、速やかに探知して、学級閉鎖等きめ細かく対応すると。これが基本になると思います。というのは、オミクロン株の特性として、どんなに(対策を取っても)、医療機関ですら、クラスターが起こるということですから、手強い相手であります。その中で、だいたい先ほど申し上げたような場所が見えてきていますので、これからはですね、市町ごとの管轄になりますので、このいろんな情報を市町と共有して、市町単位で警戒度を上げていくということが基本になります。警戒度を上げるというのは、やはり事例から推測するというのが大事だと思っています。これは保健所の聞き取り調査の中で、どういう場面で感染した確率が高いのだろうかというのは見えてきていますので、昨日それの事例をお話ししました。それを情報を共有しながらの注意喚起と、それからそれをカバーするためにできる行動、できる対応というのは出てくると思いますので、そんなことを追求していくことが大事ではないかなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 もう一点だけ。早めの感染の探知ということ、先ほどおっしゃいましたけども、そのためには検査キットなども必要かと思いますが、そうした高齢者施設ですとか、医療機関の現在の、あらためてその検査キットの状況というのはどうなっているのでしょうか。

 

(知事)

 ちょっと私が一つ一つ全部分かっているかというと、そこまで分かっていないのですが、実は可能な限り早く施設で、最低でも(施設職員や新規入所者の検査は)1週間に一遍行えるようにということで、今既に始めているところもあります。当初、感染が多く確認された地域の特別養護老人ホーム、6市については既に始まっています。キットが入手できればそれを拡大する、あるいはグループホームに広げていくということを当初から想定しているのですが、これ全国的なキット不足という、これはもう国でも大きな問題になっておりまして、増産をしなければ間に合わないというような状況が出始めている中で対応しなければなりませんから、そこでこの前の知事会で、国はメーカーに増産依頼をしたということなんですが、残ったら買い取るというところなんですけど、それでは間に合わないような気がしたので、むしろ政府、国が買い取って、一番必要な病院や施設に都道府県単位で配布するということぐらいまで踏み込まないと、本当にエッセンシャルワーカー、検査しないと濃厚接触者は働くことができないというルールになっていますから、そういったことも含めて、思い切った対策を取っていただきたいなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 ちなみに県内の薬局では、もう在庫が足りないというところもあるそうなのですけれども、一方で、医療機関や高齢者施設でもう足りていないという声って上がっているのでしょうか。

 

(知事)

 まだですね、足りなくなったというところは聞いてないんですが、一部の病院で在庫をにらみながら苦労して回しているというふうな声はちらほら聞いております。

 

(南海放送)

 すみません、南海放送です。今日発表の感染者数を加えると、県内の累計感染者数が1万人を超えますけれども、そのうち半数ほどが第6波の感染ということで、先ほど知事もおっしゃられていたようにピークが見えない状況ということで、あらためて知事の受け止めと県民への呼び掛けをお願いします。

 

(知事)

 そうですね、当初から申し上げてきたんですが、オミクロン株は明らかにデルタ株・アルファ株と性質が異なります。感染力がとてつもなく強いということ。それから重症化しにくい、ただし重症化しないわけではない。ワクチン接種2回終えても感染する可能性がある。これがオミクロン株の特性ですから、前と同じ、あるいは延長で物を見ると、本質が見極められなくなって、有効な対策を打てない場面が出てきますので、まずここの本質を抑えるのが大事だと思っています。そこで感染者数ということを考えてみると、これ感染力が高いわけですから、感染者数だけを見てデルタ株やアルファ株と同じように不安を感じる必要はない。むしろ大事なことは重症化しないという特性を持っていますから、医療の治療が必要な方を取りこぼさない。大半の方は無事に退所、今日も258人確認されて、257人退所されていますので、アルファ株とデルタ株ではこんなことはありませんでしたから、医療現場の状況がどうなっているかというのを日々確認していくことが一番大事ではないかなというふうに思っていますので、いたずらに感染者数だけでぜひ慌てないで、正しく恐れていただきたいなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 すみません、あいテレビです。重症病床についてお伺いします。現在は逼迫の状況ではないということなんですけども、高齢者施設でのクラスターとかもあるということで、重症患者の受け入れ体制について、何か強化などは考えられていますでしょうか。

 

(知事)

 はい。まだ最初の初期に入られた人工呼吸器が必要な方の治療が3名いらっしゃいます。いずれもご高齢ないしは基礎疾患をお持ちの方。オミクロン株の場合はですね、症状として発熱、のどの痛み、鼻水、こういったことが中心になる、皆さんもご存じのとおりだと思います。で、何が違うかというと、肺炎の症状があまり見られない。で、デルタ株・アルファ株の時には、肺炎でお亡くなりになる方が非常に多かったんですよ。そしてもう一つは基礎疾患。コロナで体力が弱い方、あるいは基礎疾患が悪くなる方、そういうケースでした。ここはもう全然違うんです。例えば沖縄だったかな、ちょっとこれは(報道の)皆さんの方でお調べいただきたいんですけども、愛媛県をはるかに上回る感染者数が続いていますが、今でもおそらく重症病床5人ぐらいではなかろうかと思います。広島も同様かもしれません。ちょっとこれは皆さんでお調べいただけたらと思います。だから全然違う状況、それがさっきの医療逼迫の度合い、(入院)間隔にも違いが表れていると思うんですけれども、そういったことを踏まえて、念のため、今、重症患者が逼迫している状況ではないんですけども、やっぱり念のため、もう少し増えてきた段階でいつでもお願いができるようにして、もう準備ができてますから、最終フェーズの316床まで上げるというのも、どこでそこをやるかというのは今後の大きな課題。で、今それができるだけ、お願いしますと言った時にすぐに動けるような体制づくりの確保はより進んでいると思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 児童・生徒の感染者が非常に多くなっているんですが、来週は県立学校の推薦入試も行われる予定なんですが、そのあたり受験生も不安な生徒も多いと思います。追試験も予定されていると思うんですが、追試験以外に何か救済策など、お考えはありますでしょうか。

 

(知事)

 先日申し上げた、これは学校の子どもたちも含めて、国家試験も含めて、宿泊施設(の利用が)、もし試験まで必要であれば割り引き制度を立ち上げていますので、こういったところで利用していただくのも一つの選択肢ではないかなというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 試験自体は追試験以外に何か。

 

(知事)

 いや、今のところ追試ですね。

 

(NHK)

 学校現場で感染が拡大しているということで、来週以降、より市町との連携を強めていくというようなご発言がありましたが、例えば高齢者施設でのように、学校での一斉検査みたいなことは、検討されたりはしますか。

 

(知事)

 ていうかですね、キットが豊富にあればやりたいです。でも今、その(確保の)めどが全然国から示されてないので、しかも増産しても、そのまま放置しておくと、民間無料検査場に、民民の取引で卸しが流していきますから、行政の方で手に入れられる数というのは限られますから、奪い合いになってしまうんですね。だから増産はできました、果たしてどこまで取り込めるのだろうか。しかもピークが見えるか見えないかというふうに、今後の期間の方もにらみながらやっていかなきゃならないと思いますので、今はやはりより必要なところである病院と高齢者施設が優先というふうにならざるを得ない状況です。

 

(南海放送(幹事社))

 他にご質問はよろしいでしょうか。それではこれで終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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