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新型コロナウイルス感染症に係る対策等に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年12月22日(水曜日)11時09分~15時14分
場所:知事会議室
- 新型コロナウイルス検査の結果(12月22日公表分)について[PDFファイル/137KB]
- 愛媛県内の状況(令和3年12月22日9時現在)[PDFファイル/155KB]
- 「ワクチン・検査パッケージ制度」の概要[PDFファイル/1.19MB]
(テレビ愛媛(幹事社))
では続きまして、新型コロナウイルス感染症に係る対策等についてですが、こちらは会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらの方でお願いします。知事お願いします。
(知事)
速報でお知らせしたとおり、昨日も県内では新型コロナ感染確認されておりません。27日間連続ゼロが続いておりまして、県内では引き続き落ち着いた状況が続いています。ただ、オミクロン株による感染は世界各地にご案内のとおり急拡大しております。国内でも85名のオミクロン株陽性者が確認されておりますが、現時点では海外渡航歴のある方や、その接触者の範囲に留まっておりまして、全国的にも市中感染は確認されておりません。県内でもオミクロン株の陽性者はおられませんし、また、同じ飛行機を利用していた濃厚接触者6名が確認されておりますが、定期的な検査で全員陰性が確認されており、既に一部の方は健康観察の期間も終了されております。
ワクチンや治療薬の効果への影響、重症化リスクなどオミクロン株の特性は感染力が強いということ以外、十分な知見が得られていない状況でありますが、県ではオミクロン株の発生に備えた早期の探知・療養体制を構築しています。また、濃厚接触者につきましては、日本に入国した空港周辺の宿泊施設等に国の方針としてこれまで滞在してきました。その、例えば関空とか成田から2時間半以内というところで、宿泊施設等々で滞在していただくことになっていましたが、それらの周辺の施設がもう満杯になったそうで、国の方針が変わりました。これが6時間以内の距離まで拡大するという方針になりましたので、より広範囲の自治体で対応するということになります。すなわち、例えば関空からだったら、これまではこちらの方には来られてなかったんですが、6時間になりますとその範囲内でありますから、全国各地の宿泊施設でそれぞれの県で受け入れるということになることに国の方針として変更がありました。本県で対応する濃厚接触者もこの変更により増加することが予想されますが、保健所による丁寧な健康観察、また、定期的な検査などすでにしっかりと対応してまいっておりますので、県民の皆さんにおかれましては、変更があってもしっかりと対応いたしますので、引き続き落ち着いて行動していただきたいと思います。
これから、年末年始にかけて会合や帰省等により県内外との人の交流が活発化いたします。繰り返し申し上げますけども、県民の皆さん、事業者の皆さん、これまでどおり個人個人が感染回避行動、マスクの着用、手指消毒、人との距離、換気、会食のルール、こういったことを徹底していただくとともに、また、ウォームビズもお店なんかでも換気を定期的にやると寒くなりますので、そういった工夫もしていただきますよう十分気を付けていただきたいと思います。
本日コロナ関連で説明する内容は3点ございます。一点目はワクチン検査パッケージの検査体制、二点目は高齢者施設面会モデル、三つ目は宿泊旅行代金割引の隣接県への範囲拡大、対象拡大についてでございます。
まず、ワクチン検査パッケージ制度でございますが、これを活用する際に必要な検査体制についてであります。この制度の関連予算は12月議会で承認いただきましたので、速やかに検査事業者を今月14日から募集させていただきました。東、中、南予に拠点のある愛媛県総合保健協会をはじめ、薬局や民間検査会社など六つの事業者から申請がございまして、昨日付けで登録が完了いたしました。今回は、ただあくまでもこれはこの段階ですから第1弾とさせていただきます。この第1弾の登録につきましては、24日までに、東、中、南予の18カ所の事業所で無料検査が受けられる体制が整うことになります。ただし、これは全員アットランダムにというわけではなくて、検査パッケージの中ですから、接種ができない方とか、条件に当てはまる方がこちらで受けられるということになります。今後も感染拡大に備えてさらなる検査体制の拡充を図るべく、募集を続けていきたいというふうに思っています。
なお、今申し上げましたとおり、無料検査を受けられるのは、一に、平常時においては健康上の理由によりワクチンを受けられない方、また、ワクチン接種の対象となっていない12歳未満の子供さんに限られます。対象が決まっております。
次に、感染が拡大した場合、緊急事態宣言下など「感染拡大期」においては、知事として特措法に基づき、一定のエリア等を指定して検査を要請する場合、前にもございましたよね、新居浜でやります、西条でやります、あるいは松山市の繁華街でやります、こうした指定をした場合には、ワクチン接種済みの方も、その場合、そのエリアの方は全員含めて要請したエリア全員が対象となります。
ぜひここの点だけお気を付けいただきたいというふうに思います。平常時はワクチン接種していない方と12歳以下の子供さんのみが対象でございます。無料検査では飲食店やイベントの主催者がワクチン・検査パッケージ制度を活用する場合、(これらの方は)ワクチンを打たれてないですから、入る時、利用する時に必要になりますので、その代わりの無料検査による陰性証明ということになります。
ただ、年末の帰省の時期を迎えまして、これは全国一律ですけども、国が検査対象を拡大いたしました。すなわち、親族など他者からの求めに応じて検査を受ける場合、この場合も検査対象になるということが追加で決まりましたので、こちらも適用されることになります。
平常時における具体的な活用例としては、今申し上げた帰省の他にも、高齢者施設等の面会のため、施設側から検査を求められる場合、これも対象となります。それから、飲食店の割引サービス等を利用するために検査が求められる場合、それから宿泊旅行割引の適用条件として検査を行う場合、こういったことが考えられますので、対象となる方はこうしたときにこれを活用すればいいんだということを受け止めていただけたらと思います。詳細については県のホームページの方に記載をさせていただきます。
なお、ワクチン接種済の方はこうした場面でワクチン接種証明書を提示していただく必要が今後出てまいりますが、先日20日から国が運用を開始した「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をダウンロードして利用いただくと、スマートフォンで接種証明書の表示が可能となることをお知らせさせていただきます。マイナンバーカードとスマートフォンがあれば数分で証明書の発行を受けられますので、積極的に利用いただきたいと思います。私も先ほど入れましたが、数分で完了いたします。
次に、高齢者施設面会モデルの周知であります。第5波の振り返りの際にお伝えしていた「高齢者施設面会モデル」、複数の施設で実施をしておりました。検証結果がまとまりましたので、ご家族の面会の希望が多くなる年末年始の休暇前に、県内の高齢者施設に通知をすることといたしましたのでお知らせします。
この面会モデルは、感染拡大時にも一律に面会を制限することなく実施できるよう、施設の感染対策を県としても支援するとともに、利用者やご家族の生活の質の向上を図ることを目的として、11月以降、検証を進めて成果をまとめたものであります。
内容は、ワクチン接種証明や陰性証明等の確認に加えまして、チェックシートによる面会者の健康状態や行動歴の把握、面会室の換気やアクリル板の設置、面会人数の設定、面会時の距離の確保や消毒の徹底など、感染リスクをできる限り抑え、面会を行うための方策が盛り込まれております。検証に協力いただいた施設からは、期間中、ほぼ毎日面会の予約が入っていたそうで、利用者やご家族からは「安心して面会できる」ということで大変好評であったと聞いております。また、面会に起因する感染やトラブルはご協力いただいた施設では一件もなかったとの報告が入っております。
さらに、面会を含む施設内の感染対策の支援に向けて、県看護協会が感染管理認定看護師による相談窓口を設置することとなりました。検証にご協力いただいた県の看護協会に心からお礼を申し上げさせていただきます。また、県内の各施設においては、県看護協会の相談窓口を活用していただきながら、この面会モデル等を参考に、施設の状況に応じた面会の実施方針を検討いただけたらと思いますので、今日、その内容を通知させていただきます。
なお、県では高齢者施設でのオンライン面会の実施に向けて、タブレット端末等の機器整備についての支援も行っているところでございまして、各施設におかれましては対面だけでなくオンライン面会の活用も含めて、入居者やご家族の理解を得ながら、取り組んでいただけたらというふうに思っております。
次に、宿泊旅行代金割引でございます。県民の皆さんを対象に実施中の県内宿泊旅行代金割引「みきゃん割」および「こみきゃん割」は、12月末を期限としています。10月25日開始以降、12月13日時点で約3万8千人泊の販売実績がございます。県外からのお客さんも来ていますから、宿泊のキャパがありますので、割引の準備はまだあるんですけども、宿泊の施設そのものがもう満杯という状態になっています。その結果、特に道後エリアでは年末の宿泊予約はもう埋まりつつありますので、「みきゃん割」の枠があっても、もうキャパがないという状況になっています。こうした中で年末を迎えることになります。このような中、新たに来年1月から、国の新たな経済対策による制度改正を踏まえまして、対象者を隣接県、お互いやり取りしていますので双方でやります、徳島県、香川県、高知県の四国3県、それから中国地方では広島県と山口県、それから九州では大分県、この県の在住者の方に対象を拡大いたします。名称は新たにいたします。「疲れたら、愛媛。新みきゃん割」、「疲れたら、愛媛。新みきゃん割」として割引を実施いたします。
今回の割引は国の制度に従って、これまでとはちょっと異なります。これまでは、「みきゃん割」は定額での割引でしたけど、今回は定率になります。宿泊旅行代金の2分の1、上限5千円の定率での割引へ変更いたします。また、この利用については、ワクチン・検査パッケージ、先ほど申し上げた、ワクチン・検査パッケージの活用が国によって条件とされております。宿泊施設等においてワクチン接種の証明または陰性の、先ほどPCRの制度を作りましたので、これを活用した陰性の証明を提示することが必要となります。発行数は4万人泊分で、予約受け付けは明日、12月23日から旅行会社の窓口で開始いたします。オンライン旅行会社についても現在、準備を進めておりまして、1月初旬にも受け付けを開始する予定でございます。なお、割引適用期間は、1月4日から3月10日までの約2カ月間を対象としておりますが、ただ、今後の特にオミクロン株の動向は分かりませんので、感染状況次第で、急きょ割引を中止することはあり得るということだけは事前に申し上げさせていただきたいと思います。また、割引の利用者には引き続き、一定の条件の下、登録店舗で土産物等に利用可能な上限2千円のクーポンを発行しまして、旅行先で利用してもらうことで、宿泊事業者以外にも効果を波及させることに気配りをしたいと思います。利用に当たりましては、十分に感染対策を取り、安全・安心を確保した上で旅行を楽しんでいただきたいと思います。以上です。
(テレビ愛媛(幹事社))
ただ今の発表事項に関して、質問のある社はお願いします。
(テレビ愛媛)
すみません、テレビ愛媛ですが、オミクロンの濃厚接触者の受け入れる宿泊施設が拡大するということですが、さっそく人数というのは増えるような見込みなんでしょうか。
(知事)
まだないです、ルールが。要は千葉県とか、関空周辺とか、この辺が満杯で、保健所もパンク状態になったそうです。ですから、分散してということが国の方針として示されたので、取り立てて体制が変わるわけではなく、場合によってはその報告があった濃厚接触者、(航空機の搭乗者の1人が)発症した場合、搭乗者全員が濃厚接触者になりますから、人数は増えてくる可能性はありますので、その点は関係者とも連絡を取りながら準備は進めているところです。
(愛媛新聞)
「疲れたら、愛媛。新みきゃん割」についてですけれども、1点は今までが県民限定というところが隣接県へということの考え方を教えていただきたいのと、もう1点は12月議会も終わったところですが、財源の方はどうなのかというところをお聞きします。
(知事)
財源ですか。
(愛媛新聞)
財源です。
(知事)
今回の隣県との対象拡大については、これは国の方針で徐々にということでそれを認めるということでしたから、感染状況が落ち着いている、ご案内のとおり、今申し上げた隣県はほとんど感染確認されておりませんので、そことお互いが、相互乗り入れじゃないですけども、話し合ってやりましょうというようなやり取りが全部終わったところで、一斉に、開始時期はちょっと1日、2日はずれるかもしれませんけれども、始めるということになります。国の方でこういうことはやってもいいというふうなことのルールですから、財源については、国の方から交付金というかたちで、後々手当てがあるというふうに思います。
(八矢副知事)
県の予算は、もともと県民限定ではなくて、広く誘客をするという予算を組んでおりましたが、感染状況を踏まえてそれを県民限定で利用してきた。県予算自体は枠が組んでありますので、既存予算の中でこういった執行方法を行うということになります。
(テレビ愛媛)
すみません、ワクチン検査パッケージなんですが、現状6社でスタートするということですが、この希望の人数によってはまた拡大するというような。
(知事)
場所ですか。
(テレビ愛媛)
場所とか、事業者だとか。
(知事)
やってくれるところがないとですね、できないので、募集が、今のは先ほど言いましたように第1弾ですから、引き続き病院の時と同じように、「ああこういうことなんだ」ということで、「ではうちでもやろうか」というところは多分出てくると思いますから、引き続き募集をしていくということになります。
(NHK)
NHKです。新みきゃん割についてお聞きしたいんですけれども、予約の受け付けがもう明日から始まるということで、前回の「みきゃん割」だったり、あとは松山市のクーポンなども、結構仕事で買いに来ることができなかったといった声が聞かれたんですけれども、そういった声というのは届いていたんでしょうか、県に。やや急な印象を受けましたので。
(知事)
申し訳ないですけど、松山市のクーポンは分かりません。実際、自分たちがやっているわけじゃないので。今回については旅行会社が行うものでありますから、この制度を利用して旅行商品を作る、それを民間の旅行会社が販売するというかたちになりますので、ちょっと比較対象にはできないんじゃないかなというふうには思いますけれども。ですから、旅行会社で毎日やっていますから、今言われたようなことにはならないんではないかなというふうには思いますけどね、はい。
(八矢副知事)
県民の方は「みきゃん割」を使えますし、1月以降、この割引で新しく、ということになります。10月25日以降、約3.8万泊分売れていまして、今回追加するのが約4万泊分ですので、すぐすぐ不足するということはないと思いますし、1月以降、オンラインの旅行会社でも販売を始め、その分の割り当てもありますので、すぐ窓口に行かないと枯渇するという状況ではないというふうには考えています。
(テレビ愛媛(幹事社))
その他、よろしいでしょうか。
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