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新型コロナウイルスの感染の確認(10月12日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017450 更新日:2021年10月14日 印刷ページ表示

日時:令和3年10月12日(火曜日)15時00分~15時23分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に関する詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 この1週間ほど比較的落ち着いていた松山市において、新たに「音楽イベントクラスター」が確認されました。松山市以外も含めて呼び掛ける必要があり、臨時会見させていただきます。また、新居浜市の感染状況も少ないとはいえ新規がまだ止まっておりません。状況が変わっておりませんので、重ねて注意をお願いしたいと思います。

 昨日確認された陽性者数は10名、内訳は既存が5事例で6名、再検査が3名でございます。新規の方は4名でございました。陽性が確認された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 まず検査状況ですけども、昨日は10代未満から70代まで幅広い世代、やはり活発な20代、30代が多くなっております。そして、男性、女性は5名、5名でございました。居住地的にはもうだいたいパターンが同じ状況が続いていまして、松山市と東予の3市でございます。そのうち松山市の3名の中には新規が1名含まれており、既存の2名は今日、後で説明するクラスターの関係でございます。新居浜市は4名のうち新規が2名。新規が止まらないと感染状況の改善は見込めないと。新規が出ますと、そこからすぐに追い掛けが始まって、既存の陽性者は囲い込みに向けた調査が進められますけども、その一方で新規が止まらなければ、これがずっと繰り返されていくということになってしまいます。そして、西条市でも1名新規が確認されております。四国中央市は、新規はございませんでした。職業は会社員が5名と多くなっています。福祉関係が1名含まれておりますが、現在、施設内の感染の広がりを早期に把握するため、調査・検査を行っております。感染経路では生活上の接触が4名と多くなっていますけども、このうちの2名がクラスターの関係でございます。一方で医療現場の方ですが、カクテル療法も進んでいる関係で重症化は抑えられております。全体的にも負荷はそう高くはない状況でございますが、医療機関に入院されている方は10名減少して28名、重症者は変わらず1名のままでございます。宿泊療養施設に入所されている方は1名増えて26名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状でない方、ご自身やご家族の都合で自宅療養を選択される方は5名減って42名ということでございます。一方で、昨日は退院となられた方は24名いらっしゃいましたので、ご回復された方も多くなっています。

 事例の状況ですけれども、新たに三つ、松山市保健所2、中予保健所1、三つの事例は濃厚接触者の健康観察期間も無事終了しましたので、その事例から感染が広がる懸念はなくなったので、3事例が今日から封じ込め事例に入ります。

 囲い込み事例は西条保健所の1事例が現段階で必要な調査・検査が完了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察ということになってまいります。

 そして、調査中事例でございます。冒頭でお伝えした新たに確認された松山市の「音楽イベントクラスター2」でございます。1698事例目。この事例は10月の上旬に松山市内の屋内会場ライブハウスにおいて行われた音楽イベント、いわゆるライブイベントのクラスターでございます。初発の陽性者は県外から来県をされたイベント出演者の1名の方でございます。これについては、既に出演者サイドがホームページで公表をされております。この陽性確認を受けまして、主催者が全てのイベント参加者に対し、体調不良時の医療機関の受診を促す連絡を速やかに行っていたところ、これまでにスタッフ1名、参加者3名の陽性が確認されておりました。加えて、昨日新たに参加者2名の陽性が確認をされましたことで、保健所による行動歴調査の結果、この音楽イベントで感染が広がった可能性が高いと判断し、クラスターと認定されました。この事例で、県内で確認されたこれまでの陽性者の内訳は、出演者・スタッフで2名、参加者で5名、合計で7名でございます。なお、その後、初発の陽性者に加えまして、県外でこのライブ関係者の陽性も確認されたと連絡が入っております。イベント自体は当日約40名規模で開催されておりまして、主催者側で大幅な参加人数の制限と参加者間の間隔確保、参加者のマスク着用、公演中は歓声なしなど、ガイドラインに沿った感染対策は講じられていたと保健所が聞き取っております。また、主催者は連絡先を含め全参加者を把握しておりまして、主催者による参加者への呼び掛けが速やかに行われたことを通じて、感染の広がりを早期に探知することができております。全員の連絡先も把握できているということ、保健所の調査にも全面協力をいただいていることはお伝えさせていただきます。クラスターの確認を受けまして、現在あらためて主催者から全ての参加者に対し、症状の有無にかかわらず最寄りの保健所へ連絡していただくよう呼び掛けが進められておりまして、順次連絡が入ってきております。それに従って検査も進められているところでございます。なお、陽性が確認された参加者は松山市以外にお住まいの方も若干名ですが含まれています。チケット購入者には松山市内の方に加えまして、県内の複数の市町にお住まいの方、また、県外にお住まいの方も来県してこのイベントに参加されていたということでございました。だいたい県内の方が6割、県外の方が4割のイベントだったと聞いております。いずれにしましても、主催者から連絡があった方は速やかに外出を控え、人との接触も控え、速やかに最寄りの保健所に連絡をしてください。

 クラスターの確認は9月24日の松山市の飲食店クラスター以来18日ぶりでございます。10月1日の「感染警戒期」への切り替え以降では初めてとなります。全国的には感染が下火になってきておりまして、日によっては陽性確認がゼロの県も出てきております。ただ、愛媛県においては、松山市と新居浜市を中心にほぼ連日2桁台の陽性確認がまだ続いているのはご案内のとおりでございます。これを受けて、本県の直近1週間の人口10万人当たりの陽性者数は、先月までは45、46番目、このあたりにあったんですが、今は非常に上の方に、上位にきておりまして、数字自体が5.0人なんですけれども、全国で10位前後という状況になっています。特に新居浜市は24.1人と、ステージ4の基準では25人ですから、それを若干下回っておりますが、ステージ4に近い水準。西条も8.6人という状況でございます。松山市はこの時点では2.9人になっていますが、今回のクラスターでまた調査が進むごとに場合によっては上昇していく可能性はございます。しばらくはそういう意味で、松山市はこの影響等を注視する必要があります。ただ、重要なことは今回のケースのように、慌てずに保健所による追い掛けができるかどうかがポイントでございまして、こうしたイベントでも、参加者の連絡先の把握はできているかどうか、速やかに保健所への調査、協力、全面協力いただけるかどうか、これによって全く違った道のりになりますので、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 9月下旬以降、それまでは逆に感染が落ち着いていた新居浜市、そちらで感染が急拡大して、その後、途切れることなく新規が続いております。クラスターにはなっていないものの複数の飲食店での感染の伝播(でんぱ)、一部の大きなPCR検査はやってみたんですが、飲食店関係者はそこでのPCR検査では陽性が確認されませんでしたが、事例の中では飲食店の間で若干数でありますけれども、感染の伝播が見られました。また、家族、友人間での感染の広がりも確認され、一部は西条市にも広がっているということでございます。そしてまた、感染状況が落ち着いていた松山市で、今回突然クラスターが確認されたということでございます。こういったことを踏まえて、「感染警戒期」への切り替え以降も、依然県内には感染の火種は残っているという判断をいたしまして、県民の皆さんには十分にコロナ禍において、感染回避行動を常態化していただくということをぜひお願いしたいと思います。

 実はこれは何も解明されてもいないし分からない点なんですけども、ちょっと気になっているのがシンガポールの感染状況でございまして、シンガポールは日本以上にワクチンの接種が進められてきました。その結果、現在では2回接種完了の方がもう国民の8割を超えているのがシンガポールでございます。その結果、厳しいロックダウン的な対処を行って、1日数十人から100人程度の感染が8月いっぱいまで続いていたということでございます。そして、9月に入ってから一気に警戒を緩めたところ、9月の末から、接種80%を超えているんですが、感染が急拡大しておりまして、昨日の時点で1日に3,700人の感染が確認されたというニュースがございました。ワクチン接種2回でもウィズコロナにおける感染回避行動を怠ってしまう、場合によっては2回接種がそれだけ高くなっていてもこうした事例もあるということだけは気にとどめておく必要があるんではないかとあらためて感じました。日本の国でも落ち着いてきたのが9月の終わりぐらいからだったと思いますけれども、仮に同じことが起これば、10月末から11月、12月にかけて同じことが起こる可能性は、解明されてないから分かりませんが、ただ、シンガポールの事例を見ると可能性としてはゼロではないということは多くの方々、ぜひ気にとどめておいていただきたいというふうに思います。

 そこで感染回避行動、もう繰り返しになりますけども、警戒期においてはもうこれを常態化してください。感染回避行動、マスクを着用する、手指消毒、人との距離、3密を回避、体調異変時はもうすぐに休んでかかりつけの先生に連絡をして受診してください。それから県外との往来は十分に注意をして行動してください。それから新居浜以外、ちょっと新居浜だけ強くお願いしていますが、今でも全体的に長時間は避けて、普段会っている人と中心に、10人以下で、新居浜市は4人以下2時間以内とお願いしていますけれども、会食のルールはまだこの段階ではぜひ守った上で、しっかりとした対策のできているお店を選んで実施をしていただきますようにあらためてお願いいたします。そして、新居浜市の皆さんには、少なくとも今一週間あたり24.1人ですけども、少なくともステージ3、15人を下回る状況が見えてくるまで、不要不急の外出自粛、そして、感染回避行動を徹底、特に今申し上げた新居浜市の中では4人以下2時間以内、しっかりと(感染対策が)徹底した店で等々の会食ルールというのを守っていただきたいというふうに思います。

 なお、8日から開設している松山市のモニタリングキット配布ステーション、本日がキット配布の最終日となります。回収は明日までとなります。ちょうどこの「音楽(イベント)クラスター」も発生しましたので、ぜひ積極的に検査を受けていただきたいと思います。対象は無症状の方。松山市にお住まいの方または市内の事業所に勤務されている方で、市内の酒類を提供する飲食店のアルバイトを含む従業員の方、9月下旬以降、県外との往来があった方や県外から来県した方と接触のあった方、長時間または大人数での会食を行った方が対象でございます。開設場所は県庁西駐車場。開設時間は本日今ちょうどですね、15時から17時までの2時間でございます。

 最後に10月1日の「感染警戒期」への切り替え以降、当面2週間お願いしていました会食基準の取り扱いについては、今の新居浜の状況、松山市のクラスター、この影響を見極めるため、しばらくの間、様子をそのまま見ることとしたいと思います。継続でお願いします。また、新居浜市の感染状況も含めて、県独自の警戒レベルも当面、「感染警戒期」を維持させていただきたいと思います。

 最後に、「えひめ版応援金」の第2弾についてでございます。先般の9月定例県議会において、売り上げが減少した幅広い事業者を支援するための「第2弾・えひめ版応援金」(の支出予算について)議決をいただいたところでございまして、この第2弾では、事業者、県議会各会派、経済団体等からの要望を踏まえ、売り上げ要件を前回よりも緩和しております。ただし、市町が前回は財政的な折半をしていただきましたが厳しいということで、今回は県が全額負担することといたしました。ただ、支給事務については、前回やっていますから、各市町でお願いできないかということで話を進めた結果、20の全市町が支給事務はやりましょうということになりましたので、市町によってスタートする時期が変わります。早いところでは既に受け付けを開始している市町も出てまいりました。今月中には20の全ての市町で「えひめ版応援金」の受け付け開始する予定であるということは確認が取れておりますので、事業者の皆さんにおいてはお住まいの市町に確認の上、積極的に活用していただきたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問がある社はお願いします。

 

(南海放送)

 すいません、南海放送です。「感染警戒期」の警戒レベルの引き下げや対策の緩和について、先ほどおっしゃられたように当面2週間ほどの状況を見ながらというお話でしたが、今回はまだ当面の間、継続ということに。

 

(知事)

 そうですね。

 

(南海放送)

 引き下げるに当たって、必須条件というか、こういう状況にならないといけないなというのはありますか。

 

(知事)

 少なくとも移動がありますから、全県の状況を見た感じでは新居浜市の感染状況、特に新規の動向が、毎日2件、3件の新規が続いていることから脱して、少なくともステージ3のレベルまで落ちてこないと、やはりちょっと警戒が緩められないかなというふうに思います。それともう一つは、松山市には繁華街対策をお願いしていますけども、こういった中でも、今回クラスターが発生してしまいましたが、これはもうしょうがないと思いますので、大事なことはやはり参加者の今回のように把握ができている、保健所への調査に協力していただけるということがあれば、事例ごとの追い掛けで抑え込むことができると思いますので、ただ松山市にはもう一度その中で出たということで受け止めていただいて、繁華街の対策をしっかりと行っていただきたいというふうに思います。そういった状況の影響がだいたい1週間で見えてくると思いますので。怖いのは過去何回もあったように一部のところから繁華街クラスターが発生して追い掛けができなくて、そして、水面下で広がっていったということが繰り返されていますので、これだけは阻止できるんだという体制を取っていただけるかどうかも見極められるのではないかなというふうに思います。

 

(南海放送)

 そういった中でですね、松山市では11月1日からプレミアム付き商品券の販売が開始されます。感染対策を徹底した店でもちろんということではあるんですけれども、感染対策と経済の両立について、県としてはどのように考えますか。

 

(知事)

 経済を回していくということもこれも大事な課題であります。ただ、先ほどあえてシンガポールの例を出させていただいたんですが、まだ解明されてないんですね。80%のワクチン接種率が終わって、全面解除した後に1カ月たたないうちに、100人、200人が一気に3,700という感染者数に転じるというのはやはり侮れないと。ワクチンだけではとても防げない可能性も十分にあるというふうに思いますので、そのためにはやはり経済を動かすという前提の中で感染回避行動をおろそかにしないということ、対策をおろそかにしないということが大前提であるというのをやっぱり受け止めた上で探っていかなきゃいけないんだなとあらためて感じています。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。クラスターについてなんですが、ライブ名とか発表されないのは、もう連絡が皆さんついているからということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 私の方から強制的に、保健所の調査への協力が得られない、感染の広がりがない場合は、これは松山市の場合は市長権限になりますけども、同意なしに公表できる権限はございません。あくまでも主催者の判断ということになりますが、今の段階ではやはり全面的な協力が得られているということと全員の把握ができているということでありますから、その範囲でいいのではないかなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 全員把握ができているということですが、全員連絡もついているということでよろしいですか。

 

(知事)

 はい、そうです。どんどん今来て、検査が順次行われています。

 

(あいテレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わらせていただきます。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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