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新型コロナウイルスの感染の確認(9月28日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017445 更新日:2021年9月29日 印刷ページ表示

日時:令和3年9月28日(火曜日)15時00分~15時17分

場所:知事会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日の検査、県内は10件の陽性確認ですけれども、ちょっとその中に呼び掛けが必要な案件がありまして、また注意喚起も行わせていただきたいと思いますので、臨時の記者会見を設定させていただきました。10名の陽性確認の内訳は、既存が2事例で3名。そのうち再検査の方が2名でございます。新規は7名でございます。ただこの7名のうち、一つの事例で3名というケースもございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 本日の説明は3点。先週9月23日のフットサル参加者への呼び掛けが一つ。そして、二つ目に簡潔に昨日の検査結果。三つ目に最近の感染状況を踏まえた注意の呼び掛けでございます。

 まず、フットサル参加者への呼び掛けでございます。先週9月23日の祝日に行われたフットサル参加者への呼び掛けとなります。昨日までに、松山市で確認された陽性者2名の行動歴を聞き取る中で、同じ日時、同じ場所でフットサルに参加していたことが確認されました。その参加日が陽性者の発症2日前以降の感染可能期間に当たるため、松山市保健所では接触状況等を踏まえ、当日の参加者全員が濃厚接触者に当たると認定いたしました。非常にマスクなしで、ボディコンタクトもあったと思われます。そういう状況でございますので濃厚接触者に当たります。しかしながら、問題はここからなんですが、調査・検査を進める中で、一部の参加者の把握ができない状況となっていたため、松山市から本日公表を行い、保健所への連絡を呼び掛けておりますが、県としてもですね、広く県民の皆さんに呼び掛ける必要があると。これ参加者が松山市民とは限らないということでございます。他の市町の市民・町民の可能性もございますので、私の方から直接呼び掛けさせていただきます。このゲームはSNSで参加を呼び掛けたようなことらしいので、お互い初対面というようなゲームであったような報告も入っております。日時は9月23日木曜日祝日。夜です。午後8時から午後10時までの2時間。場所は東温市見奈良にあります「ジョイグリーンエヒメフットサルコート」のBコートになります。保健所の調査ではフットサル参加者は全部で17名確認されています。複数のチームに分かれて試合を行ったとのことで、現時点で連絡が取れていない参加者は10名。そして、既に連絡がついた方は、松山市の方が大半なんですが、この中には松山市以外にお住まいの方の参加も既に確認をされております。そして、連絡が取れない10名の方はSNSでの呼び掛けだけで、連絡先も把握できていないということでありますから、居住地も不明でございます。現時点で把握している範囲では、20代から40代までの方が参加していたと聞いております。この施設でこの日時にフットサルをした方、保健所において濃厚接触者に認定されておりますので、速やかに外出、そして人との接触を控えてください。そして今回の調査は松山市保健所が担当しておりますので、住まいの地域にかかわらず松山市保健所の方に連絡をすぐにお願いしたいと思います。症状がないから大丈夫だと思っていてもしばらくしてから発症する恐れ、そしてその間にご家族や友人に感染を拡大させる恐れがありますので、速やかに連絡をお願いします。そしてこういうことが起こり得ますので、いかに参加者の連絡先を把握することが大事かというのは、もうこれまでずっと申し上げてまいりましたけれども、ぜひこれは感染を抑えるためには必要条件であるということを、主催等々される皆さん、考えていただきたいと思います。

 それでは昨日の検査結果でございますが、9月26日に確認された2名および昨日の10名、合計12名の概要でございます。20代から50代までの世代、特にやはり20代・30代で8名占めております。若い世代です。男性7名、女性5名。松山市が一番多くなっております。6名でございます。そして、もう一つはこの懸念されるのが新居浜市。5名は全員新規事例でございますが、事例としては3事例、一つの事例で3名というケースがありますので、事例3事例で5名新規でございます。職業は会社員、会社役員で9名と多くなっています。感染経路は家庭内が3名。ただ、会食や飲食店でも1名ずつ確認されています。

 入院・退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は1名減って40名。重症者は変わらず4名のまま。宿泊療養に入所している方も変わらず25名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望されている方、一部入院調整中の方は1名減って54名でございます。

 事例ごとの状況ですが、四国中央保健所1、今治保健所1、中予保健所1、この3事例は濃厚接触者の健康観察期間が無事終了しましたので、それぞれの事例から感染拡大の懸念がなくなったので、3事例は封じ込めに入ります。

 そして、こちらから下、西条保健所2、中予保健所1、この3事例については、現段階で必要な調査・検査が終了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察期間、3事例は今日から囲い込みに入ります。

 次に調査中事例でありますが、昨日の検査ではクラスター関係の陽性確認はございませんでした。

 次に、最近の感染状況を踏まえた注意でございます。まず、県内の感染状況でありますが、本日の時点です、あくまでも本日の時点で、ステージ判断の目安となる指標は全てにおいてステージ3を下回っております。本県は今、ステージ2の状況であると評価できるのではないかと思います。

 また、直近一週間の人口10万人当たりの陽性者数ですけれども、今若干ちょっと、最近少し全国平均、他県と見ると多くなっていますので7.0人。ただ、その中で松山市が9.4人で、実は今ちょっと心配しているのは、新居浜市が20.6人という状況でございます。ステージ3を超える水準でございます。そこで新居浜市における注意を今日は中心にいたしたいと思います。先ほど説明したとおり、昨日、新居浜市では新規5名の陽性が確認されました。8月上旬以降、新居浜市では陽性確認が増加し、まん延も危惧される状況になっていました。このため、県、そして新居浜市長、地元医師会長が強い注意喚起を行った結果、市民の皆さんも注意深い行動をしていただきまして、9月以降は散発的な感染にとどまっておりました。ただ、この1週間で新居浜市では24名の陽性が確認されております。そのうち半分以上の13名が新規でありまして、松山市を除きますと突出をしています。特に陽性者が特定の職業や飲食店関係者などに限定されているわけではございません。サービス業や接客業、デスクワークなど幅広い職種にわたるとともに、この1週間の新規13名のうち9名が感染経路が不明でございます。新居浜市民の皆さん、こういう状況を受け止めていただきまして、マスクの着用、こまめな手指消毒など基本的な感染防止対策のあらためての徹底をお願いします。特に感染防止効果の高い不織布のマスクの着用を心掛けてください。そして、少しでも症状が現れた場合は直ちに出勤や通学等を見合わせて医療機関に連絡の上、受診を願います。また、事業所、そして作業現場等における感染対策の徹底をお願いします。特に喫煙所、休憩所、更衣室等バックヤードの対策の徹底を事業者の皆さん、この状況を受けてあらためて徹底していただきますようお願いします。日常生活のあらゆる場面において警戒を強めていただき、一層の注意深い行動をお願いしたいと思います。なお、この状況を踏まえまして、10月上旬、来週には新居浜市において再度臨時PCR(検査)センターを開設する方向で現在調整を進めておりますので、準備が整い次第、対象者等々の条件等についてお知らせしたいと思います。

 もう一点、念のため松山市における注意をさせていただきます。26日をもって松山市内の飲食店に対する時短営業は終了となりましたが、県内は9月30日まで「感染対策期」が続いているということ、これを忘れないでいただきたいと思います。今日も新聞のニュースを見ていましたら、「これでやっと心置きなく時間を気にせず飲める」、なんていう声が紹介されていました。今、現在も会食のルールを要請しています。4人以下、そしておおむね2時間以内、そして普段顔を合わせている人とその範囲で楽しんでいただくということ。これを破られてしまったら再び感染拡大、そしてまた外出自粛、時短要請、振り出しに戻ってしまうということを忘れないでいただきたいというふうに思います。こうしたその緩みが非常に危険でございますので、ぜひ特に感染対策をおろそかにしているような、時短も守らないようなお店は特に再度注意を促したいと思います。守らなかったところですね。会食は引き続き、繰り返します。普段から顔を合わせている方4人以下で、おおむね2時間以内、感染対策の徹底されている店で、参加者の体調管理、感染リスクの高い行動の有無、こういったことも確認することを徹底してください。

 なお10月以降の対策については、本日、国から基本的対処方針、全国に共通する対処方針があらためて発表される予定でございますので、それを踏まえて、明日臨時会見でお知らせさせていただきたいというふうに思います。以上です。

 

(あいテレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項に質問のある社はお願いします。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。最後に言われました今後の対策なんですけれども、現時点で県独自の警戒レベル、今一番高い感染対策期ですけれども、10月以降、現時点ではどのように見方としてはお考えでしょうか。

 

(知事)

 いや、まだちょっとその国の基本的対処方針がまだはっきりしてないところも多くありますので、それを踏まえて考えたいと思っています。ただ、ある程度の会食のルールを同じにするか、少し変えるかというのはまだ分かりませんけれども、呼び掛けはしないといけないなと。そして何よりももうこれまでの波が、松山市の一部の繁華街の一部の本当にルールを守っていただけないお店から引き金となって広がっている経験を踏まえて、やはり松山市ではもうお店の特定が進んでいると思いますので、ジャンル、それから時間、呼び掛け方法、いろんなことを考えていただいて、こうしたことが繰り返されないようにしっかりとした対応をお願いしたいと思っています。あとは日々日々の感染状況を踏まえて、今回の新居浜のように危ないシグナルが出た時は常に速やかに対応する姿勢を取り続けていきたいというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 現時点ではそのレベルの引き下げというのも選択肢というか、考えの中にあるんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、全体的に、例えば対策期をそれでもぐっと緩めるという状況ではないと思っていますから、例えば警戒期の重点期間にするとか、その中でどういう呼び掛けをするかというのは今日の(国の)発表を分析した上で考えていきたいと思っています。

 

(あいテレビ)

 あと新居浜市の感染状況なんですけれども、ここ数日、連日感染確認されていますけれども、市中でのまん延というか、どういった認識でしょうか。

 

(知事)

 いや、まだそこまでのレベルではないと思いますけども、ちょっとこう繁華街であるとか、工場内であるとかの特定がなかなかできないので、割と企業も多いところですから、県外との往来もおそらく多いのかもしれません。そういったことも踏まえてちょっと注意のレベルを上げておく必要があるんじゃないかなというふうに思いますので、特に、例えば臨時のPCRセンターでも県外往来した方、あるいは長時間の飲食をしてしまった方、ちょっと感染リスクがあるかもしれないという不安な方、そういった方々も対象に加えて、飲食店関係者も含めた構えにしたい、する方がいいのではないかなと今考えています。

 

(あいテレビ(幹事社))

 その他質問よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい。どうもありがとうございました。

 

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