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新型コロナウイルスの感染の確認(9月6日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017433 更新日:2021年9月7日 印刷ページ表示

日時:令和3年9月6日(月曜日)15時00分~15時20分

場所:知事会議室

 

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 昨日の検査結果、陽性者数は13名でございました。内訳は既存が2事例で5名、再検査がそのうち2名含まれています。新規は8名でございました。陽性が確認された方に心からお見舞い申し上げます。

 20名を下回るのは8月2日公表の8名以来、1カ月を超えて35日ぶりになります。ただ、前回の8月2日に公表した時も、本日も日曜日の検査結果でありまして、日曜日というのは多くの民間医療機関、休診をされておりますので、月曜日の発表というのは通常よりも低く出る傾向があるということは間違いないと思います。また、昨日の公表の26名から減少したのはほとんどが既存事例の関係でございます。既存事例が12名減っております。新規事例はほぼ変わらず8名でございます。1名減。変わっていないということであります。うち松山市の新規5名は昨日公表の数字と新規では変わらないと。同じでありますので、そこらあたりは十分に警戒が必要ということを受け止めていただきたいと思います。

 こちらのパネルは9月4日時点の人口10万人当たりの都道府県別新規確認数でございます。本県は現在18.9人で、今日の発表の分まで入れますと15.4人、ステージ2に近づいてはきています。全国でもご覧のように3番目に少ない状況にはなっているんですが、近隣県はかなりまだ高い水準が続いています。こういうことで人の行き来であるとか、ちょっとした油断で陽性確認が増加に転じる要素はいまだに変わっていないというふうに受け止めていただけたらと思います。こういった中で医療の負荷も十分に低いレベルになるまではまん延防止等重点措置を続けるという考え方もありますが、最終的には事務レベルのこのような状況でどうなんだというやりとりもずっとしておりますので、最終的にはこの全国の状況の中で、国がどう判断するかということになります。そういうふうなことで、県としては重点措置を国が継続するかどうかにかかわらず、県独自の警戒レベルの取り扱いは慎重に、周辺の動向、県内の状況も分析する中で慎重に判断する必要があると考えております。県内の陽性確認数は徐々に減少しております。これは県民、事業者の皆さん、大半の方の本当に要請を受け止めたご努力の結果でございます。ただし、懸念すべきはリバウンドでございます。この状況の中でも厳重な警戒が必要であるということはお分かりいただけると思いますので、県もそのあたりは慎重に判断して、皆さんに注意事項の呼び掛け等々を続けてまいりますので、明日、あさってあたりの感染確認数、状況を踏まえて、まん延防止等は12日まででありますから、それ以降の対応というのを決めて、皆さんに呼び掛けさせていただきたいと思います。

 本日の説明は主に2点で、昨日の検査結果と、二つ目に第5波における重症例の統計的な概要について説明させていただきます。

 まず、昨日の検査結果ですが、10代から70代まで広がっておりますが、やはり40代の確認が最も多く出ているのがここ数日の特色となっています。男性・女性は9名・4名。居住地は松山市が7名でありますが、このうちの5名が新規でございます。半数以上を占めているということでございます。今治市の3名は全て既存事例でございます。新居浜市は2名でございますが、こちらは逆に新規が2ということでございます。東予地域での確認が続いています。職業は会社役員・会社員が4名。児童・生徒は3名で、いずれも既存事例の関係者として自宅待機されている中での児童・生徒3名の陽性確認でありますので、こちらから学校への影響はないということでございます。なお、これまでに3名の陽性が確認されていた学校は、昨日の検査で全員の陰性が確認されました。活動再開に支障はないと保健所が判断いたしましたので、本日から学校を再開いたしました。本日、県内で休校している学校はございません。引き続き、速やかな対応を心掛けて、学校内での感染拡大を抑え込むということに集中してまいりたいと思います。医療関係は1名確認されております。こちらはですね、昨日2名の陽性を公表しました病院の方、医療機関、公表されています。新居浜市内の医療機関の職員の方であります。現時点で昨日公表の2名との接点は確認されておりません。この医療機関で発生した関係事業者、少し前に関係事業者のクラスターがございました。その関連については今、聞き取りの中で調査を進めております。医療機関は新たな陽性確認について、この後自ら公表すると聞いております。保健所の調査と並行して、職員および患者の幅広な自主検査も現在進めておりますので、保健所と連携しながら、抑え込みに全力を尽くしていただきたいと思います。

 次に感染経路でありますが、家庭内が5名と引き続き多くなっています。また、県外の方も愛媛県内で1名陽性が確認されています。

 入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は変わらず88名。重症者も変わらず5名。宿泊療養施設の方は4名減少して50名。自宅療養の方、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、および少数の一部入院調整中の方を含めて、30名減って196名となりました。その分、47名の方が退所・退院でご回復をされております。

 事例ごとの状況も動きがございます。封じ込めの事例は、クラスター関係はありませんが、松山市保健所で13事例、四国中央保健所で3事例、西条保健所で2事例、今治保健所で7事例、中予保健所で2事例、八幡浜保健所で2事例、濃厚接触者の健康観察期間も無事終了しましたので、それぞれの事例から感染の広がる懸念がなくなりましたので、今日からこの29事例は封じ込めに入ります。

 そして、囲い込みの方もクラスターの関係は新たなところは出ていませんが、松山市保健所2事例、四国中央保健所5事例、西条保健所3事例、中予保健所2事例は現段階で必要な調査と検査は終了いたしましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察ということで、今日から囲い込み事例に入ります。この中での陽性確認も昨日はございませんでした。

 そして、昨日は追い掛けている調査中事例の中でクラスターの関係での陽性確認も出ておりません。以上で、昨日の検査結果の状況とさせていただきます。

 次に第5波における重症例の概要でございます。サンプル数、症例数は少ないですけども一応分析をしてみました。アルファ株の中心の第4波では3月20日から103日間、103日間で1,677名の陽性確認でございました。第5波は7月1日から数えまして68日間、6割くらいの期間で、陽性者数はそれを上回る2,049名の方が確認されています。この中で重症となられた方は、第4波の時は36例、そして第5波のところでは16例で、幸いなことに少ない状況でございます。第4波と傾向が異なるのは平均年齢でございまして、こちら第4波は59.9歳、第4波では55.7歳、4歳ぐらい若くなっております。そして50代以下を占める割合が第4波の時は47.2%でございました。そして、第5波では62.5%。50歳以下の方が重症化になっている比率がデルタ株の場合高くなっているということはここでも表れてきております。15%増加しているということでございます。これは高齢者へのワクチン接種が進んだ効果であるというふうにも見えますが、相対的によく言われているように、デルタ株は40代・50代の年齢層の重症化比率が高いということは全国の傾向として言われていることでありますから、そうしたところも関係しているんではなかろうかと思います。なお、把握できている範囲ではワクチンを2回接種済(かつ2週間経過して以降)の方で、これまで重症化した例は本県では確認されておりません。そして、もう一つですね、発症から重症化までの平均日数でございます。第5波、デルタ株では8月1日日、1週間余りで重症化するという傾向が出ています。重症化の予防効果が期待されるカクテル療法、始まっております。重点医療機関についてはもう既に100名以上の治療が行われていたということはご報告させていただきました。そして9月から宿泊療養施設でも順次実施しておりまして、これまでに医療機関では100名以上、そして療養施設では、まだ始まったばかりですけども、既に8名の方に薬剤が投与されております。カクテル療法は早期の投与が必要でございまして、そのためにも症状が出たら早く受診をしていただいて検査・診断・治療をするということが大事なんで、これまで同様に、少しでも体調に異変を感じたら速やかにかかりつけ医の先生等にご連絡をいただきたいと思います。ご自身の重症化を防ぐためにも、そしてまた、早期であれば周辺への感染を抑えることにもつながりますから、この点がいかに大事かというのはお分かりいただきたいと思います。

 最後に基礎疾患のことなんですが、傾向は大きく変わっておりませんが、基礎疾患のない方でも重症化が一定数出ていることに注意が必要でございます。特に20代、30代といった方々は高血圧や糖尿病などの基礎疾患は少ないとは思われますが、これまでの事例を分析しますと、これは全国的にもワクチンの優先接種の対象とされているように、20代、30代の方の中では肥満の方に重症化の傾向が出ているということはお伝えさせていただきたいと思いますので、お気を付けいただきたいと思います。

 医療の負荷、依然として高いレベルで推移していることは、先ほどのこちらの状況でお分かりいただけると思います。デルタ株は若い方でも重症化する可能性が高くなってきています。入院患者、自宅療養者が突然重症化してもおかしくないという傾向であろうと思いますので、これは30のコロナ専用の外来がすぐに対応し、必要とあらば入院というふうな対応を続けてまいります。医療負荷が一気に高まるということは常に念頭に置きながら対処してまいります。そして、今後若い世代にもワクチン接種が市町ごとに進んでいくと思いますが、絶対に気を付けていただきたいのは、もう既に接種された方も含めて、接種されたからといっても100パーセント効果があるわけではない。人によってはまだ感染するという可能性もある、感染リスクがゼロになるわけではないということでございます。高齢者の方だけでなく、全ての世代でワクチン2回接種した、2週間たったといって感染回避行動をおろそかにしないように。感染させるというリスクも含めて、ぜひ継続をしていくことが大事でございますのでよろしくお願いいたします。以上です。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 ただ今の発表事項に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。まん延防止の継続にかかわらず、県独自の警戒レベルの判断は慎重にすべきという発言もございましたけども、例えば、まん延防止が解除された場合でも、時短要請は県独自で継続して行うことを念頭に置かれているとか、そのあたりいかがですか。

 

(知事)

 一応国の方針でもですね、これは数値の基準というのは私も細かいところまでは分かりませんけれども、全国的な状況も踏まえて決めている節がございます。そういう中でどうなるか分かりませんけれども、ただ、まん延防止が解除された後のリバウンド対策についての重要性というのは国も指摘しているところで、その場合の時短の継続等にも触れているということでございますので、中身は別として、どういうふうにするか、もちろんやはり(愛顔(えがお)の安心飲食店認証制度の)認証店等々がしっかりしているというふうなことでありますから、そういったところに多少対応を変えるとかですね、いろんなことを考えていく必要はあろうかと思いますけども、リバウンド対策というものにはしっかりと向き合って、そのために県の方針をどうするかという角度で決めていきたいと思っています。

 

(南海放送)

 まん延防止適用前には、認証店は営業時間1時間長く取ったりとかですね、そういった対応を取られていましたけれども、まん延防止が適用される前の状態が基本形になるのかなということで。

 

(知事)

 まだ分かりません、はい。ただやはり認証店というのはかなりのチェック項目をクリアしていただいています。(店を)開けているからといって(お客さんを)詰め込むということもしないという、いわば人数制限とかもしっかり取られている対策が確認されているからこそ認証店になっていますので、その点は全く、無防備なところとは違うということは間違いないと思います。

 

(南海放送)

 では、まん延防止が解除されて、県独自に時短要請等を継続することになったとしても、ある程度、認証店は優遇されるということになるのかなという。

 

(知事)

 そうですね、はい。そこは違いがあってもいいんではないかなというふうに思います。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。先ほどの質問に関連してお伺いします。県独自の警戒レベルを引き下げるか否かについての方針と、松山市の飲食店への時短営業を13日以降も要請するか否かについては、今週の何曜日に方針を示される可能性が高いでしょうか。

 

(知事)

 日々日々経過を分析しながら議論を進めています。ただ、やはり今日のデータというのはあくまでも日曜日の休診が多かった時のデータなんで、これをもってどうのという判断はできません。まして、松山市の新規がまだおとといと一緒でありますから、やはり明日、あさっての平日のデータというのが鍵を握っているんではないかなというふうに思いますので、月、火、水、水曜日か木曜日あたりには方針を固めていきたいというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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