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第5波における陽性者の属性等および新型コロナウイルスの感染の確認(9月3日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年9月3日(金曜日)15時00分~15時32分
場所:知事会議室
(あいテレビ(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
昨日は県内で36名の陽性が確認されておりますが、既存が11事例で15名、再検査はそのうち7名の方がいらっしゃいます。そして、新規が非常に多くて21名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。
この3日間、20名から30名の陽性確認で推移していますが、50名から70名、時には100名を超えた時期もありましたので、感染が減少しているようにどうしても見えてしまいます。ただ先ほども申し上げましたように、新規が21名、これが本当に下がってきていないということに注意を向けていただけたらと思います。20名を超える新規の陽性数は8月下旬と同じ高い水準でございます。緊急事態宣言、またまん延防止等重点措置の適用を受けた地域でデルタ株、第5波を抑え込んだ地域は、まだ全国でもございません。20名規模の新規の確認は、油断をすれば感染の増加に転じる兆しでもあるというふうに捉えておくべきではないかと思っております。本県のまん延防止等重点措置の適用期間、9月12日までと今のところなっています。あと10日間。この間に何とか減少方向に向けるべく呼び掛けを毎日続けてまいりますので、ぜひ県民の皆さん、一刻も早くこの波を越えるという共通の目標に向かってご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
本日の説明は主に2点。第5波における陽性者の属性の分析、そして二つ目に昨日の検査結果であります。
まず属性の分析なんですが、本日は7月以降の第5波において確認された陽性者の属性、そして感染経路等の全体像を統計的に見るデータを作りましたので、県民の皆さん、事業者の皆さんに、それを通じて注意いただきたいポイントをお伝えさせていただきたいと思います。
まず、このグラフは7月1日から本日公表分まで含めて、1,985名の年代と職業別の内訳でございます。まずこちらの左側のグラフですけれども、第5波の陽性者の年代は、ご覧のように20代、ここが多いですね。それから40代までのこの若い世代、働き盛りの世代、ここで59%、約6割を占めております。この傾向はこれまでの本県の陽性者全体の傾向と同様でございます。そして、これまでと違って、ワクチンの効果が確実に表れてきているのが読み取れます。60代以上、ここが非常に少なくなっておりまして、7.8%にとどまっています。明らかにこれは第4波とは違う点でございます。そして、また第4波ともう一つ大きく異なるのがここでございます。今回のデルタ株が中心の第5波は10歳未満および10代の陽性者が合計で22.2%、第4波のときは、実はこの世代は9%でありましたから、ここが特色として顕著に表れております。高齢者が中心であった第4波から、働き盛り、ここはそうは変わってないかもしれませんが、そして若い子供たちへの感染が広がっているということでございます。
職業別で見てみますと、こちらにも子ども、若い世代が増えていることが表れています。特にこの未就学児と児童・生徒。こちらが17.7%に上っています。第4波以前は子どもの感染そのものが比較的少なかったんですけども、デルタ株の特色がここに表れていると思います。そして、ここが出ている以上は、心配なのが新学期が始まった学校等での感染。これが今後の「抑え込めるか」「抑え込めないか」、鍵を握っていることは言うまでもないと思います。夏休み中の未就学児や児童・生徒の感染の多くは、親が家庭に持ち帰って感染が家庭内で一気に広がったというものがここに出ていると思います。学校や児童クラブでの対策も重要でございますが、まずは家庭に感染を持ち込まないように、大人一人一人が気を緩めずに感染回避行動を続けることが大事でございます。そして学生。ここも実は増えておりまして、第4波ではここ1.5%程度でした。今回こちらが6.1%まで大きく増加しています。これは大学生等の帰省、そして県外往来に由来する感染が目立ちますが、その他にもスポーツ活動、アルバイト、バーベキューや自宅での長時間の飲み会、友人との接触。こうした感染が多くなっておりますので、大学生・専門学校生、一層の注意深い行動をお願いいたします。なお、若者世代のみならず、職業全体では会社員・会社役員47%。これは第4波とそうは変わっておりません。ここはやはり感染の中心にはなっているということでございます。
先日説明したクラスターの分析でも、第5波では職場内、仕事関係クラスターが顕著に増加しているということを申し上げました。この背景には出張など県外への往来、そして県外の事業者と共同での現場作業。こうしたことで感染の持ち帰りや持ち込みがなされるケースが多くなっています。ただ、人の移動がある以上は感染がゼロになるということは不可能でございます。大事なことは感染が持ち込まれた場合に早期に発見するということ、職場内で広げないということが重要でございます。事業者の皆さんにおいてはそういう意味で体調の悪い方は休ませる、休める環境をつくる、体調管理に気を配る、こうした点にくれぐれも事業者の皆さん、引き続き徹底をお願いしたいと思います。そして職場内においてもバックヤード等、こうしたところでの感染にも十分気を配っていただきたいと思います。
次のグラフは感染経路別のデータでございます。一つ目はですね、これは家庭内が圧倒的に多い40%。第4波でも35.4でしたけども、デルタ株感染力強いですから、誰かが感染すると、一家の、家庭のほとんどの方がもう次の日には感染しているケースが目立っています。こうしたことの感染力の強さがここに表れております。
そして、二つ目はやはりこの県外。こちらは第4波の時は6%程度でした。今回はもう14.4%と、こちらも大きく増加しています。特に第5波は夏休み・お盆期間の県外往来。これによって県外からの感染の持ち帰り・持ち込みが、毎日の報告でも申し上げてまいりましたが、県内各地で確認されました。人口規模や県外の往来等から松山市が感染の中心にはなっておりますが、松山市だけでなく直接各市町に感染が持ち込まれた帰省等々もございましたので、これが第4波とは異なっています。
三つ目は医療機関や福祉関係の感染(対策)の徹底に加え、ワクチンの効果が出ていますので、医療機関、こちらが実は第4波の時は13.3%でしたけども、今回はこちらの方は2%にとどまっております。これはもう本当にワクチンの効果、明らかでございますので、可能な方、そして市町それぞれやり方が違いますけれども、呼び掛けがあった場合はぜひワクチン接種をよろしくお願いいたします。
次にこちらは居住地別でございます。これは松山市が圧倒的に多くて56.4%。そして、今回特色的なのは新居浜、西条、今治、四国中央市、こちらの東予4市で33.1%と約3分の1を占めています。実はこの傾向は第4波でも同様でございました。東予地域は企業も多く、業務上、県外との往来が活発であることがその原因の一つと思われますけれども、職場内で広げないというふうな点、より一層注意を向けていただきたいというふうに思います。南予地域でもクラスターの発生、あるいは県外や松山市から散発的な陽性確認が持ち込まれるケースはありますが、地域への広がりというのはほとんど見られておりません。南予地域の皆さん、気を付けて行動いただいている成果が出ていると思います。
以上、第5波の分析結果なんですが、それぞれ、職業や属性、感染経路、地域、ぜひ参考にしていただいて、それぞれの注意深い行動に結び付けていただけたらというふうに思います。
続いて昨日の検査結果ですが、やはり昨日も20代が11名と多くなっています。男性、女性は18、18でありました。居住地は松山市14名。そしてこの中には9名の新規が含まれています。傾向が変わっていない状況が続いています。そして、新居浜市も9名のうち4名が新規。ただ、この事例としては3事例で4名の新規でございますが、落ち着いているようでもちょっとやはり油断すると、今回は油断というか移動の関係もあるかもしれませんが、いずれにしましても新居浜市は引き続き、注意が必要であるということでございます。
職業でございますが、会社員が19名と突出しています。そして、児童・生徒は4名ですが、このうち2名は自宅待機中の再検査によるもので、学校へ行っておりませんので、影響はありませんが、残る2名につきましては、保健所による調査が迅速に行われておりますので、2名が所属する2校は本日、臨時休業となりました。休業継続中を含めると今日の時点では、県内で合計4校が臨時休校しております。内訳は東予地域が2校、新規2校。中予地域が2校、継続2校でございます。また医療関係、こちら2名のうち1人は県立中央病院の医療従事者で50代の女性職員でございます。ごく短時間の勤務で、病院は感染対策も徹底しておりまして、保健所の調査でも病院内の濃厚接触者はおられませんでした。ただ病院ですから、念のため、わずかでも接触のあった職員、患者の幅広い検査を実施しておりますが、現時点で陽性確認の報告はございません。もう検査も結果がどんどん出始めております。あと若干名検査が必要だということでございますので、引き続き緊張感を持って対応してまいります。感染経路は家庭内がやはり先ほどのデータと同様12名と引き続き多くなっていますが、こちらも県外由来4名の確認がございました。
入退院の状況ですけども、医療機関に入院されている方は1名増えて97名。昨日1人減ったんですが、今日また新たにお一人、残念ながら重症病床の方に移られましたので、昨日の方とは別の方でございます。3名ということでございます。宿泊療養施設の方は6名減って65名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要のない症状の方、ご自身、ご家庭の都合で自宅療養を強く希望される方、少ないですがごく一部入院調整中の方含めたこちらの方は34名減って285名となっています。そして、昨日も多くの方が退院されています。75名の方が無事にご回復をされております。
今日は金曜日で民間の(検査数の)集計も1週間分出てまいりました。そしてまた、昨日はまん延防止等重点措置の関係で義務付けられている松山市の福祉施設の一斉検査550件も行われております。その結果、衛生環境研究所等の行政検査は774件行われまして、そこから15件の陽性確認。そして、1週間の集計で見ますと、先週は民間の協力医療機関大体1日370件行っていただいておりました。今日もそれぐらいのペースだと思いますので、合計すると1,100件程度の検査が行われて、合計で36件の陽性確認ということでございます。
事例ごとの状況ですが、封じ込めの方はこのクラスターは「学校(クラスター)6・松山市」。私立学校の方から公表の同意いただいていますので、松山聖陵高校のクラスター。こちらを含めて36事例。松山市保健所が30、今治保健所が3、中予保健所が1、宇和島保健所が1、合計36事例が濃厚接触者の健康観察も無事終了しましたので、これらの事例から感染が広がる懸念なくなりましたので、今日から封じ込め事例に入ります。
囲い込みの方も二つのクラスターが含まれます。1140事例目、こちらは「野外活動クラスター・松野町」。そしてもう一つは病院が公表をしております(1427事例目)「職場内クラスター21・新居浜市」。こちらは速やかに対応ができましたので、これらも含めて、こちらは両方とも陽性が出ていますが、全部囲い込みの中での陽性確認でございますので、すいません、これはもう既に囲い込まれていたケースですね、囲い込みの中での陽性確認ですから、こちらから広がる懸念はございません。そして、囲い込みはこちらの松山市保健所の6事例、こちらが現時点での調査・検査終了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察ということで、囲い込みに6事例が加わります。
追い掛けている調査中事例は、クラスター事例の陽性確認はありませんでした。なお、先日、大規模な工事に関わる複数の事業者から別々のルート(感染経路)、3事例で9名の陽性が確認されている旨お伝えいたしました。この事業所は既に公表もされています。そして、自主検査も含めて保健所とタイアップしながら検査が、かなり大規模ですがどんどん進められています。昨日もこの工事の関係で2名の陽性が確認されておりますが、保健所の調査ではその2名、これまでの陽性者間に明確な接点がございません。新規事例として扱っております。これまでの事例と同様にこの2事例も県外からの持ち込みと推測されます。これはできるだけ早く全体像をつかむため、急ピッチで自主検査含めて進めておりますので、西条市の皆さん、警戒をしながらも、そして冷静に受け止めていただきたいと思います。
最後に、前回、4月から5月のまん延防止等重点措置期間中に県の営業時間変更の命令に応じていなかった飲食店、最後まで応じていただかなかった飲食店1店舗、この店舗について、このたび、管轄裁判所による過料処分が決定されました。これ以上の詳細については裁判所により、1店舗でありますので公表できないという方針だそうでございますので、ご報告だけさせていただきます。なお、今回も県の時短要請に応じていない店舗に対し、法に基づく必要な手続きを開始しております。ほとんどの店舗は県の要請に応じていただいているものの、一部協力していただけない店舗もあることを把握しております。他県では時短要請に応じていない飲食店でクラスターが発生した事例も報告されておりますが、現在、時短要請に応じていない店舗の中には、年明けあるいは春の第4波で従業員の陽性が確認されたり、クラスターが発生した店舗も含まれております。その経験を全く生かしていただいておりません。第5波で系列の店舗から従業員の陽性が確認された店舗も含まれております。要請に応じていない店舗はそういう実績、いい意味じゃありません、感染対策も十分にしてないという実績を持っている店舗が複数含まれておりますので、感染リスクが高いと見ていただきたいと思います。県民の皆さん、そういった店、開いているからといって利用というものを安直に考えないでいただきたいと思います。デルタ株でございますから、そこでの利用が家庭に持ち込む、職場に持ち込む。それがひいては、場合によっては学校に持ち込まれる、そして医療現場に影響を与える、そこまで考えての行動をぜひお願い申し上げたいと思います。以上です。
(あいテレビ(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(南海放送)
南海放送です。最後に説明していただいた要請に応じない飲食店のことについてなんですけれども、複数あるというふうにお見受けしますが、必要な法手続を開始したということもおっしゃっていましたけど、いわゆる店舗名を公表する方向で今調整中ということでしょうか。
(知事)
応じていただかない場合は公表します。
(南海放送)
ちなみにどれぐらい要請に応じていない店舗があるとか。
(知事)
まだある程度の数はありますね。
(南海放送)
複数店舗。
(知事)
はい、そうですね。でも大半の店は応じていただいています。非常に、傾向としては接待を伴う飲食店に多く応じていただいていない事例が多くなっているような感じがします。
(あいテレビ)
あいテレビです。それに関してなんですけれども、法に基づく手続きの開始ということで、段階的な手続き、命令だったり公表という段階的な手続きがあるかと思うんですが、現時点ではどの段階の。
(知事)
どの段階というか、一応調査をします、複数回で確認します、その後に弁明の機会がございます。その後、命令書を出します、(※)その後(公表)ということになりますので、命令書を出すか出さないかというような判断をするための調査をしている(※)段階かなと思っていただいていいんではないかと思います。
(あいテレビ)
たびたび、あいテレビです。児童・生徒、今日4人いるということですけれども、昨日、松山市が来週の学校の対応についても、今週と同じように午前中授業、給食を食べての下校ということで公表されました。それについて、この現時点での感染状況を踏まえて、松山市の対応というのはどのように見ていますでしょうか。
(知事)
そうですね。正直言いますと、やっぱりまん延防止適用期間の12日までは、当初からその期間まではという方をやるべきではなかったかなというふうに思います。ただ、緩みにはならなかったので、それはそれで緊張感を持って当たるという方針が出たことはいいんではないかなというふうには思います。
(南海放送)
すいません。コロナの話題からは少しそれるんですけれども、本日、菅総理が次期総裁選への不出馬の意向を明らかにしました。これについて知事、どのように受け止めていますでしょうか。
(知事)
そうですね。前も申し上げましたけど、今はもう本当に愛媛県内のコロナ対応で自分の頭の中がいっぱいでございますので、どういうふうになっているのかということを考えたりする余裕も時間もないので、何とも言えないんですけれども、いろんな意見があると思うんですが、ずっとコロナ対応を見ていて、未知なる相手ですから、恐らく、誰がやったとしても、そう大きな違いというのは結果として残せないような気もいたします。そういう中で、総理は本当に地味なところもありますけど、しっかりと仕事を進めるというふうなことで全力を尽くされているんではないかなという印象は持っておりました。例えば、県でいいますと、まん延防止への対応であるとか、そういった中での、今の既存の方向の中での対応というのはすごくスピーディーにやっていただきましたし、大きな目で見ると、やはりワクチン接種の大きな方向性の道筋は付けられた点においては、非常に地道な仕事をされているというふうに思っていました。ただ一方で、例えば、安倍前総理の時には、まさに菅首相が官房長官として盾になっていた、守る立場の仕事をされていたと思うんですけども、そういう人材がちょっと見受けられなかったのが残念だと思います。ですから、引き続きご自身が、全員を満足させることはできませんから、しかも限られた条件の中で対応していかなければなりませんから、いろんな意見があって、その批判も総理ご自身がすべて一手に引き受けるような印象があったんで、その心労というのは大変なものではなかったかなというふうには思います。
(南海放送)
衆院選も間近に迫っている中で、自民党のトップはもう変わることが確定したという状況ですが。
(知事)
恐らく地道な仕事が進められてるっていうところは分かりつつも、議員さんの心理からすれば、目の前の選挙ということが視野に入ってきてますので、支持率とかそちらの方に気を、浮き足立ってしまうんでしょうね。ですから、選挙が戦えるようなということでどうするべきかという議員心理が、今、大きくうねりとしてあるのかなと。個人的にはそれよりも、コロナ対応の方にみんなで力を合わせて全力を尽くしていただきたいと。これはもう正直な思いです。
(南海放送)
そういった選挙で戦えるトップをという思惑がある程度影響して、今回の不出馬に至ったのかなという見解ということですか。
(知事)
それが一番大きな要素ではないかと思いますね。
(南海放送)
実際、その衆院選にはどのような影響があるとお考えになりますか。
(知事)
いや、分かりません。ただ、やるんであれば明確な政策を、何をするのか、特に今もう人の命に関わるコロナ対応については、そこを明確に打ち出して、批判にも耐え得るような論争がある、政策提言があるということは期待したいと思いますね。
(NHK)
NHKです。先ほどの質問に関連してお聞きします。先ほどの菅総理について、官房長官時代のことを少しお話しされていましたが、西日本豪雨だったり、コロナのクラスターの対応で、県としても官房長官時代に特にお世話になったということは以前お話しされていましたが、愛媛との関わりという面ではいかがでしょうか。
(知事)
そうですね。どこもそうだと思うんですね。菅総理ご自身が地方議員を経験されて、本当に積み上げて総理になられた方ですので、ある意味では地方の悩み、立場というのは十分知った上で政治をされているという、そういう感じはしましたね。ですから、今、地方としてはここがっていうことをダイレクトにメッセージとして伝わると動きは早かったですね。
(NHK)
そうした中、実際に総理に選出された、昨年された時からおよそ1年余りの菅政権だったと思いますが、あらためて今どのように評価されていますか。
(知事)
僕はその情報発信力とか、それからさっき申し上げた盾になるスタッフの問題といういろんな問題があったと思うんですけども、仕事は本当にコツコツやられているなという印象を持ってます。例えば、デジタルシフトへの道筋も付けられる、ワクチンの道筋も付けられる、そういったところはやっぱり率直に評価してもいいんではないかなというふうに思いますけどね。
(テレビ愛媛)
すみません、テレビ愛媛です。先ほど、一番はコロナ対策が求められるということだったんですが、今回の菅首相の不出馬の理由として、コロナ対策に専念したいという発言がありました。そこに対してはどのように所感を持たれましたでしょうか。
(知事)
やっぱり責任感が強いというふうなことだろうと思います。ただ、今申し上げたような浮き足立っている状況の中で、全体をそっちの方向に持って行けないという状況なのかもしれません。そこは分かりません。
(テレビ愛媛)
今後まだ先のことにはなりますが、次期総裁、総理大臣が決まっていくかたちになりますが、どのようなこう人物像であったり、政策などする人材が希望、期待できるでしょうか。
(知事)
いや、これは顔ぶれも出てないし分かりませんね。もう、そこを考える時間も余裕も私ごときにはありませんし、はい。
(テレビ愛媛)
以前、記者からの質問があったときに、政治的空白がないようにという発言がありました。今回も状況は変わってきてますが、一番はやはりコロナ対策などを間断なく政策が進められるようにということが一番の肝になるのでしょうか。
(知事)
そうですね。願わくば、願わくばですけど、もう毎日毎日、例えば、医療現場の皆さんなんかはもう必死になって対応に追われている状況です。保健所もそうですし、検査機関もそうですし。そこを考えると、選挙の支持率を優先にした政治的な思惑での展開の方にはエネルギーを注いでいただきたくないと。いわばもうコンパクトに簡潔な政策論争の場とかそういうことにも気を配って、何よりも空白が生じない、空白を生じさせない、そこだけはお願いしたいところですね。
(あいテレビ(幹事社))
その他よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
- ※の記載部分については一部内容に誤りがありましたので、斜字のとおり訂正します。
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