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新型コロナウイルスの感染の確認(8月16日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年8月16日(月曜日)15時00分~15時36分
場所:知事会議室
(あいテレビ(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
まず、土砂災害に関する注意についてでございます。県内ではご案内のとおり、先週から大雨が続いております。他県では大変大きな被害が出ているところもございます。被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。県内ではこれまでのところ大きな被害の報告はありませんが、地盤が緩んでいるということを考えると警戒が必要であることは言うまでもないところでございます。
松山地方気象台によりますと、本日から前線が北上して活動が活発になると。そして、県内では既に8月の平年降水量の2倍以上になっている地域が、西予市宇和、今治市大三島、伊方町瀬戸の地域がありまして、これらの地域を含め18日水曜日にかけて土砂災害に警戒してほしいということでございます。気象庁からの連絡でございます。県民の皆さんには、一時的に雨がやんだとしても地盤が緩んでいるという前提で油断をせずに、最新の気象情報や市町からそれぞれ出ると思います、避難情報が出た場合は留意を願いたいと思います。
それでは新型コロナウイルスの関係ですが、昨日の検査では、陽性確認が71名でございました。内訳は既存が25事例で42名。そのうち再検査の方は12名と多くなっています。そして新規が24事例で29名でございます。また、71名のうち帰省等による県外由来は10名に上っております。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。
昨日はお盆期間中、日曜日でありますが、多くの医療機関が休診となる中でこれだけの陽性確認となっています。また、昨日は松山市繁華街の接待を伴う飲食店、ホストクラブで新たなクラスターが確認されました。ただ、このお店は県が呼び掛けた臨時PCR(検査)センターに積極的に来てくれたところでございます。全ホストクラブが来てくれているわけではありません。その中で来てくれたお店であるということ、そして、全お客さんの把握ができているということ、そして、保健所の調査には全面的に協力をいただいているということ。これだけは、全ホストクラブが来ているわけではない中で、そういった協力的に調査には応じているということだけは皆さんにお伝えさせていただきます。すなわち、囲い込みは速やかに可能なケースでございます。
本日から松山市の酒類を提供する飲食店への時短要請期間が始まりました。県内の感染拡大の中心となっている松山市の新規感染に歯止めをかけるため、飲食店関係者、利用者双方の感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。
本日の説明事項は主に3点でございます。まん延防止等重点措置の適用に向けた検討の開始、事務手続きの開始、二つ目は昨日の検査結果、そして三つ目は今日から始まる松山市における時短要請の問題、そしてお盆明けの職場における感染対策の徹底を再度いたしたいと思います。
まずこちらですが、人口10万人当たりの新規陽性者数も増加傾向は引き続きあります。2日前の8月14日時点では、29.1名と愛媛県の数字を発表しましたが、本日公表までを考慮した直近1週間では、34.1名とステージ4の指標を超えています。特に集中している松山市は、抜き出して計算しますと、もう46.9名という非常に高い水準に達しているということでございます。ただもう一点、これが現在多い方から47都道府県の状況ですが、愛媛県は今33番目ですけれども、実に35(都道府)県がステージ4、そして10県がステージ3、2県がステージ2と、全国的にこれだけの状況になっていますので、ほぼ全国どこでも同様の状態になっているということをお知りおきいただきたいと思います。
こちらは松山市における7月10日以降の陽性者数の推移でございますが、これは松山市だけでございます。7月中はご覧のように、当初はゼロの日もございましたけれども、散発的にずっと続いておりました。ただし、8月に入って事態は急変しております。一気に増加傾向が見えてまいります。特に7月の4連休によって持ち込まれたウイルスが、もしかすると参加者の追い掛けが難しいとお知らせした、把握もできていない、保健所への調査にも協力してくれない複数の店舗、ライブイベントや接待を伴うお店、中には周年イベントで、そういった場を作ったところもあるとお知らせしましたが、それがきっかけで、水面下で広がった可能性は否定できません。そして8月にこれが入りまして、連休や帰省の影響で、次のヤマに結び付く、そういう状況ではないかとこのグラフから読み取れるのではなかろうかと思います。昨日の検査でも40名、松山市で確認されています。そして、本当に厳しいのが、この中で新規が18名、過去最多で昨日並んでいます。新規陽性者の増加に、松山市内、歯止めがかかっておりません。松山市との往来の注意を呼び掛けさせていただきました。そして、特に松山市民の皆さんには、少なくとも5割の外出自粛をお願いしました。それはこの背景があるからでございます。この状況をぜひご理解いただきたいと思います。お盆期間中の影響はこれから出始める可能性があります。そしてもう一つ、数日前から申し上げています、逆帰省、職場などでの感染拡大の可能性も懸念されます。すぐさま陽性確認が減少に転じることはこの状況、これと今後の状況を踏まえますと、考えにくいと言わざるを得ません。松山市以外でも既存、新規合わせて31名と多数の陽性確認となっています。日曜日の検査にもかかわらず、70名を超える陽性確認になったこと、警戒感を強めなければなりません。
こうした状況を受け、国と事務的な協議を開始しましたので、お知らせをいたします。まん延防止(等重点措置)、松山市への適用でございます。この方針は、既に経済界の各団体、そして県医師会会長をはじめとする医療・福祉関係者、それから議長をはじめとする県議会各会派代表、市長会長、町村会長、それぞれとも全て連絡をし、意見交換を行いました。全ての方がこの状況を理解いただき、その方針に賛同をいただいていることをお知らせさせていただきます。また、本日午前中に、私の方から電話をさせていただきまして、西村大臣と直接お話をさせていただきました。事務的な協議を開始すること、そして、現在の厳しい感染状況について、西村大臣には直接報告をしたことも併せてご報告させていただきます。
まん延防止が仮に、今後国の方の手続きもありますので、すぐにではありませんけれども、仮に適用された場合、特に影響の大きい対策について、準備もあるかと思いますので、特に松山市の皆さん、事前にお知らせをさせていただきます。現在の感染状況からすると、適用地域は松山市が措置区域と想定されます。特に飲食店、こちらは営業時間の短縮要請の対象、現在、今日から始まるものは酒類を提供する飲食店でありますが、適用されますと松山市内の全ての飲食店に拡大することになります。そして、営業時間の短縮要請は20時まで、これは大半がそうなんですが今、認証店は21時にしていますが、これが適用になりますと認証店でも20時までということになります。そして、次が大きな変更点になります。全ての飲食店に酒類の提供を昼夜問わず行わないような要請となります。これは全国共通でございます。なおもう一つありまして、感染がその対応によって下降局面になった場合は酒類の提供を緩和することが可能となっています。この場合は認証店を優先して緩和することを想定しています。そして、これはもう一つは飲食を業とする店舗に、カラオケ設備の利用自粛の要請という内容が加わります。酒類の提供を行わないよう要請することは、全国では既に経験済みでありますが、前回、愛媛県ではルールがちょっと違っていたので、知事の裁量でその時、第4波の時は適用をしないという選択もできたんですが、本県ではそれに従って要請しませんでした。しかし、その後ルールが変わり、知事の裁量ではなく、この酒類の昼夜を問わずの提供の(自粛)要請は一律に行うことになりましたので、これが適用されることになりますのが大きな変更点となります。この他にも、松山市内や近郊の県有施設を閉めることも検討材料となります。協議が整い次第、あらためてお知らせしますが今申し上げた点は大きな変更点になりますので、申請が受理された場合、適用になった場合はこれが適用されることをあらかじめ連絡をさせていただくことといたしました。
次に昨日の検査結果(陽性者の概要)について簡潔にご報告させていただきます。10代から40代、こちらが54名となっています。7割以上。男性は37名、女性は34名。居住地はこれまでと同様、松山市がご覧のように突出しています、40名。既存が22名、そして新規が過去最多18名でございます。他の地域も松山市を見てしまうと少なく感じるかもしれませんが、西条市7名、この中には新規が4名含まれています。新居浜市6名、この中には新規が1名含まれています。今治市5名、この中には新規が1名。新規は西条が4ですけどあとは1で、他も本当に若干でありますから散発的でありますけど、非常に幅広い地域。南予は大洲市のみですけども、他では幅広く確認されていることがお分かりいただけると思います。油断ができないという状況でございます。そして県外在住者も、千葉県1名、兵庫県3名、岡山県1名、香川県1名が愛媛県内で陽性確認となりました。職業は会社員の方が21名で最も多くなっています。公務員が1名いますが県職員ではありませんが、既に所属から公表されています。感染経路ですが、引き続き家庭内が19名と最も多くなっています。デルタ株の特色。そして県外も10名に上っています。県外由来が非常に多くなっています。帰省等の影響がここで感じていただけると思います。
次に入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は1名減って100名。重症者は変わらず5名。宿泊療養施設に入所されている方は5名減って102名。そして自宅療養者、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、そして今日中には入院されますけども一部入院調整の方を含めて、35名増えて366名でございます。この段階では今もまだ入院調整中の方は翌日に全員入院の対応ができております。一方で退院となった方も42名いらっしゃいまして、合計で3,012名となりました。
検査状況ですが衛生環境研究所等行政検査350件行われまして、陽性が40件報告ありました。そして協力医療機関等の検査、1日300件想定ですけども、そちらから31件の陽性報告がございます。だいたい500、600件の検査が行われて71件の陽性確認ということでございます。
対処事例ですが、まず封じ込め、松山市(保健所)が8事例、八幡浜保健所が1事例、合計9事例が濃厚接触者の健康観察無事終了。これらの事例から感染の広がる懸念がなくなりましたので今日から封じ込めでございます。囲い込み事例は松山市保健所が七つ、それから今治保健所が二つ、中予保健所が一つ、合計10事例が現段階に必要な調査・検査完了。濃厚接触者の健康観察期間に入ります。こちらに1名陽性ありますが、(自宅)待機中の陽性確認であります。囲い込みの中で陽性が出ても、(新たな)濃厚接触者がいるわけではありませんから、ここで出てくる陽性者から感染が広がる懸念はございません。
次に追い掛けている調査中事例ですけれども、まず新たに確認されたクラスター「飲食店クラスター14・松山市」でございます。冒頭でお伝えしましたホストクラブでございます。臨時PCR検査センター、申し上げます。そちら、繰り返し申し上げますが、このホストクラブ、全ホストクラブがこちらに来てくれたわけではありません。その中で呼び掛けに応じて、PCR検査センターに全員来てくれた(検体を提出してくれた)ケースでございます。これまでに従業員2名の陽性が確認され、昨日の検査で全従業員を含む24名の検査が行われまして、新たに従業員5名の陽性が確認されたものでございます。この店舗は全ての利用客の連絡先の把握ができておりまして、初発の陽性者が確認された時点で、店自らSNSで店名の公表を始め、従業員の陽性確認と店舗の臨時休業を公表しておりまして、全ての利用客に対し、店側から個別に連絡をし、そのリストも提出いただいています。松山市保健所への相談を呼び掛けて、さらに保健所の調査には全面的に協力しております。すなわち、囲い込みが早期に可能な事例であるということだけは申し上げさせていただきます。(感染の)連鎖を断ち切るために、連絡があった方は必ず保健所に連絡していただき、必要な検査を受けてください。
次に既存のクラスターの進捗状況でございますが、こちらは「飲食店クラスター12・松山市」でございます。常連の方、小さいそんな規模の大きくない飲食店ですが、もう既に利用客全部把握できておりまして、保健所の調査にも全面的に協力、連絡がいっておりますので、順次検査も進んでいます。その中で昨日は家族等の方1名の陽性が確認されました。
次に1008事例目、「児童福祉施設(クラスター)・新居浜市」でありますが、こちらも利用者は全部把握ができております。待機をしていただいております。そして、順次検査が進められております。すなわち、既に囲い込みの最終段階に向かっているというケースでございます。利用者の児童生徒で1名、その他家族で2名の陽性が確認されています。
次に、1039事例目、「学校クラスター6・松山市」。こちらは、既に自ら公表をされている私立の高校で、県にも校名の公表をすることの同意が得られている松山聖陵高校でございます。昨日は4名、生徒の(陽性が)確認されておりますが、既にいったん陰性となって自宅待機をしていた方の再検査の陽性でございます。したがって、この4名の陽性確認に対して新たな検査対象はおりません。(新たな)濃厚接触者はおりません。昨日申し上げたように、このクラスターが囲い込みの最終段階にある状況に変化はございません。現時点では校内での感染は当該部活動の範囲のみでございまして、学校活動も18日水曜日までは休止をしています。学校や地域の関係者の皆さんは冷静に受け止めていただきたいと思います。
このようにですね、クラスターが発生しても関係者の把握ができている、そして、保健所への全面的な調査協力がある場合は、そこから広がる懸念なく囲い込みに持ち込める事例でございますので、そこまで含めて「店名公表」、「店名公表」と呼び掛けることがどういうことなのかお分かりいただける、賢明な方々にはお分かりいただけると思います。ただし、保健所の協力も得られない、来ている人たちの把握ができない、この場合は広がる可能性がありますから、この場合は店名を公表して、「皆さん注意してください」と呼び掛ける必要がある。この二つをきっちりと判断することが大事でございますので、それをしなかったらほとんど全ての方々が怖くて保健所の調査に協力していただけなくなってまいります。そこは行政の判断ということでやっておりますので、賢明な皆さんはお分かりいただけるというふうに思います。
この他、四つのクラスターについては関連の検査が行われておりますが、いずれも陽性が確認されておりません。特に調査に進展があったのは968事例目、こちらは「飲食店クラスター13・松山市」、こちらも全面的に調査に協力をしていただいておりまして、お客さんも全て把握できているケースでございます。昨日は幅広に77名の検査を行い、全員の陰性が確認できておりますので、これで囲い込みの終盤に入ったということでございます。
次に松山市における時短要請の開始とお盆明けの職場における感染対策の徹底でございます。本日から松山市全域を対象に、酒類を提供する飲食店への営業時間の短縮要請が始まりました。事業者の皆さんには非常に厳しい措置となりますが、現在の県内、特に松山市の危機的な感染状況や松山市繁華街においての短期間で複数のクラスターが確認されている現状を受け止めていただき、そして一部に、保健所への協力が得られないところもあるということで、ご理解とご協力をお願いいたします。
あらためて時短要請の内容を説明いたしますが、ただし、これは今日から、現時点での要請、対策であります。まん延防止等重点措置が適用されれば、先ほど申し上げましたようにさらに強化されることになりますので、その点は申し添えさせていただきたいと思います。あくまでも今日から始まる要請でございます。対象は松山市全域の食品衛生法の飲食店営業許可を受けて酒類を提供している飲食店でございます。営業時間は午前5時から20時までにお願いします。そして、酒類の提供は午前11時から午後7時まで。ただし、認証店については営業時間、酒類提供ともに1時間延長し、それぞれ営業は午後9時、酒類提供は午後8時までといたします。期間は本日から8月31日火曜日まで。ただし、全国の動向、県内の感染状況によっては延長することもあり得るということでございます。時短要請に協力した飲食店への協力金でございますが、これは全国の制度でございます。前回同様、全ての期間、時短営業、全ての期間に協力いただいた飲食店へ支給いたします。金額は前回と同様でございます。全国統一の金額でございます。支給事務は松山市で行っていただきます。協力金の詳細は時期等、松山市にお問い合わせをいただきたいと思います。
また、感染防止は事業者の皆さんの協力だけでは成り立ちません。利用する側も時短要請に協力していただいているお店に限って、そして、会食のルールに従って利用することが重要であります。前回の時短要請ではほとんどの飲食店の皆さんが協力いただきました。しかし、残念ながらごく一部、応じていただけない店舗があり、そういった店に人が集中して感染対策もままならない環境で営業されていました。密な状態をつくり出していたと聞いています。第4波の時とはまたデルタ株、感染力が桁違いでございます。このような空間を作った時に一気に拡大する可能性が考えられます。忘れないでいただきたいと思いますので、ぜひご協力をお願いいたします。
そうした抜け駆け的な行動が時短に協力いただいているほとんどの事業者、大半の事業者、そしてまた県民の皆さんの負担、医療現場への負荷、そういったものを全て無に帰す行為であるということをご理解いただきたいと思います。会食は認証店など時短営業を守って、適切な感染対策を講じられている店を選んでください。そして、県外との往来など感染リスクの高い行動がない人に限ってください。そして、普段から顔を合わせている方とされてください。そして4人以下、概ね2時間以内、徹底していただきますようお願いいたします。そして、お店、特に換気、こまめな換気に留意をしてください。
また、お盆が明ける今週から多くの事業者が本格的に経済活動を再開いたします。ここ数日申し上げてまいりましたし、また、各経済団体からも要請していただくようお願いしておりますが、ウイルスを職場に持ち込まないこと、仮に持ち込まれたとしても、これもゼロにすることはできませんから、職場で感染を広げないこと、早期探知。これが極めて重要であります。飲食店での対策とともに現時点で最も重点的に取り組むべき対策の一つであると捉えています。土日にかけて2日間にわたりお願いしてまいりましたが、もう一度お伝えいたします。今からでもできる対応、即時に実行してください。お願いいたします。毎日の検温など従業員の体調管理の徹底、症状があれば出勤を控え早期の受診を指導、特にお盆明けはやむを得ない事情で県外のふるさとへ帰省された方、また県外から帰省してきた家族や親族との接触のあった方、長時間の会食をされた方、こうした方々などがリスクの高い行動を取ったかもしれませんので、しっかりと確認していただきたいと思います。事業所ごとにお願いいたします。事業所を、そして従業員を、地域を守るためにもお願いいたします。そしてオフィスにおける感染対策のあらためての徹底。感染力の強いデルタ株なんで、軽度の会話やパソコンの共同使用、アルファ株では感染しなかったような接触で感染したと思われるケースもございますので、マスクの着用、こまめな手指消毒、換気といったオフィスでの基本的な対策。そして、多数の方が触れる共用物の消毒、今一度職場内の感染対策、(業務が)始まるに当たって徹底をお願いします。そして勤務スペースだけでなく更衣室、休憩室、喫煙所等のバックヤードも対策も忘れずにお願いいたします。特にここが気が緩む場所として感染するケースが高いという実例がありましたのでお気を付けください。そして、ワクチンの接種。接種しやすい環境づくり、従業員さんが休暇取得なども活用して市町から打てる状況が整ったところでは整えてあげるということ、それをぜひやっていただきたいと思います。
最後に、県の事業で宿泊事業者等にテレワークのための補助金を出していますので、プランが出て来ていると思います。ぜひ企業の方でそれを積極的に活用していただきますようお願いを申し上げます。以上です。
(あいテレビ(幹事社))
ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。
(テレビ愛媛)
テレビ愛媛ですが、重点措置の検討に入ったということで、これ正式にまだ国に要請されたわけではないということ。
(知事)
これすごい難しいですけど、これまで前回もやっていますけども、まず事務レベルで協議があります。先ほどもステージが一気に上がりましたので、特に松山市が突出している状況なんで、これはもう数字的に見ても俎上(そじょう)に上るというレベルまで来たと判断しています。そこからまず事務的な手続きで状況の確認があります。それで申請という段階に次に入っていきます。そうすると今度はこれがややこしいんですね。これは国会で決めたルールなんで致し方ないんですが、専門家会議があり、それから国会報告があり、そこから正式に決定ということになりますから、まずはこの事務手続きを始めないと進みませんので、それが始まったということでございます。
(テレビ愛媛)
それを経た上で正式な要請という。
(知事)
そうですね、途中からこれで要請してくださいという事務レベルの合意があって要請に入っていきます。
(テレビ愛媛)
まだ時短要請始まったばかりではありますが、この段階でさらなる対策の強化を呼び掛けられる理由というのは。
(知事)
そうですね、本来でしたら時短要請の効果を若干見ながらということも一つの考え方なんですけども、何せ先ほどグラフで示したとおり、松山市の状況が極めて厳しい。突出して、特に新規感染が止まらない。となると保健所機能の維持の問題まで出てきますので、これはもう間髪入れずに申請しようという決断に至りました。
(南海放送)
南海放送です。関連してなんですけれども、以前は申請しても適用されない可能性があるというお話もありましたけれども、今回は適用される可能性が高い、もしくはその適用される前提の事務協議に入ったという。
(知事)
最終的には分かりませんけども、先ほどのステージ4、それでも愛媛県、実はまだ(全国では)33番目なんですが、やっぱり松山市の46.9人という急上昇した数字で言えば十分適用の可能性はあるというふうに判断しています。
(愛媛新聞)
すみません、愛媛新聞です。今の関連で適用されるかまだ分かりませんけれども、適用されるとなると最速でいつ頃からになりそうですか。
(知事)
それは分かりません。先ほど申し上げましたように、これは第4波の時にも申し上げましたけども、専門家会議の開催日程、それからなぜかまん延防止で国会報告までいるのかというのは言い続けているテーマなんですけれども、国会報告が義務付けられているんですね。ですから、その日程もクリアしなければ正式な認定になりませんから、この辺の日程は分かりません。
(あいテレビ)
あいテレビです。関連してなんですが35の都道府県でステージ4以上ということで、それぞれの都道府県がそれぞれで重点措置の申請ですとかそういったことをしていることについて、国全体での実効性というか効果というか、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
(知事)
そこの国全体になると状況が分かりませんから、どうなのかコメントのしようがありません。ただ前も申し上げましたように、これだけの状況になっていますから、これはもう与党・野党も問わず、やっぱり国会議員の議論、そして速やかな方向性というものは必要になってきているんじゃないかなと地方を預かる立場からは感じます。
(愛媛新聞)
すいません、愛媛新聞です。関連して重点措置の件ですけども、全国一律ではありますが全飲食店に酒類の提供を行わないように、という内容になるということですけども、このお酒の提供をしないというのは、提供する状況と比べてどれほど感染防止の効果があるかというのは、そのあたりは知事はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
長時間というふうな滞在、これには一定の歯止めがかかる可能性はあるんじゃないかなというふうに思います。ただ、もうこれは既に全国で統一ルールになっていますので、そのあたりを逆に皆さんが見てご判断していただくとこもあるんではないかなというふうに思います。
(愛媛新聞)
関連してですけども、お酒の提供をやめるとなると、当然卸の業者さんは非常に大打撃を受けるということになると思いますが、そのあたりのご支援は。以前の会見で少しご説明もされておられましたけども、あらためていかがでしょうか。
(知事)
当然のことながら重点措置区域になると、国の制度でそういったところへの補助金というのは適用されることになります。
(毎日新聞)
毎日新聞です。先ほどのまん防のところですね、決定はまだ分からないとのことでしたが、県として正式に要請されるのはいつ頃かってめどってありますか。
(知事)
これは事務レベルの協議を今日始めますので、例えば先週も100人超えたある県では、手続きを始めてから3日か4日かかったかな申請まで、という例はあります。ただ、それが標準化した実例かどうか知りません。もうこれは各事例ごとに、そして申請時期によって全然異なってきます。
(あいテレビ(幹事社))
各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
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