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全国知事会第26回新型コロナウイルス緊急対策本部後の知事共同取材の要旨について
日時:令和3年8月1日(日曜日)16時21分~16時28分
場所:知事会議室
(テレビ愛媛(幹事社))
ではぶら下がりの方始めます。まず冒頭に知事から説明があるということですので、よろしくお願いします。
(知事)
今日は知事会もありましたので、臨時の記者会見はこのぶら下がり(共同取材)で代えさせていただきたいと思います。
まず、昨日は8名の陽性者が確認されております。ただ中身は既存が4事例6名。その6名の中でもいったん陰性が確認されて隔離された中で発症、再検査で2名の方が確認ということでございます。新規事例は2事例で2名。そして、この新規2事例はいずれも感染経路は県外ということでございますので、今までの流れというものがそのまま出ているということでございます。
その中で854事例目「職場内クラスター12」、これについては松山市内。これまでも公表してまいりましたが、県庁の保健福祉部の職場でございます。既存事例の追い掛けの中で、県の組織で新たなクラスターが確認されました。ただ、このクラスターは既に囲い込み済みのケースでございます。自宅待機中、いったん陰性が確認された職員の再検査で陽性が確認されて、同じ職場で5名ということになりましたので、既存の事例とも統合し、結果として陽性者が5名に至ったものでございます。既に囲い込みは完了しておりますので、感染が拡大する懸念がないクラスターでございます。必要な検査も全て終了済みでございますので、その点は冷静に受け止めていただきたいと思います。またこれを受けまして、全庁的に職員に一層の注意喚起を促すことを要請しましたので、併せてご報告させていただきます。
また、先ほどの知事会議ではもちろん人流ができるだけ少ない方が理想なんですけれども、この国にはそれを強制的にシャットアウトする手段はございません。呼び掛け要請でございます。県民の皆さんには、特に時間の接点が長くなる感染リスクの高まる帰省について、この夏、もう一度お考えいただきたいということを申し上げた経緯がございますが、県から県民の皆さんにお願いするだけではなく、特に感染拡大地域、首都圏・大都市圏の知事さんに同じような呼び掛けをしていただきたいということを依頼いたしました。特に東京都は4,000名を超える陽性確認、そして、陽性率は10.2%であったのが、今19.5%まで上昇しております。さらに保健所の調査・検査が追い付いていない状況でありますから、感染リスク、非常に高いと言ってもいいと思います。何とか5波の入り口で踏みとどまりたいと思いますので、もう一度皆さんには感染回避行動の徹底、そして体調異変時は決して人と会わない、休んで(医療機関を)受診、そしてルールを守った会食の実施、そして何よりも今回このデルタ株の今できる最大の対策は、旅行者を強制的に止めることができませんから、これは業界にお願いしております。そして、県民の皆さんには、本当に心苦しいんですけれども、こうした状況を踏まえまして帰省等々についてはもう一度お盆の時期、今回は時期をずらす等々しっかりと考えていただきたいということをお願いしたいと思います。以上です。
(テレビ愛媛(幹事社))
では、ただ今の発表事項と全国知事会についての質問もある社はお願いします。
(愛媛新聞)
愛媛新聞ですが、コロナの(ワクチン)供給スケジュールを明確に示してもらいたいというのは、以前から、かねてから中村知事が重ねておっしゃっていたと記憶しておりますけれども、それについての現状はいかが受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
そうですね、まだ分からないというのが現実問題です。当初は大臣もしっかりと要望どおり供給できる見通しだということをおっしゃっていたんですが、それはもう交渉事、いろんなことが起こりますからできなくなることもあると思います。ですから、そういうときは正直にそれを伝えていただけたら組みやすいということになりますので、ともかく期待感を先行させてしまったときに現実が伴わなかった場合、混乱が起きます。ですから、早めに「できるものはできる」、「できないものはできない」、できなくなった場合は「できなくなりました」という、そういうメッセージをしっかりと伝えて、全体像を示していただきたいというふうに思います。
(テレビ愛媛)
すみません。テレビ愛媛ですが、アストラゼネカ製のワクチンについて国民に抵抗感があると。で、国会議員の方に使ってほしいというような考えだったかと思いますが、これについては。
(知事)
はい。おそらく皆さんも、報道関係の皆さんはアストラゼネカ社のことについてはいろいろと取材等でもご存知だと思うんですけども、大丈夫だという専門家の判断が出ました。ただ、これまでにやはりファイザーやモデルナよりも遅れたというふうなことが現実ですし、その間にですね、いろんなニュースに流れていますから、やっぱり国民の間にいくら専門家が大丈夫だと言っても不安感というのがあると思うんで、大丈夫だというふうなことを承認したわけですから、それをこう見せていくということが大事ではないかなというふうに思います。例えば一つの例ですけども、承認を決めた厚労省の職員さん等が中心になって、あるいはまだ接種が終わってない国会議員の方々が中心になって、自らが「われわれがやりましょう」というふうに言ってやっていただくようなことをすればですね、国民の不安というのも払拭(ふっしょく)されていくんではないだろうかなというふうに思います。
(テレビ愛媛)
そういったことが済まないと、県内での活用ということは。
(知事)
と言うかですね、これもスケジュールが分からないんですよ。どの範囲までこのアストラゼネカを活用しようとしているのか、ファイザーやモデルナが当初の計画通り確保できないとするならば、それを埋め合わせるために広範に使うのかもしれないし、一部限定的に使うのかもしれないし、このあたりのスケジュール感が見えないんで、今申し上げたようなことをあえて発言させていただきました。
(テレビ愛媛(幹事社))
その他よろしいですか。では終わります。
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