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新型コロナウイルスの感染の確認(5月27日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年5月27日(木曜日)11時00分~11時15分
場所:知事会議室
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
時間になりましたので始めます。本日は60分を予定しています。本日は記者発表事項が3件あります。まず新型コロナウイルス感染の確認についてですが、こちらは会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。
(知事)
それではまず、新型コロナウイルスの関係についての説明をさせていただきます。昨日は7名の陽性が確認されました。朝の速報は6名でしたけれども、1名増えて7名でございます。内訳は既存1事例で1名、新規事例は6事例で6名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。
新規事例が6事例6名でございます。今週に入っても新規は増減しながら一定数発生しておりますので、全国的に見たら10万人当たりの感染者数は、47都道府県中47番目になってはいますけれども、やはり一定数発生しておりますので、警戒が必要でございます。また、これはこの人数にはカウントされていませんが、昨日、厚生労働省から三島川之江港の検疫で、3名の陽性者が確認されたと公表がありました。こちらは水際対策での陽性確認で、県内での確認数に入らないほか、3名の陽性者を含め、船の乗員は本県には上陸していません。そのことはお伝えさせていただきます。ただ、こうした事例もありますので、国外からの感染にも警戒が必要であるということで申し上げさせていただきます。県内には上陸されていませんので影響もございません。
それでは昨日の検査結果でございますが、まず概要ですけれども、年代は10代から70代まで幅広く、男性は6名、女性は1名でございます。居住地なんですけれども、松山市が3名で、そのうち新規が2名でございます。また今治市、砥部町、こちらも新規でございます。連日、陽性確認が続いている地域で陽性が確認されています。その他、大阪府1名、高知県1名の方が確認されています。
感染経路は、1名が家庭内、その他は今調査中でございます。居住地が県外の方の2名も、感染が比較的拡大している地域の方でございますけれども、県外なのか県内で感染したのか、これはまだ判明していません。調査を進めている段階でございます。それから職業は福祉関係が1名。この方は後ほど説明しますが、高齢者施設のスクリーニング検査で陽性が確認された方で、速やかにその施設を対象にした調査・検査が現在進められているところでございます。学校関係では2校で2名の陽性が確認されております。この2校とも本日は臨時休業しております。現在、保健所が必要な調査・検査を幅広く進めているところでございます。
一方で入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は3名減少しまして43名となりました。ただ残念ながら、重症の方が1名増えて5名となっています。宿泊療養施設の方は2名増加して20名。自宅療養、これは医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望された方、一部入院調整中の方ですが、1名減って30名。昨日退院された方は9名いらっしゃいまして、累計で2,530名の方がご回復されておられます。
まず事例ごとの検査数ですが、昨日の高齢者施設の一斉検査、県が行った一斉検査は、対象は松山市の施設で特別養護老人ホーム、これは第1グループの3巡目検査に入っております、こちらで399件。さらに第3段階となる、第3グループですね、介護付き有料老人ホームなどの2日目の検査で265件実施されました。合計で664件の検査が行われまして、先ほど説明した1件の陽性が確認されています。特別養護老人ホームの第1グループの3巡目の検査でございます。この664件を含め、昨日実施された検査の陽性確認でございますが、897件が行政検査として実施されまして、その中で2件の陽性確認がありました。一方で、先週1日に320件程度行われている、昨日は平日ですからこの程度行われていると推定されます、民間の先生方が行っている検査で、こちらから5件の陽性確認の連絡が入っています。だいたい昨日は、そういう意味で1,200件ぐらいの検査が行われて、7件の陽性が確認されたということでございます。
一方、事例ごとの状況ですが、封じ込め事例、新たに5事例が完了でございます。松山市保健所が2事例、四国中央保健所が1事例、今治保健所が1事例、宇和島保健所が1事例。こちらの5事例は濃厚接触者の健康観察期間も無事終了しまして、それぞれの事例から感染の広がる懸念がなくなりましたので、今日から5事例は封じ込め事例に入ります。そして囲い込み事例は2事例追加でございます。四国中央保健所の1事例と今治保健所の1事例。こちらは現時点で必要な調査・検査が完了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察期間のみということでございますのでしっかりと対応してまいります。昨日は1事例で、検査も陰性が確認されています。そして調査中事例でございますが、クラスター関係は特に新たな動きはございません。そして、こちらの方は一つ陰性、そして新規が6事例ということでございます。
次に昨日まで行っていた松山市繁華街の接待を伴う飲食店の無症状の従業員の方を対象とした集中検査、モニタリングキットの配布ステーションでございますが、最終日となった昨日は、20店舗以上の代表者に60個以上のキットを配布いたしました。累計で120店舗以上に約600個のキットを配布済みでございます。そして、昨日は33店舗から108検体が回収されました。また、一昨日回収した163検体の検査は結果が出ておりまして、全員の陰性が確認されております。検体の回収は、明日金曜日まで行う予定でございます。
散発的な陽性確認が続いておりまして、保健所ではこれまでの経験をフルに生かして、各保健所、早期の囲い込み、全力を挙げております。検査機関もフル回転いたしまして、感染の再拡大の防止に努めておりますが、本当に気の緩みがコロナウイルスにとっては付け込む隙でございますので、感染対策期は来週月曜日まで続いております。決して気を緩めることなく最大限の警戒、そして特に症状、異変を感じた場合は絶対に会社には行かない、学校は休む、そしてかかりつけ医の先生に速やかに連絡をする、これはもう基本中の基本として、ぜひ実施に移していただきますようにくれぐれもお願い申し上げたいと思います。以上です。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。
(南海放送)
南海放送です。今週に入っても、新規事例、感染者の方が一定数発生しているので警戒が必要だというお話でしたけれども、昨日、時短の解除も選択肢の一つというふうにおっしゃられました。この新規事例6人という数字は、多い、少ないというか、選択肢の一つとしてどういうふうに影響してくるでしょうか。
(知事)
多い、少ないというのは、なかなか判断しづらいところなんですけども、ある意味では抗原検査も含めて、かかりつけ医の先生が広範に検査を行っていただいていますので、やっぱり少しでも症状があれば、早く(ウイルスを)拾えれば、これも新規とはいえですね、拡大は抑えられますので、そこが徹底できるかが一番大事なポイントではなかろうかというふうに思っています。コロナというのはゼロにすることは、これはもうはっきり言って不可能ですから、早期に発見する、そして広がりを抑える、例えば繁華街の対策であるとか、高齢者施設のスクリーニング検査であるとか、こういった効果的なところに力を集中してですね、全体を抑えていくという体制が取れれば、拡大は制御できるのではないかと思います。ただ一番、先ほどの繰り返しになりますけども懸念するのが、無理をする、体調が悪くても、症状があっても、会社に行ってしまう、学校に行ってしまう、そのことによって、拡大のリスクというのは格段に高まってしまいますので、ここが非常に重要であるということと、それからこれまでの経験で、特に接待を伴う飲食店の一部で行われたような、感染対策を十分に取らずに大規模な集まりを催すということがどれだけリスクの高いことか、こういったところに最大限の注意を払う必要があると思っています。
(南海放送)
では、そういった効果的な対策とか最大限の注意を払っていれば、一定数、新規の感染者が出ても、ある程度、時短の解除とかっていう目星はついてくるかなと。
(知事)
まだ明日まで分かりませんけれども、そういったことも含めて考えていきたいと思っています。このあたりはこれまでも同様にですね、医師会や専門医の先生やそういったところのご意見も伺いながら最終的には決めていきたいというふうに思っています。
(あいテレビ)
すみません、あいテレビです。四国中央の港で3人、上陸はしていないということなのですが、水際対策で陽性が確認されたというのは初めてのことでしょうか。
(知事)
これは国が全部行っていますので、公表も国の方から行うと思います。われわれは連絡があったことだけお伝えしています。上陸していませんから、県内には影響ございません。
(あいテレビ)
国の発表ベースだと思うんですけど、県内のいわゆる入国レベルで見つかったというのは今回が初めてなんですか。
(知事)
今回ですか。こういう入国の仕方では初めてだと思いますね、見つかったということは。これまでも、例えば海外の船員さんというのは、こういう荷物を降ろしに寄ったというわけではなくて、造船の関係では船の受け渡しのことで上陸されたというケースで、これも水際では大丈夫だったのですけれども、待機も行った上で来られたのですが、その後に来られてから発症、(陽性が)確認されたというケースはありました。
先ほどの(南海放送の質問で)もう一つ言うとですね、ワクチン接種が進むまでは本当に海外の事例を見るまでもなく、ウィズコロナの警戒というのは決して緩めることはできないというふうなことが続いていくと思っております。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
各社さん、他によろしいでしょうか。
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