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新型コロナウイルスの感染の確認(5月23日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017369 更新日:2021年5月25日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月23日(日曜日)15時00分~15時24分

場所:知事会議室

 

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 昨日の陽性確認は1名でございまして、この方も既存事例、囲い込み済みの事例の中の再検査による陽性確認でございます。新規の事例は2日続けて確認はございませんでした。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 本日で、8日連続で陽性確認が1桁台となって、県内の感染状況は引き続き落ち着きある状況を維持していると考えておりますが、この間も皆さんに注意を怠らないでほしい、ずっと申し上げ続けてきました。その理由として、まず3点申し上げたいんですが、一つはイギリス型の(変異)株の脅威は全国で拡大中で、収まっていないということでございます。感染力の強いイギリス型でありますから、本当に少しでも気を緩めると一気に拡大につながる恐れがあるというこのイギリス型の問題が一つ。そして、二つ目は、毎日少しずつ感染地域が拡大中のさらなる感染力を持つと言われているインド株の脅威というものが迫ってきているやにも感じ取れますので、このインド株のことについて思いをはせなければならないということ。そして、3点目は、昨日は県内各地で集団接種も始まりましたけれども、ワクチン接種という観点でございます。コロナが拡大中に行うワクチン接種と、落ち着いているときに行うワクチン接種では全く状況が異なります。落ち着いているところでワクチン接種を広めていくとするならば、それだけ医療従事者の方々がワクチン接種に集中できる、人員の数もそうでありますし、そういった環境が生まれる中でワクチン接種が行えるということになります。これが逆の場合は、コロナの対応を取りながらということになりますから、当然のことながら医療従事者の方々も制限がどんどんかかってしまいます。こうした点から、まだまだ気を緩めないでいただきたいということをあらためて皆さんにお伝えをさせていただきたいと思います。ただ、1点はですね、1桁と言っても昨日は土曜日でありますので、大半の医療機関の皆さん、午後は休診をされていると思います。もちろん他で検査ができるような体制が整えられておりますけれども、通常よりは少なめだと思いますので、この結果のみで全体の評価をするのは早計であると。これは明日もですね、今日はかかりつけ医の先生、ほとんど休みですから、あさって火曜日、水曜日あたりの状況というものをしっかりと見極めた上で判断するのが適切ではなかろうかというふうに思います。ただ、本当にこの状況を、皆さんの頑張りで結果が出ていますので、維持できれば、実に2カ月に及んだ松山市繁華街巨大クラスター、そして変異株の大きな波そのものは乗り越えることができる道筋が見えてきますので、ぜひ皆さんご協力を引き続きお願いいたします。そして、そのためには新規の事例をとにかく出さないことが何より重要でございます。感染対策期の間にしっかりと押さえ込んで、波を収束させること、そして、それにより医療への負荷、インド株のこともありますので、ステージ3から大幅に下回る状況にまで回復して、備えの体制をきっちりと作り上げることができて初めて、本当に計り知れないダメージを受けたこの第4波、そこから県民生活や経済を立て直すためのステップに入っていくことができると思いますので、よろしくお願いいたします。

 まん延防止等重点措置は解除されましたが、(感染)対策期は継続でございます。対応もほとんど変わっておりません。要請事項、ほとんど変わっておりません。決して油断せず、気を緩めないようにお願いを申し上げたいと思います。くれぐれも県外からの持ち込み・持ち帰り・持ち出し、双方、各県いろいろと注意喚起していますので、くれぐれも再燃につながらないように注意深い行動をお願いいたしたいと思います。

 本日説明するのは2点でございまして、第3波と第4波の有症状率、症状があるかないかというのを比較してみました。そして、もう一つは陽性率の比較でございます。二つ目には、昨日の検査結果でございます。

 まず第1点ですが、やはり従来株とこの第4波のイギリス株には大きな違いが愛媛県の事例を分析しても出ております。こちらのパネルはですね、従来型の第3波とイギリス型の第4波を比較したものでございますけども、まず症状のあった陽性者の割合、有症状率ですね、症状が出た方の割合でございますが、第3波は陽性者の960名のうち、検査時点で症状のあった方は706名、73.5パーセントでございました。これに対してイギリス型、第4波は陽性者が1,589名、多くなっていますが、その中で症状のあった方が1,276名、80パーセント超えております。第4波の陽性者で症状のある方の割合が比較すると7ポイント上回ってきているということでございます。すなわち、第4波の陽性者は無症状者が少なく、症状のある方が多い印象でありましたが、これはデータからもそれが裏付けられたということでございます。あくまで県内の感染事例の中での分析ではありますが、これで見る限り、イギリス株は発症率が従来株と比べて高いというふうに言えるんではなかろうかと思います。

 次に、初発で陽性者が確認され、保健所の調査で濃厚接触者として認定された方を対象とした(検査での)陽性率の比較でございます。第3波の全体陽性率は31,874件の検査が行われまして、先ほどの960名の陽性確認で3.0パーセントでございます。この濃厚接触者等を対象とした検査にこれを限定いたしますと、こちらになります、濃厚接触者ですね、8,252件のうち陽性者数は643名、すなわち、陽性率は7.8パーセント、これが従来株でございました。これに対して第4波、全体は43,470件の検査が実施されまして、1,589件、3.7パーセントの陽性率、全体です。これから濃厚接触者のみを抜き出しますと、こちらになります。10,335件、このうち陽性者数は905件で、割合は8.8パーセント。この濃厚接触者の陽性率も(従来株と比較して)1パーセント上回っているのがイギリス株でございます。第4波の事例の中には家族全員が陽性になったケース、こういったことも多数確認されたことをご報告してまいりました。また、第3波で確認された職場内クラスターは3件でありましたけれども、第4波では既に6件確認されておりまして、職場での感染も従来株と比較すると広がるケースが多く確認されています。家庭や職場に持ち込まれた感染が連鎖していくことでさまざまな世代に、そして地域に感染が拡散し、学校や高齢者施設に伝播(でんぱ)していく、こういう傾向でした。これを防ぐためには、何よりも、少しでも症状が現れたら休む、職場には行かない、そして直ちに医療機関に連絡をして、早い段階で受診をしていただく、このことに尽きます。さらには、家庭や職場での感染の広がりが確認された事例では、保健所の調査で、実は既に家庭や職場に症状のある方が複数いたということが、後の聞き取りで判明するケースが多かったんですね。これが感染を広げる大きな原因になっておりました。県民の皆さん一人一人が注意することはもちろん、例えば、家庭や職場に、「あれ、様子おかしいぞ」「大丈夫かな」、少しでも症状のある方が複数人いるような場合は、早期に受診をしていただくことが重要でございます。同じ症状であるとは限りません。喉が痛い、倦怠(けんたい)感が強い、味や臭いがしにくいといった症状はそれぞれ別々であっても、近い範囲で過ごす複数の方で見られるケースもございます。とにかく、症状のある方は人との接触を控えて、すぐに医療機関に連絡してください。これはこれからも変わりません。そうした初期段階で分かれば感染の拡大を止めることができるというのもこれまでの経験則でございます。よろしくお願いいたします。特に事業者の皆さんにおかれましては、職場での感染の広がりを防ぐという、これは各職場のマネジメントの問題にもなりますので、従業員の皆さんにそうした注意を喚起していただくよう、徹底していただくようにお願いを申し上げたいと思います。インド株については、来週またデータを集めて注意喚起をさせていただきたいと思いますが、ともかく油断だけは禁物でございますのでよろしくお願いいたします。

 次に、昨日の検査結果でありますが、今日は陽性者数が1名でありますので、属性についてはすぐに特定に結び付いてしまいますので、今後の陽性者数を累計して一定数に達した段階で、後日あらためて統計的な整理を行い公表することとしたいと思います。なお、冒頭に申し上げましたように、今日確認された1名の方はいったん陰性が出て(自宅)待機中の方で、再検査での陽性でありますから、(新たな)濃厚接触者もいらっしゃいません。この方から感染が広がる懸念がないということで落ち着いて受け止めてください。

 次に、入退院、検査状況でございます。入院関係は、医療機関に入院されている方は1名減って55名、いまだにまだステージ3を超えております唯一の指標でございます。重症は4名で変更がございません。宿泊療養施設に入院されている方も変更なく17名でございます。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状でない方、そして大半でございますけども、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望されている方および一部入院調整中の方含めて14名減って34名となりました。昨日、退院された方は15名ご回復でございます。累計では2,489名となっております。

 次に、一つちょっと変更がございます。パネルの陽性者累積、ここですね、ここ陽性者累積のところでここマイナス1というふうに出しております。これ実は公表済みの陽性者のうち1名が偽陽性であったことが昨日確認されたため、感染者の欄の累積が1名減となって、本日の累計陽性者数は2,666名となります。この1名の方は、いったん陽性と判定されましたが、いろんな聞き取り調査もしていくと、感染の接点は全く見出せないということで、衛生環境研究所のPCR検査、再検査いたしまして、陰性の結果が出ました。保健所において検討した結果、偽陽性、すなわち陰性であるというふうに判断されたものでございます。

 それでは検査でございますが、まず高齢者施設の一斉検査、昨日も行われております。昨日は、松山市と新居浜市の特別養護老人ホームやグループホームで436件の検査を実施し、全員の陰性が確認されました。この436件を含め、昨日は衛生環境研究所等の行政検査は477件でございます。こちらは全て高齢者施設の一斉検査も含めて全部陰性が確認されてゼロでございました。そして、協力医療機関の検査で1件陽性が、連絡があったということでございます。前週は320件、1日行っていただいております、民間検査。昨日は土曜日でございますので、おそらく半分ぐらいかなと、160件ぐらいは行われていると思います。すなわち、推定ではありますが、(合計)640件ぐらいの検査が行われて1件の陽性確認ということでございます。

 次に、各事例でございますが、封じ込め事例も、この787事例目が先ほどの偽陽性のケースでございます。すなわち、ここで(陽性者数が)ゼロになっております。偽陽性のケース、これはここにあえて記させていただいております。

 その他に4事例、松山市保健所、四国中央保健所、西条保健所、今治保健所でそれぞれ1事例ずつが濃厚接触者の健康観察期間、無事終了いたしました。各事例からの広がりは懸念なくなりましたので、今日から封じ込め事例に入ります。そして、囲い込み事例は、これも時間がかかりましたが、一つ、この今治の「飲食店・会食クラスター」653事例目、(これまで)320件の検査で48人の陽性が確認されたこの事例は囲い込みに入ります。その他にも2事例、松山市保健所の合わせて2事例が現段階での調査と検査が完了しましたので、残すところは濃厚接触者の健康観察のみということで丁寧に対応してまいります。そして、次は調査中事例でございますが、昨日はクラスターを含めて、検査実施されたものも全て陰性でございました。特段ご報告することはございません。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すみません、愛媛朝日テレビです。先ほど冒頭のあいさつの中でですね、火曜日、水曜日の状況を見極めた上で評価するのが適切というふうなお言葉もあったかと思うんですが、来月以降の対応につきましては、すなわち木曜日あたりに。

 

(知事)

 そうですね、そのあたりにだいたい見えてくるんじゃないかなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 判断の時期も、来月以降の対応を発表されるのもその。

 

(知事)

 はい、そのあたりですね。ただ、少なくとも警戒を全面的に緩めることは絶対できないと。それは先ほど申し上げたイギリス株の問題、インド株の問題、そしてワクチン接種の問題、さらにもう一つ付け加えると周辺地域の感染拡大傾向。こういったことを含めて皆さんには要請をしていきたいというふうに思っています。

 

(毎日新聞)

 すみません、毎日新聞です。先ほどの発言の中でですね、通常より陽性確認者が少ないということがあったと思うんですが、その一方でですね、多くの感染者の繁華街クラスターがあった松山市で陽性確認者が約2カ月ぶりにゼロになったんですけれども、受け止めについてお伺いできればと思います。

 

(知事)

 本当に連日注意喚起もさせていただきましたが、多くの県民の皆さんがしっかりと受け止めていただいたことが第1点。そして、もう一つは感染を拡大させないために関係者が事例ごとの追い掛けを丁寧に行って頑張ってくれたこと、検査機関も含めてですね、これが二つ目だと思います。そして、なかなかいくら対応しても減少に転ずることができなかったことを受けて、4月の末に国にまん延防止(等重点)措置の要請をいたしましたが、速やかに菅総理、西村大臣に対応していただきまして、このタイミングがあったので連休中の人手が、人流が最小限に抑えられたというふうなこと。もちろんその間も県の方針に従って全市町が協力いただいて公の施設、休館しましたので、それを全部シャットダウンできたということは非常に人流抑制に大きな役割を果たしたんではなかろうかというふうに思います。なかなかのご不便をおかけしましたけれども、感染対策期に入る時に申し上げたんですが、何とか抑え込むために経済よりも感染防止・抑止にかじを切るというふうなことを皆さんがしっかりと受け止めていただいたおかげだと思っております。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。6月以降の判断については、感染状況ですとか医療現場の状況ということを以前にもお話しされていたかと思うんですけれども、今日時点で医療機関に入院中の方は少しずつ減ってはきているものの、依然この指標だけステージ3を超えているということで、あらためて知事ご自身、医療機関の現時点での状況というのはどのように見ていますでしょうか。

 

(知事)

 今ちょっと集計をしている最中ですので来週のどこらあたりか分かりませんけども、来週末に近づくと全体像の病床数も連絡が全部入ってきますので、そのあたりで正式に発表させていただきたいと思いますが、非常にこの感染拡大、イギリス型の手強さというものを各医療機関の方々も受け止めていただいています。可能な限り病床をつくろうということで全面協力をいただいておりますので、順調に病床は積み上がってきております。そういう中でむしろ入院されている方はまだステージ3を下回っておりませんが、徐々に減少しているということは、その入っている方がいらっしゃる病院の負荷は全く変わってないと。でも、全体の負荷で見ると一時よりはだいぶ低下したというふうに思っております。

 

(あいテレビ)

 一方で、まん延防止措置が昨日をもって解除ということで、今日から松山市内の飲食店の時短要請も緩和ということですけれども、あらためて呼び掛けというか、午後9時までということでお客さんも行く方もいらっしゃるかとは思うんですが、そのあたりどうでしょうか。

 

(知事)

 9時といっても全県下は全く変わってないんですね。同じ全県下、全て皆さん、協力していただいて9時までで頑張ってくれています。それと同じになるということなので、緩めるということではなくて、他と同じようなかたちの要請になったというふうに受け止めていただきたいと思います。すなわち、お店はしっかりと感染対策を行い続けるということが大前提、そして、会食のルールをしっかりと守っていただくことが大前提であるということでございます。そのためにはお店だけではなく、お客さんの側にも注意喚起が必要でありまして、感染対策を十分に行っていないようなお店、ルールを守らないようなお店、これ地域のためにやっているわけですから、地域で商売していくには地域全体のことも考えていただきたい。そういうことが受け止められないお店には行かないようにしていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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