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新型コロナウイルスの感染の確認(5月17日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年5月17日(月曜日)15時00分~15時32分
場所:知事会議室
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに関わる詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。
(知事)
昨日は9名の陽性者が確認されています。内訳は既存3事例で4名。この中には再検査で確認された方が3名含まれています。また、新規はまだ続いています。4事例で5名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。大型連休以降の傾向として、ご案内のとおり全国的に感染が急増する県が多い状況になっています。そういう中で本県では3月の終わりから、早い段階から変異株との戦いが始まっておりましたので、県民の皆さんの賢明な要請に対する受け止めによって、そしてまた関係者全ての皆さんのご努力が結集されて、陽性確認は減少の兆しが見え始めてはおります。本当に皆さんに感謝申し上げたいと思います。しかし、これはもう毎回申し上げていることですけれども、昨日は日曜日ですから、かかりつけ医の先生のほとんどが休診されております。そういう意味では月曜日、陽性確認が少ない傾向がこれまでもずっと出ております。一方で県外からの持ち込み・持ち帰り、今回も確認されておりますので油断はなりません。あらためて外出を少なくともこのまん延防止(等重点措置)の適用期間中、5割削減を常に意識しながら、感染回避行動に努めていただきますようにお願いを申し上げます。
そして、残念ながら本日また新たに1名、陽性者がお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族にお悔やみを申し上げさせていただきたいと思います。亡くなられたのは90歳以上の方でございます。コロナの重症例の方ではございません。
今日は3点ございまして、梅雨の時期における感染予防の注意点、そして、昨日の検査結果、そしてワクチン接種関係でございます
まずは5月15日の土曜日にですね、本県は観測史上最も早い梅雨入りが発表されました。気温・湿度が上昇し、蒸し暑い季節に突入しますが、その中における注意点を説明させていただきます。まずは定期的な換気とマスク着用の徹底でございます。雨天時には屋内の換気がおろそかになりやすいことになります。これまでどおり、そこをうまく考えながら定期的な換気をお願いしたいと思います。また、車の中での感染というのも事例として複数ございます。走行中の車内でも、「スーパーコンピューター富岳」の分析で、タクシーの車内で外気を取り入れるエアコンを使用すると、窓を閉めていても1分半ほどで空気が入れ替わるという研究結果が出ているそうです。これは参考にしていただきたいと思います。エアコンの外気の取り入れのモードですね、これを活用するということでございます。
次に、特に変異株が中心の第4波では、普段屋外で仕事をされている方の間でも感染が広がった事例が複数確認されています。例えばですね、何か物をつくる建設の現場であるとかそういったところも含めての話だと思っていただきたいと思います。屋外で作業をしていても、昼食時にマスクを外して会話をしたり、移動中の車内で感染した可能性はございます。昼食時は食事と会話の時間を分けて、会話時はマスク着用を徹底すること。また、車での移動中はエアコンの外気取り込み機能を活用することで感染リスクを下げることができるということをお伝えしたいと思います。
次に、体調不良の場合は出勤・登校をしない。睡眠不足や昼夜の気温差は免疫力の低下につながると言われています。寝苦しい夜はエアコンをうまく活用して十分な睡眠を取るなど、日頃から適切な体調管理をお願いしたいと思います。また、少しでも体調不良を感じたときは、ただの風邪だろうと自分で判断することはしないでいただきたいと思います。コロナの症状かもしれないと慎重に判断して出勤・登校は見送って、必ず医療機関を受診するよう、この期間もくれぐれもお願い申し上げたいと思います。
最後に熱中症に注意でございます。マスク着用は感染予防に不可欠でありますが、気温・湿度が高い中では熱中症にならないようにお気を付けいただきたいと思います。暑さを避けてこまめに水分補給を行うほか、屋内ではエアコンや扇風機を使用して室内温度が28度を超えないようにお気を付けいただきたいと思います。また屋外で人と十分な距離を確保できる場合は、もう本当に周辺に(人が)いないというような状況の場合はマスクを外すなど工夫をそれぞれでしていただきたいと思います。
続いて昨日の検査結果でございますが、(陽性者は)9名でございました。年代は20代から70代まで幅広く広がっています。性別は男性6名、女性3名でございました。地域で見ますと松山市、今治市、新居浜市、感染拡大が懸念される3市で複数の陽性が確認されています。特に今治市では3名とも新規、ただし2事例で3名でございます。2事例で3名の確認があり警戒が必要でございます。そして、感染経路もやはり昨日も県外の由来の感染事例が1件確認されております。(感染経路が)調査中の事例の中にも確約はまだできませんが、そういった形跡が若干ある例もございますので引き続き警戒が必要でございます。
次に進捗状況でございますが、昨日は衛生環境研究所では41件の検査が行われて1件の(陽性)確認がございました。そして、その他の協力医療機関、かかりつけ医の先生は大半お休みですけども検査できる体制は取っております。連休中と同じであります。連休中はその時はだいたい1日150、160件の問い合わせ、検査が行われていますので、だいたいそれぐらいはあると思います。150、160件、推定ですけども200件弱で、百数十件(の検査)から8件の陽性確認の連絡が入っています。合計するとだいたい200件ぐらい(の検査)で9件の確認ということになると思います。
次に入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方は1名増えて61名。重症者数は変わってないんですが、実は1名回復されました。しかし、別の新規事例で重症の方が入られましたので今日は変更ございません。若干移動はございましたけど、変更はございません。宿泊療養施設の方は4名減って28名。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、そして一部入院調整中の方が8名減って101名でございます。そして昨日は19名の方がご回復、退院されました。2,372名が累計でございます。
先ほど検査のこちらの方は説明しましたので、事例の方に行かせていただきます。封じ込め事例、今治のこちらですね、「医療機関クラスター4」を含む6事例が新たに今日から封じ込めでございます。松山市保健所が4事例、西条保健所が1事例、濃厚接触者の健康観察期間が無事終了しましたので、これらのそれぞれの事例から感染の広がる懸念がなくなりました。今日から封じ込めでございます。
次に囲い込みの方も多くなっています。こちらでは「松山市・飲食店クラスターの9・10」を含みまして9事例が新たに完了です。クラスター以外では松山市保健所が2、四国中央保健所が1、西条保健所が1、今治保健所が2、八幡浜保健所が1、今日から必要な現段階での調査・検査が完了しましたので、濃厚接触者の健康観察期間に入ってまいります。
調査中事例ではクラスターで、1事例で2名の陽性が確認されています。これは563事例目、「医療機関クラスター5・新居浜市」、施設は公表されています。こちらは再検査で職員1名、患者1名の陽性が確認され、陽性者の合計は50名となりました。後はほとんど、まだこの段階で拡大の懸念がないケースと新規のこちらに入ってきているということでございます。
それでは次にワクチンの接種でございますが、3点ございます。まず県の体制の強化、二つ目は高齢者向け接種、三つ目は医療従事者の接種の状況と今後の方針でございます。
まず県の体制強化ですが、4月からワクチン接種の特命担当部長を配置しまして、業務を推進しております。ただ今後は高齢者向け接種の7月末完了を目指している県内の各市町から応援の要請が来ると思っております。さらに県の役割と事務量が増加することが想定されます。そこで本日から新たに局長級、課長級、主幹級職員各1名を応援配置しまして、ワクチン接種推進班の体制を強化することといたします。今回の追加配置を全て管理職としましたのは、医療従事者の派遣応援に当たりましては、市町や大学、関係団体、医療機関等といろんな高いレベルでの意思疎通を図る必要があるということ、そして県有施設の貸し出し等、その他の支援策が必要となる場合は、県庁内関係課との調整を素早く進める必要があるということ、こういったことを考慮して管理職の配置を手厚くいたしました。県内の市長、町長からこの段階でまだ具体的な支援の要請が正式に行われた状況ではありませんが、しっかりと準備は県の方で進めてまいります。また実際に作業を行う係長以下の職員も、今後の業務量の増加具合を見極めながら、適宜追加をしていきたいと思います。
次に高齢者向け接種でございますが、施設入所者に続きまして、一般高齢者向けの予約や接種が各市町で順次開始されているところでございます。これについて2点、注意とお願いがございます。現在使われているファイザー製のワクチンは、標準としては1回目から3週間後、3週間後の同じ曜日ということです。その時に2回目の接種を行うこととなっています。人により腕の接種箇所が腫れたり、発熱したりといった症状が出ることがありますが、これは専門の医師によりますと体の免疫が正しく反応し、ウイルスへの抗体を作ろうとしている証しだそうでございます。ということなので、1回目に熱が出たから2回目はやめておこうとか、1回打ったからもう大丈夫だろうとは決して思わないようにお願いをいたします。2点目、ワクチンの発症予防効果が十分に出るのは、2回目の接種後、7日程度たって以降でございます。体の中である程度の抗体ができるまでに1、2週間程度かかるというふうに言われております。ワクチンを打ったから今日から大人数で会食しても、マスクなしでカラオケをしても大丈夫だということは決してありません。もう県外に行っても大丈夫だということも、決してリスクが減っているわけではありません。そう思わないでいただきたいと思います。ワクチンを接種しても、感染リスクの高い行動を避けることは引き続き当然のこと、コロナ禍における生活というものをこれからもやっていかなければなりませんので当然のことになりますが、少なくとも2回接種、そして2回目の接種後、7日程度たって以降に効果が現れる点だけはそれぞれの県民の皆さん、ぜひ頭の隅に入れておいていただきたいと思います。
ワクチン接種に関して、これ実は長野県のお医者さんが作った本当に分かりやすいチラシなんですけども、長野県のワクチン接種アドバイザーチーム、お医者さんですね、一般の方々向けに作成されたそうです。非常に分かりやすいチラシということもありますし、他の自治体でも自由に使って構わないと言われましたので、県から市町にも参考にお送りしております。マスコミの皆さんにもこの後、お配りをさせていただきます。
なお、ワクチンの予約が取りづらい、殺到しているというような報道を目にする方も多いと思いますが、前も申し上げました、希望する高齢者は必ず無料で全員接種ができます。その点は安心してください。他の人が予約できているが自分はまだ予約できてないと焦る必要はありません。しかし、考えてみると他の人のワクチン接種が進むことは、ワクチンを受けていない方にも効果があるということでございます。諸説ありますが、WHO(世界保健機関)によると、一般的に7割以上の方がワクチンを受けるなどして免疫を獲得すると、社会全体がウイルスに対処する力を持つとWHOは言っております。これがいわゆる集団免疫ということになります。市町は早期の接種に向けて全力でそれぞれ頑張っていると思います。決して焦らずに予約できるようになるまでお待ちをいただきたいと思います。マスコミの皆さんもぜひ殺到している、私も早く予約しなきゃ、ということにつながるような報道にならないように、ぜひ配慮をしていただけたら幸いでございます。
最後に医療従事者等のワクチン接種の状況でございます。これは医療従事者のワクチン接種は県の事務になりますので発表させていただきます。現在の愛媛県内、順調に進んでおります。1回目の県内の対象が54,000人でございます。もちろん受けないという方も若干いらっしゃるとは思います。その54,000人の対象者の中で、1回目接種が完了された方が50,000、2回目が25,000、計75,000回の接種を終えております。進捗率は県内1回目の接種進捗率が92.8パーセント、2回目の進捗率は46.7パーセントと順調に進んでいます。厚生労働省の公表では愛媛県は全国で2番目の進捗率となっているそうでございます。新型コロナを受け入れている重点医療機関や入院協力医療機関等の医療従事者は2回目までの接種が概ね完了しております。これを含めて、医療従事者等への接種は今月中に希望した全ての対象者への1回目の接種が終わり、6月末には2回目の接種も全員完了する予定でございます。院内感染リスクの軽減はもとより、高齢者等に対するワクチン接種への協力もいただきやすくなるんではなかろうかと期待をしています。
先日、各市町の集団接種を支援するため、県看護協会に登録していただける看護師、准看護師の方には優先接種の対象者としてワクチン接種を行う方針をお伝えいたしました。また、医療従事者の方で現時点で接種を見送っておられる方も、あらためて希望すれば接種いただけますので、安心して手を挙げていただけたらというふうに思います。
医療従事者への接種について、5月中には当初の希望者への1回目の接種が完了する見通しでありますことから、医療従事者向けとして供給されたワクチンの残りを活用して、一部県職員のうち、今いろいろと全国でも話題になってルールがありませんから、あらかじめ申し上げます、県職員のうちコロナ対応の継続のため必要と思われる最低限の者には接種を行わせていただくこととしたいと思います。例えば部長級以上で言いますと6名になります。コロナ対応を総括する八矢副知事。私と田中副知事は打ちません。八矢副知事。それからコロナ対応を担当している保健福祉部長および特命担当部長、現場に出る仕事が多くなります。また県立病院の医療提供体制に不可欠な公営企業管理者と公営企業管理局長。そして子どもたちへのコロナ対応という観点から教育長。こういったような、国からは明確な方針が示されていない状況でありますが、コロナ対応の業務、対応業務の継続を考えた時に必要と判断し接種させていただきますのでご理解いただきたいと思います。以上です。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
ただ今の発表等に質問のある社はお願いします。
(南海放送)
すいません、南海放送です。最後のお話なんですけども、医療従事者向けのワクチンで余った分をということなんですが、これどれぐらい余りそうですか。
(知事)
いやまだちょっと。分かる。
(八矢副知事)
余った分は先ほど申し上げたとおり、いったん希望してなかった方にも順次活用していきますので、どのくらい余っているというのは現時点で把握していません。
(知事)
だからその中の一部だけです。もう人数的に。
(南海放送)
あくまでも余った場合はという。
(知事)
そうです。そうです。
(愛媛新聞)
すいません、愛媛新聞です。今の関連で、部長級以上の方6人というお話でしたけども、それ以外の方にも広げていく可能性というのは。
(知事)
もちろんこの接種会場に行く若い職員とか、そういう業務上ですね、リスクがあり、ハンドリングのために必要とされるメンバーには優先的に余った場合ですね、一部を活用してやらしていただきたいと思っています。
(愛媛新聞)
あと、危機管理の観点で知事自身も打つという考えもあるかと思うんですよ。今回、知事は見送られるのはなぜでしょうか。
(知事)
例えばですね、僕はまだ年齢的には高齢者ではないので、順番は回ってきてませんから、やっぱり立場上、両方の意見があると思いますけども、3人の知事・副知事2人のうち1人が担当として打っておけば、何とか指揮系統は回るだろうという判断をしてます。今、私が打つとまた年齢がいっていないのにという、そういう意見も出てくるでしょうから、そういうところは避けておきたいなというふうに思っています。
(愛媛新聞)
話変わってですね、ワクチンの効果が出るのが2回目打って7日後ぐらいじゃないかとお話もありましたけども、あらためてワクチン2回打ったから安心じゃないかという方もいらっしゃると思うんですけども、2回打って7日たった以降も対策というのは必要と。
(知事)
そうですね、これも全国ニュースで見ただけなんですが、1回目の時の抗体の出来はそう多くなかったデータになっていました。2回目になるとかなり効果が出てくるというデータが全国ニュースでも示されておりました。かなり効果が出てくるのがやっぱり2回打った1週間から2週間たってから抗体がどんどんどんどん作られていくそうなんで、そこまでは全く変わらないというふうに思っておいた方がいいと思います。抗体もいつまでもというわけでもないですし、また変異によってそれがまた新しいタイプが出てきた時に効くのか効かないのかといういろんな問題も可能性として残っていますから、このウィズコロナという生活は今後とも継続していく必要性はあるというふうに思っています。
(朝日新聞)
朝日新聞です。今、高齢者の皆さん方の予約について「必ずできるので焦らないで」という、そういうお話でしたけど、これ全国的にもいろいろ予約のタイミングで混乱しているような状況もおありになるようですけれども、そういうことを含めて、そういう混乱がないようにという、そういうようなことでのご発言ということでしょうか。
(知事)
そうですね、ちょっと各市町のやり方がそれぞれ違いますので、当然のことながら対象人数や医師会との協力状況や、また地理的な条件がそれぞれ異なっていますので、全てつまびらかに、われわれのところにまだ情報が入っているわけではありません。そういう中で方針を、例えば、新居浜市さんとか、今治市さんが最初の方針を大きく変えた予約受け付け体制を速やかに取られておりますし、また松山市の8月分をどうするかというのはそろそろ決められると思いますし、ちょっとどうなるかというのは分かりませんけども、少なくとも全市町が7月に接種を完了させるということを目標とするということは国に対して報告されていますので、その範囲の中で工夫をされていきますから、そうであるならば6月中には全員分の高齢者向けワクチンは届くという国は明言していますので、焦らずに待っていただきたいと、各市町の呼び掛けに従って冷静に接種を行っていただきたいというふうに思っています。
(朝日新聞)
混乱がもう既に始まっているところも一部あるようですけども、今のタイミングで県としては特に混乱という状況があるというようなご認識はいかがですか。
(知事)
そうですね、結局、例えば最初の1回目の予約を受け付ける時に、ある町では何千人ですと言った時にワーッと来てしまった。それで混乱したということがあるので、次の時はその枠を外しますとか、もうそれぞれ臨機応変に市町は対応されているというふうには見ていますけど。
(あいテレビ)
すいません、あいテレビです。新規の感染者数について、2日連続で1桁ということにはなりましたけれども、これについてはどのように見てますでしょうか。
(知事)
まずですね、本当に事例が今回、第4波多かったことはお分かりいただけると思います。今も一つ一つ、そら100パーセント(抑え込む)ということにはなりません。なぜならば、感染が確認された方の保健師さんの聞き取りをベースに追い掛けて、事例ごとの囲い込み作業をもうやれる限りの手を尽くしてやってくれています。医療現場ともタイアップしています。そうであるが故に、まだ愛媛県内は多かったけれども、この事例ごとの丁寧な追い掛け作業ができているというふうなことが一つ。それができなかったらもう野放し状態になって、感染のコントロールができなくなってしまいます。そこをみんなが関係者、頑張ってくれているということは一つ大きな要因だと思います。それともう一つは、呼び掛けを通じてですね、ほとんどの県民の皆さんがしっかりと受け止めていただいて、日常生活や経済活動の中で実践をしていただいていると。もうそれが減少に結び付いているというのは間違いないというふうに思っています。
(NHK)
NHKです。まん延防止等重点措置について質問します。先週、ステージ3の指標について公表されていましたが、その中で重症者の目安は愛媛県内で7人以上ということで、今日までに5人までに減っているということで、先週も7項目のうち2項目が当てはまっていて、さらに1項目減ったということになるかと思うんですけれども、この辺について、やっぱりそれでもまだ適用したままという方針は変わらないということで。
(知事)
変わらないです。まだ54名の入院患者がステージ3、大きく上回っている状況にあると。それからこれからも急に、今は無症状、それから軽症の方でも、急に症状が悪化する可能性を持っているのが変異株だと思っていますので、例えば自宅で待機することを選んだ方でも、今は軽い方ばかりですけど、急にということも考えて外来も用意していますから、そこがまたすぐに入院ということになれば増えていく可能性も視野に入れておかなければならないと。もう一点はやっぱり周辺県が非常に(陽性確認が)多くなってきていると。特に広島県は緊急事態宣言地域になりましたので往来というのも考えると、ここは同じように両方が警戒をする必要性は何ら変わってないというふうに判断しています。
(NHK)
先週、西村大臣と電話でお話されたということでしたが、今週になって何か国と直接やりとりとかはされてないですか。
(知事)
いや、ないですね
(南海放送)
すいません、関連する部分もあるんですけれども、このままの感染状況が続くと、おのずと医療現場の負荷も下がってくると思うんですけれども、まん延防止等重点措置の早期解除の可能性というのはあるんでしょうか。
(知事)
これはですね、国がそういう会議を開催するのかどうかという日程等も関わってくると思いますので、ちょっとその辺は分かりません。まん延防止(等重点)措置というのは、本来、前も申し上げましたように緊急事態宣言と違って、臨機応変にやるのが必要だと思うんですが、これ実は最初はですね、国会報告は義務付けられる案ではなかったはずなんですけども、国会審議の中でそれが義務付けられてしまったという経緯があるので、これが臨機応変の行動の足かせになっていると思います。ということは、まん延防止(等重点措置)を追加する、やめるも含めて、全部国会報告が義務付けられちゃうんですね。そうすると議運を開催したり、いろんな手続きを踏んでいかなきゃいけないので、そのことを考えると、今日、明日、あさってやるというようなものではないというふうに思っています。県としては先ほどの事情もあるので、できれば本当にこの4波を完全に乗り越えたいということを目指してですね、当初のとおりですね、31日まで呼び掛け続けていきたいというふうに思っています。
(愛媛朝日テレビ(幹事社))
各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。
(知事)
はい、どうもありがとうございました。
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