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新型コロナウイルスの感染の確認(5月12日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017358 更新日:2021年5月13日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月12日(水曜日)15時00分~15時30分

場所:知事会議室

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細についてはそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いいたします。

 

(知事)

 昨日は12名の方の陽性が確認されています。内訳は既存の8事例で9名。この中には再検査で確認された方3名が含まれます。そして、新規は3事例で3名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 本日説明するのは主に2点でございます。昨日お約束したとおり、第4波の死亡例の概要等について。二つ目は昨日の検査結果でございます。

 残念ながら昨日新たに3名の陽性者の方がお亡くなりになられました。心からお悔やみを申し上げさせていただきます。また、ご遺族の皆様にも心痛察するに余りあるところがあります。心からお悔やみ申し上げます。連日陽性者の方がお亡くなりになったことをお伝えすること、大変残念でなりません。3月23日以降の極めて短期間の間に、(それまでの)1年間以上の陽性者が確認されています。また高齢の方、施設広範、最近は高齢者施設のクラスターと高齢者の方々への感染も多くなっております。今日お知らせいたしました3名の方はいずれも人工呼吸や集中治療中のコロナの重症例の方ではございません。年代は70歳代の方が1名、80歳代の方が2名でございます。これまで、年代は個人の特定をされないように配慮して、「ご高齢」、そして「かなりのご高齢」といった大まかな区分でお知らせをしておりましたが、連日、残念ながらお亡くなりになられた方が多いということ、また1月以降統計的に整理し、公表する方針に変更したことを踏まえて検討をした結果、個人の特定には年代を出してもつながらないだろうという判断をいたします。そこで今後は年代のみ公表をすることといたします。性別や基礎疾患の有無等の属性等は、今後も統計的に整理した上で公表することといたします。

 それではまず第一点、死亡例の概要でございます。死亡例については4月29日に第3波と第4波を比較し、概略をその時点で説明させていただきました。この時、第4波での死亡例は9名でありました、4月29日ですね。その後、残念ながら27名の方が亡くなられています。本日公表の3名は除いております。この2週間で多くの方が亡くなっておりますが、本県は他県より先んじて松山市で発生した巨大繁華街クラスター、それが変異株でありましたので、その猛威に早くからさらされまして、広く県内に感染が拡散、浸透してしまったことがまず影響として挙げられます。これにより当初、松山市繁華街の一部の飲食店等の従業員・利用者という当初は若い世代で広がっていた感染が、その後、職場や家庭であらゆる世代、そして地域へと広がり、重症化リスクの高い高齢者に伝播(でんぱ)、そして、高齢者施設や医療機関のクラスターへとつながっていきました。

 県内の第4波の感染の推移、今申し上げたような推移と併せて、死亡例の分析結果について説明をさせていただきます。このグラフは第4波、全部第4波です、3月23日から4月6日、4月7日から4月24日、4月25日から5月11日と、三つぐらいの期間に分けております。それぞれの年齢構成、感染された方々の年齢構成を示しているのがこのグラフとなります。

 まず左のグラフ、松山市繁華街巨大クラスター。この一部の飲食店等の従業員や利用者等が中心でありましたので、この青いグラフは20代から30代。圧倒的に多いということがお分かりいただけると思います。逆に、このピンクの60代以上は10パーセント程度でございました。これが初期段階でございます。この期間、若い人が大半でありましたので、死亡者、死亡された方はゼロでございました。

 4月7日に入ります。真ん中のグラフ、7日から24日。こちらはですね、20代から30代の割合が減少しました。61パーセントから37パーセントに減少。一方で、60歳以上が10パーセントから25パーセントへ増加して、2割を超えたということがお分かりいただけると思います。また、このオレンジですね、40代から50代、これは働き盛りの世代。こちらも増加しているということがお分かりいただけると思います。この時期はですね、繁華街クラスターに端を発する感染拡大が幅広い年代へ広がっていき、地域へも広がっていき、高齢者施設クラスターや医療機関クラスターが発生し始めた時期でございます。この期間の死亡者の方は6名となりました。

 そして、この右側のグラフ、4月25日から5月11日まで、まさに今の段階でございます。20代から30代はさらに低下しまして3割弱、28パーセント。そして60歳以上はさらに増加、逆にしまして3割、割合が逆転をいたしました。これが今の段階でございます。この期間にこちらの割合が多くなったことによって、死亡者の方30名と増加したということが読み取っていただけるのではなかろうかと思います。この年齢構成の推移を見ますと、第4波において、当初若年層中心の感染がその後遅れて高齢者に感染が広がっていった状況が明らかとなっています。この結果が4月下旬以降、連日の高齢者の死亡公表につながっているものと考えております。

 4月29日に死亡例の説明を行いましたが、それ以降の死亡例を含めて、あらためて説明をさせていただきます。次のパネルです。まず県内では、これまでに63名の方が亡くなられておりますが、今日公表の3名は除いた60名の方の分析結果でございます。左の表が第3波まで、従来株が中心の表でございます。そして、こちらが第4波、変異株が中心の表でございます。まず陽性者数。第3波までと第4波の陽性者数は、第3波が384日間で1,081名。一方で第4波は変異株の猛威もありまして、そして繁華街クラスターの規模もありまして、53日間という極めて短い期間で1,081名を大幅に超える1,474名の陽性者が確認されております。感染拡大のスピードがとてつもなく早かったということがお分かりいただけると思います。

 症例数でございますが、60名のうち、第4波では36名の方が亡くなられております。第3波までで24名。人数は増えております。この36名のうち、変異株で亡くなられた方が33名でございます。ただこれ、実はよく見ますと、陽性者数に対して亡くなった方の割合は第3波が2.2パーセント。そして実は、第4波は短い期間に発生しますから相当多くなっているようにも思われている方が多いと思いますが、こちらは実は2.4パーセント。多少変異株の毒性が強いと言われておりますが、多少そういう傾向があるぐらいのデータとなっております。ですから、第4波で死亡者の割合が大幅に増加したということではなく、やはり、この短期間にこれだけの大勢の方が感染拡大したということが最大の原因であるということがお分かりいただけると思います。

 年齢でございます。第3波では70代が3名、そして60代が2名、50代が1名、高齢者が大半でございました。第4波では70代が11名、60台が3名、50台が2名と、70歳代以下の方の数が増加しております。この結果、平均年齢が3歳低くなっております。第3波の時までは83.3歳、今は80.3歳でございます。そして、第3波と第4波の間で75歳以上の方の割合、ここは正確に出ていませんけども、第3波の時は80パーセントを占めておりましたが、今の第4波の変異株は若い中高年にも広がっていますので、その比率は67パーセントへと低下をしております。

 次に発症してから死亡までの平均日数でございます。こちらはですね、第3波は21.6日でございました。そして、第4波の変異株が中心のこの時期は13.4日と大幅に短くなっているということがお分かりいただけると思います。そして、やはりお亡くなりになった方は基礎疾患をお持ちの方が大半を占めております。第3波の時は17名中15名が基礎疾患をお持ちでした。そして、今回も28名のうち25名の方が基礎疾患をお持ちということでございます。第4波で県内に感染が広がっているイギリス型の変異株は重症化のリスクが高いという可能性が指摘されておりまして、県内で治療に当たる現場の医師からも高齢者以外でも急速に重症化する傾向が見られるとの声がございます、紹介してまいりました。そして、この分析結果からも変異株には厳重な注意が必要だということをお分かりいただけるんではなかろうかと思います。

 なお、第4波においてこれまで亡くなられた36名の中には、複数の高齢者施設内で療養していた方が10名含まれております。これまでも何度もお伝えしてきたように、施設に入所されている方々の中には、介護の継続の必要性や療養環境を変化させることが好ましくないなどの観点から、医師の判断で施設内療養を継続しているケースがございます。こうした方々も第3波までは念のため入院もすぐに可能でありましたが、一気に感染が拡大した第4波では病床のことも考え、念のための入院ができる状況ではなくなったことから、医師の判断ですぐに入院治療が必要な方は速やかに搬送、そして、それ以外の方は施設内療養とする方針を取っているところでございます。ただし、今申し上げたように医師が必要と判断した方は高齢者施設であっても医療機関に入院しており、この第4波でも高齢者施設等から医療機関に移った方は9名いらっしゃいます。また、施設内療養に当たりましては医師の診察や治療が可能な体制であることを保健所が確認した上で行っているところでございます。施設やご家族の皆さんからすれば、無症状や軽症でも入院させたいというお気持ちになることは理解できますが、現在では誰でも希望すれば入院できる状況ではなく、医師が症状をきめ細かく聞き取って、また見て、医師が症状を判断した上で入院を決めているということ、これにご理解をいただきたいと思います。その結果、現在、昨日お知らせしたとおり、愛媛県の場合は入院が必要な方は全員、翌日には入院できている状況でありまして、現在までのところ、年齢関係なくですね、宿泊療養施設や自宅でお亡くなりになった事例はゼロということでございます。

 陽性者が施設内療養をしている施設では、職員の多くも陽性または濃厚接触者となりまして、自宅療養や自宅待機等を余儀なくされる中で、残り少ない職員と、そして「E-WEL(イーウェル)ネット」等で駆けつけた応援職員が懸命に介護等を継続しています。これを途切れさせるわけにはいかない状況でございます。精神的にも肉体的にも大変な負荷がかかる中で、患者さんが療養中に重症化したり、亡くなる方もおられることを思いますと、本当に職員の皆さん、日々日々心痛が重なっているんではなかろうかと思います。現場で懸命に介護等を行う関係者の皆さんにあらためて心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げたいと思います。そして、全国知事会議、先般行われた会議で、私の方からこうした施設、クラスター等が発生した施設の介護は普通以上に負荷がかかっているんで、そのことに配慮した報酬引き上げの発言をさせていただきましたが、国への要望事項にその文言が盛り込まれたことだけはご報告させていただきます。

 一方、コロナ病床を増やすことは非常に困難を伴います。仮に増やす場合は、一般診療をこれまで以上に削減し、場合によっては最終的に救急医療まで踏み込む必要があります。コロナ以外の疾患を抱え、治療や手術を必要としている方への影響が強く出てくる可能性があることは、一部の都道府県では皆さんもご存知のとおりだと思います。限られた医療資源をどこに振り向けるかという問題になります。最も重要なことは、医療を必要とする全体の人数を減らすこと、ここに尽きます。具体的に言えば、「コロナの新規の陽性確認を減らすこと」、もうここに尽きるわけでございます。それ以外に方法はないと言っても過言ではありません。県民の皆さんにおかれましては、日々緊張を強いられる中で強い使命感と細心の注意を持って職務を遂行されている施設の職員の方々の心情、そして医療現場で働く方々の思い、さらには保健所や検査機関で本当に早く囲い込んで封じ込めようと頑張っている職員、こうした方々全てにエールを送っていただきたいというふうに思います。そしてご一族、お身内の方にこうしたところで勤務されている方がいれば、その周りの方に伝播させないような注意深い行動を常に取っていただきますようにお願い申し上げたいと思います。

 次に昨日の検査結果でございます。12名でございますが、幅広い世代で確認されています。20代から80代。男性7名、女性5名。地域別は松山市が5名、この中には新規が2名含まれています。次いで今治市が3名でございますが、新規は1名。新居浜市の2名はいずれも既存クラスターの事例のみで新規はゼロ。西条市、大洲市の1(名)、1(名)も、これも既存事例ですので、両市とも新規はゼロということでございます。感染経路は家庭内と生活上の接触での感染が多くなっておりますが、会食は夜だけではなくランチで感染した事例もありますので、同様に注意を願いたいと思います。

 次に医療機関に入院されている方は13名減少しまして72名。ただ、この72名はこれまで120名とかそういう時期もありましたので、それと比べると減ったように感じるかもしれませんが、がですね、第3波の時の最大入院者数は73名でありました。第3波の時のピーク時とまだ変わってないというのがこの73名であることは、ぜひ分かっていただきたいと思います。1月18日が73名記録されております。依然として、医療機関の負荷は高いという状況が続いているということでございます。重症の方は1名増えまして8名でございます。宿泊療養施設も1名増えて46名でございます。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状ではない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を選択されている方、そして一部入院調整中の方、9名減少して130名でございます。退院となった方は、昨日は30人。(これまでの)合計で2,256人の方が愛媛県では回復されております。

 次に各事例でございますが、まず高齢者施設の一斉検査、昨日も行っております。昨日は県の方で、松山市と宇和島市の両市の施設を実施いたしました。松山市の認知症高齢者グループホームの検査で38件、宇和島市の認知症高齢者グループホームの検査で117件、合計155件の検査が行われまして、全員陰性が確認されました。グループホームの皆さんも本当に頑張ってくれているということがこの数字で分かっていただけると思います。これを含め、昨日実施された検査、合計で行政検査は430件でございます。そのうち5件、430件のうち5件が陽性の確認となりました。そして協力医療機関、昨日は平日ですから、先週の1日(当たり)300件程度は行われているものと推定されます。その中で7件の民間(医療機関)の先生からのご報告がありました。すなわち昨日は730件ぐらいの検査が愛媛県では行われていて、そして12件の陽性確認ということでございます。

 次に事例ごとの状況でございますが、まず封じ込め事例も多くなっています。5事例。松山市保健所の2事例、そして西条保健所の1事例、八幡浜保健所1事例、宇和島保健所の1事例、合計5事例が濃厚接触者の健康観察無事完了、それぞれの事例から感染が広がる懸念がなくなりましたので今日から封じ込め事例に入ります。

 囲い込みの事例も4事例が新たに完了しております。今治保健所の3事例と、八幡浜保健所の1事例でございます。残すところは濃厚接触者の健康観察のみ、しっかりと対応してまいります。昨日は他の事例でも検査はありましたけど、陽性確認はありませんでした。

 次に調査中事例、こちらからずーっといって、こちらだけがクラスターになります。そちらを中心にお話しさせていただきます。既存クラスターではこの星の付いている2事例で3名の陽性が確認されています。まず563事例目、「医療機関クラスター5・新居浜市」、施設は公表されているところでございます。こちらでは、昨日3人の検査が行われまして全員再検査、いったん陰性が出ていた方でございます、そのうち2名が陽性となりました。(新たな)濃厚接触者はいないということでございます。合計で46名のクラスターになっています。

 二つ目は653事例目、こちらは「飲食店・会食クラスター・今治市」でございます。昨日は4名の検査が行われまして、こちらも再検査、いったん陰性が出ていた方、再検査により従業員と利用客以外の方1名の陽性が確認されています。こちらは合計で48名の陽性確認、クラスターとなっています。その他はございません。そして、あとは1人ずつぐらいで、今の段階で広がる懸念のない、追い掛けられている状況の事例と、新規がここで3事例ということでございます。

 次に変異株の陽性でございますが、昨日は衛生環境研究所の方で変異株PCR検査が30件実施されまして、29件が変異株でございました。新たに変異株が確認されたところは、こうして15事例出ております。やはりこうやって見ると松山はほとんど繁華街クラスターの影響がいまだに続いているというような状況だと思います。新たに(変異株)陽性が確認された15事例の中には、一方で県外からの感染の持ち込みや持ち帰りとみられる事例もございます。昨日、お知らせしたとおり今治で変異株E484Kが確認されたことについては、明日あらためて衛生環境研究所の所長から解析結果を報告させていただくことといたします。以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ありがとうございます。ただ今の発表に関して質問はありますでしょうか。

 

(南海放送)

 南海放送です。平日の検査結果としてはかなり新たな陽性者、下がっているように見えるんですけれども、これについて知事どのようにお考えですか。

 

(知事)

 2日続けて10人台というのはまだないですから、これまでもここ最近は10人台の後に翌日20人台と。確かに一時の40人、50人と比べたら20人程度の状況まではなってきているのかなというのをデータ的には読み取ることができますけども、ただ、まだまだこのゴールデン連休の影響というものは専門家にお聞きしますとやっぱり1週間、10日から2週間が心配だという指摘もありますので、ここはもう逆に10人台になったからといって一番怖いのはそこでの緩みではないかと思います。ですから、まだまだそのベクトルではないという前提でぜひ皆さん、もう今まさに第4波最終ラウンドの戦いが始まっていると。これを乗り越えるチャンスが来ているんだというふうなことで一層の警戒をお願いしたいと思います。それができれば、必ずこの第4波は乗り越えられるというふうに思いますので、皆さん、ぜひその点よろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞です。死亡例の概要についてなんですが、知事のご説明で、ご家族の方など誰でも希望すれば入院できる状況ではないということも理解をしてもらえたらとありましたが、実際にその入院を希望されたようなケースでも、難しいですというふうにお断りする例というのは起きているということでいいんですか。

 

(知事)

 それはですね、例えば無症状、もう本当にちょっとしたのどの痛みぐらいで「入院を」というふうな声までにはお答えできてないというふうなことだと思います。それはお医者さんがちゃんと症状を見て、これは入院する必要あるというふうに判断した場合は入院というかたちになっています。

 

(愛媛新聞)

 第3波までは病床にもまだ多少あったけれども、第4波ではその念のための入院というのは難しい状況だということで、念のための入院をしていなかったことでその医療の介入が遅くなって死亡につながったような事例というのはないと。

 

(知事)

 ないです。

 

(愛媛新聞)

 それは現場の先生方のご判断として、そういうふうに聞かれているということでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。治療が必要な方は全て病院の方に入院していただいているというのが愛媛県の現状です。

 

(NHK)

 すみません、NHKです。今日から一つの区切りとして、まん延防止の期間が延長期間に入りました。全く気を緩める状況ではないということですが、あらためて県民に呼び掛けたいことございますでしょうか。

 

(知事)

 はい。この第4波というのは本当に手強い相手で、非常に特殊な要因がございました。3月の終わりに松山市の繁華街巨大クラスター、もう二度とああいうことはやっていただきたくない、これは申し上げたいと思います。こうしたことに変異株が重なりましたので、想像を絶するスピードで県内全域に感染が拡大していきました。すでに2カ月まではいかないか、50日の戦いになっています。その間に残念ながらお亡くなりになられた方もいらっしゃいますし、また本当に医療現場、関係機関、全てが何とかしようと毎日毎日、昼夜を分かたず頑張ってくれています。その変異株の猛威は少し遅れて今全国で猛威を振るい始めているのはご案内のとおりでございます。愛媛県は他よりは2、3週間早く戦いが始まっているだけに、疲弊も相当程度になってきておりますけども、ただ本当に多くの県民の皆さんが呼び掛けを受け止めていただきまして、注意深い日常生活、そして、経済活動を行ってくれています。それがなかったら乗り越えられるわけがないですし、またそれがじわじわとではありますけども、一時の40人、50人の1日(当たり)の感染確認から20人前後になってきているのは、これはもう県民の皆さんの協力のたまものではなかろうかと思います。しかし、人の動きがある以上は完璧に抑えることは不可能でございます。そして、残念ながら声が届かない方がいらっしゃることも事実でございます。そういう中でこれからもできるだけ早く見付けてですね、そして一つ一つ丁寧に丁寧につぶしていく、囲い込んでいく、封じ込めていくという作業を続けなければ、出口が見えてこないということでございます。ぜひ皆さんにおかれましては、今が本当に大事な時期、乗り越えられるチャンスが来ているというふうなことでなお一層、ここで一気に第4波乗り越えるんだという気持ちで、しばらくの間、我慢していただきますようによろしくお願い申し上げたいと思います。

 

(NHK(幹事社))

 他、質問ありますでしょうか。よろしいですか。以上です、ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、ありがとうございました。

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