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新型コロナウイルスの感染の確認(5月2日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017348 更新日:2021年5月6日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月2日(日曜日)15時00分~15時27分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者発表を始めます。会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日は、26名の陽性者が確認されています。内訳は、既存の11事例の中で21名、ただ、この中にはいったん陰性が確認され、待機中に症状が出て再検査で確認された方が21名中10名いらっしゃいます。また、新規は5事例で5名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また、自分にとりましても本当にこの報告をするのが一番つらいことでございます。残念ながら、昨日3名、本日1名、4名の方がお亡くなりになられました。本当に心からご冥福をお祈り申し上げさせていただきます。また、ご遺族の皆さんに心からお悔やみを申し上げさせていただきます。4名の方全員、コロナの重症例の方ではございませんが、かなりのご高齢の方でございます。今でも現場、あるいはメール、SNS等で亡くなられた方の詳細を出せという声が、本当に一部ではありますがあるそうであります。それを知ってどうなるものでもありません。気を付けるのは個人個人の日常活動でございます。ご遺族の皆さん方の心情、そして要望、これがございます。私の方から、いくらそういう声を寄せても、決してこれ以上のことを申し上げるつもりはありません。そして、ある程度取りまとめて個人の特定がなされないことに十分配慮したかたちで統計的にお知らせするということは今後とも続けます。

 第4波が始まってわずか1カ月余りで1,200人を超える陽性が確認され、そして、残念なことに第4波、21名の方がお亡くなりになっています。第3波までを振り返りますと、まずは陽性者が増えて、次に入院者が増え、その後、痛ましいことに亡くなる方の公表に至りました。現在も、そうした流れにあるのではないかと、本当に心を痛めております。

 昨日は、既存事例で21名と多数の陽性が確認されています。これは連日、多くの陽性確認がなされ、濃厚接触者が膨大な人数になっておりますが、保健所、検査機関は事例ごとに囲い込むんだと、その中から感染の連鎖を食い止めるんだと、休日返上で昼夜を分かたず一生懸命、必死になって頑張ってくれています。その結果でもあることをご報告させていただきます。そして、半数を超える12名が家庭内の感染、ここが第3波との違いであります。まさに変異株の感染力の強さを痛感しています。すなわち、1人の方の陽性が確認され、ご家族の方は大半が濃厚接触者になります。第3波ではゼロないしは1ぐらいの家庭内感染が、ほぼ全員が陽性確認されるというケースが多いというのが第4波の特色でございます。感染が家庭内に持ち込まれて、そして、ご家族の中、いろんな方がいらっしゃいますから、そこから学校、職場、高齢者施設等へと伝播していくのが感染の連鎖の典型的な流れでございます。家庭内感染をゼロにすることは、この変異株の場合は難しく、最も大事なことは家庭に感染を持ち込まないことに尽きます。

 また、新規事例の陽性者は5名、松山市と新居浜市でそれぞれ2名ずつ、今治市で1名でございます。いずれもこの3市、感染拡大が懸念されている地域でございます。繰り返しお伝えしてきているように、連休中は医療機関の休診、特に今日から4日間ほどはほとんどがお休みになっていると思います。抗原検査等による新規事例の陽性確認がひょっとしたら表面上少なくなる可能性がございます。昨日は、大半の医療機関は、午前中は少なくとも開いているところが多かったと聞いています。午後は休診。そういう中での本日の人数でございますから、高止まりが続いている傾向は変わらないというふうに受け止めていただきたいと思います。明日からはほとんどの休診が予測されますので、ひょっとしたら見かけ上の数字、変わるかもしれません。しかし、それだけを見て、もし減った場合でも感染が減少局面に入ったとは決して考えずに絶対に気を緩めないようお願い申し上げたいと思います。また、連休中に体調が悪化し、コロナの感染が疑われるような症状が出たときには、よく行くかかりつけ医の先生がお休みだから家でじっとしていようというのが一番危ないです。症状が悪いときはこちらの、24時間開いています、089-909-3483、受診相談センターに電話をください。そこで、どこで受診できるかつないでいきますので、この期間も症状が少しでも異変を感じた人は必ずここに電話をしていただきますようお願い申し上げます。

 次に、昨日もう一度、これ変異株の特色、現場の先生の声です。知見の集約ではありません。現場の先生の声、肌感覚です。従来株と比べて急激に急に症状が悪化することが多い、従来株と比べて退院までに時間がかかる傾向がある。従来株と比べて、従来株の場合、高齢者というふうなことがよく言われていましたが、40歳から50歳代の重症化例が多い傾向が見える。そして、従来株と比べて、重症化したときの症状が重い傾向がある。すごい苦しい治療がみられます。このことによって、入院全体が第3波と比べると長期化の傾向が出てきて、これが実は病床の逼迫(ひっぱく)につながっているということ、もう一度伝えさせていただきます。受診を見合わせて自宅で療養している間に、今申し上げたように、症状が急激に悪化することも考えられます。実際、第4波の事例の中には、発症して日が経ってから検査を受けて、陽性確認された直後に症状が悪化、急変して救急搬送されるというケース、複数確認されています。県民の皆さんにおかれましては、症状の程度によらず、体調が悪い場合には受診相談センターへ必ず連絡してください。

 それでは、昨日の検査結果でございます。まず、高齢者施設の一斉検査でありますが、新居浜市、西条市に続きまして、松山市においても第1段階の特別養護老人ホームに続きまして、第2段階目、認知症高齢者グループホームを対象とする検査が始まっております。昨日は172件行われまして、幸いなことに全員陰性でございました。高齢者施設関係の職員の皆さんが、本当にメッセージを受け止めていただきまして、そして、職業の性質上、本当に注意深く日夜業務に当たっていただいていること、日常生活でも十分に気を付けて行動されていること、数字に表れております。日ごろのご苦労に心からねぎらいの言葉を申し上げさせていただきます。

 陽性者の26名でございますが、ここ数日と変わらず幅広い年代、10歳未満から80歳代まで、幅広く確認されています。男性14名、女性12名。そして、依然として松山市変わりません、12名。そして、今治市が6名、新居浜市が4名、感染拡大が懸念されているところが複数出ております。新規は、松山市が2名、今治市が1名、新居浜市が2名、ここは本当に皆さん頑張っていただいているということだろうと思いますが、そこからまたさらに広がっていくというのが変異株でありますから、もうここの新規をゼロにするまで気を緩めることができません。

 次に、感染経路は、冒頭お伝えしたとおり、家庭内が12名と多くなっています。そして、既存クラスターの陽性確認の影響で医療福祉施設、そして、今治の関係で飲食店、そういったところが数字に出ております。

 入退院の状況でありますが、昨日は、医療機関に入院されている方は3名減って107名。そして、重症者1名減っておりますが、これ実は昨日ですね、現場の医療関係者の懸命な治療が毎日続いています。その結果、3名の方が重症病棟から回復されて中等症病棟に移動されました。しかし、その後2名の方が新たに重症となり、その結果マイナス1ということになっております。宿泊療養施設に入所されている方は変わりません、49名。そして、自宅療養、こちらはお医者さんがしっかりと判断して入院の必要がある方は入院の方に行っていただいていますが、必要ない方とお医者さんが判断した方および家庭の事情で自宅療養を選択をされる方が中心であります。そして、一部入院調整中の方も含めて196名、3名減でございます。そして、28名の方がご回復でございます。合計で1,984名の方が退院となりました。

 医療機関の負荷は、極めて高い状況が続いております。重症者も過去最高水準にあります。医師がすぐに入院しなければならないと判断された方は全員入院をしていただいておりますが、自宅療養者は数日で症状が重くなり、その後入院せざるを得ない、急激に悪化するとこういう状況もございます。そのことをカバーするために、自宅療養者には関係者のご協力により専門の外来診療を開設しております。そして、常に毎日、健康管理は保健所の方で行っています。お医者さんも相談に乗っています。診療が必要となった場合は、この外来の方に行っていただくことになっています。そして、入院については、全て医師に判断していただいておりまして、誰でもが希望すれば入院できるという状況ではありません。これは病床に限りがありますから、お医者さんの判断で行っていただいておりますことをぜひ知っていただきたいと思います。搬送調整の現場、受け入れを行う医療機関、院内や施設内で療養をする医療機関や高齢者施設で働く方々、関係者は大きな負担を、この連休中も背負いながら、それぞれの現場を支えていただいております。新たな感染を発生させない、そして広げないよう、この負担を軽くしていくためにももう本当に一人一人が油断しないで、ちょっとした隙、「自分は大丈夫だ。」と絶対に思わないでください。そこに付け入ってくるのがコロナであるということは何度も申し上げてまいりました。あらためて連休期間中の過ごし方、気を付けいただきたいと思います。

 昨日の検査状況でございますが、衛生環境研究所では、昨日は多く439件、行政検査が行われております。この中には、先ほど紹介した高齢者施設の一斉検査172件も含まれております、439件。そのうち、スクリーニング検査が172であります。そして、こちらの方から16件の陽性の確認が報告されました。そして、もう一つは、昨日は協力医療機関の方から10件の陽性確認が報告されています。こちらは、先週の1日平均370件でありましたが、昨日は土曜日ということで、午前中だけだったり、これよりもちょっと少ないかもしれません。仮に300件程度だとしても、昨日は700件以上の検査が行われて、合計26件の陽性確認ということでございます。

 次に、事例ごとの状況でありますが、保健所と検査機関、フル回転しています。その結果、封じ込め事例22件ございます。松山市保健所が11事例、西条保健所が7事例、今治保健所が1事例、中予保健所が1事例、宇和島保健所が2事例、こちらは濃厚接触者の健康観察期間も無事終了、事例から感染が広がる懸念がなくなりましたので、全部22事例は今日から封じ込め事例に入ります。そして、同じく囲い込み事例も多くなってまいりました。囲い込み事例では、松山市の「会食・カラオケクラスター」を含む6事例が完了しました。クラスター以外では、松山市が2事例、西条市が1事例、宇和島市が2事例、これで合計6事例が、残すところ濃厚接触者の健康観察期間のみで、こちらに陽性者出ていますが、こちらはもう待機中の方ばかりでございますので、濃厚接触者はいません。この陽性者から感染が広がる懸念がないという囲い込み事例がこちらでございます。

 次に、追い掛けている調査中事例がここからこちらまで、そして、クラスターはここからここまでになります。その中で、私の方から陽性確認のあったクラスター関係を説明させていただきます。

 まず、551事例目、「飲食店クラスター10・松山市」、ホストクラブのクラスターでございます。従業員さんが新たに1名、店以外の者1名の陽性が確認され、このクラスターはもう25名となりました。ただ、お二人とも再検査での陽性確認でございます。563事例目、「医療機関クラスター5・新居浜市」、こちらは、施設は公表済みのところでございますが、患者さん2名の陽性が確認され、合計で、やはりこちらも20名というクラスターになっています。次に、590事例目、「福祉施設クラスター・四国中央市」、こちらの施設も公表されております。再検査で職員1名の陽性が確認され、合計17名となりました。そして、もう一つが653事例目、「会食クラスター9・今治市」でございます。会食参加者以外の4名の陽性が確認され、合計18名となりました。昨日もお伝えしましたが、こちらの会食クラスター関係、お店は小規模で、保健所の調査にも全面協力、そして、いちげん客はいらっしゃらず、お客さんについては全員把握されております。そのお客さんには全て連絡がいって、そのお客さんがどんどんどんどん今検査に入っておりますので、その中で陽性が確認されているというケースでございます。今も調査、さらに検査が進んでおります。その他の調査中事例では、695(事例)、こちらですね、他はもう1名くらいで広がる懸念はこの段階ではありませんが、ここに5名の陽性確認の事例が一つございます。これはまさに変異株の特色、家庭内で一気にほとんどの方、全員が陽性になられたことでございまして、クラスターには該当しません。

 もう一度、今治市の皆さんに注意を呼び掛けさせていただきます。昨日は、今治市の会食クラスターで新たな陽性者が確認されました。どの事例とは申し上げませんが、最近の今治市の複数の事例で、会食の行動歴が確認されております。今治市では時短要請が開始されたのが4月26日でありますが、それまではそんなに、本当に1日1人とかポツポツ出ていただけだったんですが、その前の週あたり、4月19日から25日あたりで、市内で複数の飲食店を利用して、マスクをせずに一定時間会話をした方、異業種交流会の会食など、普段接触のない方と複数で会食を行った方は、ちょっと十分気を付けていただきたいと思います。こうした行動歴が複数の事例で確認をされておりますので、既に時短要請の前の週には感染が今治市内で、水面下で広がっていた可能性も否定できません。こうした行動に心当たりのある方は、連休中、ご家族も含め人との接触を避けてください。そして、少しでも異変を感じたときは速やかに先ほどの受診相談センターに連絡を下さい。ためらわずにすぐに連絡してください。発症しても検査されず、人との接触を重ねることで、ご本人だけではありません、友人や家族、大事な人たちに職場、感染を広げることになります。発熱だけでなく、倦怠(けんたい)感、喉の痛み、味や匂いがしないといった症状などもコロナを疑ってほしいと思います。今、連休もう入りました。旅行者の方、移動が制限されているわけでもないので来られている方もいらっしゃると思いますが、滞在中は人との接触を避けてください。そして、外に出たときは、正しいマスクの着用はもう義務だと思ってしっかりと行っていただくことを要請させていただきたいと思います。そして帰省、これも空港の状況を見ますと、呼び掛けましたが、「まあ大丈夫だろう。」ということで帰られた方もいらっしゃるでしょう。しかし、油断した時が危ないです。もう本当に家族との接触も気を付けること。症状がなくても、例え、先方、滞在先で陰性が1回確認されていたとしても、それは、その後にすぐに感染の可能性が出るのが今回の変異株でございます。人との接触は、帰省された方、避けてください。これだけはくれぐれもよろしくお願いいたします。以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ただ今の発表事項などに質問のある社はお願いします。

 

(NHK)

 NHKと申します。お世話になります。先ほどのお話でもあったと思うんですけども、第4波以降に死者が21人っていうことで、最近ちょっと増加していると思うんですけど、このあたりの受け止めの方はどのように受け止められていますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、全て公表しておりますが、もう9割以上はかなりのご高齢の方でございます。ということは、やっぱり変異株の影響があるのかもしれません。全国的にもやっぱり第3波と比べると死者、増加傾向にあって、特に高齢者の方でございますけども、これはやっぱりかなり高齢者施設のクラスターが発生していますので、そのあたりの影響が出てしまったのかなというふうに思っています。本当に残念です。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。ちょっと今日の発表とは若干変わってくるんですけど、まん延防止の対象地域となっている松山市のエリアに関してなんですが、時短要請に現状応じてないお店っていうのはその後何か変更がありましたでしょうか。

 

(知事)

 実は10店舗ほど確認できているんですが、毎日パトロール、そして呼び掛けやっています。で、ある程度、複数は応じていただけるような答えをいただいております。しかし、それも確実にまだチェックが終わっていないので、引き続きパトロールは続けます。そして、一部につきましては次のステップに着手をしております。

 

(愛媛朝日テレビ)

 次のステップということは、具体的に何かもう指導に入られているようなかたちになるんでしょうか。

 

(知事)

 立ち入り調査等々も含めて、そしてまた、今後のその結果を受けた店名公表やさまざまな法律で許されている段取りがありますから、それに向けてステップを踏んでいくということは行っております。

 

(愛媛朝日テレビ)

 具体的にその立ち入り検査とかには入ってなくて、これから入るというようなかたちなんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。まあそれをする前に、先ほどの複数のお店がですね、協力することを話してくれ始めていますので、そうなることを願いつつ進めていきます。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛です。そのまん延防止が適用されている松山、まだ12人、今日感染確認されましたが、その感染の広がりの受け止めについてはどう考えていらっしゃいますか。

 

(知事)

 そうですね、連休になると非常に分析は難しいと思います。民間医療機関の休診もあります。ただ一方で、本当にこれはもう松山だけじゃないんですけども、今日の説明でもお分かりいただいたとおり、既存事例の懸命な囲い込みに向けた作業は本当に頑張って進めてくれているということは県民の皆さんにはお分かりいただけると思うんですね。で、問題はこの、そこからまたちょっと大勢の方にという可能性があるケースが出てくるんですね。でも、それも諦めずにやっていますので、もうそこにかなりの労力がいって陽性が確認されているということはあります。ただ、その負担を減らしていくためにも、新規をともかく、皆さんが注意してくれたら減らすことができますので、そこを何とか食い止めるということに全力を、皆さん集中してほしいなというふうに思っています。で、新規、今日は5件なので、新規は少ないんですけども、これは、昨日は土曜日ですから少なくなったというふうにはわれわれも捉えていませんし、皆さんにも捉えてほしくないんですね。やっぱりかかりつけ医の先生の休診という特殊要因が、午後休診はほとんどされていますから、その特殊要因があっての(新規)5(件)というふうに受け止めていただいて、高止まりの数字は変わっていないという前提でゴールデン連休をお過ごしいただけますようにお願いしたいと思っています。

 

(NHK(幹事社))

 他に質問をよろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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