ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認(4月15日公表分)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルスの感染の確認(4月15日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017331 更新日:2021年4月16日 印刷ページ表示

日時:令和3年4月15日(木曜日)15時00分~15時38分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後にレクがありますので、個別事例等に係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 はい、よろしくお願いします。速報でもうお知らせしておりますが、変更ございません。昨日は43名の陽性者が確認されています。内訳は既存15事例、24名。ただ、いったん陰性が出て(自宅)待機中に発症、再検査の方が10名いらっしゃいます。そして、新規16事例で19名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 本日、説明するのは4点ございます。昨日の検査結果、それから二つ目が宇和島市の対策強化および全市町からの呼び掛け、三つ目が県内の活用可能病床数の推移、それから四つ目が新たな宿泊療養施設の確保についてでございます。

 まず、43名の陽性確認は3月25日、「繁華街クラスター」発端となったこの事例を中心とした59名。これに次いで、4月6日と並び過去2番目に多い状況でございます。そして、新規事例、一番懸念している新規事例は19名、こちらは過去最多でございます。しかし、4月6日の43名は、松山市が、先ほど申し上げましたように「繁華街クラスター」が中心でしたので30名でございました。その他の四つの市町で10名、他県の在住者が3名、そして年齢別でも20代・30代が22名という中身でございました。同じ43名でも状況が変わっています。松山市は21名、その他の九つの市町で22名、そして年代別では、20代・30代は14名でございます。いわば傾向としては松山市以外で多くなっている傾向、そして年代別には20代・30代から少し年齢が上がったところで確認が多いという比較でございます。同じ43名でも地域的な広がり、そして年齢層の広がりが、同じ43名でも深刻度は高いというふうに思います。

 また、昨日の結果では、今治市で、新たに医療機関でクラスターも確認されました。その他、県内全ての保健所で陽性が確認されておりまして、「繁華街クラスター」に端を発する変異株、感染力の強い変異株が県全体へ伝播し浸透していると考えられます。関西圏等感染拡大地域への旅行や久しぶりに会う友人との長時間の会食、また、県外感染拡大地域からお身内の方も含めて来県された方との接触、非常に明らかに感染リスクの高い行動で感染したケースが見られます。また、地域で普段どおりの生活をされ、感染経路が明らかでないケースも県内各地で確認されています。新規事例に加えまして濃厚接触者の陽性確認、これは先ほど再検査10名と申し上げましたが、増加傾向で感染力の強い変異株の広がりが強く懸念されます。県内の警戒レベルを最も高い感染対策期に切り替えて1週間、感染拡大が収まらない状況でございます。非常に危機感を感じております。入院患者数・重症者数ともに従来株よりも重症化傾向が強いということであろうかと思います。大変高い、かつてない水準でございまして、懸命な治療に当たっている医療現場の皆さん、本当にご苦労を掛けますがどうぞよろしくお願いいたします。そのためにも、あらためて全ての県民の皆さんに、外出や人との接触を可能な限り減らして、そして感染回避を徹底し、リスクの高い行動とは何ぞやということをもう一度考えていただいて徹底をしていただきますようにお願い申し上げます。感染対策期の(終了)期限である4月21日以降の警戒レベルや県民の皆さんへの要請内容は、週末にかけて感染状況の推移を分析し、週明けにお伝えしたいと思います。

 それでは昨日陽性が確認されました、まず43名の概要を説明させていただきます。非常に幅広い世代で感染が確認されていることがここでお分かりいただけると思います。10歳未満から90代まで幅広くなっています。男女はほぼ半々という状況に変わりはありません。そして、居住地、松山市、昨日、おととい、3日間ぐらいはちょっと減ってくる傾向を感じていた方もいらっしゃったと思います。ただ、県としては市中まん延の状況を前提として、感染経路が分からないケースが増えているということで傾向は変わってないということを申し上げさせていただきました。残念ながら今日はまた21名、元の状況でございます。変わっていないということがお分かりいただけると思います。そして、西条市が3名、新居浜市が5名、宇和島市が3名、この3市は引き続き複数の感染が確認されているほか、先ほどの今治もそうでございますけれども、多くの市町、そしてさっき触れた県内全ての保健所の管内で陽性が確認されています。

 昨日お示ししたグラフの続きでございます。このグラフはブルー、青が松山市の感染の推移、そしてこのオレンジが西条市、そしてこのグレーが新居浜市、そして緑が宇和島市、そして、その他の市町が黄色でございます。今申し上げたように松山市は端緒となった「繁華街クラスター」、そして高い水準で推移、少し落ち着いてきたかなと思ったら、また一気に元に戻ると、この傾向がお分かりいただけると思います。また、西条市や新居浜市、グレーとオレンジ、毎日一定数の複数の感染が確認されている状況がここで見て取れると思います。そして、宇和島市は本日の公表は3名でございますが、「飲食店クラスター」(※)の検査はまだまだ途中段階で、今日かなり大勢やる予定になっていますから、明日の動向が要注意でございます。新規も発生しているということでございます。そして、黄色のところ、ご覧のとおりそれ以外で一気に昨日よりも倍、11人感染が確認されています。県内全域に広がっているという状況がここで読み取っていただけると思います。数日、陽性確認が仮に落ち着いた状況がもし今後続いたとしてもウイルスが潜伏し、表に見えていないだけの可能性があるというのが今日の松山市の数字でございます。松山市でも他の市町でも一日一日の陽性者数の確認だけ見て「数字が減った、大丈夫だろう」というふうなことを考えずに市中、感染がまん延している状況に松山市、変わりないということをあらためて受け止めていただきたいと思います。

 次に感染経路でございますけれども、家庭内が12名、仕事関係が6名、生活上の接触が4名、これは変異株の感染力の強さ、および日常生活の場での感染拡大が多くなっているということを示しています。そして、残念なことに今日も県外由来3名でございます。この関係はここ最近の行動でございます。先ほど申し上げましたように県外に行かれた、感染拡大地域の方と接触し会食を持った、そしてお身内の方かもしれませんけれども、帰県してそこで会食を持った、これが全てここに出てまいります。今がどういう時期かということを考えて、いろんな計画の見直しを行ってください。

 次に、入退院の状況についてでございます。医療機関に入院されている方は5名減りまして81名でございます。重症者は昨日と変わらず9名でございます。宿泊療養施設に入所される方は6名増えて38名。自宅療養、こちらは無症状、軽症者でお医者さんがしっかりと判断して入院の必要がないとされた方、および強制力がありませんから家庭の事情等々もあって、あるいはいろんな思いがあって自宅療養を選択された方、そして一部入院調整中の方を含めた自宅療養等が21名増えて191名でございます。そして、退院となった方は21名増えて1,484名となりました。

 次に、各事業の進捗状況でございます。昨日は行政検査が224件行われております。その中で陽性が確認されたのは、ここには出ていませんが20件でございます。そしてその他に、毎日民間で1日250件から300件ぐらい行われていると思われる(検査)、かかりつけ医の先生方が頑張ってくれています、抗原検査やPCR検査、その中で陽性だけは毎日報告がありますので、報告のあった陽性が23件ございます。合わせて、実際には検査数はそれを入れると470件ぐらいかなと思われますが、1週間にいっぺん集計されます、その中で470件ぐらいの検査が行われて、43件の陽性が確認されたということでございます。

 次に、各事例の状況でございます。封じ込め事例4事例、いずれも松山市でございます。その中にはクラスターも一つ入っています。この4事例が濃厚接触者の健康観察期間も終わりまして問題なし。この事例から、あくまでもこの事例から感染が広がる心配がなくなりましたので、今日から封じ込め事例に4事例加えさせていただきます。

 そして囲い込み事例の中では、このクラスター「職場内クラスター5・松山市」、こちらで1回陰性が出て濃厚接触者として(自宅)待機、その中で症状が出て再検査して2名の方が陽性となりましたが、こちらは、(新たな)濃厚接触者はいらっしゃいませんので、この陽性から感染が広がる心配はございません。あとは全て陰性が確認されています。

 こちらの344事例目は2件の陽性確認に伴いまして、24名のクラスターの陽性確認となりました。その他新しくですね、囲い込み事例にはこの松山市、いずれも松山市の三つの事例が濃厚接触者の調査・検査が完了しましたので、これから濃厚接触者の健康観察に入ってまいります。囲い込み事例として加えさせていただきます。

 次に、調査中事例はここから次のパネルのところまでになります。冒頭申し上げましたが、昨日今治市で「医療機関クラスター」が確認されました。こちらは既存事例でございます。5名となりまして要件が当てはまったものでございます。こちらはですね、「医療機関クラスター4・今治市」といたします。昨日は14件の検査が行われまして、3件の陽性が確認されました。この事例では既に昨日までに2名の陽性者が確認されており、職員、患者で5名以上の陽性者が確認されましたのでクラスターとなります。内訳は職員の方が2名、患者の方が3名でございます。この医療機関は既にホームページで公表をされております。最初の陽性者が確認されて以降、職員、患者に対して自主的に定期的な検査をどんどん行っておられる、しっかりした感染の探知の体制を敷いているところでございます。既に感染症対策の専門医師を派遣しまして、院内の感染対策の指導も行っておりまして、また医療機関も全面的な協力をいただいております。保健所が調査および関係者の検査を進めております。重症化リスクの高い基礎疾患のある患者が入院する医療機関でございます。注意深く状況を見極め、医療機関自ら迅速に対処しておりまして、まずはその点を受け止めていただきたいと思います。

 その他、確認されたクラスターでございます。337事例目、発端となった「繁華街クラスター・松山市」でございます。昨日は濃厚接触者2名の検査が行われまして1名の陽性が確認され、このクラスターの陽性確認は過去最大202名になります。この方は自宅待機中の再検査の陽性判定であり、(新たな)濃厚接触者はおられませんので、そうした事例でございます。

 次に、483事例目、「飲食店クラスター8・宇和島市」でございます。一昨日10名の陽性が確認された「飲食店クラスター」でございますが、昨日は濃厚接触者14名の検査を行いまして、幸いなことに昨日の検査では全員の陰性が確認されました。たださっき触れましたとおり、本日も大勢の関係者の検査が予定されております。こちらがどういう結果になるかは全く分からず予断を許す状況ではありません。引き続き保健所の調査・検査を進めておりますので、結果を見て動向が見えてくると思いますので、宇和島市の皆さん受け止めていただきたいと思います。

 あとは、ここ(399、409-1、409-2事例目)は検査がありません。そして幸いなことにこちら(416、441事例目)も陰性が、クラスターでありますけれども、特に高齢者施設、本当にホッとしています、全員の陰性が確認されております。こちらの「学校クラスター」の学校の外側ですね、これもだいたい学校の方はもう全部分かっておりますけども、安全が確認されましたが、そこから派生したところも見えてきたような気配があります。また、510事例目、こちら陽性確認はないんですけども、昨日校名を発表した宇和島市立吉田中学校、こちらは16件の検査が行われまして全て陰性でございました。これにより、生徒はもとより陽性者2名以外の教職員全員の安全は確保されたと保健所が判断をいたしました。その結果、吉田中学校は本日から再開をしております。学校からは本日は生徒の欠席はなく全員が出席ということで、落ち着いた様子で授業も行われているという連絡が入っておるところでございます。また518事例目、こちらです、他はもう1名か2名で今のところ感染の、ここの事例から今の段階で広がることが確認されていないんですが、この518事例目だけは宇和島保健所、これ実は宇和島保健所なんですが、宇和島市ではございません。宇和島市内の事例ではありませんが、陽性者がここ4名になっております。昨日(の検査)で3名、(計)4名。ちょっとここは注意が必要でございますので、宇和島周辺の自治体も注意喚起を強める必要がございます。

 次に宇和島市の対策強化。昨日宇和島市において松山市と同様、夜だけでなく日中も含めた特措法に基づく不要不急の外出の自粛を要請させていただきました。宇和島市は昨日の検査でもクラスター(の発生)はゼロでありましたけども、新規事例を含め3名の陽性が確認されています。感染経路の不明な事例も複数確認されています。宇和島市に対する外出自粛要請を踏まえ、県では県の管理施設のうち、不要不急の外出を誘発する可能性の高い宇和島市内の集客施設を閉館いたしましたのでお知らせいたします。南レクの宇和島市内の施設の南楽園、ファミリーパーク、津島プレーランドなどでございまして、本日から休業をしております。

 また宇和島市のみならず私から各市長・町長へ連絡しまして、市町レベルでの外出自粛の呼び掛けを行っていただくよう要請をさせていただきました。各市町におかれましては既に防災無線やサイレン等々で市長さん、町長さんから呼び掛けが始まっていると思います。収まっている時に空振りに終わってもどんどん要請をするということが大事だということで、各市町動いてくれておりますので、皆さん、来たらあっという間に広がる、これが変異株なんで、ぜひもう他と同じような状況だという前提で警戒感を強めていただきたいと思います。

 そして、次に病床の方でございますけれども、本当に重点医療機関の皆さんもできる限り一般診療も継続しながらコロナにも対応しようという、そしてその中での病床の切り替え、人の配置、研修、急ピッチで行っていただいております。今回のコロナ陽性患者の急増は、いわば災害発生時にも匹敵する緊急事態でありまして、こうしたコロナ患者受け入れ医療機関に、救急医療や一般医療を一部制限してでもコロナ患者受け入れのための病床を確保する災害モードへの切り替えをお願いしてまいりました。本当に各医療機関、やはりこの変異株の状況を良くご理解いただいておりまして、振り替えを行った結果、今の段階です。今の段階で、重症者向けで5床程度、そして中等症者向けで35床程度、合わせて40床程度、受け入れ病床の上乗せが可能な見通しとなりました。これによって、重症と中等症を合わせ、受け入れ可能病床は県全体で150から160床程度となります。本当にこの急変した状況に速やかに対応していただいている重点医療機関の皆さん方の、県民の命を守ろうという使命感だと思います。その対応に本当に心から感謝を申し上げます。ただ、今日今すぐというわけではございません。数日、1週間はかかるところもあります。なぜならば、準備が整ったら順次受け入れを開始することとしておりますが、現在入院している一般の患者さんが退院しなければ看護スタッフをコロナ病床に回すことができないという病院もございます。また感染看護にかかる研修の実施の期間もあります。少しそういう意味では、病院によってばらつきがあるということはご理解いただきたいと思います。特に今回の増床に当たりましては院長先生のご決断、さらにはそれを受けて現場の看護部門の責任者の方々にものすごく負荷が掛かっていると思われます。非常に難しい判断や調整を短時間で行っていただいていること、本当にあらためて重ねてお礼を申し上げます。また今回の活用可能病床の拡充に当たりましては、既存の重点医療機関以外の医療機関にも関係者から、そして私も心当たりの可能性のある所は電話させていただいておりますが、皆さん非常にこの危機感を共有していただきまして、検討に入っていただいているところが複数ございます。その中で南予地域の病院から最大8床程度協力できると申し出をいただきました。感謝を申し上げたいと思います。引き続き地元の方々、市町や医師会とも連携しながら毎日連絡を取り合いながらやっていますので、精いっぱい医療機関との調整を行っていきたいと思います。

 続いて、宿泊療養施設の確保についてでございます。このたび、関係者と基本合意ができましたので公表させていただきます。基本合意したのは松山市内の「ホテル泰平別館」でございます。基本的に無症状の方を対象とし、確保した部屋数は91室でございます、91。これで既存の2施設、「奥道後壱湯の守別館」、そして「ホテルたいよう農園古三津」、この二つの施設に加えまして233室となります。現在ホテル側で予約客の振り替えをはじめ、関係者との調整を行っているのと並行して、県側で感染者の受け入れに必要な設備の改修等を既に始めており、4月23日を目標に受け入れ体制を整えてまいります。施設の提供をご快諾いただきましたホテル泰平の沖社長さん、本当にありがとうございます。そして地元町内会二つございますが、町内会の皆さんもこうした緊急事態を受け止めていただいておりまして、それはもう「市民・県民の命を守るためならば」というふうに開設に対してご理解をいただきました。本当にどうもありがとうございます。感謝申し上げます。また施設が確保できてもスタッフが確保できなければ運用ができません。このたび、愛媛県看護協会からスタッフ派遣の協力をいただいたおかげで開設する段取りがつきました。看護協会の皆さんにも本当に感謝を申し上げたいと思います。なお、この他に医師会、県の医師会長さんもこの事態を受け止めていただいておりまして、このお医者さんのオンコールでの診察等も入っていただくことになっております。医師会の先生方にも感謝申し上げたいと思います。本当にこれだけの方々がこの不測の事態、難局を乗り越えようとそれぞれの立場で全力を尽くしていただいております。そのためにも、県民の皆さんの感染回避行動がなかったら新規(陽性)は減りません。ぜひここは踏ん張りどころということでもう一度日々の活動を見直して、また見つめて、(感染回避行動を)取っていただきますようお願い申し上げます。なお、この宿泊療養施設の「奥道後壱湯の守別館」、そして「(ホテル)たいよう農園古三津」、そして今回の「ホテル泰平」さん、全てに共通です。県が責任を持って運営管理し、施設内外での感染が発生しないよう全力で体制を作って取り組んでまいりますことをお約束いたします。また事態が終息した際には消毒等をしっかりと行って、安全な状態にして返すことをあらかじめ申し上げさせていただきたいと思います。以上です。

(愛媛朝日テレビ)

 すみません、愛媛朝日テレビです。松山市は市中まん延という見解をされているかと思いますが、宇和島市などもかなりの幅広な検査等をやっていかれるということで、松山市以外の市中まん延の状況というのはいかがでしょうか。

 

(知事)

 この状況の陽性確認ですから、まだそこまでの兆候は見られませんけども、変異株ですから一気にそうなる可能性はどこでもある、これもう全国どこでも同じだと思います。ですからもう確認は取れていませんから、松山市のように。ですからもうそうなるかもしれないという前提、常にすぐになるかもしれないという前提、いつなるかもしれないという前提で構えておく必要があろうかと思いますので、そのあたりをこの松山市、宇和島以外の市町さんにもお話したところ、それぞれ全てが市単位で、町単位で、日中も含めた外出自粛の呼び掛けを行いますと言ってくれました。一斉に始まっていると思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 確認なんですが、その市町単位というのは全ての20市町でという。

 

(知事)

 そうです。はい。

 

(テレビ愛媛)

 すみません、テレビ愛媛ですが、対策期についてなんですが、週明けにも判断するということですが、現状の感染状況、好転も見られていない中で新規の数も増えていると。現状では21日では厳しいと、どのような見通しでしょうか。

 

(知事)

 これはもう何とも言えません、まだ1週間ありますから。ただこの状態が変わらなければ、それはもう延長せざるを得ないということになろうかと思います。この状態が、変化がもう全く見られないということであるならば、やむを得ないと思っています。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞ですが、今の質問に関連してなんですが、「この状況が」というのは、その例えばこの週末の新規の感染者であるとか、どういったところを分析されるんでしょうか。

 

(知事)

 やはり新規の感染者というのが一番重要なポイントになろうかと思います。囲い込みまで持ち込んだ事例というものは、そこで陽性確認が出ても(新たな)濃厚接触者が発生するわけではありませんから、これはもう後は医療現場の問題が重要になってきます。ところが新規(事例の陽性確認)の場合は、そこからまたさらに広がっていく可能性がありますから、ここが落ち着かない限り厳しいと。ただこれは当然のことながら、今日も午前、午後、医療関係者、専門医の先生、保健所、私も直接どんどん連絡取り合っていますので、毎日のように推移を見ながらいろんな意見を聞いております。そうした専門家の意見も参考にしながら最後は決めていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 判断としては、日曜日、月曜日、どのあたりで。

 

(知事)

 月曜日ぐらいになろうかと思いますね、週明け。

 

(愛媛新聞)

 月曜日に判断されて公表する。

 

(知事)

 はい。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、時短営業について、松山市、現在出ておりますが、これの延長についても判断されるということでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。時短というのはですね、皆さん誤解があるかと思います。時短をすれば何もかもうまくいく、こんなことは絶対ありません。そして時短というのは経営支援の政策ではありません。あくまでも飲食店でクラスターが多発して、その元を締めるために取られる感染抑止の政策になります。で、よくここは誤解されるんですけども、飲食店等々も含めて経営支援というのは、これはもう県や市レベルでできる話ではございません。財源が必要ですから、これはもうあくまでも持続化給付金であるとか、あるいは無利子融資制度であるとか、国の政策でないと展開できないんですね。で、時短要請というのはそういう意味では繁華街や飲食店等々の状況を見て、感染を抑止するために必要なときは何ら躊躇(ちゅうちょ)することなく打つ必要があります。しかし、経営支援というのは別の政策ジャンルに入りますので、その点での時短要請というのはよく誤解される節があるので、そこはぜひご理解いただきたいと思います。ですから、今の状況というのは実は飲食店でのクラスターが多発している状況は全くないんですね。これだけの状況になっていても、1カ所で出たというのはありますけども、そこら中で、飲食店で(というのはありません)。それはなぜかと言うと、お店の皆さんがしっかりとした感染対策をやっているということ、そしてまたもう一つは、行くお客さんもルールを守って4人以下、そして2時間以内、普段顔を合わせている身内の方、そういった飲食をちゃんとやっていただいているから(新たな陽性者は)出ていないという状況にあろうかと思います。で、やはりこうした状況、ただもう一つはやっぱり警戒してお客さんが減っているというのも事実でございます。だからこそ、こうした経済・経営支援の政策というのは知事会も通じて国に求めていますけども、ぜひそれは国の方で全国一律の、これ全国同じような状況ですから、政策実施を考慮していただきたいというふうに思いますし、このことは強く引き続き要請していきたいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 では感染対策としては、もし(感染)対策期等を延長した場合のさらなる強化を求められると思いますが、現状どのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 確認がされていなかったら、それは延期がないかもしれません、分からないですよ、確認されないようでしたら。ただこれまでの第2波も含めて3波、4波、皆さんもこうした記者会見を細かく聞いていただいている方はお分かりいただけると思うんですが、共通しているのはやはり繁華街、特に松山市における接待を伴う飲食店、接待を伴う飲食店、しかも深夜帯、遅い時間までやっているところで発生して、それが引き金になっています。もう3回続いています。ですから、もし、もしですよ、仮に時短要請を解除したとしても、特に松山市においては、もう3回続いているということを受けて、市としてこの分析の下にその対策、例えば監視・監督であるとか、啓発であるとか、もう徹底してやっていただくということが前提になるんではないかなというふうに思います。

 

(南海放送)

 すみません、南海放送です。518事例目について、宇和島市ではないけれどもちょっと感染拡大が懸念されるというようなことをおっしゃられたかと思いますが、その要因についてもう少し。

 

(知事)

 まだちょっと検査の対象となる方が残っているということで、(同じ場面での感染が)5名確認されたらクラスター認定になりますので、そういうことでございます。

 

(南海放送)

 資料を見る限り宇和島市でないとなると、町をまたいだ事例なのかなという認識を受けるんですが、そのあたりは。

 

(知事)

 はい、そのとおりです。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞です。今の質問に関連してなんですが、それは1カ所、一つの場所で感染が出ているという。

 

(知事)

 クラスターになる可能性があるっていうことは一つの所で感染が確認されているということになります(が、518事例目は複数の場面があり、一つの場所での感染確認ではありません)。

 

(愛媛新聞)

 あとですね、20市町の方で市町レベルでの外出自粛の呼び掛けということなんですが、確認なんですが、その不要不急の外出自粛ということを皆さん呼び掛けるという。

 

(知事)

 呼び掛けているそうです。それぞれの市町で呼び掛けの中身は違うと思いますね。それは市町に確認いただけたらというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 各市町にそういうふうに依頼をされたということかと思うんですけれども、考え方としては知事のその要請としては松山と宇和島だけで、それ以外には各市町からの呼び掛けをというのはどういった判断でその線引きを。

 

(知事)

 まだそんなに1件とか2件の(陽性確認の)状況ですから、ただその段階から呼び掛けを始めた方が、たとえ空振りに終わっても、注意喚起を早くやった方がいいんじゃないかというそういう考え方です。で、実際に確認されたら県からの法律に基づく要請に切り替えるということになります。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等はよろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

 

 

(※)の部分について「繁華街クラスター」を「飲食店クラスター」に訂正します。

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

 

保健福祉部医療対策課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2445

ファックス番号:089-921-8004

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>