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新型コロナウイルスの感染の確認(4月12日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017328 更新日:2021年4月13日 印刷ページ表示

日時:令和3年4月12日(月曜日)15時00分~15時32分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 まず、県職員の送別会関係で報告を行わせていただきます。この問題が発覚して速やかに全庁に根拠を示して調査を指示いたしました。その結果、先般ご報告したのが16件、追加で地方局、教育委員会、公営企業管理局、出先機関も含めて至急調査を行いまして、全県の関係で5件の実施が確認されました。

 もともと3月1日、特別警戒期間が終了した時に、3月は送別会シーズン、県内の飲食店の応援のためにもここを一律制限することはいたしませんが、その時に申し上げたのが、10人から10数名が常識的なこの期間の、落ち着いてる時の規模ではないかということを申し上げました。そうしたことを鑑みますと、20名を超えるというのはこの指示、県民にも公表して同じように呼び掛けさせていただきましたので、そもそも計画、企画した時から20人を超えるというのはこの指示を逸脱していたと思わざるを得ません。そういったことで、20人を超える会は全部調査をいたしました。そして対象はですね、松山市は23日に「繁華街クラスター」が発生しておりますので、それをもって臨機応変の対応ができなかったということも含めて、松山市エリアは本庁同様3月23日以降、そして、その他の地域は特別警戒期間が25日からでございますので、それ以降の送別会を対象といたします。なお、公営企業管理局および県立学校を含めた教育委員会では、本庁、現場とも該当はゼロでございました。これらの新しく判明した5件も、参加者の体調確認、感染対策は行っており、16件も含めて感染者は出ておりません。しかし、県民の皆さんに感染拡大防止の徹底をお願いする中での実施であり、県民の皆さんにも10人から10数名でお願いしますと言ったこともありますので、これはもう本当にそれを超えているというふうに言わざるを得ません。

 今回の件を受けまして、これは私がもっと明確に指示を出すべきだったと思います。そういう意味で管理監督責任、これが一番重いということで、1カ月分の給与の自主返納、カットと、それから副知事10パーセントの給与カットをいたしました。ただ、コロナ対応が今、続いてますので、そこに集中し厳重注意というふうなことを申し上げましたけれども、やはり20人を超えたというのは最初の呼び掛けを逸脱しているということもございます。そうしたような状況、県民感情、そしてまた管理職からぜひ反省の気持ちを持って申し出も多くございました。そういったことから、この該当の関係する会、課長級以上の職員全員、まず全員にですね、給与の5パーセントから10パーセント、職位によって10か5になりますけれども、全員に返納させます。既に退職した者に対しては、私には権限はございませんけれども、ここにも関係したと、県の関係者、OBとはいえ関係があるということで、呼び掛けを行わさせていただきます。だいたい、ちょっと具体的な人数ではないですけど、50名以上ぐらいが対象になるんではなかろうかと思います。そして、(問題となった)送別会を実施した全ての職員、これは全員を厳重注意とさせていただきます。以上でございます。本当に申し訳ございませんでした。

 昨日は17名の陽性者が確認されました。内訳は既存7事例で10名でございます。そのうち再検査で、1回陰性が出てその後(自宅)待機中に症状が出て検査で陽性、この方が2名、そして新規が5事例で7名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。なお、今日は17名と一見少なく感じられるかもしれませんが、土曜日は一般のかかりつけ医の先生方は午前中は開けて、午後は休診というところが多いという状況でございます。そして、昨日は休診されている病院も多いと思います。ただ、拠点のところでは、抗原検査、PCR検査を行っていますけれども、そういったことを鑑みますと、ここから上がってくる陽性確認が、今日の月曜日の報告は少なめに出るということではなかろうかと思います。いわば決して減少している兆候が見られているわけではない。明日その分が増える可能性もありますので、全く変わってない、まだ高い水準が維持されているというふうなことで、ぜひ受け止めておいていただきたいと思います。

 そして、まず初めに、昨日残念ながら1名の方がお亡くなりになりましたのでご報告をさせていただきます。ご遺族の方々に心からお悔やみを申し上げさせていただきます。ご遺族に丁寧に説明し、ご理解をいただく必要があるので、ご遺族の意向(確認)が取れなければできませんが、ちょっとこれまでとは異なるケースなんで、県としても公表できる内容について少しでもと思いますので、私も専門ではありませんから、医師の専門の立場からの説明の方がいいと思いますので、医師である河野局長(医療政策監)から説明をさせていただきたいと思います。

 

(医療政策監)

 ご説明をさせていただきます。昨日亡くなられたのは50代の方でございます。変異株が確認された事例の中の陽性者でございます。医師の診察で自宅療養可能と判断され、ご本人のご意向等もあり、3月下旬から自宅療養をしておりました。保健所による健康観察を毎日実施しており、発熱等の症状はあったものの、亡くなられる前日夕方の症状は落ち着いていたと聞いております。容態が急変したため、昨日午前10時ごろ、ご家族が救急搬送を要請され、指定医療機関に搬送され、治療をいたしましたが、お昼過ぎに死亡が確認されたものでございます。以上でございます。

 

(知事)

 それでは、私の方から本日説明させていただきますのは3点でございます。まず昨日の検査結果について。そして二つ目は高齢者へのワクチン接種について。そして三つ目は聖火リレーの中間報告でございます。

まず昨日の検査結果でございますが、昨日の陽性確認は3月27日以来16日ぶりに20名を下回っておりますが、先ほど申し上げましたとおり、日曜日の(検査)分でございますので、全く楽観視できる状況ではない、減少傾向であるということではないという状況だと思っております。本日、明日あたりの検査結果を見なければ、変わってきているのかどうかは判断できない状況にあります。現在、県内全域に感染が広がり始めている状況があります。ぜひその点、17という数字だけを受け止めるんではなくて、変わってないという前提でくれぐれも受け止めていただきたいと思います。

 昨日陽性が確認された17名でございますが、年齢層は幅広い世代でございます。そして男性、女性は半々ぐらい。で、やはり松山市がまだ中心でありますが、今のところは西条、新居浜では確認されておりませんが、もう一つの懸念地域、宇和島市が4名と、今のところこのクラスターの追い掛けの中でございますけども、感染の広がりが危惧されている状況でございます。感染経路は家庭内が多くなっております。で、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方々に感染が広がることは防ぎたい、必ず絶対に防ぎたいと思います。家庭内でもそうした方々がいらっしゃるところは、より一層注意深い感染回避行動をよろしくお願いいたします。また昨日に続き、県外由来(とみられる陽性者)が3名確認されました。県内の感染状況も深刻でありますけれども、この状況の中で4月に入って、関西圏をはじめ感染者が増加している地域との往来、それによる事例もございます。ぜひ気を付けていただきたい。こうした感染拡大地域との往来、出張、自粛を願います。また本日公表した陽性者に限らず、連日大勢の陽性確認が続いております大阪府との関係では、具体的に言えば、出張に行かれたケース、プライベートで訪れたケース、そして大阪から来た方と会食したケース、こうした行動歴が確認されて陽性になられた方が複数いらっしゃいます。大阪府だけでなく、感染が拡大する地域全てに往来に気を付けて、そしてどうしてもということで行かれた場合は、帰ってきてからの体調管理、人との接触は十分責任を持って気を付けていただきたいと思います。

 次に入退院の状況についてであります。医療機関に入院されている方は2人増えて84名。重症者は変更なく7名でございます。宿泊療養施設の方は4名増えて35名。また自宅療養は45名の方が体調回復されましたので211名。そして、退院となった方は53名いらっしゃいます。(累計)1,372名となっています。変異株の国による退院基準の見直しがございましたので、多くの方が日常の生活に戻られております。

 次に感染者の方なんですけども、(パネルの)ここがちょっとマイナス2と出ています。実は公表済みの陽性者の方のうち、2名が偽陽性の判定が出たと報告がございました。ということで感染者欄の累積が2名減となります。本日の累計(陽性)者は1,727名ということであります。この2名の方は、協力医療機関の検査で、いったん陽性と判定されましたが、念のため衛生環境研究所のPCR検査で陰性の結果が出ましたことから、保健所において検討した結果、偽陽性と保健所によって判断されたものでございます。このうち1名は、一昨日公表した今治市内の県立学校の教員でございます。なお、この事例では接触のあった同僚教職員の9名、昨日検査しておりまして、全員の陰性も確認されました。このため、学校はもとより、関係者全員の安全が確認されたことから、偽陽性が分かったこととそれから、もう既にその周辺の検査も実施済みで、全員の陰性が確認されたということでございます。その結果、当該県立高校は本日から通常の学校活動を再開しているところでございます。

 次に、各事例の進捗状況でありますが、昨日実施された検査の陽性確認件数は、行政検査等で134件、その中で6件の陽性が確認されました。そして日曜日で、かかりつけ医の先生の多くが休んでいますけども、急患センター、救急当番医療機関はやっていますから、そちらの方へ来られる方が少なくなっているのか、あるいは集中的にそこに来てくれたのか、これちょっとまだ分析できていません。ただ、そこからかなりのやっぱり検査が行われているんだろうと思います。そこからの報告で11件陽性確認の報告がありました。合計で17件ということでございます。

 次に封じ込め事例でございますが、こちらは先ほどご報告したとおり、偽陽性が確認されましたので、この二つの事例双方ともに、検査ももう既に行われているんですが、偽陽性確認されましたので、ここから感染の広がる心配ありませんので、封じ込め事例に入れさせていただきます。

 それから囲い込み事例でございます。昨日はこちらの「職場内クラスター」、こちらの方でですね、2件の再検査が行われまして、これも自宅待機中、いったん陰性が確認されて、待機中に症状が出て、検査して陽性判定ということでございますので、この2名の濃厚接触者はいらっしゃいません。ということで、ここから陽性ですけども、感染が広がるリスクはないということでございます。その結果、この「職場内クラスター8」、職場内の者が1人増えて15名、それ以外の者2名の17名となります。その他は全部陰性が確認されておりますので問題はございません。

 そして調査中の事例でありますが、まずこちら、宇和島のクラスターでございます。保健所の調査において501事例目の宇和島保健所のケース、483事例目の宇和島の保健所のケース、これ、関連が調査の結果確認されました。その結果、501事例目の陽性者1名を483事例目に、こちらに統合いたします。501事例目は欠番といたします。この結果、この事例の陽性者はその時点で7名でございました。で、かつ昨日の18人の検査結果で3名が確認されましたので、このクラスターにおける陽性者は10名ということになります。内訳は従業員・利用者等が2名増えて9名、そしてそれ以外のものが1名でございます。

 この店は、最初から全面的な協力をいただいております。そして、小さな店で馴染みの客ばかりですので利用客の把握も全部できているそうです。その結果、調査を進めておりますので、利用した方々には全部連絡が入って順次検査が行われています。ここからの感染の連鎖、もちろん陽性が確認されたさらにそこから追い掛けが始まっていきますけども、連鎖を断ち切るための作業が進められている段階でございます。そして、その他の事例では後ほどのレク、そう大きな広がりが懸念されるような陽性が出ている、1、2名の陽性確認はありますけど、そういった事例はございませんので、後ほどの事務方のレクでお問い合わせいただけたらと思います。

 次に本県における高齢者へのワクチン接種についてでございます。本県でも本日から松山市および宇和島市で、高齢者入居施設を対象とした接種が予定どおり始まりました。現場では大きな混乱もなく、順調に進んでいると聞いております。今回は、国から送られてきたもの、両市合わせて2箱、約1,000人の2回接種分でございます。この供給でございました。既にお知らせしているとおり、今週新たにこの2市に加え、今治市や八幡浜市など5市に合計10箱、約5,000人の2回接種分となります。これが配送されることとなっております。当面は国からの供給量が限られているため、対象となる高齢者の方々に一斉に接種を始めることができないものの、国によりますと必要なワクチン量は確保できているというふうなことであり、それをもって到着、配送が進んでいくと思いますので、到着し準備が整い次第、順次希望する方全員が接種を受けられるようになっていきますので、今の段階ではいつということが、国からまだ細かい連絡がないので申し上げられませんが、それが進めば、県民の皆さんに打っていただけるということですので落ち着いてお待ちいただくようにお願い申し上げます。

 今後は、新型コロナに向き合われている医療従事者やワクチン接種にご協力をいただきます、医師・看護師等、こうしたところへの優先接種を進めるとともに、県医師会・郡市医師会の医療機関等のご協力をいただきながら高齢者への接種が円滑に進められるよう、市町が主体となりますけども、県もタイアップしながら進めていきたいと思います。

 そして、このワクチンに絡んで、皆さんにぜひ注意をしていただきたいということがございます。既に本県でも中予地域において2件の相談が警察の方に寄せられております。最近、全国的にですね、「ワクチンが安く打てます」、「ワクチン接種に金銭や個人情報が必要となります」、あるいは「予約金を振り込めば優先的に接種できます」という、新型コロナに便乗した不審電話や詐欺が多発している、これ全国で確認されています。本県では今のところ相談が2件、既にあるということでございます。今の段階から注意喚起を行っておりますけれども、これまでにまだ相談の段階ですから、被害は確認されておりません。食い止められております。ワクチンは必ず無料で接種できるものでございます。そして、もちろん国のデリバリーが前提ですけども、やがては希望すれば全員が接種できるものでございます。くれぐれもこうした犯罪、巻き込まれないように注意を願いたいと思います。そして、保健所や自治体職員等がワクチン接種のために金銭等を要求することはございません。そういうルールではありませんから、もしそんな類いのメールや電話を受け取った場合は、警察あるいは自治体に連絡をください。警察の専用電話、(パネルの)こちらに書いております。絶対に被害に遭わないでください。気を付けてください。ぜひ相談をお願いします。

 次に聖火リレーについてでございます。先日、遅くとも明後日14日水曜日に県実行委員会として最終判断を行うとお話をさせていただきましたが、見直しを行った場合の影響の大きさもありますので、現時点での検討状況を中間報告としてお知らせいたします。

 県実行委員会としても、今月8日に感染対策期に移行して以降、県内の感染状況の推移を注視してまいりましたが、残念ながらこれまでの間、松山市内の新規事例の発生に明らかな減少傾向は確認できておりません。そこで松山市の公道でのリレー、当初の計画では道後温泉別館飛鳥乃湯泉から城山公園でしたけども、これは取りやめるという方向で決断いたします。

 そして、もう一つは城山公園で予定している聖火到着式、これは一般観覧者は入れないかたちで実施することを方向性として申し上げておきたいと思います。ただこれ決定権はわれわれにありません。大会組織委員会でございますので、その方向で調整を今、行っているということでございますので、その点、お気を付けいただきたいと思います。

 最後に本当に今日、17名ではありますが、申し上げたように日曜日の後の結果でありますから、全然減っているという確証はないという前提で、変わってないという前提で捉えておいていただきたいと思います。依然として医療現場、保健所の負荷は変わっておりません。ぎりぎりの状態で日夜業務を行っていただいております。そこで本日から、JA愛媛厚生連から松山市保健所に新たに2名の保健師を派遣していただくこととなりました。県・松山市・厚生連の3者協定に基づく派遣であり、厚生連のご協力に心から感謝を申し上げたいと思います。感染対策期、本当にここで食い止められるかどうか、正念場でございますので、ぜひ皆さんのご協力を最後までよろしくお願い申し上げます。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。昨日お亡くなりになった方について伺いたいんですけれど、亡くなる前日までは症状落ち着いていたということですが、元々基礎疾患などはお持ちだった方なんでしょうか。

 

(知事)

 これはやっぱり僕、専門家ではないんで、河野局長の方からお願いします。

 

(医療政策監)

 個人の患者さんの疾患の有無だとか、病状の経過等についてはこれまでも発表しておりませんし、個人のプライバシーのこともありますので、公表は控えさせていただきます。

 

(八矢副知事)

 ただし後日ですね、統計的なかたちでお亡くなりになった方のうち、基礎疾患をお持ちの方が何人ぐらいいらっしゃったというのはこれまでも出しておりましたので、お一人お一人ということではなく、これまでと同じようなかたちで公表を考えたいと思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 昨日の今日のことなのでちょっと分からないと思うんですけれど、どうして症状が急変したかとかいう見通しとか、そういうのはあるんでしょうか。

 

(医療政策監)

 病状の経過だとかですね、原因だとか、そういったようなところにつきましては、主治医なり、あるいは診察・診断に当たったドクター、それぞれご意見があろうと思いますが、こういうことにつきましては、今後例えば治療に当たった医師や専門医等が、いわゆる症例検討会等で深めていったりとか、あるいは学会だとか研究会に症例報告をされる、そういったようなものの積み重ねで、新しい知見だとか今後の治療方針に関するような考え方が整理されていきますので、この事例についてどうこうというようなことについては、それぞれ、治療・診療に当たった先生方のお考えがいろいろあると思いますので、一概にこうだったということは申し上げることは今できません。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、その件に関して、まだまだ自宅療養の方が200人以上いらっしゃると思いますが、こうしたことに備えるためにも宿泊療養施設、これまた増床というのも検討されていたと思いますが、そのあたりは今、現状どのような。

 

(知事)

 まずもう1回整理しておきますと、自宅療養・宿泊療養、これはどう判断するかというのは専門医の先生方が判断していただいています。強制力がありませんので、例えば家庭の事情等というのもあるんですね。そういったことも含めて、自宅を選ぶ方もいらっしゃいます。あるいは、無症状の方も多いですから、自分はもう自由がなくなるので、自由というか、家の中と宿泊の小さい個室の比較ですね。例えば極端な話を言うと、誰がというわけではないですよ、ゲームができないとか、タバコが吸えないとか、そういったことで自宅がいいということを選択される方も多いんですよ。今回ご案内のとおり、当初「繁華街クラスター」が発生したときは若い方も多かったんで、そういったことを選択する方が圧倒的に多かったという事例でもありました。その結果、では自宅療養をどうするかというと、これは保健所が毎日連絡を取って健康観察をするということ。実は病院の方からですね、病院への風評被害のこともあるので、それは伏せてほしいというふうなことだったんですが、ご心配ですから申し上げます、病院名は言いませんけども。実はその自宅療養者が少しでも異変を感じたときにどうしようとなったときに、すぐに治療というか、診察が受けられる外来を2カ所設置しております。これ今まで公表していませんでした。自宅療養されている方には申し上げています。だから何かあったら保健所に連絡がありますので、連絡して、そしてすぐに外来にというルートは確立されておりますので、そのあたりの調整を専門医の先生に行っていただき、今日につながっているということでございます。ただ、自宅療養ではなく宿泊療養が、というふうな方がもし増えるかもしれませんので、このことも想定して、今、宿泊療養施設の追加について交渉を進めているさなかでありますけれども、ただ宿泊療養施設というのはこれまでも申し上げてまいりましたが、簡単に用意できるものではありません。お金で解決できるんだったら何でも方法があるんですが、まず施設の問題、この施設が例えば個室でセパレートできるのか、グリーンゾーンやレッドゾーンといったお世話する人との隔離ですね、そういうゾーニングができる構造になっているのか、そして個室ごとで生活をしていただきますので、各部屋にシャワー等が設置されているのかどうか、こういったまず施設面での問題が一つあります。

 それから今、これだけの陽性者が短期間で発生していますから、医療現場も大変負荷が急速に高まった状況の中で、新たな施設開設するにはお医者さんと、それから看護師さんが必要になってまいります。そのことを踏まえて、昨日看護師さんの募集もお願いしているところなんですが、こうした人員の配置という問題が生じます。そしてまた、それらがクリアされたとしても、今度はやっぱり丁寧に周辺の地域の皆さんのご理解を得る作業が必要になります。そういったことを粘り強く今、やっている最中でございますので、できるだけ早く開設できればなというふうに思っています。

 

(八矢副知事)

 昨日亡くなった方ですね、病床が空いていなかったので、やむを得ず自宅療養になったとか、そういった事実はございません。

 

(知事)

 これもおととい申し上げましたように、治療が必要な方の病床というのはまだ厳しくなっているけど、まだ90パーセントとかそういう段階ではないということ。ただもうこれから今、どんどん作業を進めていますので、一般診療と救急に支障を与えない状況でこれまで粘ってきたんですけれども、ここはもう一般診療にはある程度影響が出ることは致し方ないと。今、コロナ病床を増やすという作業に入り始めたところでございます。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞です。聖火リレーの方針なんですけれども、これは県実行委員会としての方針ということで。

 

(知事)

 そうですね。

 

(愛媛新聞)

 あと、公道でのリレーを中止ということですが、代替措置の方は、検討はいかがでしょうか。

 

(知事)

 いや、もうしないです。はい。

 

(愛媛新聞)

 では、松山市内で走る聖火ランナーに関しては、もう走れないという認識で。

 

(知事)

 そうですね。はい。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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