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新型コロナウイルスの感染の確認(4月4日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017320 更新日:2021年4月7日 印刷ページ表示

日時:令和3年4月4日(日曜日)15時00分~15時22分

場所:知事会議室

 

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別の事例などに係る詳細についてはそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 午前中、全国知事会議の直後のぶら下がり会見で、昨日の陽性になられた方、29名と発表させていただきました。またその後、先ほどなんですけども、残念ながら入院中の方1名が重症となったこと、連絡が入りましたのでご報告させていただきます。感染された皆さん、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 29名の内訳は、既存が12事例で17名、新規12事例で12名、全体的な数字はそう大きな変化がなく、残念ながらまだまだ続いています。ただ、中身が少し変わってきておりまして、昨日までに5件のクラスター、松山市4件、西条市1件を公表しておりますけども、このクラスター関係は、昨日の検査では五つのクラスター全て合わせて陽性者は1名のみとなりました。この1名は、昨日公表した西条市のクラスターの関係でございます。「松山市・繁華街クラスター」は、(最初に陽性者が確認されて以来)初めて陽性確認がゼロとなりました。また、もう一つの「職場内クラスター」3件も昨日の検査は全て陰性でございました。

 県内第4波の端緒となりました「松山市・繁華街クラスター」発生時に、ここ1、2週間がヤマ場と申し上げましたが、関係者の本当に総がかりのご奮闘で順調に囲い込みの道筋が、本体そのものだけでありますけれども見えてまいりました。後は、ここから派生した可能性のある二次感染、三次感染、これによる県内各地への広がりをいかに食い止めるかというところにポイントが移ってまいります。県内の感染状況は、連日30名近く超える時もありますし、切る時もありますけれども続いております。特に松山市では、新規の陽性確認はまだ減少する傾向が見えていません。そして、東予および南予でも散発的でありますが続いている状況でございます。この感染拡大の波を抑え込むためには、変異株の感染力というものも考えると、県内全域で強い警戒を続けなければなりません。「繁華街クラスター」が収まったから大丈夫というわけではありません。今申し上げましたように、あくまでも本体、お店の従業員さんやお客さん、そしてその直接の接触の確認が取れた方限定のところが何とかという段階でございます。そういう意味では、松山市繁華街の感染は、(自分の)地域には、そして自分とは関係ないというふうには思わないでいただけたらと思います。

 変異株についてですが、県内の第4波で確認された感染事例で、これまでに変異株PCR検査を実施した44事例のうち、変異株事例は35事例に上っておりまして、8割近くでございます。当初から指摘させていただいたとおり、愛媛県においてはこの「繁華街クラスター」の関係もあって、従来株から変異株に置き換わってきている状況が見えています。先ほど、全国知事会においても全国的にまだ変異株がそこら中で、あちこちの県で拡大という状況ではありませんけれども、ちょっとしたことであっという間に広がるのがこの変異株の特色でありますので、知事会を通じて他県の知事さんにも警鐘を呼び掛けさせていただきました。いつ、どこで新たなクラスターが発生してもおかしくありません。そのため高齢者施設や医療関係施設での拡大を何としてでも防がなければなりません。皆さん、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 それでは昨日の検査結果でございますが、まず、陽性者29名の概要でございます。20代、30代、まだ多いんですが、ご覧のとおり40代、こういったところにも多くなってきています。若者世代から働き盛りへというふうな拡大の兆候がこの数字からは見て取れます。男性、女性はこのとおりでございました。

 そして、地域はやはり松山市が圧倒的に多い21名、その他が1名ずつでありますが、それぞれの自治体で確認されています。これが続いていきますと、ある瞬間バーッと広がる可能性がある。そこで警戒が必要だということは全ての市長さん、町長さんに直接呼び掛けさせていただいておりますので、それぞれの自治体からも呼び掛けがあると思いますので、皆さんお気を付けいただきたいと思います。

 感染経路でございますが、仕事関係が8名と多く、「職場内クラスター」以外でも仕事関係が多くなっています。後は、家庭内ですね、二次感染。

 職業でありますが、17名が会社員、ここからも「繁華街クラスター」関係の若者から働き盛りの世代への感染の広がりがうかがえます。福祉関係者が1名いらっしゃいます。こちらももう施設が総がかりで今、対策をしておりますので、現段階での調査状況では、陽性者が勤務する施設内で感染が広がる可能性は低いと聞いております。今後とも油断することなく、施設や関係機関と連携してしっかりと対応してまいりたいと思います。スポーツ関係1名、こちらは県内のプロスポーツ団体に所属する方で、既に所属先から公表がなされています。こちらも今のところ、これからさらに濃厚接触者がいっぱいいるというわけではないと聞いておりますので、しっかりと対応してまいります。

 入退院の状況でございます。入院されている方は7名増えて70名。うち重症者は、先ほどご報告したとおり1名となっています。心配している、一番懸念されている命に関わる重症化リスクの高い高齢者、基礎疾患のある方への広がりが懸念されています。宿泊施設の方は2名増えて58名、自宅療養者は11名増えて255名、退院となった方は9名増えて1,079名。昨日も申し上げましたが変異株の関係者が2度の陰性結果で退院するという方が少しずつ増えてきたという状況でございます。また、自宅療養につきましては、強制力はありませんから、ご自身でそれを選んだ方もいれば、そして、いざというときのため、変異株の広がりを考えて、本当に必要な方々、重症化リスク等々も含めて治療が必要な方々のための病床の確保と、そして、また療養施設もこうしたような対応をさらに増えるということも前提において、あくまでも専門医の先生方の調査・確認・判断で、自宅療養は大丈夫だろうという方については自宅療養をお願いしております。

 それでは次にパネルで、事例ごとの検査結果でありますが、昨日は臨時PCR検査センターでは93件の検査がありましたが、そのうち1件の陽性が確認されました。これも含めてでございます。それを含めて、昨日は行政検査353件実施されております。そのうち、この353件の中で陽性が確認されたのは12件でございまして、プラス17件がここには出ていない民間のかかりつけ医の先生、おそらく(毎日)二百数十件(程度の検査)をなされていると思います。そちらの方で17件の陽性の報告がありましたので、こちらで判明した12件、プラス民間から上がってきた17件、合計29件が陽性確認となります。最近の傾向として民間のかかりつけ医の先生方のご協力、幅広く検査を行っていただいております。そこからの陽性確認が増えています。これは広範に検査が行われているということと、それから症状が出てすぐに先生のところに相談に来ているということになりますので、症状が出た早い段階で陽性者の確認ができているというふうなことになります。それは非常に感染拡大防止に大きな役割、力になっておりますので、あらためて協力医療機関の先生方に対しまして、また看護師の方々に対しまして、そして事務職の方々に対しまして、心から感謝を申し上げたいと思います。

 次に封じ込めの事例が出てまいりました。今治の2事例、今治保健所333、334事例目につきましては、全ての調査、検査が完了し、全員無事に回復されましたので封じ込め事例に入れさせていただきます。囲い込み事例につきましては、新たな動きはございません。そして調査中事例、まずクラスター関係ですけども、「松山市・繁華街クラスター」200名の陽性が確認されていますが、昨日は10名で全員陰性が確認されています。339(事例目)松山市の「職場内クラスター」、こちらも陰性が確認されております。そして、もう一つの松山市の「職場内クラスター」、こちらも全員の陰性が確認されています。そして360事例目、こちらは「職場内クラスター・松山市」のもう一つのケースですけども、こちらは16件とかなり検査が行われていますが、全員陰性が確認されました。そして409事例目、こちらが「西条市・飲食店クラスター」でございまして、4件の検査を行い、1人陽性が確認されました。この結果、この「西条市・飲食店クラスター」は、陽性者9名となります。変異株でございます。内訳は従業員さん3名、利用者4名、店以外の者1名増えて2名ということでございます。

 ここから下はクラスター以外でございます。こちらの11事例では陽性が確認されておりますが、大半が1名、いわば家庭内とかの広がりというものが確認されない状況の中での陽性確認でありますので、そういった事例はほとんどを占めております。ただこの中で二つ、3名と4名の陽性が確認されている事例がございます。389事例目で4名の陽性、こちらはですね、合計7名の陽性確認となりましたが、職場内における複数の陽性確認がございます。現時点ではまだクラスター認定はしていませんが、今、保健所がつながりを全部詳細に調査をかけています。そうした調査、陽性者同士の接触状況、こうしたことを含めて判断をしてまいります。そうしたことでクラスターになる可能性もあるというのが、この事例でございます。

 次の412事例目、こちらも3名の確認があり6名の陽性確認となりましたが、こちらは先ほどの今の389事例目ほどには密接な関係が確認されておりません。複数場面での接触で、現時点ではこのケースもクラスター認定はしておりません。今調査が進められています。

 そして、その他の事例がこちらにくくっています。10事例でございまして、こちらの10事例だけで118件の検査が行われておりますが、全員陰性が確認されております。その他、新規事例では12事例で12名の陽性。毎回申し上げていますが、今後の調査次第では関係が判明して、既存の事例との統合という可能性があるという、ほとんどはこれ抗原検査で(結果が)パッと来て、発表している段階ですから、調査を今まさに進めている段階ですので、ひょっとしたらつながりが見えてくるかもしれません。

 ということで、元となったと思われる「繁華街クラスター」の限定された元の範囲というのは、最終段階、抑え込みの最終段階に入ってきております。そしてまた、クラスター関係は、それ以外は、ほとんど積み重ねで徐々に確認されてクラスターになったケースばかりでございまして、こちらの方も囲い込みに向けて順調な作業が進んでいると思われます。

 こういった中ではありますが、懸念すべきは新規事例(数)がまだ下がってこない。特に松山市で推移が変わらない、変化が見られないということでありますので、特に松山市、感染回避に気を付けていただきたいということ。そしてもう一点は、松山市以外で1人ずつでありますけども、ポツポツと(陽性が)確認されていますので、十分に警戒をしていただきたいということ。この点をくれぐれもよろしくお願い申し上げます。

 そしてくどいようですけども、何回でも申し上げます。正しく恐れてください。無責任な情報拡散、特に不安をあおるような、そして感染者を探すような、そういうことをやられる方が、一部ではありますけども止まりません。こういったものに良識ある県民の皆さんは絶対に踊らされないように、惑わされないようにしてください。そして変異株、感染力が従来株よりは高い、強い。愛媛県の場合は置き換わりがほぼ始まっているというふうな前提で対処をお願いしたいと思います。そして変異株であろうが、従来株であろうが、やるべきことは一緒、感染回避行動で、これを個人個人で、事業所でしっかりと行ってください。以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送なんですけれども、福祉関係の方1名、施設内での広がりの可能性は低いということでしたが、それはその方の勤務がなかったとか、そういう安心情報として、どういった理由で広がりがないということでしょうか。

 

(知事)

 発症してからの勤務実態、これは特定になるので細かいことは申し上げませんけれども、休んでいる時期の確認、それからもう一つは人との接触の確認、そういったことを含めて、かつ速やかに施設、これまで全ての施設共通しているのは、確認は割と早い段階でつかんでいますから、速やかに施設内の対処を実施していただく。場合によっては自主検査も実施していただく。これらを共通して行っていただいていますので、今のところ大丈夫だということでございます。ただ100パーセントとは申し上げません。これウイルスですから、今のところ、そういう陽性の確認が、発症の確認の報告がないということです。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。先ほどご説明いただいたとおり、今回はクラスター関係で、全てのクラスターの中で感染者の方がお一人ということで、一方で感染者の全体の人数、1日当たり約30人前後というのは減っていない。この状況について、あらためて知事としてどのようにお考えかお教えください。

 

(知事)

 この「繁華街クラスター」は、変異株であるということを前提に対処を進めています。その結果、愛媛県では(事実上の)緊急事態宣言と取っていただきたいということから始まって、それからPCR検査センターを臨時に立ち上げて、最も感染可能性の高い繁華街の方の無症状(の方への)検査を実施し、そして市町を通じて注意喚起の強化と、それから高齢者福祉施設の従業員さんの検査の呼び掛け、そして時短要請をどんどん進めてきています。そういったこともあって、既存のクラスター関係は保健所、それから検査機関、そして医療機関、タッグを組んで、スクラムを組んでですね、何とか囲い込みに向けての作業が進められているなという実感がございます。ただ一方で、最終的な確認まで至ってない新規事例で、新規から既存になったものもありますけども、こういったところについては、やはり変異株が多く確認され始めていますので、「繁華街クラスター」からの派生という可能性は十分あると。いうことはやっぱり感染力が強い。そういったところでの、まだまだ新規が止まっていないということと、それから新規の中にはですね、県外に行かれた、あるいは感染拡大(している)関西圏の方々との会食、東京の方々との会食、こういった要素が見えています。やはりちょっとしたことでうつってしまうということもありますので、それが新規につながっている既存のクラスターの二次感染、三次感染、そして県外との接触、こういったようなところがまだまだ新規が減らない原因になっていますので、十分注意をしていただきたいという段階だと思っています。

 

(NHK(幹事社))

 他はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。ではありがとうございました。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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