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新型コロナウイルスの感染の確認(1月20日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017284 更新日:2021年1月21日 印刷ページ表示

日時:令和3年1月20日(水曜日)15時00分~15時28分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日は、県内で新たに17名の陽性者が確認されました。内訳は新規11事例で12名、既存は2事例で5名となります。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また、昨日19日、入院中の方がお一人お亡くなりになったことをご報告いたします。亡くなられた方のご冥福をお祈りさせていただきます。また、ご遺族の皆さま方に本当にお悔やみを申し上げさせていただきます。故人の属性はご遺族の意向や心情に配慮しまして、これまで同様、特定を避け、統計的にまとめたかたちで後日公表することを考えたいと思います。この方は、私の方からはかなりのご高齢の方で、基礎疾患もお持ちの方でございました。ただ、集中治療や人工呼吸が必要なコロナの重症例の方ではございません。

 なお、これまで再三にわたりまして、感染者やお亡くなりになった方の特定につながる行動をぜひ謹んでいただくようにお願いを続けてまいりました。ただ、残念ながら今般、個人の特定につながるおそれのある報道が一部でなされまして残念に思っております。何が起こっているか、この際ご報告をいたします。こうした動きで感染者やそのご家族の方、本当に苦しい思いをしています。不安を感じ、いろんな思いをされていることをまずお伝えをさせていただきます。散発的な陽性確認はどこでも発生します。そして、クラスターが発生した場合は多くの施設が自ら公表されまして、また、感染拡大の恐れがある場合は県から公表を行ってきたところでございます。こうしたこと以上に、さらに個人を特定するような行為は感染防止には全く意味がありません。単にご本人やご家族のプライバシーを傷つけるだけであります。現に今回こういうことがございました。親戚を名乗る者から関係先複数に「誰だ」というような問い合わせがなされるなどの行為があったことが確認されております。ご家族が亡くなられ、ただでさえ心を痛めているご遺族をさらに苦しめる事態になっていることを言わざるを得ません。法律を犯したものではなく、事件や事故でもございません。社会的な制裁を科すような考え方は誤りであると強く申し上げたいと思います。そして、公表というものはこうしたことにつながることをぜひ知っていただきたいと思いますし、感染者等の特定につながる行動は厳に慎んでいただくように、本当にお願いを申し上げたいと思います。

 それでは昨日、新たに四国中央市で「高齢者施設クラスター5」が確認されましたので、ご報告をいたします。1月以降13件目となるクラスターの確認でございまして、高齢者施設でのクラスターとしては、1月16日に公表した大洲市のクラスターに続く発生となります。本県のクラスターの総合計は26事例となります。また、このクラスターの関係者を含め、本日公表する陽性者17名のうち、5名が福祉関係者でございます。年末年始の会食等による感染が家庭内や生活上の接触等を通じて、いわゆる2次感染的な要素でございますが、その結果、医療福祉関係者に広がる事例が県内各地で散見されております。全国でも会食や飲食店でのクラスターが発生し、一定期間が経過した後に弱い立場である福祉施設や医療機関でクラスターが発生する事例が多く確認されております。このことについて、注意喚起をさせていただいてまいりましたが、今日もあらためて申し上げます。こうしたクラスターが特に松山市以外の地域で今回は発生しております。強く警戒し、危機感を持っております。1月以降、昨日までに公表した陽性者のうち、家庭内感染と推定できる陽性者の中で医療福祉関係者は約17パーセント、家庭内感染が111名なんですけども、そのうちで医療福祉関係者の方が19名いらっしゃるということでございます。さらにこの中には、会食や飲食店を契機とした感染が家庭内に持ち込まれて医療福祉関係者の陽性につながるという事例も確認されております。各施設での感染対策の徹底と職員の皆さんの細心の注意、そして幅広で迅速な調査と検査等を通じて、施設内での感染の広がりがないことが早期に確認できているものが今のところ大半でございますが、大洲市に加えて四国中央市でも高齢者施設でのクラスターの発生となりました。ウイルスの侵入を完全に防ぐことは困難でありますが、県においても関係団体と連携し、社会福祉施設を対象とした感染防止対策等のe-ラーニング研修を行うなど対策の強化を図っております。また、県内の福祉施設におかれましては、研修や教育、感染防止マニュアルの徹底などご苦労をお掛けしますが、あらためて具体的な対応の確認をお願い申し上げたいと思います。

 昨日の会見で県の医師会長から医療機関へ注意喚起の文書を送付されたことをご報告いたしましたが、県の方から福祉施設にも同様に注意喚起の文書を送付させていただきました。さらに一部の市では職員が直接巡回して各施設での感染対策の確認や注意喚起を開始するということも決めておるようですので、ぜひ全市町で同様に職員などによる巡回による実践状況の確認や注意喚起の取り組みを行っていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

 そして、もう一つ残念ながらどの事例とは申しませんが、これまでの感染事例の中でこの特別警戒期間中に入ってから。入ってからでございます。その中でリスクの高い行動を取っている事例が確認されています。象徴的なものだけ紹介を発表させていただきます。この特別警戒期間中の中で、親族による大人数での会食を行われて感染につながった事例、友人と多数が集まってのホームパーティーで感染が広がった事例、若い方々が集まってのカラオケの事例、成人の日を契機に集まった方での飲み会で感染が拡大した事例、こうしたことがこの10日間で確認されております。また、こうした事例の中には、大変これが深刻なんですが、症状が現れていたにもかかわらず会食等に参加をされていた方も確認されております。こうした行動を取られてしまうと感染は抑え込むことはできません。「自分だけは大丈夫だろう」「今回だけは特別だから」と油断せずに、こうした事例があるので、特別警戒期間中、その後もそうなんですけども、こうした行動は避けていただきますように徹底をお願いしたいと思います。特別警戒期間の期限である1月26日まで残り1週間となっています。現段階で言えることは、陽性者の増加ペースは抑えられているとは思いますが、昨日に続き、新規事例の陽性者数は依然として2桁でございます。感染を抑え込めている状況ではないと言えるのではなかろうかと思いますし、先行きを楽観視できる状況ではございません。また、入院患者の規模は68名と引き続き高いレベルへの医療の負荷が続いております。医療機関への負荷は高止まりしている状況にあるということでございます。

 本当にもう一度、くどいようですが申し上げます。感染特別警戒期間、感染拡大地域11都府県への往来・出張は自粛願います。やむを得ない場合は、徹底して感染回避行動、そして帰ってから2週間は人との接触(は避け)、ご自身の体調管理を徹底してください。

 二つ目、ここはもう事例で今申し上げました。いまだに大人数、長時間の会食が行われて、そこから感染が確認されている事例があります。これは症状があるのに参加している事例もございました。そして、2週間以内に感染リスクの高い行動をした方、今申し上げたように体調不良の方はもう参加しないでください。参加させないでください。お願いします。そして、ちょっとでも異変を感じた場合はかかりつけ医の先生に相談して、早期に受診をされてください。よろしくお願いいたします。特に、ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方がご家族にいる場合、さらには、ご家族の中に医療機関や福祉施設にお勤めをされている方がいる場合は要注意、さらに警戒レベルを上げてください。

 それでは、昨日確認された陽性者17名について説明をさせていただきます。まず年代ですが、やはり幅広い世代、満遍なく確認がなされています。高齢者施設でクラスターが発生していますので、特に60代から90代が9名ということで、懸念していた高齢者への広がりが見られるようなデータとなっております。男女比率はちょっと男性が多いという状況でございました。地域は松山市がやはり中心でございます。四国中央市は今申し上げたクラスターの関係でございます。その他、散発的に東予、南予でも確認されています。感染経路は新規事例が昨日多かったので、ちょっと調査中がまだ多いです。特に医療機関、クラスターが発生しましたので、ここは4名。ただ、飲食店での関係は昨日に続いて確認されておりません。一定の効果が見え始めているというふうに思います。

 次に入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方はお一人減りまして68名。重症者は変更なく4名。そして宿泊療養施設に入られていた方は6名減って32名。自宅療養を選択された方は4名減って110名。そして昨日は27名の方が退院、回復をされております。こちらは640名となりました。

 次にパネルの方でございますが、昨日は行政検査が224件。この他にかかりつけ医の先生の抗原検査、カウントされていませんが、200件以上あろうかと思います。400件以上は検査されていると思います。そしてその行政検査のうち207件が陰性、そして17件の陽性が確認されました。このうち、陽性はかかりつけ医の先生から毎日連絡がありますので、6件が抗原検査による確認でございます。

 次に各事例でございますが、封じ込め事例は5事例、今日入ります。松山市保健所の四つの事例と今治保健所の一つの事例が、国の定める濃厚接触者の健康観察期間も終了、問題なかったので、今日から5事例が封じ込めの方に入ります。

 囲い込みの事例では四つの事例ですね、この上の三つ(198-1事例目、178事例目、187事例目)は囲い込んでいる事例でございますが、その中で念のため検査が行われまして、全員陰性でありましたので問題ありません。そして今日からこの松山市の三つの事例と、中予保健所の一つの事例が、保健所の調査と関係者のPCR検査が終了しまして、残すところ(パネルの)上と同じように、濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみということで、今日から四つの事例が囲い込みの方に入ります。

 以下は調査中事例でございますが、主だったところを説明させていただきます。まず、この新規(のクラスター)事例、「高齢者施設クラスター5」でございます。冒頭で報告しました新たな高齢者施設クラスターでございます。昨日は17名の検査が行われまして、職員が1名、そして入所者3名、合計4名の陽性が確認されました。これで5名を超えたので、陽性者合計8名、一つの施設内で5名以上の陽性確認となりましたので、クラスター認定といたします。四国中央市でございます。内訳は現段階では職員が2名、入所者が6名、合計8名のクラスターでございます。現在、施設側の全面的な協力を得ておりまして、施設内での広がりを速やかに把握するため、保健所が調査および関係者の検査を進めている段階でございます。重症化リスクの高い高齢者が入居する施設でございまして、注意深く状況を見極めて、迅速に対処しておりますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。なお、この施設につきましては本日、既にホームページで公表をされております。

 次に他の調査中事例も多く(検査が)実施されておりますが、陽性が確認されたところは非常に少ない状況でございまして、それぞれ、(パネルの)ここ(264事例目)だけですね、松山市保健所の1件だけでございまして、後は全部陰性が確認されておりますので、広がりが見られるケースは今のところ確認されておりません。

 ただ、1月14日に松山市がホストクラブの店名を公表し、県の方からも1月8日および9日に利用された方に保健所への連絡を呼び掛けておりますが、1週間が経過しました。この間、呼び掛けに応えて検査をいただいた方も若干名いるんですが、検査数は少数にとどまっております。水面下での広がりが懸念されますので、あらためてお願いします。こちらの「NEXAS(ネクサス)」さんで、1月8日および1月9日の2日間にこのホストクラブを利用された方は濃厚接触者に当たっております。外出を控えるとともに、すぐに保健所までぜひ連絡をください。それぞれ住所地の最寄りの保健所に連絡をいただけたら、すぐに話が通じるようにしておりますので、個人が特定されないように十分配慮しますので、ぜひ連絡をください。以上でございます。

 最後に1月27日以降の特別警戒期間の取り扱いにつきましては、今週末を目途に判断すると昨日お伝えさせていただきました。現在、これまでの感染状況や最近の動向等を慎重に分析し、検討を進めているところでございます。また順次、専門家の先生方との意見交換も実施していく予定にしておりますので、そうしたことも含めて、判断をしていきたいというふうに思います。以上です。

 

(あいテレビ)

 今日新たに高齢者施設でクラスターが発生ということで、経路としては先ほども話があったが、まず家庭内で感染して、そこからまた広がったというような、どういった見立てをしているのか。

 

(知事)

 これはちょっとまだ分かりません。これまでの事例のように初発の方が感染源ということでも特定されているわけでもありませんし、今いろいろ一人一人の行動を分析しながらですね、検査範囲を拡大しているさなかでございますので、まだこの段階では分かりません。

 

(愛媛朝日テレビ)

 先ほど特別警戒期間について、27日以降はまだ検討中という話もあったが、ここ2日間で見ると、飲食・会食関係の感染者数は抑えられているという印象はあるのだが、例えば、その期間が延長になった場合、飲食のその時短要請を解除するとかというような可能性もあったりするのか。

 

(知事)

 全ての選択肢を俎上(そじょう)に載せます。一番重視すべきはですね、経済の問題もあるんですが、やはり感染拡大回避、特に医療機関への負荷をどう捉えるかというのがやっぱり最大のポイントになるかと思いますので、このあたりの状況というのは関係の先生方の意見も聞かなければならないと思っています。その上で、例えば、飲食が収まっていても、全面的に緩めた瞬間また(感染が広がる)という可能性も考えなければいけないですし、他県では、例えば、(午後)8時までとか、9時までとか、10時までとか、いろんな試行錯誤されていますので、そのあたりの状況も分析しながら解除するのか、そのまま続けるのか、あるいはちょっと条件を変えていくのかということ全てを俎上に載せて検討していきたいなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 昨日の会見の時点で、明日とあさっての状況を見て今週末また特別警戒期間の延長を検討と言っていたが、今日のこの結果の受け止め、今どういうふうに。

 

(知事)

 そうですね。今日で一番気になるのは、やはり新規事例が松山市を中心に減っていないということ、ここが一つのポイントになるのではなかろうかと思います。そして、もう一点は、やはり医療機関の入院患者数が高止まりしている状況に変化がないと、このあたりが判断するときに大きなポイントになってくるかなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 仮に、明日また今日と同じような結果あるいは超えたりした場合となると、それは検討しているというふうな考えになるのか。

 

(知事)

 そうですね。十分にその可能性が高いと思っています。

 

(南海放送)

 福祉関係の方などがいる家庭内、警戒レベル上げてという話だが、家庭内の感染を広げないために、今県民に注意を呼び掛けるとしたらどのようなことを呼び掛けるのか。

 

(知事)

 これはですね、繰り返しになりますけど、今回の事例であえて申し上げたんですが、感染拡大地域との往来であるとか、会食での注意事項であるとか、体調不良時の行動であるとか、こういったところが中心で、ぜひこの期間頑張ってほしいということをお願いしてまいりましたが、期間中に大人数の会食があった、症状のある方が参加していたという事例で感染が確認され続けています。ですから、もう本当にここの原点のところ、一番簡単なことですし、期間も限られていますから、ぜひこれだけは守っていただきたいということに尽きるんではないかと思っています。

 

(朝日新聞)

 現在の県の感染の状況については、以前と変わらずステージ2に今相当するということで変わりないか。

 

(知事)

 変わりません。

 

(朝日新聞)

 あと、今国内でウイルスの変異株の感染が確認されているかと思うが、県内ではそちらの感染について調査、検査というのはしているのか。

 

(知事)

 この検査をするのは、愛媛県内では、それだけの設備等々がありません。全て空港での検査とか絡んで確認された場合は、国立の研究機関が分析をされています。僕もこれニュースで見ただけなんですけども、全陽性で現在のところ数パーセントしか分析ができてないので、全体の広がりを国全体で把握もできていないだろうという状況でありますが、ただ、昨日のニュースを見る限りにおいては、確認されているのが主要空港、羽田や大阪、関空ですね、それから静岡で複数、これも対象国に行っていた方が来られたというケースがあったような報道されていましたけども、そこで静岡の方で複数が確認されているというようなニュースが出ていました。非常に感染力が強いということなので、やはり感染拡大地域との往来というのが、今後また、これがもし拡大するようになるとですね、非常に大きな問題になってくるのかなという、今の段階というわけではないですが、この段階でも正直に申し上げますと、既に東京都と神奈川県では保健所のキャパが完全にオーバーしてしまい、公表していますが、濃厚接触者の追い掛け調査は行えない、行わないというふうな方針になっているところが出ています。ということは、もうこういう事例の追い掛けはしないということでありますから、非常に感染拡大の確率、感染する可能性が高いというふうに思っておりますので、ここに新種が入ってきた場合どうなるのかなというのはちょっと今の段階では予想がつきません。

 

(愛媛新聞)

 昨日亡くなられた方について、基礎疾患がある方だとご説明あったかと思うが、これまでの事例では特に基礎疾患の有無については言及してなかったと思うのだが、今回そのような説明をしたのは考えがあるのか。

 

(知事)

 そうですね。やっぱり基礎疾患と高齢者の方に特に気を付けていただきたいということを常に申し上げてきましたので、ここは特定される話でもないので、そこは申し上げてもいいのではないかなという判断です。

 

(愛媛新聞)

 今後もそういった注意喚起のために必要な情報としては発表するということか。

 

(知事)

 はい。

 

(NHK)

 今、松山以外での医療圏でも逼迫(ひっぱく)と言うか、負荷がかかっている状態っていうのは見られるのか。

 

(知事)

 何とも言えないですね。というのはですね、松山以外の圏域で確認されて、入院が必要とされる患者数はまだまだそう多くはない状況ですけども、何せ松山圏域に集中していましたので、中予圏域の医療機関だけでは入院先の調整が、数からいってもどうだろうかということもあったので、これはそういった専門の先生方が調整していただいていますけども、中予地域の患者さんが東予や南予の病院にというケースもありますので、それらを含めると厳しい状況であるというふうに思っています。

 

(NHK)

 今、コロナ以外で必要な手術が受けられてないとか、そういった状況にまでなっているのか。

 

(知事)

 それはないですね。

 

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