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新型コロナウイルスの感染の確認(1月15日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和3年1月15日(金曜日)15時00分~15時40分
場所:知事会議室
(知事)
昨日は、県内で新たに24名の陽性者が確認されております。内訳は、新規事例はこれまでと同じレベルで8事例で8名、既存事例では積極的に検査をかけておりますので、陽性確認も出ておりますが、8事例目で16名となります。陽性が確認された方に、心からお見舞いを申し上げます。
全国ではご案内のとおり拡大増加のペースが続いております。愛媛県はそこまでのペースではありませんけれども、1月に入り20名以上の陽性確認は10日を数えております。先日、年代別の資料を出させていただきましたが、あらためてさらに現状を分析した資料を今日説明いたしますが、感染状況は好転していません。場合によってはステージ3に近づいていると言ってもいい状況でございます。瀬戸際でございます。感染の拡大のさらなる懸念もございますので、本日そういったことが一番お伝えしたい事項でございます。まず、誤解のないようにあらためて説明しますが、今、1都3県を皮切りに、11の地域で緊急事態宣言が出されました。これらの地域は、国の定める基準で言えばステージ3の上、ステージ4の状況に至っているということで、緊急事態宣言が出されました。本県は、現在ステージ3の手前のステージ2の段階でございますけども、一部の指標がステージ3の指標に届いている状況でありますから、これがどんどん増えていきますとステージ3の段階に入っていく、まさに瀬戸際にあるということを、まず基本ベースとして受け止めていただきたいと思います。そこで、ステージ、あくまでも3、4ではないです、3の指標に当てはめた場合、愛媛県の指標は入院患者数が46人以上、これは現在67人以上ですから指標を超えています。重症者は7人以上、これは現在5名でありますから届いていません。療養・入院者数は207人以上ですから、今、現在251人で、これは指標を上回っています。陽性率は、1週間に10パーセント以上ですが、愛媛県は現在5.7パーセントですから、これは下回っています。新規感染者数は、1週間に207人以上は、現在増えてはいるんですが、179人でありますから、この指標には届いていません。直近1週間の感染者数が先週より多くなったかどうか、これは最近多いですから現在は先週より多い状況で、先週136人ということで、これは多いということで指標に届いているということになります。それから感染経路不明、これは例えば東京ではもうすでに追い掛けができませんから70パーセントに達していますが、現在、愛媛県は24.2パーセントですから、この指標は下回っていると。これが今の現在、愛媛県全体が置かれている状況であるということをまずお知らせさせていただきます。こういうことでですね、届くかどうか分かりませんが、正しく恐れるというのがとても大事であります。慌てないということ、しっかりと現状を見極めていただいて、正しく恐れて日々の感染回避行動に臨んでいただきたいということをお願い申し上げたいと思います。
そして、この1週間は保健所、衛生環境研究所の検査、およびかかりつけ医の検査を含めて、3,124件という大変多い検査が行われております。その中で179件が陽性、2,945件が陰性でございます。これらの検査は呼び掛けてきましたので、症状を少しでも異変を感じた方が、かかりつけ医の先生にもどんどんお越しいただいてますので、こういった方々、症状のある方々の検査、および濃厚接触者の検査でございます。いわば一般の方々よりも、陽性確率、感染の可能性が高い方々が、症状(のある方)と濃厚接触者ですから、当然高くなりますので、その件数の中での陽性が5.7パーセント、陰性が94.3パーセントという状況であります。これは数字として判断いただくためにあえて出させていただきます。そういう意味で県民の皆さんは、落ち着いて現状を受け止めていただき、感染拡大の急所を押さえる行動を取ること、すなわち、それは感染回避行動を取っていただくこと、および症状が少しでも出た場合、異変を感じた場合はかかりつけ医の先生にすぐに連絡をしていただくということ、この二つは徹底していただきますようお願い申し上げたいと思います。
次に、市町村ごとの状況でございます。1月以降、(属性を)ひも付きにしないというふうなことで市町の感染者数を公表しておりますが、これまでは松山市が陽性確認者数の7割から8割でございました。今回も6割以上、7割近くでございますが、ご覧のとおり松山市以外でもクラスターの発生もありますし、陽性確認が増加しております。東、中、南予、それぞれで複数の市町で陽性が確認されております。1月以降クラスターは11例発生しております。合計315人ですけども、松山市が204人で大半を占めていますが、この中には、八つのクラスターが含まれます。大洲市は、ずっと説明してきましたが、31人多いんですが、二つのクラスターが含まれています。今治も21人ですが、警察署のクラスターが含まれております。後はクラスターは発生してませんが、散発的にご覧のように陽性が確認されておりまして、1月以降、陽性なしは5自治体のみという状況でございます。
次に、新しい分析のためのグラフなんですけれども、まずですね、この青い棒グラフ、こちらは症状があった方々の発症日をまとめています。発症した日ですね。そして、オレンジのこの折れ線グラフは陽性確認の検査日、すなわち陽性者になりましたということが確認された日がこのオレンジ、症状のあった方々の人数ということになります。そして、この緑は、そこからの濃厚接触者の調査が、ちょっと日がずれたりもしますけど、行われていきますので、無症状の方も含まれた陽性者、こちらが公表している数字、無症状の方も含まれた陽性確認者が、この緑色の折れ線グラフになります。これを全体的に見ますと、発症日の方なんですけども、やっぱりクリスマス、年末にかけての影響が出たと。ここでいろんな動きをされたことで、31日以降に急激に感染者が増えているということがお分かりいただけるというふうに思います。そして、12月31日あたりから増えて、その発症した4日後、周りに広がっていくんですね。またバーッと増えていく、そういう傾向も読み取れると思います。発症から検査までの平均日数がこちらに書いてあります。11月までは、だいたい発症してから検査までの期間が3.93日でございました。11月以降はかかりつけ医の先生が多く抗原検査に協力をしていただいてるということ、それから私の方からも、症状が出たらもう、ともかくかかりつけ医の先生に連絡をいただきたいという呼び掛けを続けてまいりましたので、皆さん早めに、早く(陽性と)発覚するということは、感染拡大を抑えられるということでありますから、そういったことも受け止めていただきまして、徐々に短くなってきました。1月はかつて3.93日だったのが、2.99日になりましたので、皆さん、早い段階でかかりつけ医の先生に連絡をいただいているということがこれらのデータでだいたいお分かりいただけるというふうに思います。
そして次のグラフは、グラフ自体は一緒ではございます。分析の項目を入れております。ここから読み取れることは、陽性確認が急増する前、12月下旬の時点で、既に感染は連絡があって確認されるまで、さっき約3日かかると申し上げましたので、もうこの時点で広がっていたというふうな、ある程度ですよ、市中感染がまん延してるというわけではなくて、移動等々である程度広がっていたということが分かると思います。そして「感染」、そして「発症」、そして「検査・公表」、こういうふうに段階が進んでいることがこのグラフでも読み取れると思います。これからもですね、やはりここの人の接触がつながっていますので、この特別警戒期間においては、ともかく注意事項をぜひ実行していただきますようにお願い申し上げたいと思います。一見ですね、ここ(1月10日以降)でなんか下がってきています。この症状が出た方が、これはですね、収束に向かってるわけではありません。ここ(年末年始まで)で今まだ、この段階で人の移動で接触があったと考えられますから、まだ検査に、「ちょっと具合悪いけどまだいいか」というようなですね。連絡のない方がまだだいぶいらっしゃるというふうに見ておいた方がいいと思います。ここ数日の件数を見てもですね、全然ヤマを越えてる状況でありませんから、まだまだ、ちょっと具合悪いけど無理して職場に行ったりしてるというのが一番怖いので、ともかく症状、異変を感じた方はかかりつけ医に連絡をしていただくこと、これはぜひお願い申し上げたいというふうに思います。
それでは、次に昨日の陽性確認でございます。昨日確認された陽性者は24名でございますが、10代から80代まで幅広い年代に広がってますが、やはり20代が昨日は7名でございますから一番多いという傾向、突出しているのがお分かりいただけると思います。男女はそう変わらない、男性がちょっと多いくらいですね。そして地域はやはりまだまだ松山市が19名でございますから、集中をしているというような状況が読み取れると思います。それからこちら(感染経路等)ではですね、やはり家庭内感染が多い状況でございます。飲食・会食はむしろ減って落ち着いている状況でありますが、家庭内感染が多いということで、この中に県外に1月以降行かれた方、それからご家族で感染拡大地域から帰省をされた方との接触が確認された方、こういった方がやっぱり含まれています。それからちょっと懸念しているのが、医療機関、福祉関係機関にお勤めの方の感染が4名ということで、こちらは影響が大きいですから、それぞれ確認された時から最大限のスピードで、幅広く検査が実施に移されているところでございます。仮にクラスターが発生した場合は、医療スタッフおよび患者さんなど、内訳も、もしクラスターにこういった機関が認定された場合はお知らせをしていきたいというふうに思います。なお、既にご案内のとおり、自発的に、クラスターの認定には至ってないもののその段階で施設名を公表されたところも多くありますので、お伝えをさせていただきます。
それでは、次に入退院の状況でございます。医療機関に入院されている方は1名減って67名。そして、うち重症者は変更なく5名。宿泊療養施設に入所されている方は3名減って42名。自宅療養等を選択された方が5名増えて142名。退院となった方、ご回復が多かったです。23名でございます。合計で522名となりました。
そして昨日はですね、今日は金曜日ですので、かかりつけ医の先生方の抗原検査等の集計が行われる日でございますので、それも合わせて一気に掲載させていただきます。まず昨日は行政検査、衛生環境研究所等々で行われたPCR(検査)は205件でございます。そのうち181件が陰性で、24件が陽性でございました。この24件のうち、かかりつけ医の先生方の抗原検査で確認されたのが2件含まれております。そしてこの1週間はやはり呼び掛けしたこともあったんでしょうか、かかりつけ医の先生の連絡が非常に増えて、それをしっかりと検査実施に移していただいています。関係機関の皆さんのご努力に感謝を申し上げたいと思います。1週間の合計が、PCR(検査)が326件、抗原検査が1,311件、合計で1,637件でございます。これ1週間分の数字を加算いたします。先週まではだいたい1日当たりに170件ぐらいと申し上げましたが、今週1週間に限って言えば1日平均230件の検査を広範に行っていただいております。本当にしっかりとした対応に重ねてお礼を申し上げたいと思います。
それでは各事例の報告でありますが、まず封じ込め事例につきましては、松山市保健所の4事例。こちらに記載している4事例については国の定める濃厚接触者の健康観察期間も終了し、何事もありませんでしたので封じ込めの方に入れさせていただきます。
次に囲い込み事例でございますが、こちらはまず160事例目、松山市保健所。この方は1回陰性が出て症状が現れたので検査したところ陽性となりました。ただし、濃厚接触者は当然、自宅待機中ですからいらっしゃいませんので、ここから感染が広がる懸念はございません。そして後の松山市保健所の3事例、八幡浜市保健所の1事例、中予保健所の1事例、合計5事例は保健所の調査、PCR検査、全部完了しましたので、残すところは濃厚接触者の自宅待機と健康観察のみということで、5事例は囲い込み(事例)に入れさせていただきます。
次に調査中事例、クラスターを中心に私の方からは説明させていただきます。それ以外の感染の拡大が今の段階ではあまり見られていないところについては、事務方のレクで詳細をお話しいたしますので、そちらでお聞きいただきたいと思います。
まず125事例目、こちらですね。「会食クラスター3」と「医療機関クラスター2」、二つが入っているケースでありますが、この中で「医療機関クラスター2」の方で症状が現れた方が1名いらっしゃったので、再検査をし、陽性が確認されました。こちらは今、影響があるかどうか保健所の方で調査が進められているところでございます。この結果、「医療機関クラスター2」は職員が5名、患者さんが7名、医療機関以外の者8名、合計20名の「医療機関クラスター2」となりました。
次に156-1事例目。枝分かれした二つのクラスターが発生した事例の最初の方の「飲食店クラスター4」でございます。こちらは、症状の現れた濃厚接触者1名を再検査し、陽性が確認されました。自宅待機中でしたので濃厚接触者は確認されておりません。先ほどのこちらのケースと同じように広がる心配はないので冷静に受け止めていただきたいと思います。この結果、このクラスターは従業員さん等が2人、利用者が17人、店以外の者が4人、合計で23名のクラスターとなっています。
次に232事例目。昨日は4人の検査で4人が陰性なんですが、こちらは自ら職員の感染を公表された医療機関でございます。この事例での陽性者は6名となっております。現在、陽性者の詳細な行動歴や感染経路等の調査が進められております。クラスター認定も今後あるかもしれません。まだ分かりません。ここで収まった場合はクラスターには至らないんですけども、今、懸命に調査・検査が進められております。ただし、必要な検査はスピード感が大事であるということで、医療機関内でもどんどん検査が実施されております。そして、現段階での、まだ全員終わってませんから、その検査も含めて現段階では感染が広がっている状況は確認されていないという連絡が入っております。今後、調査を進めてまいります。
次に239事例目でございます。これは昨日5人の検査で5人陽性が確認されていますが、これは感染力が非常に強かったんでしょう、全員ご家族です。ご家族の中で検査したら全員が陽性ということでございましたので、今、濃厚接触者の調査、追い掛けが始まっております。現段階ではそこまででございます。
ご覧のとおり最近の事例では感染力の強さ、スピードの速さが従来とは、皆さんもお感じになってるとおり異なってきてるような気がしてなりません。特に、重症化リスクの高いご高齢の方、基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃるご家庭は、より一層の注意が必要になってきております。ぜひその点も忘れずにお考えいただきたいと思います。
次にホストクラブの店名公表について、もう一度整理をさせていただきます。まずホストクラブだけではなく、店舗の公表というものは保健所の調査に全面的に正確に協力をいただいているということが第一の条件。二つ目はその店舗を訪れた方々の、お客さんの把握がしっかりとできているという条件、この二つが満たされていれば速やかに囲い込みに向けた行動が起こせます。そして、感染の広がりを抑えるというふうなところに向かって関係者が力を注ぐことができます。こういった場合はですね、そこから広がるということは抑えられますので店名の公表の必要は、本当に店名の公表によってですね、もうくどいようですけども誹謗(ひぼう)中傷等々があり得るという前提で考えると、これは必要ないというふうに判断をしております。今回はその時にですね、感染の拡大の広がりが懸念される場合は、お店の同意がなくても公表ができるというふうにルール上なっております。その場合は保健所を有する首長の判断ということになります。愛媛県でいえば松山市以外は私、松山市だけは中核市でございますので松山市長ということになります。
今回はそういう意味で松山市の判断ということを申し上げてまいりました。昨日店側がSNSで自ら公表されたというふうに聞いております。そしてその後に松山市が店名を公表し、利用客への呼び掛けを行ったというふうに聞いております。やり取りの詳細は分かりませんけれども、店名公表に至ったことを結果論として、呼び掛けができるということになったので重要な一歩と捉えております。あらためて保健所の努力に敬意を表したいと思います。そこで、利用客は松山市民の方だけとは限りませんので、私の方からも呼び掛けをさせていただきます。1月8日、9日にお店が開いていたということが確認されておりますので濃厚接触者に当たります、ここを利用された方。外出を控えるとともに保健所まで連絡をいただきますようお願いします。「NEXAS(ネクサス)」というお店でございます。保健所の方にその旨を伝えていただいたら、すぐに分かるようにしておきますので、もし該当する方がいらっしゃいましたら、それぞれお住まいの最寄りの保健所にご連絡ください。しっかり個人が特定されるようなことのないように細心の注意を払ってまいりますので、安心して連絡をいただきたいというふうに思います。
それと同時にですね、この店舗に限らずですね、接触を伴うようなサービスがある飲食店を利用された方、またそういったお店で働く方、異変を感じた場合は躊躇(ちゅうちょ)することなくお住まいの地域の保健所まで連絡をいただきたい、あるいは場合によってはかかりつけ医の先生に連絡をいただきたいいうふうに思います。なお、これはあくまでも感染を拡大させないため、防止のための公表でございます。ですから、それをもって先ほど申し上げた誹謗中傷等々、そういったことはもう絶対にやめていただきたいというふうに思います。また無責任な情報拡散もおやめください。ぜひお願いを申し上げます。
以上でございますけども、今日ちょっと最後にですね、今までは県民の皆さんにお願いしてきたことが中心でありましたが、あえて事業者の責任者や管理職の方々にお願いをしたいと思います。ウイルスは感染した方に何ら落ち度があるわけではなく、もう誰しもがかかる可能性がありますので、責めたり攻撃するような風潮だけはやめていただきたいと思いますが、特に事業所の責任者、管理職の方々は、まず体調不良を感じたら遠慮なく休める職場づくりをしっかり行ってください。そして従業員さんの体調管理を適切に行って、風邪症状等があれば勤務させないという管理をしていただきたいと思います。そして早期発見、感染の広がりへの早期対応ををするために、医療機関を受診するように促していただきたいというふうに思います。そして検査の結果、陽性であっても問題とはしないでください。むしろ検査を受けたことを評価をしてあげるというような空気を職場内でお作りいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。以上です。
(愛媛朝日テレビ)
本日も医療機関での感染の発表があり、昨日、県内二つの医療機関も職員の方の感染を自主的に公表された。二つともその医療機関、比較的大きな病院かと思うが、これによる県内の医療体制への影響というのは何かあるのか。
(知事)
もちろんそこがですね、大きな病院の場合に、もし感染が広がった場合は影響あります。ただ今の段階はまだ、この段階で先ほど申し上げましたように、かなり広範に自主的にも検査する力をお持ちなので進められてます。この段階では確認がまだ陰性ばかりで、まだ(検査は)残っていますけども、今の段階では広がりは確認できていないということなんで、その結果を待つしかないと思っています。
(愛媛新聞)
関連して、医療機関での感染が起きた場合、今回の事例というわけではないが、もし、そのコロナの感染者の方を受け入れているような病棟、病院で院内感染が発生したという場合は、これ県立病院とか限らず、県としては公表する考えか。
(知事)
というか、もうそういうぐらいの病院になればですね、自主的な公表は当然されると思います。
(愛媛新聞)
特にこの県の発表の中で、そういった感染症病棟での院内感染ですという説明はあえてしないのか。
(知事)
それはないですね。
(愛媛新聞)
もう病院側の発表を待たれるということか。
(知事)
そうですね。もちろん病院の方は患者さんや地域の方々に分かるようなことは、使命感ある職業でございますから、今までもそうですし、1ケースだけ非公表はありましたけども、それはされると思いますけどね。そこを利用される方、近隣の方が分かれば、やっぱりそれで十分じゃないんでしょうか。
(朝日新聞)
今の現状がステージ3の直前の瀬戸際という話だったが、今回、県としては協力金なんかの兼ね合いで、県と市の一緒ということで、時短要請に関しては対応されて、あと松山市は休業も含めたご対応ということになっているが、昨日、おとといの話では、今後さらに状況が悪化していけば、県としては休業に関する対応なんかも含めていろいろ検討したいというそういう考えだったと。
(知事)
われわれ、そういう休業という議論してなかったんですよ。経済の問題も考えて、時短要請ということでやっておりましたので、その議論は私どもはしてません。ただ、今、他の県とも協調しながら、13県で国に対して緊急事態宣言があったところというのは、納入先のバックアップをするという制度を立ち上げるという発表がありましたけれども、緊急事態宣言の対象外地域でも同様に休業要請あるいは時短、それに伴って生じた納入先のバックアップは同様に扱っていただきたいという要請を今しております。それを国がどうされるかまだ分かりません。
(朝日新聞)
あと県・市連携分に関しては、1日で言うと確か2万円ぐらいだと思うが、国の方は、年明けてからもうちょっと額的には多い額も認めるような動きになってきてるんではないかと思うのだが、今後、例えばそういう金額になんかに関して、さらに見直すなりそういう考え方というのはいかがか。
(知事)
これはですね。東京があくまでも基準だと思います。東京の財源状況と地方は隔たりがあります。それともう一点は長きにわたってやる場合と1週間とか2週間で限定する場合と、当然これも原資は全部税金でありますから、そのあたりも考えた上での運用をする必要が責任ある政策のやり方ではないかなというふうに思いますけどね。
(朝日新聞)
もしかして増額するような可能性もあると。
(知事)
それはもう当初の段階で申し上げたと思いますけれども、例えば26日までということの他よりも短い期間でありますから、金額を設定させていただきましたが、さらに延長をするような場合においては、金額等々ではそこでまた議論をするということはもう事前のスタートの段階で申し上げておりますので、その方針は変わっておりません。
(毎日新聞)
広島県が感染者の早期発見のために、広島市民の希望者を対象に無料でPCR検査をするという検討を今しているそうだが、愛媛県の方で同じようなことをする考えはあるか。
(知事)
いや、ステージが全然違いますので、今は俎上(そじょう)には上げていません。広島の場合もですね、ちょっと断片的な情報しか取ってないですけども、全体でやるわけではなくて、感染が特に集中している四つぐらいの区、五つかもしれません。そこを限定にして、手挙げ方式でやるということをお考えのようです。ただこのときに気を付けなければいけないのは、その検査をする、おそらく行政検査では無理です。ということは、民間検査でお金を払ってやるというふうなことになろうかと思いますので、当然、場所、手配、財源、こういったことも議論になってくるでしょうし、それから広範にやった場合、たとえその場で陰性が出ても、PCR検査というのは前も都会での話を例に出させていただきましたが、今その時点での陰性が確認されるだけなんですね。ひょっとしたら2日後に陰性も、ご覧の(パネルのグラフの)とおりです。2日前に陰性だったけども、後になって陽性が出るということは全体幅広くやる場合は、定期的にやってこそ初めて意味が出てくると思うんですけども、こうしたようなことがどうなるのかというのは注目をしているところでございます。それと広範にやった場合、どの程度の陽性者が出てくるのか、それはだいたい読まれているのかもちょっと知りたいところで、それに従って、例えば宿泊(療養)施設の構えが十分なのか、医療現場が十分対応できるのか。こういったことも全部議論していかなければならないので、広島は愛媛県よりも大きいですから、どういうふうにやられるのかというのは参考にはしていきたいというふうに思っています。今、愛媛県がそれをやるというふうなことは考えてはおりません。
(テレビ愛媛)
今日は事業者の管理職に対して新たに呼び掛けたが、具体的に何かそういうケースがあって呼び掛けたということか。
(知事)
というかですね、ケースがあったわけではないんですけども、やっぱりこう何となく世の中、感染された方も含めてですね、誹謗中傷や感染者探しや、そういったことにものすごい不安を感じてるんですね。これはもうやめてほしいと言っても止まらないということで対応するしかないと。そのためには何も心配しなくていいよという空気はあらゆるところで作っていかなきゃいけないなというふうに考えておりますので、あえてそういう職場の中でそういう空気がつくれないかということでメッセージとして出させていただきました。
(あいテレビ)
ホストクラブの関連で、年明けから異例の呼び掛けとして関係者へ呼び掛けていて、結果として店側の同意が得られたとして松山市が昨日公表した。そして一部で濃厚接触者に当たるが連絡が取れない方もいるということだが、これについてはどのように考えているか。
(知事)
昨日の段階で、もう本当に詳細は分かりませんけれども、お店としっかりとしたやり取りができているという発表がありましたので、それをそのまま受け止めるということでございます。
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