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新型コロナウイルスの感染の確認(1月12日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017276 更新日:2021年1月13日 印刷ページ表示

日時:令和3年1月12日(火曜日)15時00分~15時38分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日、県内で新たに32名の陽性者が確認されました。内訳は、新規は3事例で3名でございます。各事例の追い掛けが進んでおりますので、既存12事例で29名ということでございます。陽性が確認された方々にお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また新たなクラスターが二つ(確認されました)。クラスターが発生するということは、感染力が強いケース、かつ追い掛けが進んでいるという証しでもあろうかと思います。二つでございますが、まず200事例目。会食の場、忘年会において5名以上の陽性者を確認したことから、「会食クラスター7」と認定いたします。大洲市での事例となります。また218事例目。こちらは、昨日公表した陽性者に加えまして、新たに4名の陽性が確認されました。このケースは年末年始に若い世代の友人同士で会食やドライブをして接触したことが感染につながったと松山市保健所が判断しました。松山市で発生したこれはちょっと今までにない「友人間クラスター」、車でドライブとかですね、そういう中で発生してますので、「友人間クラスター」として認定をいたします。詳細は後ほど説明させていただきます。

 1月に入りほぼ連日、新たなクラスターの確認を公表しています。今回の事例を含めまして、これまでに本県で確認されている23件のクラスターのうち20件が11月以降。うち10件が1月に入ってわずか10日余りで確認されております。先ほど申し上げましたように、感染力の強いケース、そして発症までのスピードが増しているということが考えられるのではなかろうかと思います。加えて昨日は、大洲市で10名の陽性が確認されました。一昨日に5名。3日前に9名と、連日多くの陽性が確認されており、松山市以外での感染拡大も現実のものとなりつつあります。既に陽性者が集中する松山圏域の医療機関には大きな負荷が掛かっておりまして、現在は県全体でその負担を軽減するための対策を講じておりますが、松山圏域以外での陽性者の増加はゆくゆくは県全体の医療提供体制に大きな影響を及ぼしかねず、強い危機感を持っています。こうした事態を避けるために重要なことは、新規感染をくどいようですが抑えることでございます。そして感染を連鎖させないこと。この二つに尽きます。そのために特別警戒期間を設けております、2週間。県民および事業者の皆さんにもう一度、三つの点を要請させていただきます。一つ目は感染拡大地域との往来や出張自粛、やむを得ない場合を除いてやめていただきたい。そして出張は、もし行かれる場合は、不要不急でない場合、感染回避行動徹底していただきたい。また感染拡大地域以外にも特定のところ以外の感染拡大地域がございます。そこにも十分に確認の上、慎重に判断してください。そして行かれた場合は帰ってから2週間、体調管理に留意をしていただきますようお願いします。二番目、会食でございます。大人数、長時間の会食はこの期間中は控えてください。2週間以内に感染リスクの高い行動をした方、また体調不良の方は絶対に会食に参加をしない、そして主催者の方もさせないということに徹底をお願いしたいと思います。そして日々の健康管理。症状が出た時はもうすぐに通勤・通学をやめて外出を避けて、かかりつけ医の先生に相談の上、早期に受診をしてください。そして体力にも気を配って免疫機能を高めてください。以上のことだけは、この2週間徹底していただきますようにお願いを申し上げたいと思います。医療機関が崩壊すると助けなければならない命、また助かる命が助けられなくなるということをぜひ一人一人の皆さん、いつそれが自分に襲いかかってくるかもしれませんので、お考えをいただきたいと思います。とりわけ20代、30代の年齢層の感染が急増しています。本日公表した「友人間クラスター」もまさにこの年齢層に当たります。この年代の方々は既に自分が感染しているかもしれないというふうな気持ちを持って、若いから重症化しにくいと言われておりますけども、昨日も全国放送で、中国の後遺症の問題が特集されていました。本県ではまだ確認はないですけども、全国的には少しずつ、少し治ってから、しばらく経って後遺症が出たというような症例も報告が見られるようになってきています。ぜひその点も含めて気を付けていただきたいというふうに思います。

 まず、昨日確認された陽性者32名の概要でありますが、やはり10代、20代、30代、40代、ここで大半を占めていると。半数ですね。ここから基礎疾患のある方や高齢者への(感染)拡大を防がなければなりません。ここから家庭内で広がっていくのが、そういうケースに当たります。この世代の方は学生、社会人問わず、くれぐれもご注意お願いしたいと思います。また昨日は初めてなんですけど、女性が非常に多く出ております。これはその日のケースによって変わってくるだろうと思います。地域では、やはり松山も13名でございますが、大洲はクラスターの発生もありますので10名となっております。その他の地域でも散発的に確認され、今までゼロだった鬼北町。これは実は別の地域での関係で陽性が確認されたケースで追い掛けはできておりますが、鬼北町でも1名発生したということでございます。県内各地で多発しているという状況ではないので、今抑えればなんとか乗り越えることはできると思いますので、今が大事でございますのでよろしくお願いいたします。そういう意味では、いつ、どこでも、誰もが感染する可能性があるということで、ただしすべきことは変わらないと、感染回避行動の徹底に努めることに尽きるということでお願いしたいと思います。また新たにクラスターが会食クラスターが発生しましたので、(感染経路等についても)今回会食、飲食店14名と多くなってます。また職場内、家庭内も6名、7名と同じようにそこから広がっているケースでございます。これらはすべてこの年末年始の期間において、リスクの高い行動をされた方のケースが大半であろうかと思います。そういう意味ではもう1回振り返っていただいて、注意深い行動を体調管理を徹底していただきますようにお願い申し上げます。

 入退院の状況でありますが、まず医療機関に入院されている方は、1名減りまして、無症状の方が多いということもあるので68名と。無症状、軽症の方が多いということもあるんで、入院は68名でございます。ただし重症の方が1名増えました。3名となっています。それから宿泊療養施設の方は8名増えまして54名となっています。自宅療養の方は12名増えて、130名でございます。一方で退院となりました方も13名ご回復されまして、456名となりました。

 次にまず昨日は衛生環境研究所では行政検査、PCR検査が188件行われておりまして、そのうち156件が陰性、32名の陽性が確認されました。これプラス、かかりつけ医さんで行っていただいている抗原検査はおそらく150件ぐらい別にあります。金曜日に集計いたします。陽性の方にはその陽性患者は毎日報告がありますので、この32件のうち、2件がかかりつけ医の先生の抗原検査で陽性が確認されたものでございます。

 次に各事例でございますが、私の方からはできるだけ こちらの追い掛ける方を重点にしましたので、簡潔にしております。封じ込め事例については5事例、松山市保健所の管轄が4事例と八幡浜保健所の管轄が1事例、この5事例が国の定める健康観察期間も終了しましたのでこちらに入ります。

 次に囲い込み事例でございますが、こちらは125事例目は「会食クラスター3」と「医療機関クラスター2」、二つが入っているケースですけども、念のための復帰の前の検査15人実施しまして、全員が陰性の確認が取れましたので問題ありません。そして保健所の調査も終わりまして、関係者のPCR検査も終了し、残すは濃厚接触者の自宅待機と健康観察のみとなった事例がかなり出ました。松山市保健所関係で8事例、西条保健所関係で2事例、今治保健所関係で2事例、宇和島保健所関係で4事例、合計で16事例。こちらの方は全ての昨日の検査も陰性が確認されておりますので、今日から囲い込み事例に入れさせていただきます。

 それでは調査中事例の主だったクラスター関係を中心にお知らせをいたします。まず156-1(事例目)でございますが、松山市の「飲食店クラスター1」、二つにもう一個クラスターが発生したケースの一番最初のクラスターの方でございます。こちらはお客さん、利用客1名に症状が現れましたので、ただしこの方は一度陰性が確認されておりますから、濃厚接触者として自宅待機中でございましたので、陽性1(名)になりましたけれども、ここから濃厚接触者はいらっしゃらないということで広がるケースではございません。これがまず第一でございます。この結果、こちらの「飲食店クラスター4」は従業員さんが2名、利用客が1名増えて16名、店以外の者が4名、合計で22名のクラスターとなっております。

 次にそこから枝分かれした156-2(事例目)でございます。こちらはですね、昨日2名の検査を行いまして、1名が陽性となりました。この結果「会食クラスター5」、枝分かれの5の陽性者の内訳は会食参加者が1名増えて6名、会食以外の者が4名、合計10名のクラスターでございます。この二つのクラスターは追い掛け続けていますが、何とか最終段階を迎えようとしております。関係者の特定も済んでおりますので、検査、調査の最終段階となってきております。

 次に173事例(目)、今治警察署の事例ですが、昨日は5名の検査を行いまして、1名の陽性が確認されました。この方も一度陰性が確認されて自宅待機中でしたので、濃厚接触者がいらっしゃるケースではないということでございますので、ここから広がる懸念はございません。この結果「職場内クラスター3・今治警察署」は警察官が8名、警察官以外の者が1名増えて2名、合計で10名のクラスターとなっています。詳細については県警の方にご確認をお願いしたいと思います。

 次にこちらになります。「会食クラスター6」、これは大洲市でございます。昨日は大幅に54名の検査を実施しまして、4名の陽性が確認されました。この結果「会食クラスター6」の陽性者は参加者が8名、それ以外の者が4名増えて7名、合計で15名となります。

 そしてもう一つが、これも実は若干関連があると見込まれます。重複している参加者がいるケース。別の事例として扱わせていただいております。大洲市、200事例目でございます。昨日はこの関係で10名の検査を行い、6名の陽性が確認されました。陽性者はこのケースで7名となりまして、これは忘年会、これとは別の忘年会、参加者は若干重複しています。その忘年会で5人以上の陽性者を確認したことから、「会食クラスター7・大洲市」と認定いたします。この内訳は会食参加者が4名増えて5名、それ以外のものが2名、合計7名のクラスターでございます。なおこちらの今の忘年会は15名で開催しております。そしてこの先ほど関係があると申し上げましたが、こちらの198事例目で陽性となられた参加者3名がこちらにも参加されているということで関連があるということでございます。結果15名中8名の方が陽性、残る7名の方は陰性が確認されています。

 次に218事例目でございます。先ほど公表した「友人間クラスター」でございます。初発の陽性者の濃厚接触者8名を検査し、4名の陽性が確認されました。いずれも20代でございます。この4名を含め、会食やドライブで接触した5名の陽性が確認されたことから、「友人間クラスター・松山市」として公表いたします。このクラスター関係の陽性者の内訳は、現時点で会食とドライブ参加者5名となります。今回は若い人の長時間、深夜まで飲み会をしていたわけではありません。会食やドライブを含め、結果として長時間の接触になってしまったというケースでございます。遊ぶのが楽しいのは分かりますが、1月26日までの間は本当に正念場でございます。ぜひこうしたことも含めてですね、マスクを外して大声で会話すること、誰がうつっているか分からないという前提で、人との接触を考えていただきたいということでございますので、ぜひ会食をしなければリスクはないというものではないということも、このケースでお分かりいただけるんではなかろうかと思います

 次に220事例目でございます。ホストクラブの関係です。昨日公表した松山市のホストクラブのクラスターでございます。昨日は新たな検査は行っておりませんが、保健所による聞き取り調査の結果を一部報告させていただきます。まず、お店から申し出があった従業員12名全員について、一昨日検査を行い、これは一つのお店です。他のお店は今ところ陽性が出ておりません。この一つのお店の従業員12名全員について、一昨日に検査を行い、うち7名が昨日公表したとおり陽性となりました。なおこの12名はこのお店の全従業員なのかどうか、これは県としては今の段階で承知はしておりません。分かりません。次、陽性が確認された7名のうち接客をしていたのは5名、残り2名は内勤スタッフだそうでございます。そして聞き取り調査ではお店は12月24日の夜以降、休業していると保健所に回答しております。ただし、県に別の情報が寄せられておりまして、1月8日に開店していたんではないかというような情報がございましたので、県から松山市保健所に指摘をし、現在あらためて調査を依頼しているところでございます。次に、陽性が確認された7名はそれぞれ全員が聞き取り調査では、12月25日の休業以降、ほとんど外出はしていないということ、人とも接触していないと全員が保健所に回答をされています。このため現時点で濃厚接触者は確認されていないということでございます。

 以上が保健所の聞き取り調査の内容でございます。それ以上のことについては、県としては分かりません。詳細は松山市に確認していただきたいと思います。ただし、こうしたようなことを受けてですね、年末からホストクラブでの感染の懸念が浮上して、確証がない中で異例ではありましたが、ホストクラブという業態を公表し、検査協力への呼び掛けを行った結果、実際にクラスターが判明いたしました。7名の陽性者の方ほとんどが無症状ではありますが、年末に発症していた方が一部含まれております。ということは既に昨年末からこの店で感染が広がっていた可能性は否定できるものではないというふうに考えます。このため、年末年始の間に2次感染が広がっている可能性がないとは言い切れないと思っておりますので、私個人としては、店名を公表して、広く注意喚起を呼び掛けることが適切であると思っております。できれば自主的に店舗名を公表するか、さもなくば保健所による公表に同意いただきたいと昨日申し上げさせていただきましたが、その考えは変わっておりません。店名の公表については、いろんな意見があると思います。これまでの県の立場としては、保健所の調査に全面的に協力をしていただいている場合、およびそのお店を訪れたお客さんをしっかりと把握できている場合、この二つの条件がそろっていれば、あえて店名を公表する必要はないんではないかと考えます。というのは、やはりいくら呼び掛けてもSNS上と、あるいはネット上で、どこだという感染者探しとかですね、無責任な不安をあおる投稿であるとか、あるいは誹謗(ひぼう)中傷の投稿であるとか、そういったことがやはりいくら呼び掛けてもゼロにすることはできないという前提で考えなければならないということで、極めて慎重に行ってまいりました。しかしながら、この二つの条件が満たされないという場合は、優先すべき、もちろん保健所の調査の支障を来たさないようにということは大事なことであります、最優先であります。それができないと追い掛けができませんから。しかし、その二つの条件が満たされない場合は、もう広く呼び掛けるしか方法がないと。これはもう他の県民の命に関わってくる話でありますから、最優先で考えるべきであろうと個人的には思っております。この松山市のケース、本来は、保健所有する中核市の松山市さんがハンドリング対応を全て行う立場でありますが、非常に一元的な方がいいだろうということで、松山市から愛媛県の方に、「県の方で指揮を」という要請がありましたので、今取っておりますので、その責任を感じて背負っております。その立場からすれば、今回は広く呼び掛ける必要があるんではないかというふうに考えますが、法律的には保健所を有する行政機関の長が同意を得ずに公表する権限を持つということになりますので、松山市以外の場合は、私の方になりますが、今回は松山市長になりますので、今申し上げたようなことも含めて、何を優先すべきかというふうなことも十分考えた上で、ぜひご決断、どういうふうにするか判断をしていただきたいというふうに思います。

 次に、公表に至るかどうかにはかかわらず、この店舗かどうかを問わず、ホストクラブをはじめ接客を伴う飲食店を利用した方や従業員の方で体調不良を感じた方は、早期の発見、早期の囲い込みが感染拡大防止につながるので、躊躇(ちゅうちょ)することなく、お住まいの地域の保健所まで、ぜひご連絡をいただきたいと思います。なお、個人が特定されるような情報というものについては、最大限の注意を払いながら行っておりますので、その点は、ぜひご信頼いただき安心して連絡をいただきますようお願いを申し上げたいと思います。なお、他のホストクラブからも皆さん協力を得て検査を進めており、現段階では、今申し上げた1店舗からのみ陽性が確認されている状況でございます。くどいようですが、そのためにもこの店名の公表というのは、あくまでも感染拡大を回避するためのものでの要請でございます。決して個人を特定したり、攻撃したりすることのないようにすることが重要であります。ここを皆さんがしっかりと守っていただかなければ、今後の調査や応用にも、またまた大きな影響が出てしまいます。何度もお伝えしておりますが、根拠のない差別や偏見、意味のない誹謗や中傷、そして無責任な情報拡散に発展させることのないように、これはくれぐれもお願いを申し上げたいと思います。そして、陽性確認された方の恐れや不安は大きいということも感じ取っていただきたいと思います。誰だ誰だと探しても感染防止にはつながりません。ともかく自分が行動に気を付けるということ、それが何よりの対策でございますので、その意識を持っていただきたいと思います。

 また、その他の調査中事例についても検査も進んでおりますが、今分かっている範囲の中での単発的な陽性確認、そしてこちらの方は検査を進めたけれども陽性確認ゼロというような事例が残りのものでございますが、この詳細につきましては、この後の事務(方)レクと資料でご確認をいただきたいというふうに思います。

 それから新規事例は、先ほど申し上げましたけども3件で3名、これは明日ぐらいになると(詳細が)分かってくるというふうに思います。

 次に先般、特別措置法に基づき要請した酒類を提供する飲食店の営業時間短縮、明日からスタートとなります。あらためて内容をお伝えいたします。まず、対象地域は松山市全域、条件は三つ、

 一、食品衛生法に基づく許可を受けていること、

 二、酒類を提供しているということ、

 三、屋内に常設のスペースを設けている店舗、

 この三つの条件全てが当てはまる場合が対象になります。期間は、明日、1月13日水曜日から1月26日火曜日までの14日間、営業時間は夜8時まで、酒類提供は夜7時まで、この短縮を継続した場合が対象となります。また、全期間14日間の時間短縮に応じていただいた場合は、1店舗当たり28万円の協力金をお支払いすることといたします。さらに、松山市がそれに上乗せをすると、そして申請方法などについても発表されたと聞いております。詳細は松山市に確認をお願いします。各事業者の皆さんには、厳しい状況を強いることになりますが、本当にこれまで説明させていただいたとおり、医療現場等々についても大変な時期でございますので、協力をお願い申しあげます。松山市に限定した要請ではありますけれども、その他の近隣に飲みに出歩いたり、また各自宅で、店が閉まっているから、じゃあ自宅でみんなを呼ぼうかということは、もうこれだけ(感染)事例が出てますから、この期間、絶対に控えていただきたいということをお願いします。そうでなければ、全くこの期間の呼び掛けは意味がなくなってしまいます。飲み会での注意事項をあらためてお願いします。26日までの2週間、本当にまだ30人を超える今日も陽性確認、新規は少なかったとはいえ出ておりますので、ぜひ皆さん、緊張感を持って対処していただきますようお願い申し上げます。以上です。

 

(朝日新聞)

 2点ほど。今日も32人ということで、これまで昨日の段階で1週間連続で20人超という話だったが、8日連続というかたちになっている。ピークはまだ見えないかということと、もう一点は松山市が上乗せ分を含めて協力金等のスキームを今日公表したが、それについてはあくまでお店側の協力を仰ぐということが一義的だと思うのだが、どうしてもそのご協力をいただけなかった場合に、これは法的にはもう権限はないかと思うが、現状では。お店の名前等の公表をなり、もしくは何かこう別の対応で、とにかくさらに協力を促すというようなことは考えているか。

 

(知事)

 まずピークは今の段階では見えていません。一つはですね、確かに今日は、問題なのはこの新規事例がずっと続いている傾向がどうなっていくのかというのが、ピークを判断する上で重要になってまいります。むしろ既存事例、これは感染力が強い弱い、これは濃淡がありますから、既存事例から出ているのは、その事例ごとの追い掛けができている分について、そこから出ることについては、感染数そのものが市中まん延、どんどん増えてるということにはつながらないと思っています。ただそこで問題になるのは、高齢者の方が多くなったりすると、医療現場への負荷がどんどん高まっていくと。ここが注意点にはなります。そういう意味でピークが新規感染者数の推移にあるとは思うんですが、今日は3件でありますけども、昨日は結構、かかりつけ医の先生もお休みになられているところもあっただろうと思いますので、ちょっとこれはまだ判断するのは早いというふうには思っています。明日、あさっての新規事例がどの程度で推移するかによって、まだまだピークは来てないというふうになるのか。あるいはある程度、ピークがひょっとしたら過ぎようとしているのかもしれないということになるのか。その判断ができると思っています。

 そして二つ目、(時短要請を)今からスタートします。他の地域、1都3県のような感染拡大状況とは違う、緊急事態宣言下で行うものではありませんから、むしろ適用される法律(条文)が違うということもありますので、店名公表については今の段階では考えておりません。ただ、今はスタートの時点では、多くのお店が協力してくれるだろうと。これだけの状況を説明して皆さんも報道していただいてますので、これを乗り越えられなかったらさらに厳しい制限がかかってくるということはお分かりいただけるというふうに思いますので、そこを信じて見ていきたいというふうに思っています。ただその経過の中で、感染拡大がさらに増加する、そしてお店の店舗(内で)の感染というのが確認されるような状況変化がもし見えてきた場合は、いろんな手立ては当然のことながら考えていかなければならないというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 松山市の方は独自に協力金を加算したこと、このことについてはどのように評価しているか。

 

(知事)

 そうですね、これはもう本当に県でできることは全県統一のものと、それから県の場合、医療等々いろんなこともやらなければいけないで、捻出できる財源は限りありますけども、そういう中でさらに松山市特定の対応でありますから、それを上乗せするというふうなことは松山市の判断として尊重したいと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 大洲や今治でもクラスターが発生したような状況で、現段階では、例えばこの松山市のケースをモデルケースにして、時短要請を他の市町に広げるとかそういう状況では。

 

(知事)

 全くそういう状況ではないですね。というのは、今治のクラスターも大洲のクラスターも店舗ではありませんから、店舗以外の場所での身内の会食でのクラスターなんで、その段階ではないというふうに考えています。

 

(南海放送)

 ホストクラブの店名公表について、松山市は保健所の調査を優先したいということで、店名を公表をしないというふうに今朝の(松山市長の)定例会見で説明した。一方、知事はかなり店名を公表しないことへの危機感というか、リスクは高いのではないかということで、店名を公表したほうがいいと言われているが、この温度感の差というのはどのように感じているか。

 

(知事)

 分かりません。この保健所の立場は十分分かります。なぜならば、調査優先で一生懸命苦労していますから、そこに支障がないようにということを調査優先するのは分かるんですけども、政治判断というのは別です。そこは分かるんだけれども、例えばその調査に全面的に協力が、先ほど申し上げたように、得られているのかどうかという咀嚼(そしゃく)、そしてまた、感染拡大のリスクというものをどう捉えるかという判断、そして、さっきの調査協力もかかるんですけども、本当に正しい、全面的に間違いないのかという確証、こういったいろんな要素を含めて最終的にはこれはトップ判断になると思います。今の条件の中で、聞いている範囲の中では私は呼び掛ける必要性があるというふうな感じはしてます。個人的にですよ。ただこの権限は私、持っていないですから、あくまでも松山市長が判断するということになります。一番恐れているのは、やっぱりその2次感染も含めて、もしその調査が正しくなかった場合はですね、広がっていく可能性、リスクがありますからそこをどう考えるかというところではなかろうかと思います。

 

(あいテレビ)

 今日の職業の内訳を見てみると、やっぱり学校関係者が出ている。受験シーズンには入っているし、非常にそのあたり不安を抱えている方も多いんじゃないかと思うが、学校関係の広がりというのは、特に確認されていないのか。

 

(知事)

 陽性が判明したのは9名ということになっています。ただですね、これはちょっと事例のひも付きということもあるので、約束どおり押さえていますけども、若い人の関係もあると。そういったところは学校に行っていない、あるいはオンライン授業しかやっていない、そういう確認を個々に事例ごとに保健所がやっています。その結果ですね、いずれの今日の学校関係者の事例も、保健所の判断では学校内に(感染が)広がる恐れは確認できなかったというふうな調査結果が上がってきています。ということで、本日休業している学校は、昨日発表した事例の1校のみということになっています。

 

(愛媛新聞)

 緊急事態宣言について、首都圏以外にも発令を要請するような動きが全国的に出てきているが、愛媛としては現状、感染状況を見てどのような考えでいるのか。

 

(知事)

 今(要請)するかどうかということですか。

 

(愛媛新聞)

 今、増えている新規の推移を見守ると言われていたが、今後の状況を見てゆくゆくそういった(要請は)。

 

(知事)

 当然のことながら、ステージ3に全指標が到達して4に近づいていく。1都3県はもうステージ4まで行ってしまっているところで(発令に)なったと。今回の関西圏も同様の状況になっていますので、当然そのステージの推移によっては、そういったことはどこの県でも考える準備だけはしておく必要があると思っています。一番もっと力を入れたいのは、そこに至らないようにするということに全力を尽くすことに尽きるんではなかろうかと思っています。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

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