ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認(1月3日公表分)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルスの感染の確認(1月3日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017267 更新日:2021年1月5日 印刷ページ表示

日時:令和3年1月3日(日曜日)15時00分~15時24分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨日、県内では7名の陽性者が確認されました。内訳は新規2事例で2名、そして既存2事例で5名となります。陽性が確認された方にお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。

 本日説明するのは主に3点ございまして、一点目、あらためてのお願いになりますが、会食の注意事項。そして、二つ目が、特に事業者や大学等学校関係の方々に対して、明日から4日、所によっては仕事始めということになりますので、首都圏における状況を踏まえた注意をさせていただきたいと思います。それから事例の概要でございます。まず一点目、会食における注意。なぜこれをさせていただくかというと、今日、新たに会食クラスターが発生したことをご報告いたしますので、その点も踏まえてのお願いでございます。12月以降、会食の場におけるクラスターが3件確認されてきました。先日、(1月)1日に3件とも囲い込みが、本当に関係者のスピード感ある調査や検査等もありまして、完了できましたことを報告させていただきました。しかし、残念ながら、昨日、新たに四つ目の会食クラスターが確認されました。ただ、今回の会食クラスターは飲食店ではございません。自宅で行われた家族以外を含む多人数の会食で発生したものでございます。この事例に限らず、これまでの事例でも、親しい間柄の中で複数の者が大勢集まり、会食の機会を設けた際に感染が拡大したと考えられるものが見受けられます。飲食店での忘年会だけではなく、生活を共にしている家族以外と大勢で会食を行うことは、感染リスクがあるということでございます。くれぐれも新年の集いなんかでも注意をしていただきたいと思います。今回のクラスターの詳細は後ほど説明しますが、県民の皆さんには、12月以降の四つの会食クラスターを踏まえまして、これから自分で何に気を付けなければならないのかということを考えていただくことにつなげていただいたらと思います。普段はマスクをしていても、会食の際にマスクを外して人と話をすることが急所であるという指摘もございます。会食の場で注意していただきたいのが四点ございます。一点目は、大人数、長時間の会食は行わないということ。二つ目は、体調に異変を感じている方、(体調)不良の方は参加しない、参加させないということでございます。そして、三つ目は感染拡大地域での滞在を含めまして、2週間以内にリスクの高い行動をされている方は親族同士であっても会食は避けるということでございます。四つ目は、いつも行われている恒例の会食であっても開催をこういった場合は見送る、誘われても断る、こういったことを特に注意事項として申し上げたいと思います。大事な点なんで、1月はこれに特に気を付けていただきたいと思いますので、もう一度申し上げます。大人数、長時間の会食は行わない。体調不良の方は参加しない、参加させない。感染拡大地域での滞在を含め、2週間以内にリスクの高い行動をされている方は親族同士であっても会食は避ける。恒例の会食であっても開催は見送る。誘われても断る。こういったことに注意を願いたいと思います。

 次に、首都圏の状況を踏まえた事業者、そして学校、大学、専門学校等への注意喚起でございます。昨日、首都圏の知事4名が政府に対しまして、緊急事態宣言を出す検討を要請したと報道されました。この報道を受けまして、愛媛県として認識すべき点は二点ございます。一点は、首都圏では各知事がこれだけの危機感を抱くほどに感染が拡大をしている現実があるということ。既に東京都などでは感染経路不明が7割に跳ね上がっています。こういう(パネルで示せるような)事例ごとの追いかけ作業はもうできていないということでございます。そして、二つ目は首都圏のみならず、関東近郊の各県や近畿圏、愛知県などでも同じ程度の感染拡大が見られておりまして、大都市から周辺部に染み出るように感染拡大が見られるという点でございます。今申し上げましたように、東京都では感染経路不明が7割近くに上って、調査等も困難になっています。都市部特有の人混みの多さも地方と違ってございます。ということはですね、もし行かれたら、どこで感染するのか、いつ感染するのか分からないと。こういう難しい状況になっているということを念頭に置かなければなりません。これまで年末年始の帰省につきましては、くれぐれもご家庭で相談してほしい、可能であれば延期してほしいというお願いをしてまいりました。実際に、帰省を見送った方々もいらっしゃると思います。東京や大都市から単身赴任で愛媛に来ていたり、学生の方々の帰省など、何らかのやむを得ない家庭の事情で感染拡大地域との人の行き来自体は一定程度あったと思います。中には、帰省前にPCR検査等を受けて陰性の確認をされた方もいらっしゃると思いますが、おととい申し上げましたように、検査というのは、その時点での陰性を確認するだけでございます。それから1日、2日の間に、先ほどのような都市圏の状況でございますから、感染している可能性もあると、症状が出るまでに時間がかかることもある。そういうふうなことを考えて、その時に陰性だからといって、もう大丈夫なんだとは絶対に思わないでいただきたいということ。このことをお願い申し上げたいと思います。そこで、明日1月4日の月曜日から新年の業務などを開始する事業者の方々が一般的であると思いますが、この冬以降の感染はスピードが早くて、陽性が確認された方から2、3日で発症する方も増えてきました。そこで、年末に忘年会等重ねた方々、正月に普段接触しない方と会食をした方々、感染拡大地域を訪れていた方々、こうした方々が仮に感染者と接触していた場合、明日から出勤した時点で発症する可能性も十分に考えておかなければならない状況でございます。そこでパネルでございますが、こちらの方ですね、企業や団体の方々には新年のあいさつをするため、少し体の具合が悪くても出勤しなければなどということは決して考えないでいただきたいと思います。体調不良の場合には、自宅で静養するように従業員の皆さんに徹底をしていただきたいと思います。そして、これは大学や専門学校でも同じように気を付けていただきたいと思います。また、この2週間の間も顔を合わせていた方々でない限り、新年の懇親会、先ほどの状況、大人数であるとか、長時間であるとか、そういった懇親会は見送っていただきたいと思います。こうした注意事項を明日あらためて、県内の企業や大学、専門学校に対して、文書で早々に送付をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは事例の説明をさせていただきます。まず入退院の状況ですが、医療機関に入院されている方は2名増えまして47名。これ46名を超えました。こういう状況でございます。そして宿泊療養施設に入られている方は3名減って22名。自宅療養の方も2名減って23名。退院となった方、昨日少し多かったんです。10名ご回復されました。379名となりました。

 では、各事例の進捗状況でございますが、まず、昨日は45件の検査が行われて、38件の陰性が確認され、7件が陽性。もちろんこれ以外にかかりつけ医の先生方等々で行っていただいている抗原検査等だいたい1日平均110から130件。これはここにカウントされておりません。

 各状況でございますが、封じ込め事例は2例。107事例目と144事例目が濃厚接触者の国の定める健康観察期間が終了しましたので、封じ込め事例に入ってまいります。

 囲い込み事例はこれは全て保健所の調査、そして必要とする検査は完了し、残すところは濃厚接触者の自宅待機と健康観察のみになった事例が昨日で1、2、3、4、5件ございましたので、ここは囲い込み完了に入れさせていただきます。

 そして、調査中事例でございます。現在追い掛けているさなかなのが、3例とそれから昨日確認された二つの新規事例でございます。まず136事例目でございます。こちらは昨日3名の方の検査を実施し、1名の陽性が確認されました。この結果、こちらもですね、陽性者がこの事例で5名になっていますが、1カ所(の同じ場所で感染したの)ではありません。別々の場所での発生ということで5名でありますが、クラスターの認定ではない事例でございます。この方の概要ですが、30代の男性、住所地は松山市、職業は会社員。昨日公表した陽性者の同僚の方でございます。また現段階の調査で、この方には濃厚接触者2名を確認しております。

 次に143事例目、今治市のケースでございます。こちらも6名でありますが、1カ所ではありませんので、クラスターとして認定された事例ではありません。昨日はこの関係で21名検査を実施しまして、幸いなことに全員の陰性が確認されました。ただ、なお保健所では調査が継続中でございます。

 それから次に150事例目。冒頭で説明しました「会食クラスター4」というふうにさせていただきます。「会食クラスター4」。昨日この関係では18名の方の検査を行い、そのうち4名が確認されました。全員松山市在住の方でございます。そこでこの昨日判明した4名と最初に確認された1名、5名。これは同じ場所での会食でございますので、クラスター認定ということになります。なお冒頭述べたとおり、会食は飲食店で行われてはおりません。ご自宅で開催されたもので、この会食の場には11名の方が参加されております。残り6名の方は既に陰性が確認されております。現段階の調査で、本日確認された4名の濃厚接触者等として25名を確認しております。この方々については順次潜伏期間も考慮しながら、スピード感を持って検査が実施されていきます。感染力がこれは強いということから、クラスター発生の要因となっていると思います。この会食の場での感染が、今回は自宅ですので比較的早く追い掛けられております。友人や職場等々にも広がらないように、一生懸命、関係者は走り回っております。今回クラスターとなったことは非常に残念なんですが、感染が確認された方、関係者の皆さんは症状が出て、もうすぐにかかりつけ医や相談センターに連絡をし、医療機関を受診されております。これが早い段階での囲い込みにつながっていきます。そしてもう一点は保健所の調査、検査に全面的、積極的に協力をしていただいてます。この二つがあれば、クラスターが出ても感染拡大につながらないよう囲い込めますので、早い段階に向けた対応の囲い込みに大きな力になってますので、ぜひこの二点が大事なことをお知りおきいただきたいというふうに思います。念のため申し上げますと、150事例目については今申し上げましたとおり、かなり早く特定、接触の特定や、また自宅での開催ですから特定しやすいということもあるんですけども、相当なスピードで行われてますので、この点は感染がどんどん広がっていくというような懸念は極めて低いというふうに判断をしておりますので、その点は受け止めていただきたいと思います。

 それから151事例目の新規。住所地は松山市の方でございます。この方については、まだ分かったばっかりで、現段階の聞き取り調査では、今のところ濃厚接触者は確認されておりません。しかし、保健所の調査は続いているという段階でございます。

 次に152事例目。住所地は東予地域。四国中央保健所に届出のあった方でございます。職業は医療関係の方でありますため、保健所において、こちらでも速やかに詳細な行動歴を確認しておりまして、幅広な検査を今後順次実施してまいります。現段階の調査では、濃厚接触者、この方は6名確認をしております。以上が昨日2件の新規でございます。

 次に「ホテルたいよう農園古三津」の宿泊施設なんですけども、運営スタッフの配置と準備が整いましたので、明日4日以降、療養対象者が出れば受け入れを開始することといたします。ホテルの運営者の方、そして周辺地域のご理解いただいた住民の皆さんのご協力に心から感謝を申し上げます。

 感染が拡大している都市部を中心に全国的に医療現場の逼迫(ひっぱく)、過酷な状況が報道されています。県内の医療提供体制は何とか維持できておりますが、ご報告したとおり、現在入院患者47名。国のステージ3の指標の一つは愛媛県に当てはめた場合、46名でございますので、1名超えた状況にあります。医療現場では途切れることのない緊張感も継続しておりますし、従事者の方々も年末年始を問わず、治療に当たっていただいております。年末年始は首都圏との移動が生じたことも原因が一つではあると思いますが、医療現場にこれ以上の負荷を掛けてはならないというふうなことを強く思っております。そこで、冒頭でお願いした会食の場における注意事項、そして事業主の方々のへ注意事項はもう明日からぜひ、もっと言えば今日からぜひ守っていただきたいと思います。各職場において、マスク着用や手洗い、換気など感染予防策の実践、そして会社外での行動についても注意喚起するとともに、ともかく体調不良の方は出勤しない、出勤させない。これを徹底していただきたいと思います。何とか今踏みとどまっていますので、ここから大事な時期に入ってまいります。よろしくお願いいたします。以上です。

 

(NHK)

 確認だが、文書であえてこういったことを注意喚起するということだが、県内のどのくらいの数の企業や団体というか、大学、学校にこれ文書で注意喚起を発出する予定か。

 

(知事)

 県の方がですね、通常やりとりのある、例えば経済団体だったら商工会議所であるとか同友会であるとか、こういったところにお願いしていきます。そこから速やかにその関連企業団体に流れていきますので、ちょっと全体の何割ということまでは分かりません。学校関係は大半がそういったそれぞれの連合組織みたいなものに加盟されていると思いますから、全部行くんじゃないかなというふうに思っています。

 

(南海放送)

 152事例目について、例えば発症2日前に出勤をしていただとか、医療現場への広がりの可能性というのは今どうか。

 

(知事)

 今のところですね、先ほど申しました濃厚接触者6名は医療関係の方以外でございます。非常にそれぞれ医療機関もしっかりとした運営されてまして、濃厚接触者に当たる、これ基準がありますから、そういった接触の方は確認されておりません。ただ医療機関ですから、念のため、検査は幅広く実施してまいります。そういう状況なんで、今のところ医療機関内での感染という可能性はゼロとは言えませんけども、保健所の調査の段階では少なそうな感じもしています。まだ分かりませんけども。

 

(あいテレビ)

 今回会食によるクラスターが新たに発生したということで、知事の呼び掛けの中でも、普段会わない人との会食は避けるようにと話もあったが、この会食自体も普段集まらない人同士のものだったのか。

 

(知事)

 それが全てではなくてですね、これはそういう意味では分かりません。ただ近い方々、例えば親族とかご友人の方なんで、その方々がどのペースで会ってるか会っていないかは私にも全然報告もないし、分からないと思います。ただ問題は、やっぱり大人数で長時間というケースには当たるのかなというふうに思います。

 ただくれぐれも、さっき(の事例で)大事なことは、本当に調査には全面的に協力してもらっています。早くに(感染が)分かったから、たぶんこれは囲い込めると思います、今までの事例の例を考えるとですね。もし何かがあったときは早くアクション起こしていただくことと、それから保健所への調査に全面的に協力していただくこと。これはもう徹底して、この場合はやっていただいていますので、その点は本当に大きな力になっていることは分かっていただきたいというふうに思います。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>