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新型コロナウイルスの感染の確認(12月11日公表分)等に関する記者発表の要旨について

ページID:0017254 更新日:2020年12月14日 印刷ページ表示

日時:令和2年12月11日(金曜日)15時00分~15時27分

場所:知事会議室

 

(知事)

 本日、説明する内容3点ございます。一つは、金曜日でございますので、協力していただいている医療機関、かかりつけ医の先生方から抗原検査の総件数が1週間に1度集計されて上がってきておりますので、そのことも含めた入退院検査状況、新たな要請について。そして二つ目は、先般お知らせしていた宿泊療養施設の受け入れ態勢が整いましたので、その概要説明。そして三つ目が、年末を迎えます(ことから)、飲食店利用者等への啓発・注意喚起。こういったことが今日お知らせする内容でございます。

 まず、昨夜ですね、残念ながら入院中の方がお一人、お亡くなりになられましたことをご報告させていただきます。お亡くなりになった方のご冥福を心からお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様方にお悔やみを申し上げさせていただきます。詳細につきましては、ご遺族からの強い希望がございます。その心情にも配慮し、公表は差し控えますけれども、先日お亡くなりになられた方と同様、私の方からは、かなりご高齢の方であるということだけ申し上げさせていただきます。また、集中治療や人工呼吸が必要になった重症例の方ではございません。

 それでは、現在の入退院等の状況についてでございます。まず、医療機関に入院されている方は、現在2人増えておりまして47名でございます。うち重症者は昨日の発表で1人減ったということをご報告させていただきましたが、変わらずにお二人でございます。それから宿泊療養施設、こちらは1名出られまして、減って5名ということでございます。また、退院となった方は3名ご回復されまして、281名が退院者となります。また、自宅療養等についても3名減りまして14名なんですが、入院調整中の方は現在いらっしゃいません。必要な入院者は、全員病院の方に入られたということでございます。

 次に、検査数でございますが、昨日の検査、もちろんこれは医師からの要請があって県の衛生環境研究所でやったPCR検査の人数と、陽性については抗原検査でもし陽性が出た場合は入ってまいります。そういう中での検査数は51件。そして、49件の陰性と2件の陽性が確認されました。ただ、これも念のためですけども、抗原検査、金曜日に1週間分集計されますので、これ以外に、毎日だいたい平均すると抗原検査が100件以上は行われておりますので、これプラス100件以上の、それぐらいが毎日毎日検査が行われているというふうに思っていただいたらいいんではないかと思います。そして、(パネルの)こちらの方に今の申し上げたかかりつけ医の先生方との医療機関1週間分が入ってまいります。PCR検査が181件、1週間分。それから抗原検査が757件。これを足しますと938件が県の衛生環境研究所以外で行われた抗原検査およびPCRの総数ということになります。ですから、だいたい1週間で割ると1日平均が、130件ぐらいということがここでお分かりいただけるんではなかろうかと思います。

 それでは、新規の事例。まず102事例目でございます。こちらから説明させていただきます。この方は70代の男性、住所地は松山市、職業は会社役員の方でございます。なお、この方には感染拡大地域での滞在歴、人との接触が確認されております。現時点での濃厚接触者はまだ調査中ですけども、ご家族2名、そして生活上で接触のあった方が8名、計10名の方を確認しております。このうち一番近い接触のあったご家族2名については、昨日既に検査が行われておりまして、お二人とも陰性が確認されました。他の濃厚接触者についても、順次検査を行ってまいりますとともに、さらなる調査を保健所が実施しているところでございます。

 次に、103事例目でございます。こちらも新規となりますが、80代の女性の方でございます。住所地は松山市、職業は無職の方でございます。現時点での濃厚接触者は20名確認をしておりまして、本日全員の検査を実施する予定でございます。この方は、実は医療機関に入院をする予定でございました。その医療機関で入院前の検査を行い、その時点で陽性が確認されましたことから、他の患者さんやスタッフの皆さんの接触の有無を含めて、現在保健所で調査を進めているところでございます。その調査の過程で既に確認された20名は、先ほど申し上げましたように、本日中に検査を実施してまいります。

 次に、この全体でございますが、まず封じ込め事例が三つ、71、73、77の事例につきましては、濃厚接触者の自宅待機・健康観察も全部完了しましたので、国の基準に照らし合わせた調査は終わります。そこで封じ込めの方に入れさせていただきます。

 次に、囲い込み事例でございます。まず、62-1(事例目)、これは公表されている高齢者施設は応援職員が行っていますので、その応援職員、念のためお一人だけ検査を実施したところ陰性が確認されましたので、全体では変更がございません。

 それから、101事例目、こちらは学校関係ですね。昨日濃厚接触者だけでなく軽度の接触もあったんではないかという方々全員31名検査したところ、全て陰性が確認されました。学校内においては、感染の広がりがないということが確認されたところでございます。この他、本人からの聞き取りによる調査と検査、これは終了しましたので囲い込みは完了。今後は上と同様に、これはちょっと微妙なところなんですが、他の事例と同様にですね、濃厚接触者の健康観察・自宅待機を進めてまいります。以上が、今回の新規事例と封じ込め・囲い込みの変更点でございます。

 なお、この101例目については、この結果を受けまして昨日まで休業しておりましたが、校内の安全が確認されたと判断し、本日から学校を再開されたと松山市教育委員会から連絡がございました。ということで本日現在、県内で休業している学校はゼロということでございます。

 それでは次にですね、宿泊施設の件について発表させていただきます。11月27日の会見で宿泊療養施設の追加について、「ホテルたいよう農園古三津」様と基本合意したことを公表させていただきました。このたび、関係者との調整や汚染区域等のゾーニングの設定、必要な設備の改修等のほか、医師、看護師等の体制も整いました。今週末には関係者による実地訓練を行いまして、12月14日以降に運用を開始する予定でございます。施設の提供に快諾をしていただきまして、早期に関係者との調整を進めていただいた株式会社たいよう農園の本田社長様、また、受け入れに同意いただいた自治会の皆さま、地元の皆さま、周辺施設の関係者の方々、心からお礼を申し上げたいと思います。宿泊療養の活用が終わった後は、しっかりと消毒やクリーニングを行って、万全のかたちでお返しすることをお約束させていただきます。

 さらに今回、この施設運営が、人の手配がいろいろと動く必要があったんですが、ご協力いただくことになりました県内の自治医科大学卒業医師の先生方、また県の医師会の先生方、郡市医師会の有志の皆さん、そして募集に応じていただいた看護職員の皆さんに対しまして、心からお礼を申し上げたいと思います。

 宿泊療養として確保をした部屋数は62室でございます。基本的には無症状の方の入所をこの施設では予定しております。施設の運用ですけども、愛媛大学医学部と愛媛県立中央病院が連携して行ってまいります。「奥道後壱湯の守別館」と同様に、専門の先生方も入っていただきましたので、感染防止対策を講じるとともに、医師や看護師、連絡調整員を配置するなど、県としても万全の体制を組んでまいります。運営体制については後ほど担当者の方から説明をさせていただきたいと思います

 そこで、コロナ関係業務に従事する、しないに関わらず、地域医療を守るためには看護職員のマンパワー確保が大きな課題でありまして、先般、看護師・准看護師資格を持って、今お休みになられている方や協力しようという方々の募集を呼び掛けさせていただきましたところ、愛媛県看護協会に多数、61件の問い合わせをいただきました。勤務時間とかいろいろと調整する中で、昨日現在、17名の方、宿泊療養施設に7名、それから病院等現場の方に10名、この方々の、17名の方々の就業が実現をいたしました。ご応募いただいた方に、本当に感謝申し上げたいと思います。また、この調整を全て担っていただいているのが、県の看護協会でございます。重ねてお礼を申し上げたいと思います。医療現場では人員不足が継続しております。昼夜を問わず現場で懸命に働き続けておられる看護職員の方々の負担軽減を図るためにも、重ねて、医療機関等で勤務していただける看護職員を募集しております。現在就業されていない看護職員の方で御協力いただける方、さらにいらっしゃいましたら、こちらの看護協会さんの方、089-924-0848、こちらの方にご連絡をいただけたら幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 次に、飲食店利用者等への啓発についてでございますが、県ではこれまで飲食店営業者等に対して、3密回避、ガイドラインの順守、「えひめコロナお知らせネット」の登録等を呼び掛けて、利用者にも注意喚起を図ってきたところでございます。今後、忘年会等のシーズンを迎えることから、会食の際の注意点等について啓発動画を作成し、松山中央商店街のストリートビジョンで放映を開始いたします。そして、また、こちらに掲げたチラシになりますけども、このチラシ、飲食におけるところの注意点を列記しております。このチラシを関係団体や飲食店等に配布をしてまいります。広く啓発をしていきたいと思います。

 それでは次に、医療機関の状況について説明させていただきます。まず、国がステージ3の判断目安として示す七つの指標で、現在の本県の医療状況を見ますと、こちらを本県に当てはめた数字になってますが、これを超えていくとステージ3のレベルになるということなんですが、まず入院患者数は46人以上。現在減りましたけども47人でありますから、ここだけは超えております。そして、重症者は7人以上ですが、一時5人になっておりましたが、ご回復されまして現在2人で下回っています。療養入院者数は207人に対しまして、退院された方も増えましたので、66名となりました。そして陽性率は、これは、実際に行われている抗原検査は金曜日に集計されますので、1週間に1回計算しておりますが、一時はここは上がってましたけども現在は1月2日パーセント。10パーセント以上がステージ3ですが、1月2日パーセントという状況になっています。新規感染者数は週に207人以上でありますが、ここ1週間は17人ということで下回ってはおります。そして、直近1週間の感染者数が先週より多いか少ないか、こちらも先週より減少しておりますので下回っております。感染経路不明も50パーセント、これが目安になっていますが、これが大都会だともう60パーセントぐらいになっているという状況で、追い掛けられない状況になっているということになりますが、現在1割から2割と申し上げておきましたが、18.9パーセントというのが愛媛県の状況で、数値は下回っているということでございます。

 これをちょっと見ていただきたいのはですね、これ実は11月1日から始まっています。11月以降の入退院者のグラフになります。このグレーが退院者の方々、そしてこの青いところが自宅療養をされている方、この緑のところが宿泊療養施設に入られている方、そして黄色のところが入院中の方々のグラフになっています。ご覧のとおりですね、退院者の方がずっと、今、回復で増えています。この青い自宅療養の方も一時増えましたけど、どんどん減り始めました。宿泊療養も一時のピークと比べると、どんどん減っております。問題はここでございます。ピークよりは減ったとはいえ、ご高齢の方も多いですから、どうしても入院治療期間が長くなっていく傾向がございます。その状況を反映するかのように、ご覧のとおり、入院されている方はそうは減っていないというのが、今の現状でございます。これが愛媛の医療現場はまだヤマを越えていないというふうなことを示すグラフになります。医療現場の負荷は、今なお非常に大きいということでございます。このためにも、新規の感染者をどう減らしていくかということが大事であるということはお分かりいただけると思います。一人一人の注意深い行動が何よりも重要でございますのでよろしくお願いいたします。

 また、繰り返しお願いしておりますが、感染防止に意味のない偏見や差別、感染予防につながらない感染者探し、根拠のない無責任な不安をあおる情報の投稿拡散、根拠のない誹謗(ひぼう)や中傷、特に医療機関等々にも寄せられているという声も入ってきていますので、絶対にやめていただきたいと思いますし、やめましょう。お願いします。地域に戻る方も増えているので、周囲の皆さんは「大変だったね」と声を掛けて、知り合いの方がいらっしゃったら声を掛けてあげていただけたら幸いでございます。

 最後に、年末年始にかけての注意事項を、お願いも含めてお知らせさせていただきます。まず、帰省など感染拡大地域との往来に、どうぞ注意されてください。県外への移動については、国において、県をまたぐ移動自粛は特に制限されておりません。県外との往来について、一律に自粛を求めることはその結果いたしません。ただ、県外に行かれるかどうかは、それぞれのご家庭で判断していただくことになります。その際に、訪問先の都道府県、訪問先の都道府県ですね、特に都市部あるいは拡大しているところ、こういったところではですね、自治体が地域の皆さんに対してどのような注意喚起を行っているのか、これは全てホームページ見れば出ておりますので、確認をしていただきたい。このことをやっていただきたいことを強くお願いしたいと思います。愛媛県でも、例えば松山市では多数の陽性確認がなされましたが、その他の地域では落ち着いた状況にありました。都道府県単位の感染者数だけを見てしまうと状況というのはちょっと違ったものとして受け止められてしまう可能性もありますので、自治体から住民に対してどのような感染防止対策が発信されているかというのを確認すればだいたい人数ではなく、実体の状況というのが見えてくるんじゃないかと思いますので、それらに沿った行動を取ることが訪問先での感染リスクを抑えるということにもつながりますので確認をお願いします。そして、県のホームページでも航空機を利用して県をまたぐ移動をされる方に対しまして、松山空港の就航先の感染防止対策を発信しておりますので、ここでも検索していただけたらだいたいのかたちは見えると思いますのでよろしくお願いいたします。

 次に、他県からの来訪や帰省について、これについても一律に自粛を求めることはいたしませんが、来訪、帰省される方は、今度は逆にお住まいの自治体が発信している行動自粛の要請というものをちゃんと受け止めて、それに従って対応していただきたいと思います。行動自粛を要請されていない地域の方も、ウイルスの持ち込みリスクには十分配慮していただきたいと思います。例えば、帰省時期をずらしたり、休暇を分散するなどして混雑を避け、リスクを下げる取り組みを考えていただけたらと思います。特に、本県は高齢化率が地方ですから高いわけで、ひとたびクラスター等が広がると医療機関に負荷が掛かり、重症者が増える可能性がありますので、これを極力抑えなければなりません。来訪先や帰省先、迎える方ですね、こちらに高齢者や基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃるご家庭、そうした場合はですね、特によくよく相談して注意を考えていただきたいと思います。

 次に、2番、県外の旧友たちとの会食等でございます。同窓会など普段会っていない方々との集まりは話も弾みますから、気も緩む可能性も高くなります。感染リスクはそれだけ高まるという機会でもあるということをまず考えていただけたらと思います。開催する場合は体調管理を徹底した上で、少人数でハメを外さず、節度を持って行動していただきたいと思います。少しでも体調が悪かったら迷うことなく欠席。これは主催をされる方にもぜひよろしくお願いいたします。

 次に、三つ目、季節行事の人混みに注意でございます。年末年始にかけて不特定多数の人出や飲酒、飲食を伴う会合が多くなる季節でございます。こちらも感染リスクが高まるという場でもございます。県民の皆さん、事業者の皆さん、年末年始の休みは分散して取得する。行事への参加は混雑状況を見て判断する。こうしたことを通じてですね、感染回避のためには行くときにどうすればいいのか、これはまず考えていただきたい。そして、それぞれの状況に応じて工夫をしていただきますようお願いを申し上げたいと思います。そして、その全ての原点が一人一人の感染回避行動でございますので、よろしくお願いいたします。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 103事例目の入院前の検査で分かった方なだが、これは入院前の検査ということで、院内での感染の広がりなどは。

 

(知事)

 ただ念のため、病院、医療機関なんで、少しでも接触のあった方も幅広くやるというふうなことで、今どんどんちょっとでも接触あった方が、可能性があった場合というのを模索しながら調査を進めています。

 

(愛媛新聞)

 今の関連で濃厚接触者20人おられるということだが、これはどういったご関係の方ということか。

 

(知事)

 これは例えばですね、検査のところとかですね、あとご家族等々でございます。

 

(愛媛新聞)

 それは高齢者施設に入所していた方とか、そういう利用されている方という訳ではないということか。

 

(知事)

 ないです。そうではないです。

 

(朝日新聞)

 軽症ということでよろしいか。103事例目、軽症ということになるのか。

 

(知事)

 はい。

 

(朝日新聞)

 呼吸器症状ということだが、軽症ということでよろしいか。

 

(知事)

 軽症です。はい。

 

(愛媛新聞)

 102事例目の方も軽症ということで。

 

(知事)

 そうですね。はい、軽症です。

 

(愛媛新聞)

 103事例目の方。入院前に検査したということだが、これはその病院で何か入院する前は必ず検査していたとかということか。それとも何か症状があったから検査したということか。

 

(知事)

 おそらく、ちょっとこれは後で確認します。多分すごいしっかりしている病院なので、入院前に必ずやられてるんじゃないかなというふうに思っています。ただ確認はいたします。

 

(テレビ愛媛)

 病院名の公表等については。

 

(知事)

 これは学校と同じで、1人でということになれば感染の広がりがないということなので、公表する必要はないと思いますけども、広がりがある場合はこれは呼び掛けというのも含めてお願いすることになろうかと思っています。

 

(あいテレビ)

 その103例目だが、現時点で感染経路が推定できるところに至ったりとか。

 

(知事)

 まだ分からないですね。

 

(朝日新聞)

 亡くなった方のケースで、重症の方ではなかったということだが、全く症状がないわけでもなく、おありにならなかったということでよろしいか。

 

(知事)

 一言で言えば、さっき申し上げたことに尽きるんですけども、かなりのご高齢の方ということでございます。

 

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