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新型コロナウイルスの感染の確認(12月5日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017252 更新日:2020年12月8日 印刷ページ表示

日時:令和2年12月5日(土曜日)16時00分~16時26分

場所:知事会議室

(知事)

 昨日は、県内で2名の陽性者が確認されましたので公表させていただきます。この2名の方とも既存事例でございまして、新規の事例はございません。91事例目の1事例の関係の方でございます。本日は、新規事例もありませんので、本来でしたら事務方の対応ということになるケースですけれども、大きなヤマというものがいくつか見込みが立ちましたので、私の方から会見をさせていただきます。まずは、感染された方に心からお見舞いを申し上げます。一日も早いご回復を祈っています。6件のクラスター、ほぼ同時に発生したクラスター、学校2件、飲食店2件、そして高齢者施設2件、この六つのクラスターは全て囲い込みはされております。濃厚接触者の方の健康観察期間でありますが、ちょっと症状が出たので、検査も3名の方、実施しておりますが、全員陰性が確認されましたので、このクラスター関係でもゼロということになります。

 それでは、昨日の検査結果について報告をさせていただきます。昨日は100件の検査を実施し、98件の陰性、そして2件の陽性が確認されました。これは実際にはですね、1週間に1回集計する指定医療機関の方で実施されている抗原検査もさらに行われていますけども、ここには入っておりません。ただし、陽性がもし出た場合は連絡がありますので、その意味はそこでも陽性が出てないということでございます。

 次に、入院・退院の状況でございます。医療機関に入院をされている方は54名で、昨日から4名減でございます。また、重症者の方は昨日と変わらず5名でございますが、さらに、回復に向かわれている方もいらっしゃるという現場からの報告も上がってきております。何とか全員回復していただきますようにお祈りしたいと思いますし、医療現場の皆さんは懸命に治療に当たっていただいているところでございます。本当にご苦労を掛けますが、よろしくお願いいたします。そして、宿泊療養施設、こちらに入っていらっしゃる方は1名増えて8名。さらに、一気に発生したクラスターもありましたので、退院をされた方、昨日は27名でございます。そして、自宅療養、こちらの方もですね、無症状の方が多いんですけども、一気に22名ご回復をされまして、22名減って39名というふうな状況でございます。クラスターをはじめ、多くの陽性確認がなされた時期から3、4週間経ちます。回復されて地域に戻る方も増えてまいります。ぜひ皆さん温かい気持ちで大変だったねという声をですね、もしお知り合いの方がいたら掛けてあげてください。その思いやりが大きな励みになると思いますので、よろしくお願いいたします。

 続いて、これらも踏まえて、国のステージ3の判断目安の指標についてまとめさせていただきます。まず、入院患者数は減ったとはいえ、本県に当てはめた場合は46名以上ですから、現在54名ということで、ここは指標に当てはまっております。減少傾向とはいえ、まだこういう状況でございます。ということで、医療現場の戦いは感染拡大のヤマは越えて、クラスターのヤマは越えてもですね、その方、まだ治療中の方は多いですから、ここはまだ越えてないということがここで分かっていただけると思います。そして、重症者は今申し上げたように7人以上なんですが5名、下回っております。入院、療養患者は207人が目安ですが、101人で随分減少しましたので下回っております。そして、陽性率はこの前お知らせしたとおり、金曜日の抗原検査の分が1週間に1回入ってまいりますので、この1週間は2.9パーセントというふうな落ち着きの状況になっております。そして、新規の感染者数も週に207人以上ですが、37人ということで下回る水準になりました。そして、直近1週間の感染者数が先週より多いか少ないか、先週より減少ということで、これも下回っております。で、感染経路不明、これは50パーセントを超えるとステージ3ですけども、現在、先週は18.9パーセント、ちょっと上がってるように見えますけども、これはクラスターの大量の大人数の検査がヤマを越えたので、当然分母が少なくなりますので、その分の自然増の数字でありますから、当初から申し上げているとおり、1割から2割の範囲で落ち着いた水準でございます。もちろん、これがゼロが一番理想的なんですけども、なかなかそうはいかないということで、警戒が必要ということでございます。

 以上がステージの状況でございますが、こういうことで入院患者一つ該当していますが、国が言うステージ3の段階にはまだ入っていないというのが、愛媛県の現状でございますが、申し上げましたとおり、医療現場はヤマは全く越えていないという状況でございます。このためですね、医療現場の負荷を上げないこと、むしろ減らしていくことが重要になってまいります。そのためには、新規の感染者の発生を減らす、もうこれ以外方法がございません。その意味で、県民の皆さん一人一人の感染回避行動をぜひよろしくお願いいたします。

 それでは、進捗レベルの段階ごとに説明させていただきます。昨日まで工夫しましたが、ちょっとまた見やすく、(パネルの上段の)ここを封じ込め事例といたします。そして、2段目を調査が完了して、その中での健康観察に入っている囲い込み事例といたします。そして、ここが現在追い掛けている調査事例、まだ三つございますけども、というふうな分け方にさせていただきます。まず、47事例目。こちらはですね、この事例と松山市の40代の方、そして51事例目、こちらは中予地域の70代の方。そして、94事例目、これは東予地域、80代というのは病院関係でございます。こちらはですね、昨日幅広く検査も実施されまして、残りの8名、特にこの病院の関係ですね、残りの8名の方、全員陰性が確認されました。全て陰性でございますので、必要な調査と検査は終了し、そして濃厚接触者はいないということもしっかりとした調査で確認されておりますので、これはもう濃厚接触者がいないということから、陽性になった方の入院治療のみを残すので封じ込めということになります。

 次に、囲い込み事例でございます。まず49事例目。これはクラスターのラウンジおおたさんでありますが、自宅待機中に症状の現れた方1名いらっしゃったんですが、検査で陰性が確認されました。52-2事例目、これは雄新中学校、こちらも同様に2名の方の再検査お二人とも陰性が確認されました。そして88事例目、こちらは症状が現れた軽度の接触者、濃厚接触者ではない方なんですけども、念のため検査を実施して陰性が確認されました。また以下のこの87(事例目)、松山市の60代の方、92事例目、松山市の60代の方、そして95事例目、これは昨日、松山市で自ら病院名を公表されたケースでございますけれども、こちらも全ての検査が完了し濃厚接触者の確認を終えましたので、囲い込みの方に入ってまいります。特にこちら松山市内の医療機関が入院患者1名の感染を速やかに自ら公表している事例でございますが、既に接触が確認された職員21名については2日に検査が完了し全員陰性でございました。さらに念のため昨日患者さん等62名の全員の検査を実施し全ての陰性も確認されました。この時点で病院内での感染の広がりがないことが確認されておりますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。

 次に、調査事例でございます。まず82事例目、こちらは現在もまだ念のため保健所において関係者調査を継続中ですけれども、現時点では懸念事項は確認されておりません。念のためということで検査を継続しています。次に91事例目、(陽性者が)9名ですからクラスターに見えるかもしれませんが、これは飲食店なんかで1カ所で発生したケースではなく、1カ所のお身内さんの会なんかで(感染が)広がったという事例で、今追い掛けをしていますが、ほぼですね、そういう事例ですから調査の方は順調に進んでおります。昨日は濃厚接触者7名の検査を実施し、5名の陰性、そして2名の陽性が確認されました。その結果、この事例の陽性者は9名ということになります。この2名の方ですが、お一人目は30代の男性、住所地は東予地域、職業は会社員、現段階では濃厚接触者2名を確認し、これから検査調査が進んでまいります。お二人目はご本人の強い意向があって非公表といたしますが、住所地は中予地域、職業は中予地域の医療機関に勤務する医療関係者でございます。91事例目として整理しているとおり、この事例の中で陽性が確認された方との生活上の接触により感染された可能性が高いケースでございます。現時点の保健所の調査では、ご家族の濃厚接触者3名を確認しております。そして、医療機関内は非常にしっかりした運営、他の今回の医療機関と同様にですね、きちっとされておりまして濃厚接触者に当たるような接触は確認されません。ただ、引き続き調査を実施しております。本日ですね、この医療機関も公表する予定と聞いておりますので、そしてその医療機関では自主検査も行っております。軽度の接触者8名は昨日中に検査し、全て陰性が確認されたそうでございます。本日も濃厚接触者はいないんですけども、さらに16名の検査を実施する予定と聞いております。そしてさらに本日中に、こちらの保健所の方でも38名の検査を一気に実施をする予定であり、濃厚接触者はいないんですけれども、合計62名の患者さんと職員さんを幅広に検査することになっています。医療従事者の陽性確認でありますことから、感染拡大防止のため、幅広く速やかに検査を実施しておりますので、今日中にはあらかた、だいたい様子が見えてくると思いますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。繰り返しになりますが、この事例は家庭内での会食や生活上の接触がきっかけで他の家族等に感染が広がったケースでございます。このような感染、いつでもどこでも誰にでも同様のことが起こる可能性があるということでございますんで、家庭内での会食についても感染予防に心掛けていただきますようお願い申し上げたいと思います。特に高齢者や基礎疾患のある方がご家族にいらっしゃる場合は、特段の注意を払っていただきますようにお願いを申し上げます。

 次に既存事業に入ってまいります。97事例目でございます。これは昨日も発表しております伊方原発の関係でございます。昨日陽性が確認された方と行動を共にしており、同じく他県から濃厚接触者ですと調査依頼のあったもう1名の方の検査をしたところ、陰性が確認されました。一方、伊方発電所については、既に陽性者の職場関係者66名は会社側が自宅待機の措置を講じていたところでございます。本日関係者、待機している66名全員のPCR検査が実施され、つい先ほどなんですけど、ちょっと間に合わなかったんで(パネルの)圏外に出させていただきました。全員の陰性の確認が取れました。ということで現時点で伊方発電所内での感染の拡大がないことは確認されましたけれども、場所が場所ですので慎重にさらなる調査を念のため進めているところでございます。なおグループ会社の従業員が多数自宅待機となっておりますが、担当しているのは昨日説明したように、修繕工事などの日常補修業務でございまして、現時点で緊急に行う必要性のある作業はないというふうに聞いております。その修繕作業が停止して、今後作業スケジュール等に影響が生じる可能性はゼロとは言いませんが、発電所本体の運営や定期検査そのものへの支障はないということでございます。また伊方発電所の安全管理上、必要と定める運転員および緊急時対応要員も影響がありませんので、(安全が)確保されているということから、伊方発電所の安全性そのものに影響はないという報告を受けております。

 次に98事例目でございますが、松山市の20代の方でございます。濃厚接触者4名を速やかに検査を実施し、全員の陰性が確認されました。念のため、引き続き保健所において調査を継続中でございます。

 本日説明させていただきました94事例目、そして95事例目については、いずれも医療機関で陽性者が確認された事例でございます。感染状況を把握するため、幅広に速やかに検査を行わせていただきましたが、全員の陰性が確認されたことで両院とも院内の感染拡大の恐れがないことが速やかに確認できて安堵(あんど)をしております。また、91事例目の関連で、先ほど申し上げましたもう一つの医療関係者。こちらにつきましても、医療機関が連携して院内の感染関係者の調査、検査を早急に現在進めているところでございます。これ、本当にこの三つの医療機関に共通していることは、まず自らが速やかに公表されたということ。そして、院内においてはマニュアルの遵守や実践、基本がしっかり徹底されていたということ。そして、日常的な感染防止対策もしっかりと行われていたということ。また、調査や検査に全面的にご協力をいただいたということ。これが、早期の実態把握につながりました。あらためて感謝を申し上げたいと思います。

 県民の皆さんには、医療機関の入院患者やスタッフに、仮に感染が確認されても、対策が万全であれば広がらないということはご理解いただきたいと思います。

 日々、感染のリスクに向き合いながら、使命感を持って業務に従事されている医療従事者の方々に思いをはせていただきまして、医療機関や医療従事者の方々への中傷、誹謗(ひぼう)はくれぐれもやめていただきたいと思います。

 次にですね、県民の皆さんへのお願いなんですが、今日は新規事例がなく、陽性確認も2件と減少しましたが、全国では依然として陽性確認が続いています。また、重症患者も増加傾向でありまして、本県においても、最前線を担う医療現場の負荷はまだまだ大きくて、ヤマを越えたわけではないということをお分かりいただきたいと思います。

 新型コロナ対応の中心的な役割を担う医療機関の一つである県立中央病院でございますが、コロナ患者の増加に対応して、治療に当たる医師、看護師等を確保するため、一般の入院患者の受け入れの抑制や、緊急性が高くない手術、検査等の延期等についても、申し訳ないですがお願いせざるを得ない状況でございます。ただし、ただしです。救命救急や周産期医療のほか、県立中央病院でしか対応ができないものもございます。こちらの機能については、全て堅持いたします。そして、治療が必要な患者に対しては、感染防止対策を行った上で、適切な医療を提供する方針でございますので、その点はご理解いただきたいと思います。また、周辺の病院ともしっかりと連携をして、役割分担を進めていくということにしておりますので、その点はご安心いただきたいと思います。

 最後に、記者会見についてですが、9月以前は、囲い込みの範囲内での陽性確認のお知らせなどは、事務方の発表で対応してまいりましたが、11月以降は、これは同時クラスター六つの発生、そして病院や伊方原発(の関連で陽性確認など)いろんなことがございましたので、全て私の方で(記者発表を)やらせていただきました。感染拡大ということについては、一つの大きなヤマは越えたと思いますが、コロナそのもののヤマは全く越えていません。ましてや、医療現場のヤマも越えられているわけではありません。今なお、大変な状況の中ご奮闘いただいております。そこで、このクラスターのヤマを越えたことで、従来の姿に戻させていただきます。ルールとしては、既存事例で濃厚接触者からの陽性確認の場合。そして、もう本当に広がる恐れの懸念も少なそうな散発的な新規事例の場合。こういったことについては、事務方からの公表とさせていただきたいと思います。ただし、クラスターの発生や医療機関や福祉施設、学校関係などの中で、これはちょっと要注意だというような場合。また、伊方原発など県民の重大な関心ごとには、今後とも私の方から報告をさせていただきます。また、県のコロナ対策の重要事項、縮小期から警戒期への移行等々ありましたが、そういった時も私の方でやらせていただきます。以上、今後の会見方針をご理解いただけたらと思います。

 そこで、明日どうなるか分かりませんけども、そういうふうになるということを前提に、現段階、私自身が専門家の先生からもいろいろお聞きし、現場も指揮を執りながら、今の段階で感じている三つの懸念事項を、ぜひ県民の皆さんに共有していただけたらというふうに思います。三つございます。

 一つはですね、医療機関の先ほど申し上げました状況でございます。入院患者、重症者、今でもまだ治療中でございます。ここの負荷というものが、他の医療にも影響を与えるというのは全国でもニュースで報道されているところでありますが、これを回避するためには、新規の感染者数をなくしていく、減らしていく。もうそれしかありませんので、ぜひご理解をいただきたいと思います。感染者の報告が少なくても、医療機関はまだ治療中の方は大勢いらっしゃるんで、非常に厳しい状況にあるということをご理解いただきたいと思います。

 そして二つ目は、これがもう本当に残念なんですが、住所を公表しろ、誰だか公表しろ、勤務先を公表しろ。いまだにそういうことを言われる方が一部いらっしゃいますが、感染拡大防止にはつながりません。感染者が近くにいようがいまいが、やることは一緒でございます。むしろ、公表しろという声が、一層感染者に不安を与えてしまう。不安になれば、調査への協力が怖いからできませんという、保健所の調査に支障を来す。そして、それが進まなければ追い掛けができませんから、感染拡大につながるということに結び付いていることをくどいようですがもう一度申し上げさせていただきたいと思います。そして、無責任な不安をあおるような情報拡散。これも本当におやめいただきたいというふうに思います。そして、賢明な県民の皆さんには、こうしたものに接した場合、絶対に惑わされないように気を付けられてください。

 そして、最後三つ目。クラスターのヤマを越えただけでありますので、特に年末にかけて、人の動きも増えてくる可能性がございます。先ほどの医療機関のことも思いつつ、かからないよ、と。移さないよ、と。感染回避行動、ますます重要になってまいります。「うつらないよう自己防衛」「うつさないよう周りに配慮」「習慣化しよう3密回避」。この徹底を、くれぐれも一人一人の県民の皆さんに、そして飲食店等々を経営される皆さんに、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(愛媛新聞)

 今日はだいぶ感染落ち着いているようにも見えるが、あらためて受け止めはどうか。

 

(知事)

 そうですね。今日この件数には入っていませんけれども、100件の中に入っていませんけども、先ほど申し上げましたように、指定医療機関のかかりつけの先生のご協力で、広範に抗原検査も行われていますから、その中でのこの確認状況なので、何とか踏みとどまっている状況かなというふうには思います。ただ完璧ということはありませんので、人が動いている以上は、警戒は継続して、むしろ年末にかけて一層高めていく必要があるんではないかなというふうに思っています。

 

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