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新型コロナウイルスの感染の確認(12月1日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和2年12月1日(火曜日)15時30分~16時06分
場所:知事会議室
- 新型コロナウイルスの感染の確認(12月1日公表分)について[PDFファイル/152KB]
- 愛媛県内の状況等(令和2年12月1日9時現在)[PDFファイル/269KB]
- 愛媛県内の市町別陽性者の状況(11月30日現在)[PDFファイル/1.42MB]
- 愛媛県における新型コロナウイルス感染症による重症例の概要(12月1日現在)[PDFファイル/40KB]
(知事)
昨日は県内で6名の陽性者が確認されましたので、公表させていただきます。既存事例のクラスター関係で1名、新規事例5事例で5名でございます。ただ、この新規事例はまだ調査中ですけども、既存事例との関わりの可能性もある件も含まれております。感染が確認された方に心からお見舞い申し上げます。一日も早いご回復をお祈りいたします。
本日、発表事項4件ございます。一つには、いつもどおり陽性が確認された場合に行っている検査、新規の陽性が確認された場合に行っている検査状況、入退院等の状況でございます。二つ目はクラスターの調査および各事例の状況。そして三つめに、国の定める「ステージ3」の指標の動向でございます。それから四つ目に、12月にも入りましたので、クラスターもある程度の、乗り越えられるめどが立ちつつある状況の中で、市町別年代別の、個人が特定されないように十分配慮した中での発生状況を、ご報告させていただきます。そしてそれと同時に、重症事例の状況および注意喚起でございます。
まず、検査状況と入退院等の状況でございます。昨日は107件の検査が実施されまして、101件の陰性が確認され、今申し上げたように6件の陽性が確認されました。次に、現時点での入退院の状況でございますが、医療機関に入院されている方が4名増えて68名。うち、残念ながら重症になられた方は1名増加しまして、5名でございます。この方も含めて、いずれも中高齢の方でございます。そして、宿泊療養施設の方は8名減少しまして10名。退院された方も昨日は9名いらっしゃいまして、この方々はご回復でございます。さらに自宅療養の方、こちらは、無症状や軽症で医師が入院の必要ないと判断された方、入院調整の方も含めて1名増えて67名でございます。入院されている方が増えて、医療機関の方々、献身的な努力が続いております。重症者も最多の5名となりました。特に、今回高齢者施設でのクラスターが発生していますので、まだまだ心配な状況が続いております。一方で、クラスターの発生から日が経過し、退院や宿泊療養所から退所して回復される方も増えております。そういう中で、まずクラスターの状況について説明させていただきます。
まず43事例目、飲食店(スナック)真野さんでございますが、昨日は新たな連絡もございませんでした。ただ今日まで、潜伏期間のことも考慮し呼び掛けは続けさせていただきます。真野に行かれた方、保健所に連絡してください。
それから49事例目、こちらも新たな連絡はございませんでしたが、念のため濃厚接触者ではないんですけども、関係者2名の検査を実施しています。お二人とも陰性が確認されました。この方は濃厚接触者ではないんだけども、高齢者施設と関係している方だったんで、念のため検査を実施し陰性が確認されたということでございます。(ラウンジ)おおたさんの方は、明日まで呼び掛けを続けさせていただきますので、真野さんと同じように、行かれた方は保健所、最寄りの保健所に連絡をお願いいたします。
次に52-2事例目、雄新中学校および聖カタリナ学園58事例目です。こちらは今後とも健康観察、濃厚接触者の自宅待機健康観察中でございまして、昨日は何も検査もありません。症状が出た方もおりませんので、注意深く囲い込みの中で行っていきたいと思います。
それから61(事例目)、高齢者施設でございますが、症状等のある2階フロアショートステイの入所者8名および職員1名を検査し、うち入所者1名の要請を確認いたしました。ただ、この方はですね、過去2回検査で陰性が確認されており、囲い込みの範囲内での陽性確認でございます。広がるという懸念はございません。この結果、この事例での陽性者は1人増えて、25名となります。内訳は、入所者が1人増えて16名、職員が6名、関係者が3名となります。また、こちらに74(名)と記入しておりますけども、他のフロアの施設の入所者職員65名全員、昨日一斉に検査を実施しましたが、全て陰性が確認されました。ということで、この施設の中で、他フロアへの感染の広がりは見られないことが、昨日の時点で確認できたということになります。この事例については、保健所の調査および関係者の検査も完了しましたことから、囲い込みが完了するということになりますが、何か新しい情報があれば速やかに動くという体制は常に取り続けていきたいと思います。
それから62-2事例目でございますが、公表されている施設の方が、先に陽性が確認されていた方の、軽度、濃厚接触者に当たらない軽度の接触者10名を、念のため検査いたしました結果、全員の陰性が確認されましたので増えておりません。
62-1、62-2、高齢者施設の事例では、これまでに職員の方も陽性または濃厚接触者となったことで職員不足が生じておりましたが、いずれも同一法人内での人のやりくりで応援職員を派遣し、利用者へのサービス提供は続いております。また、62-1の事例につきましては、法人内グループ施設の人員不足を補うため、「E-WEL(イーウェル)ネット」の方に活用の打診があったことで、2法人から延べ3名の方に手を挙げていただき、順次応援に入っていただいております。応援職員はじめ現場の皆さんには、感染防護に気を配りながら介護サービスの提供に従事すること、大変ご苦労されていると思います。そのご苦労に、通常のケアもしながらですから、本当に心から敬意を表させていただきたいと思います。労いの言葉を贈りたいと思います。幸い、昨日までの検査結果からも同じ施設内の他の施設等への感染拡大は確認されませんでした。これも現場の皆さんのたゆまぬ努力と、それから感染症の専門の先生に入って指導いただいております、こうした指導、助言が非常に大きな力となってもおりますので、感謝申し上げたいと思います。
このクラスター、感染の広がりという意味では、ようやく囲い込みは終了し、先が見えてきたんではなかろうかといえます。ただし、広がりが囲い込めるということで、だいたい見えてきましたけども、現場の対応については収束に至ってはいません。まだまだケアが続いてまいります。これにはおそらく時間を要するものと思いますので、現場の皆さん、引き続き頑張っていただきたいと思います。
それでは、クラスター以外で進捗のあった状況について、説明させていただきます。まず、40事例目と41事例目、40事例目は松山市50代の男性、41事例目は松山市の学校関係教職員の会食の関係、こちらについては全て調査も検査も完了、そして濃厚接触者の自宅待機、健康観察も完了しましたので、封じ込めでございますので、明日からはこの二つはこちら(対処事例)の方に入れさせていただきます。
次に、こちらからの四つになります。これは、62-1事例目では、まだ念のためこちらで調査を続けているということにしてあります。それ以外の四つです。この4事例の40名は現段階で調査、検査完了しました。こちらも同じように調査完了・検査完了で、残すところは症状のない濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみでございますので、囲い込み完了の事例として上の段に入れさせていただきます。今までもそうですけど、囲い込みは完了していますけど、この中でまた症状が出る場合は、速やかに検査を行ってフォローをいたしますので、ご安心いただきたいと思います。
次に、新規関係の事例でございます。昨日は医師の判断による新規の検査10件がございまして、そのうち5事例5件の陽性が確認されました。本人の強い希望もありますので、一部(または)全部非公表ということもありますけれども、全員保健所の(調査)協力には全面的にご協力をいただいておりますので、追い掛け作業は進められております。くどいようですけども、この公表の仕方は検査への全面協力を得るために、そうした措置を取っておりますので、これはお分かりいただきたいというふうに思います。さらに、いずれもですね、県外の方、もしくは陽性が確認された方との接点が確認されておりまして、感染経路推定、確定ではありません、推定の手掛かりはある事例でございます。
まず新規の87(事例目)でございます。60代の男性、住所地は松山市、職業は自営業の方でございます。現段階では濃厚接触者1名おられましたが、この方については既に検査も実施され、陰性が確認されております。ただ、接客を伴う業務をされておりまして、現在保健所の方で詳細な追い掛け調査を実施中でございます。
88事例目、非公表でございますが、こちらは中予保健所に届出のあった事例となります。こちらの方は、現段階で濃厚接触者は5名確認をされておりますので、順次検査等々が実施されてまいります。
89事例目、こちらは松山市保健所に届け出のあった事例でございますが、本人の強い希望で公表は差し控えさせていただきます。こちらの方は現段階で濃厚接触者2名を確認しております。
こちらの90事例目でございます。こちらの方は、20代の学校関係者の方でございます。それ以外の情報は、ご本人の強い意向がございまして非公表になっていますが、松山市保健所に届け出のあった事例でございます。昨日の陽性判明を受けまして、こちらの学校関係者でございます、学校では午後から臨時休業措置を取り、既に消毒を実施したということでございます。そして本日からは、再開、ただし全てオンライン授業での再開でございまして、全学生に対し、念のため自宅待機と健康観察を実施中と聞いております。
続きまして91事例目、こちらは年代性別は非公表ですが、住所地は松山市でございます。職業は無職の方でございます。こちらの方については、現段階で濃厚接触者7名を確認しておりまして、順次検査が進められていきます。以上が新規の状況でございます。
それでは次に、国の七つの指標についての本県の状況でございますが、これです、国がステージ3と言っている判断目安の7指標でございます。ご覧のとおりですね、本県にあてはめた場合、まず入院患者数は46人以上、現在68人ですからこれは該当しております。重傷者は1人増えて5人となりましたが、7人以上ということなので、まだ指標には届いていない、ステージ3の指標にはなっていません。それから、療養入院者数207人に対して、現在145人ですからこれも下回っております。それから、陽性率は1週間に10パーセント以上でありますが、現段階で21から27日は7.3パーセント。これは毎週金曜日に抗原検査の分が入ってきますんで、その時点での数字が出てまいります。この数字は、正確に表すためには毎日というわけにはいかないのが、抗原検査の部分が1週間に1回ですから、金曜日になると更新ができるということになります。先週の段階では7.3パーセントで下回っています。新規感染者数もクラスターが落ち着いてきましたので、週に207人以上が69人、これも下回っております。そして、ここも直近1週間の感染者数は、クラスターがだいたい囲い込み完了しましたので、先週より減少ということで、今までは該当してましたけど、こちらも下回ることとなりました。それから感染経路不明50パーセント、これも直近1週間では11.8パーセントですから、こうしたように各事例ごとの追い掛けができているというのが、この数字に表れてきているということでございます。
次に、まず市町別の状況でございます。はじめに、陽性確認された方の住所地別の状況をお示しいたします。これまで公表をした中には、個人の特定を避けるために、また調査への協力をいただくために、ご本人の強い意向というものを無視はできないということで非公表も多く、なかなか分かりにくい点もあったと思いますが、これまで東・中・南予といった大まかな地域で公表していたものも、市町別に大まかにこう出させていただきました。全体で320人でございます。こちらですね、感染者数の合計320名。その7割以上の250人以上が松山市で確認されております。ただ、松山市近郊では、他の地域よりも比較的多くの陽性者が確認されている傾向も出ております。これが松山市で、このあたりの色を見ればお分かりいただけると思います。それから20のうち、20の市町が愛媛県にはありますけれども、ご覧のとおり、13の市町で陽性者が、人数は別として確認されています。七つの市町では、いまだ陽性者は出ておりませんが、がですね、このゼロの地域でも検査は全市町で行われております。陽性にはなってませんけども、大丈夫かなという検査は行われておりますことは分かっていただきたいというふうに思います。どこでも可能性はあるということでございます。であるが故に、どこの地域に居ようとも、皆さん気を付けて、等しく気を付けていただきたいと思いますし、また、どこだ誰だと探すことは、感染回避、防止にはつながりません。自分が気を付ける、家族で話し合う、そして自分で何ができるかを考える、こういったことが重要でございますので、ぜひよろしくお願いいたします。
根拠のない無責任な情報拡散は混乱を招くのみ。感染者を探すことは医療現場や保健所の調査に支障を来す可能性がある。そして何よりも感染された方々に、ものすごいプレッシャー、不安を与えることになる。ぜひやめていただきますようお願いいたします。
次に、呼び掛けのためにちょっと分析を行わせていただきます。年代別、性別の状況でございます。ご覧のとおり、320人の中で、これは全体、そして集中的に発生したこちらは11月以降の動向。ご覧のように、あまり年代別で見ると変わっていません。傾向は続いているという感じですね。で、男性・女性の割合も(全体で)50・50。まあ(1月以降で)49.5・50.5、男女半々ぐらいの状況でございます。しかし、この11月については、ご案内のとおり六つのクラスターが発生してますので、ご高齢の方が多く陽性の確認された高齢者施設、それから若い世代で多くの陽性が確認された若者世代。ここが多く含まれているというのはお分かりいただけると思います。そこで、この両因、クラスターを除いたグラフを別に作ってみました。クラスターを除いた11月の状況でございます。これを見ると、グラフの、ご覧のとおり、ちょっと色の分布が変わってまいります。これを見るとですね、20代から50代、これは大半を占めていることがお分かりいただけると思います。いわゆる働き盛りの世代が7割を超えているということになります。それから、男女先ほど半々でしたから、クラスター除くと、男性が6割以上の比率になって、この傾向が浮き彫りになってまいります。ということで、働き盛りのこうした世代で、職場での感染や、そして特に会食での感染が確認されておりますことが浮き彫りになるデータかなと思いますんで、くれぐれも、特に働いている男性の方に注意喚起をより一層強めていただきますようお願い申し上げたいと思います。
次に、11月までに確認された重症例の概要です。県内では、320名のうち重症例は14例でございました。残念ながらお亡くなりになった方が6例でいらっしゃいます。で、重症者の性別は、男性が9名、女性が5名でございます。そして、年代別に見ますとこうなります。50代2人、60代3人、70代3人、80歳以上6人でございます。それから、発症してから平均7.1日後に重症化というようなことで、データとして上がってきています。男性が7.4日後、女性が6.4日でございます。そして、ここが注目なんですが、14例中11例が、高血圧、糖尿病、肝機能障害等の基礎疾患があるということでありました。巷間(こうかん)言われているように、ご高齢の方、基礎疾患のある方が重症化リスクが高いというのは、県内の事例を見ても証明されているところでございます。なお、喫煙歴が確認されたのは2名でございました。
国が10月に発表した新型コロナの10の知識というものがございます。そこを見ますと、30代を基準にした重症化率は、60代になりますと25倍、70代になりますと47倍、80代になりますと71倍という重症化率に跳ね上がるということが示されています。そして、重症化しやすい基礎疾患として、先ほども少し触れましたが、肺疾患、糖尿病、高血圧などの六つの疾患が示されています。これからも、愛媛県のデータを見ても、国の指標を見ても、高齢者と基礎疾患のある方は特に感染に注意をされてください。現在、全国的にも重症者の急激な増加がニュースで報道されています。愛媛県でも現在5名の重症者が発生しております。感染拡大を抑えると同時に、現場でお医者さん、看護師の方々、医療従事者、懸命に頑張っておりますので、ここが最も力を注ぐことでございます。
最後に、県民の皆さんにお願いでございますが、首都圏や関西圏と比べますと本県などの地方では、これはもうお分かりのとおり高齢化率が高いという状況でございます。そこで、感染が家庭内や高齢者に広がること、これをなんとしてでも防ぐ必要がございます。そして、今後さらに重症者が増加していくと、医療機関への負担はさらに重くなってまいります。それを限界超えると、救急等の一般医療にも影響が出てくる可能性もございます。市町別、年代・性別および重症者の状況の三つの状況を、県内の状況をお知らせさせていただきました。現在注力すべきは、感染拡大を防ぎつつ、入院されている方々の治療に集中すること、特に重症者の発生を防ぐことでございます。そのため、県内等しく、皆さんには感染回避行動、徹底していただきたいということ。そして、特に松山市およびその周辺の方々は、警戒感をより一層高めていただきたいということ。さらに、働いている方々、特に男性は、仕事上での接触や会食で感染する例が確認されておりまして、十分な注意を払っていただきたいということ。また、重症化しやすい高齢者への感染を防ぐために、不特定多数の高齢者の方が集まる場面はできる限り避けていただきたい。また、これから、忘年会の話をしましたけども、高齢者の方はひょっとすると、忘年会も含めて同窓会もあろうかと思いますんで、こうした会食への出席を控えるなど、くれぐれも行動に気を付けていただきたいと思います。そして、ご高齢者の方がいるご家庭、家族で十分相談して、例えば来年、年末年始の帰省を分散させるなど、それぞれのご家庭で今から前もって話をしていただきたいというふうに思います。以上です。
(南海放送)
新規事例についてだが、いずれも既存事例との関わりがあるというふうに。
(知事)
既存事例とか県外の方(または県内外を問わず陽性の方)との接触とかいろんなケースがあるので、そこが特定できているわけではないんだけども、推定と言う域には入ってまいりますね。今調査が進められています。
(南海放送)
感染経路不明ということではない。
(知事)
そうですね。全く分からないというケースではないですね。
(南海放送)
11月に松山市内で六つのクラスターが発生していて、クラスターにちょっと目が向きがちではあるが、このクラスター以外でも、75人の方が感染確認されている。3月から10月までの感染者が116人ということを考えると、この中でもクラスターがあったので、それと比べるとかなり多いというふうには思うのだが、このクラスター以外でもこういった人数が増えていることについては、知事どのように。
(知事)
そうですね。これ人の移動が制限されているわけでもありませんし、経済との両立という大きな課題を抱える中で、本当に難しいハンドリングをしながら進んでいる状況であります。感染の傾向としては、都市部ではちょっと爆発的になっていますけども、全国どこでも感染が確認される状況が、11月の中旬以降は続くようになりましたので、これはもう本当に日本全国どこにいても感染のリスクはある状況であると。それはここにいるからということじゃなくて、人が移動し続けていますから常にあるんですね。そういう中で散発的な陽性確認は今後とも続いていくと言わざるを得ないと思います。大事なことは正しく恐れることでございますので、今日もデータを示して申し上げたんですが、一番気を付けるのは、やはり重症化リスクの高い高齢者と基礎疾患をお持ちの方で、そこに広げないためにそれぞれが何をしたらいいのかを考えていただくこと。例えばマスクを常時着用しようとか、外に出るときですね。それから家庭の中でご高齢の方に感染させないように気を配るということ。それから施設等々で万全の体制を取るということ。ここをしっかりやれば、散発的な感染があったとしても乗り越えられると思いますし、大半の方はご覧のとおり、回復されているのがこのコロナの特色でもありますので、そこら辺のデータを見極めながら、皆さん正しく恐れて、そして感染回避行動をそれぞれが丁寧に実施していただきたいということに尽きるのではないかと思います。
(あいテレビ)
今回の新規事例で学校関係者が出ている。全体として、今休校となっている数というのは。
(知事)
今日はまだ休校で、明日から再開する学校が1校ありますので、明日以降はゼロになります。先ほどの学校も休校はもうしていません。オンライン授業で再開しています。ということで、もし今日何らかの動きがなければ明日からは休校の学校はゼロということになります。
(南海放送)
新規事例の87事例目の方について、接客を伴うご職業ということだが、例えばこれまでにクラスターが発生している夜の街の関連、飲食店だとかそのあたり、属性というのは。
(知事)
今調査が進められておりまして、これはお願いするしかないんですが、広がる可能性がある場合は、ご協力をいただきたいというふうに思っています。
(南海放送)
現段階ではまだ。
(知事)
まだです。まだ広がりは確認されていません。
(テレビ愛媛)
先ほどの質問とかぶってくるところもあるが、11月で200人を超えたということに関してあらためて聞きたいのと、また今後12月以降、さらに寒くなってくると思うので、あらためて感染対策などについて呼び掛けがあれば。
(知事)
正直言って、六つほぼ同時にクラスターが発生するというのはそうあることではない。可能性ゼロとは言いませんけども、何回も何回も同じようなことが起こるような確率は低いとは思うんですけども、それが一気に来ましたので、当初はもう本当にどうやって全体をコントロールしていくべきなのかということも、自分自身も相当思い悩んだとこもありましたが、本当に関係者が的確なアドバイスをしてくれたりですね、またそれぞれの持ち場、持ち場で最全力を尽くしてくれた、その総合力というものによって、なんとか、前に1週間の正念場だということを申し上げましたけれども、そのとおりにですね、クラスター自体はこうしたような状況になったと思います。もうこれはもう誰一人欠けてもできなかったんではないかなというふうに思いますので、全ての関係された皆さんの尽力に対しまして、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。
今回の経験でいろんなことがまた今後の対応につながるような経験もあったと思います。ただ、今お願いしたいのはですね、六つのクラスターの山はどうやら越えられたと思いますけども、全体の山は全く越えられていません。そこが肝心でございます。先ほど申し上げましたように、全国どこにいたって感染するリスクはあるというのが今の現実でありますから、何よりも一人一人が感染回避行動を行っていただくことが重要でございます。まだ自分は大丈夫だろうと思われている方がいらっしゃるかもしれませんし、ちょっとした買い物、ちょっとコンビニに行って買い物でもするか、ちょっとだからいいか、でマスクをしないというようなこともあるかもしれません。でもその油断というものが感染につながっていくという状況であるということは分かりながら生活をしていただきたいなというふうに思います。特に今、クラスターは乗り越えたとは申し上げたけれども、医療現場は全くそういう状況でありません。入院患者はまだ増えておりますし、治療も続いています。病床に余裕があるわけではありません。そういう意味で増やさないということが大事な視点でございますので、ぜひ皆さん、クラスターが乗り越えられただけで、病院はまだまだ今ウイルスと懸命に戦っているさなかにあるということでございますので、その点は分かっていただきたいと思います。
そして最後にくどいようですが、感染者を探す行為、そして無責任な不安をあおる情報拡散。これがどれだけ現場にも負荷になっているか、また感染された方々に対してのプレッシャーになっているか、こういったことに思いをはせて分かっていただきたいというふうに思います。もう大半の県民の皆さんはしっかりと受け止めて、冷静に活動していただいておりますので、まだ届いてない方はこの際ぜひ考えていただきたいと思います。以上です。
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