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新型コロナウイルスの感染の確認(11月25日公表分)に関する記者発表の要旨について
日時:令和2年11月25日(水曜日)15時30分~16時10分
場所:知事会議室
(知事)
まだまだ予断の許さない状況が続いております。まだこれ明日からどうなるか分かりませんけども、昨日の事例では検査が拡大していますけれども、感染確認された人数は少し減り始めてはおりますけれども、またこれが上がる可能性も十分ありますので、引き続き注意をお願いしたいと思います。
昨日は県内で新たに14名の陽性が確認されました。内訳は既存の事例、調査を進め検査をどんどんやっている事例で12名、新規事例は2名、合わせて14名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早いご回復をお祈りしたいと思います。
県内ではこれまで飲食店での二つのクラスター、そしてまた学校内のクラスター、高齢者施設でのクラスター、同時期に四つのクラスターが発生しておりますが、新たにもう一つ、学校のクラスターの発生を報告させていただきます。この学校はこれまでですね、58事例目で、昨日まで学校名非公表でありましたが、クラスターの発生ということを受けて公表をいたします。聖カタリナ学園高等学校でございます。詳細は後ほど説明しますが、同校においてはこれまで3名の陽性確認に加え、他事例の関係で2名の陽性が確認、そして昨日に新たに学校関係者生徒さん4名の陽性が確認されたことで、この事例で合計9名になりましたので、クラスターというふうなことになります。そこで公表をさせていただきました。ただ、ここだけは押さえていただきたいんです。クラスターと言いましたけど新たに発生した案件ではなく、人数が増えたことによって追加でクラスターになったというケースでございますので、感染拡大の過程でクラスターに認定にされましたから、新しくそこだけが報道されますと、またクラスターが新たに発生したのかと捉えられてしまうので、そのあたりの取り扱い、報道関係の皆さん、ぜひ不安をあおってしまうことにもつながりかねませんので、取り扱いには十分に配慮をお願い申し上げたいというふうに思います。
どの事例でも関係者、全力で対応に当たっております。詳細は後ほど説明しますが、決して振り回されないように、数字だけを見て不安になるのではなく、個々の事例の取り組み状況も踏まえて、正しく恐れていただきたいというふうに思います。ただ、やはり家庭内感染をはじめとして、一つの感染事例が発生した場合にそこから広がる事例が増えております。季節が冬に向かって気温が下がり、乾燥もしているということもあるとは思いますけれども、これが感染力の高まりに結び付いている可能性を考えなくてはなりません。家庭、職場、お一人お一人が感染回避行動、特にですね、マスクなんかが一番、自分を防御するためにも、それから相手にうつさないためにも一番できることで、思いやりの印でもありますので、ぜひ皆さんマスクの着用、しっかりと行っていただきたいと思います。
繰り返しになりますが、重要なことは新たなクラスターの発生や大規模な感染の連鎖を食い止めることでございます。関係機関、本当に総力を挙げて今、頑張っていますので、ぜひ皆さん、特に今感染者の集中で大きな負荷がかかっているのが松山市保健所でございます。そこで県では県保健師や事務職の職員を応援派遣いたしております。また、県の保健師による松山市内の自宅待機、療養中の陽性者の健康観察や相談対応等も応援体制として行っております。こういったことを通じて、保健所が感染の連鎖を断ち切るための調査と囲い込みに全力を挙げられるように、側面的な支援を行っているところでございます。
また、中予地域の医療提供体制の負荷軽減のため、現在一時的に自宅待機をお願いしている陽性者のうち、医療機関への入院が必要な方について、今までは松山市に集中していますけれども、これまで松山市の病院だけを活用していましたが、お知らせしたとおり、本日から圏域外の指定医療機関に搬送する取り組みを開始いたします。
さらにクラスターが発生した高齢者施設における介護サービスの継続に向け、「E-WEL(イーウェル)ネット」、県内の福祉施設のメンバーが登録をして、お互いに大変な時は人を派遣して助け合うという仕組みでございますが、これを活用しまして、県内の介護施設のご理解、ご協力を得て、松山市がこれを活用するということでございますので、主体となってグループ内の他施設への応援職員の派遣2名を行う方向で現在調整をしています。E-WELネットに参加をされて派遣にご協力いただく施設の関係者の皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。
また昨日、「Go Toトラベル」「Go To Eat」について申し上げたこと、これらの利用を控えるように現段階で私から要請することはありませんが、くれぐれも申し上げたいのは、旅行も会食も無限定に行っていいという今段階ではない状況でございます。普段から接触のない方、感染拡大地域の方と長時間の接触、会食等ですね、3密の場でご一緒すること、これはですね、どんな時、どんな場所でも感染リスクがあるという状況だと思います。そういう意味で「Go Toトラベル」、「Go To Eat」に焦点が当たっているようですけれども、それのみを止めても解消するものではありません。お店の対応、そして利用者の対応、考え、これが一番重要であることを皆さんと共有したいというふうに思います。例えばですね、これ単純な話なんですけど、ある地域でやめてもですね、じゃあ他の地域に行ったらその地域にリスクが広がる可能性もありますよね。それから、全体で考えるのか、地域限定で考えるかという議論がちょっと今見えないような状況なんで、この点ははっきり精査して国の事業ということでありますから、しっかりと結論を出していただきたいなということをあえて申し上げたいと思います。
それでは事例ごとの検査数に入ります。昨日は170件の検査が実施されまして、156件の陰性確認、14件の先ほど申し上げた陽性確認がございました。まず進捗のあった事例について説明をさせていただきます。
まず64事例目、(パネルの)こちらですね。それから68事例目、(パネルの)こちらですね。この二つの事例は昨日までに関係者の調査が完了いたしました。そして必要な方々のPCR検査も終了いたしました。残すところは無症状の濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみということで、(パネルの)こちらの、これ全部健康観察のみを残す事例でしたけども、これにこの2事例も追加をさせていただきます。この二つの事例から感染が広がるという可能性は極めて少ないということで受け止めていただきたいと思います。そして今なお調査、検査が続行中なのはここから下になります。このうち新規が2件ということです。
続いて、昨日陽性が確認された事例について説明をいたします。まず43事例目、スナック真野のケースでございますが、昨日は21件の検査が実施され、19件が陰性、2件が陽性の確認でございました。この2名の方々は従業員や利用客ではございません。陽性が確認され追い掛けている中での関係者の方でございます。この事例は、これまでの陽性者(パネルの)こちらのとおり27件になります。内訳は従業員の方が5名、利用者が11名、関係者が2名増えて11名、合計で27名ということでございます。引き続き、これを公表していただけたことによって利用者の方からも連絡があります。11月7日から11月17日までの間に、会員制スナックの真野さんに行かれた方は濃厚接触者でございますので、最寄りの保健所の方にその旨を告げていただきたいというふうに思います。そこでの指示に従って検査を受けていただきたいと思います。
次に49事例目になります。同じく店名公表にご協力いただきましたラウンジおおたの関係でございますが、昨日は44件の検査を一気にいたしました。そのうち40件が陰性で、4件が陽性ということでございます。この内訳は2名の方は利用者、そして2名の方は先ほどの真野と同じように、既に陽性反応が確認された方々の関係者でございます。この結果、この事例は陽性者の合計で22名になりまして、内訳は従業員の方が6名、利用者の方が2名増えて8名、そして関係者の方も2名増えて8名、合計で22名となります。こちらも先ほどの真野と同じように日にちが違います。11月16、17、18日の3日間、ラウンジおおたの方を訪れた方は濃厚接触者に当たりますので、最寄りの保健所の方に電話をしてください。そしてその旨を伝えていただいたら指示がありますので、それに従って検査等を受けていただきたいと思います。昨日もこちらの関係では、この情報によって、行きましたということで連絡があって検査された方も入っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
次に52-2事例目ですね、昨日申し上げました52-1事例目は別のエリアでの関連でありましたが、そちらの方は囲い込みが終了いたしました。(パネルの)こちらですね。こちらは終了しています。そして健康観察を残すのみなんですが、スポーツ関係の事例ですけども、別の学校、雄新中学校のケースを取りまとめて事例にしています。こちらでは昨日58件の検査を実施し、57件が陰性、そして1件だけ陽性が確認されました。新たに陽性が確認された方は、雄新中学校の関係者ではなく、学校外の濃厚接触者、もう既に囲い込んでいた濃厚接触者の方でございます。この事例の陽性者は合計で17名になります。内訳は生徒さんが13名、教職員が2名、そして関係者が1名増えて2名、合計で17名ということでございます。
雄新中学校は、20日午後から、教職員、生徒とも、全員の自宅待機を継続中で、安全が確認できるまではこの体制が続きます。昨日に検査した同校の教職員、生徒、この57名の中に含まれますけども、同校の教職員、生徒は、全員昨日の検査では陰性でございました。その点、関係者の皆さん、冷静に受け止めていただきたいと思います。なお、本日現在、休業中の学校は公立私立合わせ7校※、いずれも中予地域でございます。安全が確認され、本日から再開した学校が2校ございました。そして逆に、本日より新たに臨時休校措置を講じた学校が2校※、昨日と比べて全体では変更がない※というのが、現在休業中の学校の数でございます。各学校では、保健所による調査が進められておりまして、今後必要な検査を迅速に行い、学校の安全を確認してまいります。関係の方々は、保健所、そして学校、この指示に従って、冷静に対応していただきたいと思います。ただ注意点が一つございまして、これちょっと一部の報道で、ちょっとそこが違うかなと思ったのがありまして、陽性が判明した時期と感染した時期は異なります。陽性が判明した方、相互の関係や、どちらが先に感染したかというのは調査しても分からないというケースがございます。こうしたケースの方が逆に多いんですね。ですから、誰が誰に感染させたというのは、全く根拠も場合によってはありませんし、意味のない話でございます。むしろ、そういうことによって、誰やという憶測や詮索、こういうのが始まってしまう可能性もあります。根拠がありませんからそこが心配です。感染拡大防止には何の役にも立ちませんし、人を傷つけることもありますので、このあたりの取り扱い、ぜひ慎重にお願いできたらというふうに思います。
また、中予地域の学校において、感染事例が増加しておりますので、県教育委員会では、11月23日付で通知をいたしました。県立学校および全ての市町教育委員会に対し、巡回指導の強化を要請しています。今週から当面の間、高等学校につきましては、県立、私立の教員が連携をしまして、松山市および近隣の児童生徒が集まりやすい場所、あるいは通学路周辺を巡回し、放課後、休日の子供の見守りやマスク着用の声掛け等を実施することとしています。小中学校については、それぞれ全市町教育委員会に通知をしていますので、同様の対応を始めたところもあるでしょうし、これから始めるところもありますけれども、対応が始まっていくと思います。感染拡大防止には、学校、家庭、地域の連携が不可欠であります。保護者の皆さん、地域の皆さんにおかれましても、子供たちの学校外での活動で、3密回避が徹底されるよう、温かく見守って声掛けをしていただけたらというふうに思います。
次に、先ほど冒頭に申し上げました校名を公表した58事例目。聖カタリナ学園高校関係でございます。今日、クラスターの認定をさせていただきました。昨日は36件の検査を行いまして、32件の陰性、そして4件の陽性が確認されております。その結果、クラスターという判断になりました。これにより、同校における陽性確認は58事例目として、生徒6名、関係者1名の計7名となりましたが、これまでに公表した他の事例の陽性者の中に、同校の関係者が2名、教職員1名と関係者1名が含まれています。いわば、その調査していく上において、事例が別だったのが結び付いたケースでもございます。昨日新たに感染が確認されたこの4名の方ですけども、全て同じクラスでございます。今後、学校内で感染が広がっていないかどうか、さらに調査を進めてまいります。保護者の皆さんには学校からあらためて説明があるというふうに聞いておりますが、学校は当初から保健所の調査に全面的に協力をいただいておりまして、関係機関が連携して対処を進めておりますので、不安に駆られることなく冷静に受け止めていただきたいと思います。そして、学校では安全が確認されるまで臨時休業を続けることとしておりまして、当面はですね、27日金曜日までの休業が決定しているそうです。全ての教職員、生徒に自宅待機と健康観察を要請し、受け入れていただいていると聞いています。なお、学校によりますと、自宅での毎朝の検温のほか、学校内でも手指消毒、消毒液は玄関および各フロアに設置済、そして、マスク着用などの基本的事項の順守に加え、授業中は廊下側とベランダ側の窓を対角に開けまして、常時換気にも留意し、昼食時も教室形式のまま、対面でしゃべるようなことにならないよう、前を向いたまま食事をしていたことなど、可能な限りの対策を常時やっていたという報告も入っています。
次に62事例目でございます。この事例では昨日は2件検査を実施し、1件が陰性、1件が陽性でございました。この結果、この事例の陽性者は21名となりまして、内訳はこれは高齢者施設のクラスターですね、62事例目は。だいぶ検査は進んでいるんですけども、ここですね、内訳はですね、利用者が11名、職員が6名、そして関係者が1人増えて4名の合計で21名という事例でございます。昨日の検査で、これまでに陽性が確認されたショートステイの職員と接触のあった可能性のある他のフロアの職員1名を検査しました結果、こちらの方は陰性でございました。ショートステイと他のフロアとの日常的な職員や利用者の行き来がないということは確認済みということは、昨日の記者会見でお話しさせていただきましたが、現時点では他のフロアへの感染拡大は見られない状況でございます。そして冒頭で「E-WELネット」の活用、この施設のサービス提供の維持に向けた支援を行ってまいりますが、お伝えしましたが、こちらは重症化リスクの高い高齢者の利用されている施設でございます。こうしたことを踏まえまして、引き続き、専門医師や感染管理認定看護師の協力も得まして、対策を速やかに検討し実行してまいります。早期収束に向けて全力を挙げてまいります。現在、こちらの施設名、施設側は公表は行っておりませんが、感染者が確認された2階のショートステイ施設だけでなく、他のフロアの利用者、家族の方々にも説明が必要でありまして、他の方々への感染を防ぐことが、最も重要でございます。この施設そのものがですね、不特定多数の方が利用する施設ではありませんが、クラスターが発生したということ、それから、そこから2次感染が発生したこと、これらを踏まえて、全ての関係者に個別に連絡し、注意喚起をすることがこのままの体制でできるかどうかはしっかりと対応を検討いただきたいというふうに思います。そして、利用実態等を踏まえて、この施設名を公表するかどうかは県が指導監督権限を持っていませんので、施設の指導監督権限を有する松山市に、施設とよく協議して、判断をしていただきたいというふうに思います。なお、昨日陽性が確認された方は、同じ施設の従業員や利用者ではなく、既存の陽性者の接触者である県内の他の高齢者施設の関係者でございます。昨日の検査結果を踏まえて、本日この施設の従業員や利用者に対し、幅広に一気に検査を行って、施設内の感染の広がりの状況等を速やかに把握すべく、保健所、そして検査体制(の機関として)の衛生環境研究所、構えて作業を進めておりますので、併せて報告をさせていただきます。
次に新規事例について説明させていただきます。69事例目の陽性者の概要でございます。20代の男性、住所地は松山市、職業は学校関係者。現段階で濃厚接触者3名を確認しております。
そして次に70事例目。こちらの概要ですが、40代男性、住所地は松山市、職業は自営業。現段階では濃厚接触者友人1名を確認しております。このあたりはまだ確定ではありませんけども、既存の事例とのつながりの可能性もあるということでございますが、それはまだ正式な判断ではございませんが、調査を引き続き進めてまいります。
それでは次にですね、陽性者の入退院の状況について説明をさせていただきます。昨日の検査結果を受けた現時点での入院や自宅療養の状況でございますが、医療機関への入院および宿泊療養施設への入所、両方合わせて7人増加でございます。新規の入院、入所、これは病院と宿泊療養両方ですね、これが14名。そしてもう一つは、別にもう大丈夫だということで帰られる方もいますんで、退院、退所の方が7名いらっしゃいます。その差の7名が増加で、80名ということでございます。このうち、医療機関への入院は5名増加し56名になります。先ほどのは80名ですね。そして医療機関がそのうち56名、そして宿泊5人増加して56名。逆に宿泊療養施設への入所は2人減少しておりまして、24名ということでございます。そして自宅療養等、これは無症状で軽症の方、なおかつ医師が入院の必要がないと判断された方、一部入院調整中の方、こちらが昨日から4名増加して50名ということでございます。
県では、感染者の急増やクラスターの発生に伴いまして、関係各所への負荷が高まっている中で、着実に対処を、総力を結集して進めているところでございます。今後もですね、何が起こるか分かりませんから、変化への迅速な対応、これは常に念頭に置きながら機敏に動いていきたいと思います。そして何よりも、その鍵を握るのはここが今たぶんおそらくこの波を越えられるかどうかの正念場だと思っておりますので、県民の皆さんの一人一人の感染回避行動、もう本当にこれをくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。この今把握しているクラスターをはじめとする各事例、だいぶ整理できてきましたので、ここをなんとか抑え込めばこの波は乗り越えられますので、これ以上広げないというふうなことを現実化させるためには、一人一人の行動が鍵を握っているということ、全県民の皆さんにぜひ受け止めていただきたいというふうに思います。
そして一番懸念しているのが、誹謗(ひぼう)中傷や犯人探し、何の意味もないとずっと言い続けていますけども、どうしても人間というのは知りたいという欲、そういうのもあるんでしょう。今こそですね、かかっている方、いつ、誰だってかかるかもしれませんから、かかっている方の気持ちに立っていただきたいということ、そしてそうした犯人探し、犯人という言葉は嫌い、嫌です。でも、そういうふうな感覚でやられていますから、そういうことを、感染者を探すとかですね、そういうことがよく考えてみたら感染拡大回避には何にも関係ないんですよね。だから、もしそういうことをSNS等でやられている方がいたら、自分のこの行為というのは何なんだろうっていうことを、一回自問自答してみていただきたい。このことをお願い申し上げたいというふうに思います。みんなで力を合わせてこの難敵コロナに今立ち向かっているというふうなことでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
もう一点、「Go To」なんかでも関係してくるんですけども、国はですね、「Go To」の問題、今の段階はステージ3で判断しているということが、よくニュース等で言われていると思います。このステージ3というのは、国が考えるこのステージ3の判断基準というのはなんぞやということなんで、ちょっとここに示させていただきました。七つの指標がございました。入院患者数が46名以上。愛媛県の規模で当てはめた場合ですね、これは現在、愛媛県は56名ですから上回っています。重症者は7人以上。これは昨日と変更ありません。現在3名ということでこの指標は下回っています。療養入院者数207人。現在、愛媛県は療養も含めると130人ですから、これも下回っています。陽性率、直近1週間10パーセント以上。現在、これが12パーセントですからこれは上回っています。新規感染者数、週に207人以上。現在、愛媛県ではクラスターはありましたけども、121人ですから、この指標は下回っております。直近1週間の感染者数が先週より多い。これは増加でございます。昨日説明しました感染経路の不明率50パーセント。現在、愛媛県は昨日申し上げたようにいろいろと紐が付いてきていますので、現在は16.1パーセントで、これは下回っていると。ですから、今、現段階では愛媛県はステージ2という段階でございます。なんとかこのステージで食い止めたいというふうに思いますので、「うつらないよう自己防衛」「うつさないよう周りに配慮」「習慣化しよう3密回避」の感染回避行動をよろしくお願いします。以上です。
(愛媛新聞)
高齢者施設のクラスターの関係だが、昨日感染が分かった関係者の方、お一人というのは別の高齢者施設の関係の方だということでよろしいか。
(知事)
特定はしませんが、この施設ではございません。
(愛媛新聞)
この施設ではなく、別の高齢者施設の方。
(知事)
はい。この施設以外の方です。
(愛媛新聞)
高齢者施設の方というわけではない。
(知事)
ではない。はい。
(愛媛新聞)
この施設名の公表についてだが、松山市の方と協議というような話があったが、感染拡大を回避するために公表が望ましいと考えか。
(知事)
これはですね。今の先ほどあえて、SNSでのいろんな感染者探しとかですねえ、誹謗中傷であるとか、いろんなことが行われたのが、その背景にあると思います。だからやめていただきたいということなんですけども、それに不安を感じる、おびえる、あるいはそのことによって経営にも影響がある、そして働いている方々への風評被害にもつながる、もういろんなことが起きるんですよ。ですから、なかなか難しいというのは分かるんだけれども、やはりクラスターが発生したということを受けて、再度検討いただきたいというのが県の考えでございます。
(南海放送)
今の質問に関連して、仮に松山市の説得に名前の公表に施設側が応じないという場合は、市長の政治判断として、市が独自に公表するという選択肢もあるとは思うのだが、知事はどのように考えているか。
(知事)
それぞれの行政体の判断になると思いますが、もちろんそれは選択肢としてはあると思います。
(テレビ愛媛)
聖カタリナ学園高校のクラスターに関して、これは他事例で既に感染のあった教職員なんかの絡みもこの感染に関わってきているというふうに考えているか。
(知事)
これはちょっと分からないですね。前にあった、聖カタリナの先生のケースが、名前を公表したのがありましたよね。あの方との接触はないです。ですから、また別の事例との関係は否定はいたしません。同じ学校の既に公表されている聖カタリナの先生との接触というのは確認されていないんですが、他の事例との関わりというのは可能性としてあるということでございます。
(あいテレビ)
新規事例の中にも学校関係者の方が入っていて、今学校の中でクラスターというのが広がっている中で、この学校自体はこの男性が勤務されている学校自体についてはどうなのか。
(知事)
濃厚接触者は今調査を進めている段階ですから、これがファイナルではありません、今日発表したのが。ただ学校はもう既に臨時休業に入ってますので、その点はご安心いただきたいと思います。
(愛媛新聞)
関係して、学校関係者の方はこれまでに感染者が出ている学校の関係の方。
(知事)
これもさっき申し上げたとおりですね、まだ確証はありません。ただ、他との事例の接触の可能性はあるような情報もあるので、今作業を進めているさなかでございます。
(愛媛新聞)
特定はできていない。
(知事)
はい、分かりません。今の段階では。可能性はゼロではありません。
(朝日新聞)
69事例目の方の濃厚接触者3名いらっしゃるというのは、この方の学校の中の関係者でということか。
(知事)
じゃないですね。
(朝日新聞)
今学校2校でクラスターが発生しているということで、感染症の対策は取っているということだが、あらためてその学校での過ごし方など、どんな対応が必要になるとお考えか。
(知事)
通常の今学校単位で取っている換気であるとか、距離であるとか、食事の仕方であるとか、いろいろ工夫してますよね、手指消毒。こういったことがきっちりできていれば、まず感染というリスクはほとんど考えられないんですけれども、やっぱり人間ですから、ちょっとしたことでの接触等々が出てしまうことは、これはもう避けられないと思います。であるが故に、注意喚起が必要であるということ。それからまた特にちょっとほっとしてしまうような、たとえば学校以外、下校時の動向であるとか、あるいは友人たちとのちょっとした場所への行動であるとか、こういったところがちょっと心配なんですよ。そこで2日前に県教委(愛媛県教育委員会)の方から巡回指導を今やれることは全部やるという前提でやっていますので、巡回指導が必要と判断しましたので、全ての地域の教育委員会に通知を出させていただきました。
(テレビ愛媛)
会食関係のクラスターも2件発生していると思うが、県職員についての会食の方針等は。
(知事)
ずっと出していますので、気を付けていると思います。出してますので、後でじゃあその辺は聞いてみてください。
最後にですね、本当にこの波、今懸命に山を越えられるかどうかというところに来ていますので、この波を越えるためには、この1週間が正念場でございます。ぜひそのことを県民の皆さん、ご理解いただきたいと思います。くれぐれも最大限の注意を払って、1週間、またその後も続きますけども、特にこの山を越えるためにはこの1週間が勝負どころだということで、ぜひよろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございました。
※の斜字部分は会見直前に変動があったため、記載のとおりに訂正します。
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