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新型コロナウイルスの感染の確認(11月22日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017239 更新日:2020年11月24日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月22日(日曜日)15時30分~16時12分

場所:知事会議室

 

(知事)

 連日、休日ですけれども、集まりをいただきありがとうございます。県内で新たに23名の陽性者、186人目から208人目が確認されましたので公表をさせていただきます。内訳ですけれども、今まで公表してきた既存事例関係で幅広く検査をやっておりまして、その中から12名、新規は7事例ありまして、複数の陽性確認もありますので、7事例の中で11名、合わせて23名でございます。感染された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 後ほど説明させていただきますが、昨日に続きまして松山市内の飲食店、同じくスナック、別のお店ですけども、こちらでクラスターの発生が確認されました。調査を進めてきて、今まではクラスターではなかったので一事例として扱っていましたけども、49事例目、こちらですね、こちらでクラスターが発生いたしました。また、松山市内の中学校で感染がまだそんなに多くはないんですけども、拡大する可能性が見られるため、また注意が必要でございます。そして新たに介護施設内で感染が1件1事例確認されました。ちょっと今日は最初にお願いしたいのは、連日こうしたかたちで感染が確認されています。気温が下がってウイルスの活動が活発化したのか、あるいは定説ではありませんけれども、ウイルスが変異した可能性もゼロではない。また、人の動きに伴いまして、感染リスク、持ち込み、持ち帰りといったような事例もあるんではなかろうかと思います。そういう中でですね、特に学校関係などでは、誰だとかどうしてだとか、探るようなSNSのやりとり等が報告されています。それをやったからといって感染拡大の抑止には何もつながりません。むしろ、感染された方々は風邪とインフルエンザと同じように誰でもが可能性がある。探そうとしているそういう人たちだって(感染の)可能性があるわけですから、今(陽性)確認された方々、相手の気持ちになってそんなことされたらどんな思いをされるだろうっていうことに思いをはせていただきたいと思います。ある意味では、もう誰しもが可能性があるわけですから、大変だねという思いやりの気持ちを持てるかどうか、いわば、われわれ人間としての心根、人間力が試されているというふうに思います。ぜひ、皆さんも感染された方に非があるわけではありません。そしてまた、これから本当に病床のことも考えるとですね、みんなで力を合わせて乗り越えなければなりません。不安を拡大するようなこと、そしてまたいろんな行政、関係者も頑張っていますので、そうした行為がですね、医療現場や調査に当たる保健医療現場で、また心無い行動がですね、そういった方々の作業に負担を強いていくということも考えられます。ぜひ皆さん、適切な行動を取っていただけますように厳にお願いをしたいと思います。

 また、入院患者(数の増加)もここ数日急激ですから、本日現在で77名に上っています。特に、陽性確認が集中している松山、中予、ここの地域で受け入れ病状が急激に逼迫(ひっぱく)しております。そして本日、昨日までゼロだったんですが、重症の病床の方に入っていただく方2名おられます。医療体制の逼迫をできるだけ抑えるために、無症状および軽症者については、医師の判断のもとで宿泊療養施設の方に移っていただいております。ここ(宿泊療養施設入所者)も昨日9(人)でしたけども、今14(人)に今日現在なっております。こうした医療従事者、懸命に頑張っています。そういった医療従事者の状況も鑑みて、逼迫している状況も鑑みてですね、皆さん一人一人、先週からずっと申し上げてきておりますが、「うつらないよう自己防衛」「うつさないよう周りに配慮」「習慣化しよう3密回避」。もう本当に一人一人のこのアクションが鍵を握っておりますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 そして、まずちょっと内容の変更が1点ございます。昨日公表した陽性確認22名と発表しておりますが、21名に変更をさせていただきます。昨日の段階で59事例目、185人目の方。10代女性、学校関係者、県外滞在歴あり。この方は抗原検査で陽性が確認されまして公表しましたが、昨日医師の判断で、もう1回、入院した医療機関のPCR検査を実施しましたところ、陰性が確認されました。そして医師が感染なしという判断をされました。そこで陽性者から除外をさせていただきます。これにより、昨日60事例目と表記していたのが59事例目に変更になります。昨日の段階で59(事例目)と言ったのが、今のことによってなくなりましたので、昨日60事例目と公表していたこの事例を59事例目というふうなことに変更をさせていただきます。そして、昨日までですね、陽性者数は186人となっていましたが、185人に変更となります。この結果、本日の1人目の方が186人目の陽性確認ということになります。

 それでは、昨日の検査結果について説明をさせていただきます。昨日からですね、こうした上段に括弧でやっているのが昨日の検査分として表記するようにいたしました。そしてもう一つの変更点は、これ事例が多くなっていましたけども、こちら側(パネルの1枚目)ですね、関係者調査も PCR 検査も全部完了した例、今日変更になったものも含まれています。要は、囲い込みが完了している事例はこちらにくくらしていただいています。ここで白丸で残っているのは、濃厚接触者の自宅待機および健康観察、陰性の方ですね、その方々の健康観察が残っているということで白丸(健康観察中)になっています。こちらのボードにはそれらが全部まとめられています。そしてこちら(パネルの2枚目)は、今の新規も含めてまだ関係者調査も継続中で、 PCR 検査も順次行っている段階、白丸(接触者特定中)、白丸(検査中)、白丸(健康観察中)、こちらの方にはそういった事例を集約させていただきました。これで見やすくなったんではなかろうかというふうに思います。

 昨日の状況でございますが、111件の検査を実施し、88件が陰性、23件が陽性となりました。この23件ですけども、既存の事例で検査拡大をし、陽性が判明したのが12名いらっしゃいます。半分ちょっとですね。新規の7事例、こちらに新、新、新、新、新、新、新と7事例で11名となります。ただこの中には、本当に感染者の意向を最大限尊重していますので、こちら全てのこれまでの事例と関係するものも含まれています。ただ、どうしても別事例でお願いしたいという強い強い要請があったケースもこの中にはありますので、そういったことも新規に若干入っていますけども、実はその新規の関係については、もう関連していますから、感染源というのは特定できているケースでもございます。ちょっとその辺は分かりにくいんですけども、最大限の調査への協力に支障はきたさないように工夫をしながら進めていますので、ご理解いただきたいと思います。

 次に、進捗のあった事例についてから説明させていただきます。こちらのパネルの1枚目ですね、51事例目。この赤いところの一番上です。中予地域の70代の方。54事例目、東予地域の60代の方。55事例目、松山市の40代の方。56事例目、松山市の40代の方。57事例目。これらについては昨日までに関係者の調査、そしてPCR検査、全部完了いたしました。この5事例については現時点での囲い込みが終了。濃厚接触者の自宅待機と健康観察を残すのみでございます。これらの事例、この五つの事例から感染が広がる可能性は極めて低いというふうに考えられますので、受け止めていただきたいと思います。なお、もし何か新しい事態が出てきた場合は、こちら(パネル2枚目)の方に移行する可能性は否定はいたしません。ただ、今の調査の段階では全て囲い込みが完了しているということでございます。

 それでは事例ごとに説明させていただきます。進展のあったところですね。まず今日はあえて、この49事例目から説明させていただきます。こちらはですね。43(事例目)というのはスナック真野のケースですね。49事例目の方です。こちらは新たにクラスターの発生が確認されたケースでございます。昨日7件の検査を実施し、5件の陰性、2件の陽性が確認されました。従業員および利用者の感染の拡大が認められますので、クラスターに該当する事例となり、昨日店舗側もそれはもう呼び掛けて欲しいということで同意もいただいたことから、店舗名を公表させていただきます。この店は松山市二番町にあるスナック「ラウンジおおた」というお店でございます。11月、これ昨日の真野のケースとはちょっと違います。昨日の真野の場合は7日から17日までの間に行かれた方への呼び掛けをさせていただきました。こちらの方は11月16日から18日、16、17、18の3日間、この間にラウンジおおたを利用された方は濃厚接触者になりますので、速やかに自宅待機をいただき、住所地を所管する保健所に、昨日(のケース)と同じように連絡をそれぞれいただきたいというふうに思います。連絡の際には保健所の方に、県が呼び掛けているクラスターの関係であるという旨をお伝えください。そして、どうすればいいかということは、保健所の方から速やかにその場で指示するようなことになっておりますので、そしてその指示に従って検査を受けていただきたいと思います。併せて、該当する方は家庭内感染も十分に気を付けて行動をしていただきますようお願い申し上げます。ただ、本当にこのラウンジおおたさんもですね、昨日の真野さんと同じようにですね、自ら従業員全員に連絡をし、検査を促したこと、それから自ら利用客に連絡をし、検査を勧められたということ、それから全ての利用客、なじみのお客さんと一緒に来られた方の連絡先とかまで把握できないこともあるでしょう。いちげんのお客さんの場合もあるでしょう。そういうことも含めて心配され、地域の感染を食い止めるために、店名を公表することに同意をいただいたケースでございます。このことだけはですね、この両店、本当にしっかりと対応されてできることは全部やられているということでございますんで、県民の皆さん理解をいただきたいと思いますし、知事としても心から感謝を申し上げたいと思います。

 次に43事例目、真野関係でございます。昨日はこの関係で17件の検査を実施しまして13件の陰性、4件の陽性を確認いたしました。内訳は利用客1名、その他の関係者が3名ということでございます。この結果、この事例の陽性者は21名となり、内訳は従業員の方が5名、利用者の方が1名増えて9名、そして関係者が3名増えて7名ということでございます。

 全国の地方都市において、繁華街での感染が家庭や学校への感染につながる事例が多く確認されてきました。このような全国の感染状況に鑑み飲食店の方の協力を得て店名を公表いただきました。感染拡大防止のために、また公表に同意をいただいている経営者の方、そして、保健所の調査に非常に協力していただいている従業員の方々にも感謝を申し上げたいと思いますし、皆さんこの両店の取り組みというのは分かっていただけると思います。絶対に誹謗(ひぼう)中傷等しないでいただきたいと心からお願いを申し上げたいと思います。

 次に52事例目でございます。進捗のあった件。こちらはスポーツ選抜チームの関係ですね。昨日17件の検査を実施し、13件の陰性が確認されました、そして陽性は4名ということでございます。最初に1名の陽性が確認されたのは東予地域の学校、こちらにつきましては昨日までに濃厚接触者および軽度の接触者も含めた関係者全員の検査は全て終了いたしました。そしてこちらのエリアの学校の関係では全員の陰性が確認されました。これにより学校での安全は確認されましたことから、当該校は連休明けの24日火曜日から学校を再開いたします。また同じ選抜チームの関係者で学校は異なります、松山市在住の3名の陽性が確認されたことは昨日公表いたしました。その後の検査で新たに4名の陽性が確認されたところでございます。いずれも学校関係者ではありますが、選抜チームのメンバーではございません。そしてそのうちの1名、4名のうちの1名は教職員でございます。なおこの事例でこれまで陽性が確認された(パネルを指しながら)こちらの学校のケースで確認された7名をいずれも公表いたします。松山市立雄新中学校の関係者でありまして、内訳は教職員2名と生徒5名でございます。これまではスポーツ選抜チームの特定を防ぐため、学校名を公表しておりませんでしたが、選抜チームでは雄新中学校以外の学校での広がりはございません。雄新中で選抜チームメンバー以外の感染が確認されて冒頭申し上げたようにさらに広がる可能性があるというふうな判断をしております。そこで松山市教育委員会とも協議の上、本日校名を公表することといたしました。学校では感染が確認された20日午後から教職員、生徒共に全員の自宅待機をお願いしておりますが、感染が広がる可能性を考慮しまして、今後同校の教職員と生徒について、必要なPCR検査を迅速に実施いたします。この連休中にさらなる調査と検査を進めてまいりますので皆さん冷静に対応をいただきたいと思います。

 次に58事例目でございます。昨日は6件の検査を実施し5件の陰性、1名の陽性を確認いたしました。この方の概要は10代の女性で住所地は松山市、職業は学校関係者の事例でございます。この当該学校では昨日から既に校内活動は休止されておりまして、全ての教職員および生徒に対し、念のための自宅待機と健康観察を要請しております。昨日消毒は実施済みという連絡が入っております。こちらの学校では安全が確認された後に再開する方針と聞いておりまして、学校の方で保護者への説明を行う予定と聞いております。

 次に59事例目、こちらは昨日4件の検査を実施し、3件が陰性、1件の陽性を確認しました。昨日の段階でも年齢、性別、住所、職業をともかく非公表にという強い希望がございました。できればというふうに思うんですが、そこまでの思いがありますんで、ただし保健所の調査には全面的に協力をいただいて、作業は同様に進められておりますのでその点はご理解いただきたいと思います。

 次に新規事例の(パネルを指しながら)こちらの方に入っていきます。60事例目、昨日までは60事例目は先ほど冒頭に申し上げましたように、(除外となり)なくなりましたので、これが今日の新規分として60事例目で標記されています。こちらの陽性者の概要は、60代男性、住所地は松山市でございます。ただご本人のこれも強い希望がございまして職業は非公表とさせていただきます。調査には全面的に協力をいただいております。

 61事例目。住所地は松山市、職業は松山市立の学校の教職員の方、年齢は非公表でございます。現段階で濃厚接触者としてご家族3名を確認しています。実はちょっとこれ、学校の関係と言ってもですね、ちょっと特殊なケースでございます。陽性確認の1週間前からコロナとは別の理由で体調不良があったそうで、これコロナではございません。そこでご理解ください。学校をずっと休んでおられる方でございます。14日以降の勤務実績はございません。学校に行かれていません。このため保健所は学校関係者への影響はないというふうに判断しております。そのため学校名は非公表とさせていただきます。ただ学校では念のため、本日全てのご家庭に注意喚起の連絡をしたとのことでございます。ちょっと特殊なケースでございます。

 次に62事例目。これは先ほど触れた施設の関係でございます。新規ではありますが、同時に4名の方の陽性が確認されました。4名は同一の高齢者施設内での感染確認となります。今回陽性が確認されましたのは施設の団体職員1名、施設入所者3名、計4名の方でございます。この施設は松山市内の複合施設でありまして、2階の短期入所生活介護施設、ショートステイの利用者3名と職員1名の感染が確認されました。施設内での複数の陽性確認となりますことから、関係機関と連携し速やかに現地を確認しまして感染防止対策施設の状況を調査するなど、特に高齢者施設は重症化する恐れも考えなければなりませんので感染拡大の防止に既に着手をしているところでございます。現在この件については調査が進められている段階でございます。

 次に63事例目。こちらは50代の女性、住所地は松山市、職業は非公表(※)。現段階では濃厚接触者1名を確認し、調査が続けられている事例でございます。

 次に64事例目。こちらは40代の女性の方でございます。住所地および職業、こちらはご本人の強い強い意向がございまして非公表とさせていただきます。なお調査には全面的に協力をいただいております。

 次に65事例目。こちらは60代の男性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。これも昨日分かった段階で今保健所の方で調査が進められている段階でございます。

 最後に66事例目でございます。お二人の陽性が確認されております。こちらはご本人の強い意向で年代、性別、住所、職業は非公表とさせていただきます。

 ただこうした中には最初に申し上げましたように、既存の事例との関係があるケースも含まれています。ただそれが特定されてしまうということで不安を感じているということを鑑みて、新規事例として扱っているのがございますけれども、それらについては結び付いていますから、感染源の特定はできているということでございますので、ちょっと分かりにくくなっていますけれども、調査の協力を得るために感染された方の意向を尊重しながら、慎重に公表させていただいておりますのでご理解ください。ただ共通していることは全員調査には全面的に協力をいただいて、こちらはその作業を進めることができているということだけは受け止めていただきたいと思います。

 こういった中で県民の皆さんへのお願いでございますが、複数の学校でも感染、昨日のお店に続きまして、新たな飲食店のクラスター、不安を覚えている方も多いと思います。県内でコロナの感染が確認された当初からお話ししているとおり、くれぐれも犯人探しのような行動はやめてください。もう本当にこれ全国でもどんどん広がって本当に感染力が強くなっています。その原因は専門家によっても明らかにされておりません。考えてみてください。風邪やインフルエンザにもしなった場合、責めることはありますでしょうか、ないですよね。コロナに感染したのは本人の責任でもありません。そしてこれまでですね、本当に抑えきった、踏みとどまっていたのはそれぞれがいろいろ気を配って取り組んできた結果が10月までの状況だったと思います。しかしそれでも感染が全国でも拡大する、これがコロナの難しさであります。もしですね、感染された方が誰だと躍起になっても、またクラスターが発生したお店を非難しても、それを言っている人たちの、感染を防ぐことには全くつながらないというのはこれ普通に考えたら分かることだと思います。全く意味がないんですね。本当に逆にそれが感染された方がですね、周囲に知れ渡ることを恐れたり何かやられるんじゃないかという不安を拡大させたりということに結び付いているということに思いをはせられるかどうか、これが人間力が試されているということだろうというふうに思います。そういうことでですね、もうあれこれ詮索するんではなく自分たち一人一人ができること、それはもう感染回避行動以外何ものでもありません。「うつらないよう自己防衛」「うつさないよう周りに配慮」「習慣化しよう3密回避」今これまで以上に気を付けて日々日々を過ごしいただくこと、このことをぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。以上でございます。

 

(あいテレビ)

 重症者の方が2名いらっしゃるということで年代とかそのあたりは。

 

(知事)

 出せないですね。今までも重症になられて回復された方もいらっしゃいます。医療機関の先生方が全力でケアに当たってくださっています。何とか回復していただきたいと心から願っています。

 

(あいテレビ)

 11月に入ってから(感染者が)増えているが、重症者が出たということについて受け止めはいかがか。

 

(知事)

 そうですね、何よりも重傷になられた方心配ですから、今申し上げたようにともかく回復してほしいなあという思い。それからやっぱり、あまりにも急激な拡大、これ全国そうなんですけれども、何といっても特に松山圏域で集中していますから、医療体制とそれからお医者さんの負担・不安感、これも日増しに大きくなってきていますので、いろんなことに手を打ってはおりますけれども、予断を許さない状況にあるということで緊張感を持って可能な限りのことに対処していきたいというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 入院患者が今91人ということだが、病床の使用の割合、今逼迫に近づいていることについて、今現状どうなっているのか。

 

(知事)

 そうですね、前も発表したように、重症病床は50床用意されていますから、50床のうち2床が埋まっているということでございます。中等症の病床が180床ありますけれども、これは医療圏域ごとに分散していますから、この大半が松山市に集中していますので(松山)圏域に、最悪移動すればということもあるんですけれども、何とか医療圏域ごとで完結できないかなということで対処はしております。そのために、これはまさに松山圏域に設置した宿泊療養施設、当初はかなり余裕がありましたから、いったん入院していただいているということを考えたんですけれども、あまりにも(増加が)急激ですから、こちらへの利用というものも進めていかなければなりませんので、今その作業をお医者さんの判断が必要ですから、一生懸命やっているところでございます。ですから、非常に緊張感を持ってことに当たっています。

 ちなみに、この段階で宿泊施設は80室用意されていますので、今14人の利用ということですから、まだ66室は空いていると、すぐに使える仕組みにはしてあります。ただやっぱりここはお医者さんの判断というものをベースにして移っていただきますので、ちょっと調整に時間がかかっています。

 

(あいテレビ)

 飲食店のクラスターが一つ増えているが、あらためて、飲食店を利用される方、「Go To Eat」もあるが、利用する時の注意事項等あれば。

 

(知事)

 6月に増えた段階からの大きなテーマなんですけども、もちろん優先すべきは感染回避、抑止なんですが、それだけをやるというのは最終段階というロックダウンとかですね。そういうことだろうと思いますけれども、その段階に至ると「経済死」という問題が出て、地域社会が崩壊するという大きな問題が生じます。そこのハンドリングの難しさというのは、かねてから指摘させていただいてきましたけども、本当にそういう意味では日々日々の状況を見つめながら、今日は何をすべきなのかというのを考え続ける状況になってきています。この段階ではですね、こうしたようになんとか担当者は頑張ってくれていますから、事例ごとの追いかけ、そしてこういうふうに事例ごとの囲い込みも一方で進んでいます。もちろんその一方で新規(事例)も出ていますけれども、追いかけられている段階でありますので、今の段階というのは飲食店の方々についてはこれも言い続けてますけれども、3密回避の取り組みはほとんどお店が(えひめ版)協力金等を利用してやっていただいていますが、ちょっと感染力が高い時期的な問題もありますので、これまで以上に徹底していただくこと、特に季節的な要因を考えますと換気と加湿、寒い中ですけれども、それは怠りなくやっていただきたい。これはお店側の問題。そして利用する方々も国のコロナの専門部会から提示している飲食店時の注意事項等を目安として出してますので、これを受けて、楽しんでいただくと、特に会合の場合は主催者の方も十分に、例えばですよ、やる前に検温をするとかですねえ、あるいは渡航歴の調査で出欠を考えるとか、特に体調の悪い方についてはもう出席を遠慮していただくとか、そういったことも徹底していただく必要があると思いますので、その上で楽しんでいただく分には構わないと思っていますので、ぜひ注意していただきたいと思っています。

 

(南海放送)

 62事例目の介護施設での事例について、今の段階で、この無職の3人の高齢者の方が同じ部屋だったとかでそういった面で公表できることというのはあるのか。

 

(知事)

 この段階ではございません。今調査も進めている段階で、基本的に施設の場合はこれまでもそうですけども、先方の方でどうするかというのを最後決めていただくことになりますので、判断していただくことになります。

 

(朝日新聞)

 陽性の取り下げの件だが、これまでもPCR検査等で全国で偽陽性の事例もあったが、この抗原検査が陽性でPCR検査が陰性というのは、県としては偽陽性ということで。

 

(知事)

 そうです、これは偽陽性です。ですから時々出てくる可能性は、専門家がもうずっと前から指摘しているところでありまして、抗原検査というのはさっとできます。20分か30分で判定が出ます。症状がしっかりあってですね、陽性の場合はもうほぼPCR(検査)でもこれはかなり高い確率でPCR(検査)でも陽性が出るんですけれども、軽い時には精度が落ちる、PCR(検査)と比べると判定精度で落ちるというのはもうこれは事前に分かっていることでございますので、そのあたりは医師の判断に基づいて、この場合はちょっともう一回PCR(検査)を念のため確認を取る必要ありとお医者さんが判断してくれますので、それについては全部PCR検査を実施することとしています。今回初めて、新しい体制になってから、初めてそのケースが出たということでございます。

 

(テレビ愛媛)

 クラスターの件に関して、昨日会員制真野については利用者に、県が保健所へ連絡を呼び掛けられたと思うが、実際にこの期間中に利用されたという方で、保健所の方に連絡してくださっている方というのはいるのか。

 

(知事)

 あります。人数ついては控えさせていただきますけれども、ありました。

 

(愛媛新聞)

 介護施設での事例だが、人的支援も別の団体さんがされる予定はあるのか。

 

(知事)

 もちろん構えています。県としても必要があれば特に資機材ですね、ガウンとかマスクとかこういうものが必要だったら後押しをしていきますし、また既に介護施設のネットワークを作っていますから、これも伝えてありますので、必要とあらば応援体制が組めますよということはこの施設の関係者にも伝えてあります。ただ今の段階ではグループの中での人のやりとりでできるというふうな段階ですという答えをいただいているというところでございます。ですから、今すぐに何かをするという段階ではございません。

 

(毎日新聞)

 66事例目について、年代、性別、住所地、職業、全て非公表だが、他の事例との関係とかも非公表になるのか。

 

(知事)

 はい(パネルの)この中にはそういうのもございます。どこかの事例と関わっているんですけど、この事例ですということになると、ちょっと特定される可能性があるんで、なんとか新規で扱ってほしいと。だから、どれがどことっていうのはちょっと申し上げられない段階です。

 

(毎日新聞)

 2人の関係性とかも非公表。

 

(知事)

 (関係性を)含めてですね。ただそういう事例はむしろ感染源特定できていますので、むしろコントロールできている、新規であっても(コントロールできている)事例ということになります。

 

(健康衛生局長)

 この66事例目が既存の事例と関係しているかどうかも含めて非公表です。

 

(読売新聞)

 ラウンジおおたの49事例目のクラスターについてだが、厚労省の定める同一場所で5名以上という定義には当たるクラスターということではない。

 

(知事)

 いや、当たります。関係者も含めて(陽性者が)10名出ていますので。昨日出たのが2名ですね。

 

(共同通信)

 関連して、ラウンジおおたで今まで従業員と利用客それぞれ何人くらい感染がでているのか。

 

(知事)

 後でレクで。

 

 ※の部分は発言誤りのため、記載のとおりに訂正ますし。

 

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