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新型コロナウイルスの感染の確認(43事例目関連、47事例目関連、49事例目関連、51事例目関連、52事例目、53事例目、54事例目、55事例目、56事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017237 更新日:2020年11月24日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月20日(金曜日)16時00分~16時47分

場所:知事会議室

 

(知事)

 ちょっと臨時記者会見、遅れましてすいませんでした。昨日記者会見の直前に東予地域の学校関係者1名を公表いたしましたが、その方を除いて、県内で新たに10名の陽性者、155人目から164人目となります。確認をされました、内訳は、既存事例の関係で6名、新規事例は4事例、4名でございます。

 さらに、つい先ほどなんですけども、既存事例の中ではございますが、もう2名の陽性が確認されました。このため、本日の説明は、昨日公表した方1名、昨日の夜に結果が判明した10名、さらに本日先ほど判明した2名、合計13名を説明させていただきたいと思います。

 まず説明に入る前に、現状を踏まえてちょっと皆さんにご理解いただきたいことが私の方からございます。まずですね、非常に感染事例が増えておりますけども、保健所調査への感染者の方々のご協力が鍵を握っております。これができないと、事例ごとの追っ掛けができません。囲い込みも封じ込みもできなくなってしまいます。実は今、保健所の職員たちが一人一人とお会いして可能な限り公表も含めて話を進めていますけども、中には不安を感じてここだけはちょっと公表しないでいただきたいと、そういったニーズにも応えなければ、協力に支障が起こりますので、保健所職員がそれだけぎりぎりの詰めを行っていることをご理解いただきたいと思います。

 その背景にはSNSでの誰だ、どこだ、そういったやりとりや、また根拠のない不安をあおるような無責任な投稿、こういった方々が陽性になった方々の不安心理に直接結び付いておりますので、ぜひおやめいただきたいと思います。その関係でですね、私の説明でも、中々はっきりこう言えないところも中にはございます。細心の注意を払いながら、説明をしておりますので、その点事情があるということについては県民の皆さんにも調査の協力をお願いするためにやっておりますので、ご理解いただきたいと思います。それから二つ目は、低い重症化率の特性ということでございます。ほとんどの方が退院しているのは、(こちらのパネルのとおり)今までも111名の方が退院されております。また、この現場においては、県民の皆さんの命を守るために感染リスクを背負いながら、医療関係者が本当に頑張ってくれています。そういう中でですね、行われておりますので、なおかつ今のところ重症患者もゼロでございます。今後どうなるかというのは別にして、今の段階では重症病床も誰も入られていませんので、ただこれからはですね、高齢者の方と基礎疾患をお持ちの方が重症化しやすい特性を持っていますので、その点は十分気を付けていただきたい。いわば、正しく恐れていただきたいということでございます。三つ目は、今はこれだけ全国に感染増加が広がっておりますから、いつでもどこでも誰でも感染するリスクがあるということでございます。ある意味では風邪、インフルエンザ、場合によっては、今回の状況はインフルエンザよりも感染の力が強いというようなこともありますので、その高い感染リスクを考えたときに、やはり一人一人が日々の生活の中で感染回避行動をしっかり行っていただくということが大事でございますので、この三つのご理解をぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 昨日も、全国で過去最多の2400件を超える陽性確認が報告されました。政府の専門家会議でもこの増加スピード、懸念が示されています。本県にもその波が押し寄せているというふうに言わざるを得ません。医療提供体制は逼迫(ひっぱく)している状態ではありませんが、増加傾向は今後もあり得るという想定で早め早めに手を打つことが大事でございます。昨日の記者会見で、感染縮小期から感染警戒期への移行については、状況を見ながら判断すると申し上げましたが、昨日の検査でも10件。そしてまた、松山市が中心ではありますが、その他以外の地域からも報告が入っていますので、そういった状況を踏まえ、本日より、感染警戒期に入らせていただきます。感染縮小期から警戒期に入ったことを県民の皆さんにお伝えさせていただきます。

 事例の説明の前に、感染警戒期、説明いたします。後ほども説明しますが、会合を行った同一のお店での感染確認、学校関係での感染確認など、予断を許すことができない状況でございます。

 愛媛県は、県が独自に設定した三つの段階、感染縮小期、感染警戒期、感染対策期、この三つのステージの中で、これまで感染縮小期でありましたが、感染警戒期、そのレベルの一個上に入るということでございます。連日の感染確認、そして冬場の乾燥もございますので、県内でも日常生活における(感染)リスクが高まっています。今後に備え、先手を打たせていただきます。そして、具体的なモニタリングの指標でございます。警戒レベル移行の4指標を示させていただいておりました。現時点での状況でございますが、連続する2週間で、同一市町内、感染経路不明な感染者が4事例発生というのが一つ目。これについては、感染経路不明が現在4事例。いずれも松山市でございます。次の指標、1週間のウイルス検査における陽性判定率、これが10%を超えたらという指標でございますが、これはまだ超えていません。11月13日から19日で7.3%という状況でございます。そして三つ目、感染症指定医療機関等への入院患者数おおむね30人以上の状況が2日継続。この場合ですね、こちらの指標は11月19日が33名。20日が44名の予定でありますから、この指標を上回っております。また、併せて、医療提供体制への負荷が日増しに高まっておりますし、松山市以外でも確認が見られるようになってきました。感染経路の不明の対処状況も踏まえて、総合的に検討、検証し、感染警戒期への移行を決断、決定させていただきます。

 ただ、もちろん県民の皆さん、事業者の皆さんには、警戒レベルを一段引き上げていただきたいということでございますけれども、これは昨日までも申し上げてまいりましたので、そう大きく変わるわけではなく、さらなる注意喚起というのが主眼でございます。手、指、手指の消毒、マスク着用、ぜひ怠らずにお願いしたいと思います。

 また、これから冬に向かいますが、ご家庭でもお店等でも換気、加湿を十分に気を付けていただきたいと思います。

 ただ、5月の連休の時は、緊急事態宣言下における警戒期でありましたが、現在国の緊急事態宣言も出ておりません。県をまたぐ移動が制限されているわけではありません。ですから、この時とは同じ警戒期といってもお願いする、要請する事項は違います。不要不急の外出は全て自粛してくださいというわけではありません。県外移動は一律自粛してくださいということを申し上げることもいたしません。気を付けながら、仕事や生活をしていただいて基本的には構わないのですが、動くときの注意というのがより一層高めていきたいということでございます。

 例えば、多くの方が愛媛県に旅行に来ていただいていますが、この段階では、宿泊施設で働く方が感染したということは発生しておりません。十分に注意しながら、県内あるいは近場の旅行というのは気を付けながら楽しんでいただけたらというふうに思います。

 また、忘年会、新年会等の会合についても、特に注意をお願いしたいと思います。現時点で一律の人数制限等を要請する段階ではないと思っています。密を避ける、換気の徹底、こういったことに気を配る、これはお店もお客様も両方でございます。

 ただし、検査もしていないような状況での遠方の方や、普段は会わない方との会合は可能な限り避けていただき、日中も接触のある身近な方々との会合であれば、マスク着用し、気を付けていただければ構わないと思います。また、体調不良の場合はこうした会合にはもうちゅうちょすることなく見合わせていただく、欠席をしていただくということはぜひお願いしたいと思います。複数の事例が発生してまいりましたが、クラスター対策にこれまで以上に力を入れてまいります。3密回避は、ぜひ徹底をお願いしたいと思います。

 そのためにも、国の「COCOA(ココア)」、アプリですね、そして県の導入した「えひめコロナお知らせネット」の活用をお願いします。これ似て非なるものでございます。「COCOA」は陽性の方が、私が陽性になりましたという登録をして、それを「COCOA」登録された方々に連絡がいくと、陽性者とあなたは何日に接触、この施設で接触がありましたよという注意喚起。それを受けて相談をするというふうなきっかけにつながるアプリでございます。一方で、「えひめコロナお知らせネット」はイベントやお店等々が導入し、スマホでかざすだけで記録されていきますので、もし、そのイベントやお店で陽性者が出た場合は速やかにその参加者にこのあなたが参加したイベントで行ったお店で陽性者が確認されましたという連絡がいく仕組みになっていますので、すぐに相談をするきっかけが生まれます。両方使っていただくのが一番ベストだというふうに思います。

 もう一つは、高齢者施設での対策が重要でありますから、入所者や勤務している職員で、発熱等の症状が出た場合は、全員のウイルス検査をお願いしたいと思います。

 県民の皆さんの命を守るためには、医療機関への負荷を抑えていくことが極めて重要でございます。現時点で、逼迫している状況ではありませんが、医療関係者の今後大丈夫だろうかという不安の声もございます。

 そこで、宿泊療養施設、現段階で67室用意しているというふうに申し上げてまいりましたが、直ちに、取りあえず13室を追加いたしまして、合計で80室体制といたします。無症状者は10日で退院可能とされているため、例えばですね、毎日、新たに8人ずつ宿泊療養施設に入所しても、退院される方もいますから、対応可能な水準というのが80室の状況でございます。また今までは、いったん全員を医療機関に入院をしていただいておりました。医師の判断で無症状や軽症の方については大丈夫だろうという場合は宿泊療養施設に行っていただいておりましたが。もちろんこれも医師の判断の下で、医療施設でなく、無症状の方、また基礎疾患もない、高齢者でもない方については、場合によっては医師の判断で直接宿泊療養施設の方に入っていただけるような運用を開始するべく関係者との調整を始めたいと思います。

 家庭内感染も増えております。11月以降では、県内六つのご家族で、10人に家庭内感染が発生しております。具体的な注意点を記載しておりますので、ぜひ気を付けていただきたいと思います。事業者の皆さんも、それぞれの職場での十分な注意、従業員への周知をくれぐれもお願いしたいと思います。日常生活における感染リスクが高まっています。一人一人が、先ほど申し上げたように感染回避行動の徹底をぜひお願い申し上げたいと思います。

 それでは感染の確認についてでこざいます。

 まず事例ごとの検査数でありますが、昨日の検査状況、87件実施をしております。そのうち11件が陽性、76件が陰性となりました。また、先日お知らせしたとおり、診療・検査医療機関で実施した検査数ですね、パネルの下段、こちら1週間ごとにというふうに申し上げていましたので、PCR検査が18件、抗原検査が106件、連絡がありましたので、合計124件をここに本日1週間分追加をさせていただきました。

 では、既存の事例の中で進捗のあった事例について、説明をまずさせていただきます。42事例目でございますが、県外に行かれたケースです。ご家族、親族で陽性者4名。複数の県外出張があったケースでありますが、昨日、関係者の調査、全部完了いたしました。そして、それ以外に陽性確認はありませんでしたので、42事例目につきましては、こちら赤丸になります。関係者の調査完了、PCR検査完了ということで、この事例については囲い込みが終わったということでございます。

 次に45事例目でございます。こちらは松山市の20代の男性の方、香川県に滞在した行動履歴が確認されました。昨日は、濃厚接触者には当たらない軽度の接触者の3名の方を念のため検査いたしまして、45事例目につきましては全員関係調査で、検査が必要と判断した方の検査が終了いたしました。全員陰性が確認されています。この結果、この事例についても、(パネルの)こちら45事例目ですね、同じように調査が完了、PCR検査完了、健康観察も全て完了。ご本人は入院されていますので、濃厚接触者、新たに出ませんでしたので、ご本人だけの陽性でしたので、これはもう全て終了。囲い込み完了ということでございます。

 次に46事例目、(パネルの)こちらになります。こちらは東京に出張された行動履歴があった方でございます。昨日は、濃厚接触者に当たらない軽度の接触者を3名、念のために検査して、全て陰性が確認されました。この結果、この事例についても、関係者の特定および検査全て終了いたしましたので、46事例目については、調査完了、そしてPCR検査も完了。残すのは、先ほどは濃厚接触者がいらっしゃらなかったんですけど、こちらは陰性なんですけど濃厚接触者がいらっしゃるんで、その方々の健康観察がまだ終わってませんから、ここ(パネルの健康観察の欄)は白丸(健康観察中)ということになっています。

 今申し上げた3事例は現時点の囲い込み完了、濃厚接触者の自宅待機と健康観察が残るのみで、これから感染が広がる可能性は極めて低いと考えられますので、冷静に受け止めてください。

 次に48事例目。学校関係、聖カタリナ高校の教員の方でございます。昨日は、濃厚接触者2名と念のため学校関係者7名の合計9名の方の検査を実施し、全て陰性が確認されました。学校の方でも安全が確保できるとし、明日21日から学校活動を再開する予定であると聞いております。この結果、この事例については、関係者の特定、調査、および検査を全て完了いたしましたので、同じように48事例目、(パネルの)こちら(関係者調査、PCR検査)赤丸(完了)と、濃厚接触者の健康観察を残すのみということでございます。

 それでは次に陽性が確認された事例の中から、陽性が確認されたケースについてご報告をさせていただきます。

 まず、昨日、会見の最後に報告した52事例目の詳細、まだ陽性確認の連絡だけでしたので、その後調査が行われまして、分かったことをプライバシーに配慮しながら公表させていただきます。陽性者の概要は10代の男性でございます。52事例目ですから、ちょっと順番違いますけどもこちらになります。1人の段階ですね。住所地は東予地域、10代の男性、学校関係者でございます。この方は18日に学校へ行った後、37度台の発熱や頭痛等の症状がありましたため、昼食後帰宅して医療機関を受診、同日18日の抗原検査で陽性が確認されました。さらに、医師の判断によって、PCR検査も実施し、昨日19日に陽性が確認されたことは昨日の会見で報告済みでございます。この方の発症前2週間以内の行動歴でございますが、そのスポーツの協会が主催する選抜チームの一員として広島県を訪問し、複数県の関係者と試合を行われています。この52事例目の感染確認を受けまして、この交流に参加していたチームのメンバー等の調査を進めておりましたが、本日、症状がありました県内の、この方とは別の学校の2名を優先してPCR検査を行った結果、先ほど、陽性が確認されたという報告が入ってきました。このため、本事例は、この県外のスポーツ大会が端緒となった可能性が高いというふうに思われまして、残りの参加者についても、全員、PCR検査を行います。既に全員の方は自宅待機をしていただいております。このほか、さっき報告があった方は調査中でございます。ですから、昨日発表した方、この方は現時点で濃厚接触者としてご家族4名を確認しておりまして、本日、検査を実施するほか、学校関係でありますので、学校内、教育活動で少しでも接触のあった方や検査を希望する方についても、幅広く検査行うこととしております。

 教育委員会等の対応でありますが、一昨日に抗原検査での陽性がもう既に判明した時点で、一昨日ですね、学校では、その日のうちに消毒は終えております。また、昨日から安全が確認されるまでの間、この学校を臨時休業を既にしておりまして、全員、教職員、生徒に対し、念のための自宅待機を、そして健康観察を現在実施していただいているところでございます。

 また、スポーツ大会に参加していた教員や生徒は、昨日から登校を控え自宅待機、そして、自主的に感染拡大防止対応を取っていただいております。メンバーが在籍する学校、選抜チームですから、6校ございます。こちらの6校では全て、校内消毒、健康観察強化、密となる授業の変更などの事前対策は全校講じているとは確認を取れております。

 加えて、先ほど新たに陽性が確認された学校については、午後から臨時休業措置が講じられました。県では今後、速やかに関係者の調査、PCR検査を行い、できる限り迅速に丁寧に囲い込みを行っていきますので、陽性が出たら休業とか、速やかに手を打っていきますので、関係する皆さんにはぜひ落ち着いた対応をお願いしたいと思います。

 次に、43事例目。これがちょっと複雑なんですけれども、松山市、60代、団体職員の方でございます。(43事例目の相関図を使って説明すると、)昨日は、Bの友人の方1名、これはHの方。この方になります。Bの友人の方と1名とCの方の職場関係者11名と仕事関係者4名の15名、こちらの方ですね。それから、Dの方の濃厚ではない軽度の接触者6名とそれからEの方の職場関係者3名、こちらの合計で9名。この9名の方。さらに、Gの方のご家族1名とそれから軽度の接触者6名の合計7名の方。そして、合計でこれ32名の方を検査しまして、新たにBの友人の方1名、この今申し上げた中で、Hの方だけが陽性判定が出ました。

 また、昨日、医師の判断で実施した検査で新たに陽性が確認されましたIの方、そして、この方の接触者として検査を行い、陽性が確認されましたJの方、このお二人がですね、このA、B、C、昨日までこれ入っていなかったんですけど、A、B、Cの3名、県外在住者の方2名、陽性判定が出ているんですけど、この方々と同じ施設、同じ日に飲食を行っていたということが分かりました。別々なんですけど、同じ施設で同時間程度に、重なる時間で飲食を行っていたと、これが分かりましたので、I、Jの方も取りあえずこの段階で43事例目として、同じパネルで説明をさせていただきたいと思います。ただ、この時点でこれらの方の感染が、この施設で起こったということが断定されているわけではありません。今、この段階では断定はされていません。可能性を念頭に置いて、今後の感染経路調査等を行うため、暫定的にひも付けを行わせていただきます。さらに調査を進めてまいります。

 それではまず、陽性確認されたHの方の概要でございますが、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。この方はBの方の友人でございまして、昨日の検査で陽性が確認されました。濃厚接触者は、ご家族と友人の3名、プラスFの方の濃厚ではないんですが軽度の接触者が2名いらっしゃるんで、この人(H)の濃厚接触者の3名とこの方(F)の軽度の接触者2名合わせて5名。こちらを今日、検査を行う予定でございます。

 次に、Iの方でございますが、40代の男性、住所地は松前町、職業は会社員の方でございます。16日に、微熱と頭痛の症状が現れましたことから医療機関を受診され、18日の抗原検査と、さらに医師の判断によるPCR検査において、昨日陽性が確認されたものでございます。この方の行動歴としては、発症前2週間以内に県外、香川県に訪問歴がございました。また、この間に、先ほどお伝えしたこの施設ですね。この利用した施設での会食を行っておられます。発症2日前以降は、14、15、16、17(日曜日)にかけて仕事を行っておりまして、ご家族が濃厚接触者として4名、職場関係で2名の方が確認されております。そして、それがIの関連となりますから、今の4名プラス2名の6名を検査予定でございます。

 次に、Jの方でございます。40代男性、住所地は松山市、職業は会社員の方でございます。11月18日に、今説明したIの方が、抗原検査で陽性となったことを受けまして、Iの方の接触者として19日に検査を行い、陽性が確認されました。この方の行動歴としては、発症前2週間以内に県外、広島県と香川県への訪問歴があることが確認されました。発症2日前以降は、15、16、17(日曜日)にかけて仕事を行っておられます。現時点では、接触者として職場関係で1名を確認しておりますので、検査予定でございます。また、この間にIの方を含めて4名で、先ほど、この関係(A、B、C)ではないですね。同じ場所で会食をした人が2名確認していますので、共通の接触者になりますので、検査予定でございます。今申し上げたように既に検査が始まっている。潜伏期間の関係もあるので、全員が今日というわけではないかもしれませんが、順次検査を行っていくところであります。

 次に、47事例目でございます。こちらの47事例目でございます。陽性者の概要でございますが、47事例目の方の濃厚接触者として、3件の検査を行いました。その結果、新たに40代男性1人の感染が判明したものでございます。事例の中での新たな判明でございます。残りの2名の方は陰性でございました。住所地は松山市で、職業は自営業。その新たに確認された方の濃厚接触者は新たに2名いらっしゃいますので、今後、検査ということになります。

 次に49事例目、こちらに入ってまいります。こちらは、松山市の50代の女性でございます。こちら、この方の濃厚接触者として、昨日2件検査を実施し、50代女性1名の陽性が確認されました。もう1人の方は陰性でございました。この新たに既存の事例から濃厚接触者、検査で陽性になった方は住所地は松山市、職業は自営業でございます。この方の濃厚接触者は新たに6名確認をしておりますので、今後検査を実施してまいります。

 次に、51事例目。これは50事例目が変更がありません。51事例目、こちらは51事例目で、最初に確認された中予地域、70代の方のご家族の方、濃厚接触者の方が、昨日、検査で陽性が確認されましたので、この事例では2人目ということであります。ただし、この方については濃厚接触者等は現段階では確認はされておりません。以上が今までの事例の中での濃厚接触者等の陽性確認の分でございます。

 そして、これからは新たに、新規で確認された事例に入ってまいります。

 53事例目でございます。陽性者の概要でありますが、30代の男性、住所地は愛知県、職業は非公表という希望でそうさせていただきます。この方は、14日に味覚障害、18日に37度台の発熱がありまして、診療・検査医療機関を受診。抗原検査で陽性を確認しましたが、医師の判断でPCR検査を実施し陽性が確認されました。この方の行動歴でございますが、発症前2週間以内に北海道、愛知県、岡山県、香川県に滞在をされています。11日に公共交通機関は利用されていません。自家用車で愛媛県内に入ってこられました。県内では、八西地域を中心に基本的に1人で行動され、車中泊をされていたそうでございます。調査は今継続中でありますが、現段階では、濃厚接触者等は確認されていません。

 次に、54事例目。こちらの方は60代の女性でございまして、職業は会社員、住所地はご本人の強い希望がございまして非公表といたしますが、(ご本人に)お願いしまして、これだけはということで、東予地域という公表をさせていただきます。この方は、13日に38度台の発熱や咳等の症状があり、医療機関を受診。症状に改善が見られなかったため、昨日、医療機関を再受診され、検査で陽性が確認されました。現時点で濃厚接触者2名を確認しておりますので、今後検査を実施してまいります。

 次に、55事例目でございます。40代の男性、住所地は松山市、職業は自営業の方でございます。この方は、13日から喉の痛みと37度台の発熱があり、症状が続いたことから、医療機関を受診し、昨日の検査で陽性が確認されました。この方については、現段階での調査で濃厚接触者2名を確認し、今後検査を実施してまいります。

 次に、56事例目でございます。陽性者の概要でございますが、40代の男性、住所地は松山市でございます。職業は会社員の方。この方は、14日の夜から37度台の発熱や倦怠(けんたい)感の症状があり、18日に医療機関を受診されました。そして、昨日に再受診し、抗原検査で陽性が確認されました。現時点での調査では、濃厚接触者には当たりませんが、軽度の接触者1名が確認されております。

 以上が新規の分でございますが、このように囲い込みが終わってきた事例も出てきました。新規も出てまいっております。全力を尽くして関係者一丸となってですね、丁寧に迅速に対処をしてまいります。ただ、冒頭に申し上げましたように、本当に感染リスクというのは日本全国で高まっているということを前提に、日々日々の生活、警戒期ということもありますので、皆さんのステージも上げていただきますように心からお願いを申し上げたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ)

 まず、感染警戒期のこと少し伺いたい。今回警戒期に踏み切られたという最大の理由としては、この指標の中で二つクリアしているからか。それとも、それ以外にもあるのか。

 

(知事)

 やはり昨日、おとついですね、やっぱり感染が10人、10人と続いているという状況と、それから全国の状況、この時点でも県境をまたぐ移動というのは頻繁にございますから、そういった状況が一番大きいポイントだと考えていただいて構わないと思います。それともう一つは、松山市が今でもほとんど大半を占めていますけども、その他の地域にも感染確認が見られ始めたんで、こういった要素の方が大きいですね。はい。

 

(愛媛新聞)

 感染経路不明、分からないもの、県外滞在歴のない方も複数いるが、市中感染が広がっているという見方はされるのか。

 

(知事)

 そうですね。まだこの段階では結構出てはいますけど、関連付けられるというケースが多いんで、昨日も、さっきちょっと分かりにくい図ありましたけども、こちらで出たのが実はお店が一緒だったとかですね、まだそこまでには至ってない段階かなと、事例ごとに追いきれる段階かなというふうには判断しています。ですから、冒頭申し上げたようにクラスター対策、しっかりと行っていくというふうに注力をしていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 今回の警戒期でも飲み会とかもろもろ、一律に制限とかされないということだが、警戒期の中でもまた段階を分けて対応を検討される可能性はあるのか。

 

(知事)

 そうですね。感染の状況次第によっては、当然、業種ごとにお願いするとかですね、移動の問題に注意をさらに促すとか、そういうことは考えられると思います。ただ、今の段階では、そこまでの状況ではないというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 それは、営業の自粛とかの要請ということもあり得る、業種ごとで場合によってはあり得るということか。

 

(知事)

 それは、市中感染広がって、もうアウト・オブ・コントロールという状態になればですね、当然そういったことも起こり得ると思いますけど、今はむしろそこに至らないようにみんなで力を合わせて乗り越えようという段階ではないかなというふうに思っていますので、その過程のことまでは今触れるということは必要ないんではないかなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 法的根拠という話を以前されてたかと思うが、今の段階でそういう根拠はないので、県として独自にこう何か、自粛要請だとか行わないという。

 

(知事)

 そうですね。もう要請していることは感染回避行動と、それから、企業や飲食店におけるところの感染防止への取り組み、これを要請しているというふうなことでございます。すべからく全ての行動に強制力というのは法的な根拠はありませんので、本当に要請というかたちが精いっぱいなんですが、県民の皆さん、これまでの取り組みを見てもですね、しっかりと応えてくれてましたし、今後とも応えてくれるものだと信じています。

 

(共同通信)

 国が「Go Toトラベル」継続されていて、法的根拠のない中では、その国の態度というのが一つの目安になるかなと思うが、知事として、国や政府に対して何か要望というのはあるか。

 

(知事)

 本当に常に、日々日々感染状況は刻々と変化をしていきますので、そういったところをしっかりきめ細かく分析しながら、的確な判断を出していただきたいということに尽きるんではないかと思っています。

 

(南海放送)

 今回感染が確認された方の中で、例えば、不特定多数の方と接する職業である方はいるのか。

 

(知事)

 いや、基本的に触れないということはないということですね。あった場合は、そのことを触れさせていただきますので、昨日申し上げたとおりでございます。だから、2週間の渡航歴に触れてない方も、触れてないということはなかったということでございます。

 

(八矢副知事)

 場合によっては広く県民の方と接するような職業の方がいらっしゃったとしても、保健所の調査の結果、可能性としては広いけれども、実態としてなかったということであれば、感染リスクはないということですので、特段言及はしないと。

 

(知事)

 保健所の方はもう本当に調査協力をお願いするためにですね、本当に頑張ってくれていると思います、それぞれの保健所の職員。いろんな思いを、不安を感じたりということで、そこを解きほぐしながらですね、協力をお願いしている。その中から可能な限りの調査結果を得られています。それを一つ一つ分析して、例えば、その時点でマスク着けてたのか着けてないのか、あるいは、本当に接触があったのかないのか、接触があっても何メーター以内だったのかどうだったのか、あるいはその接触時間がどれくらいであったのかというにもきめ細かく聞き取り調査を行って、一人一人の状況を判断してくれていますので、そこはぜひ皆さん分かっていただきたいなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 新規事例の中で、住所地愛知県の方、愛知県の非公表の方いると思うが、これ滞在先と目的というのはどういったものなのか。

 

(知事)

 基本的にはですね、今調査協力を得るためにですね、いろいろやりとりをしているさなかでございます。一つ言っていいのかなこれ。この程度。八西地域を中心に車で南予を移動した行動だけは確認取れています。ただし、今の段階では接触等々の確認はないです。

 

(テレビ愛媛)

 報道では、みかんアルバイターの感染なんかもあったという報道もあったかと思うが、そのあたりは。

 

(知事)

 私の方からは、前回JAにしうわのケースが、みかんアルバイターのニュース等が、陽性確認もありましたけども、これとは何にも関係のない方であります。そこだけは申し上げさせていただきます。JAにしうわのみかんアルバイターとは関係がないと。

 

(朝日新聞)

 43事例目だが、この方のこのIとJの方、この方々は要するに当初陽性確認されたA、B、Cの方とはまた別グループという意味か。

 

(知事)

 そうですね。たまたま同じ日、同じかぶる時間に、この施設に一緒に、別の場所ですけども、一緒にいたということが確認されました。

 

(朝日新聞)

 ということは、この同じ施設で感染した、今のところは可能性が出てきているということだが。

 

(知事)

 可能性です。確定ではないです。

 

(朝日新聞)

 これは確定的に、もうほぼそうだろうということになった場合は、この施設は結局クラスターということで。

 

(知事)

 そうですね。もし確認された場合はそうなりますね。

 

(愛媛新聞)

 今の関連でどの程度席が近かったとかっていうのは。

 

(知事)

 分かんないですね。今はもうここまででございます。今まだ調査は継続をしておりますので、細心の注意を払いながら説明をさせていただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 関連だが、ここの施設は飲食店ということで。

 

(知事)

 先ほど、飲食ということを申し上げました。はい。飲食をされているというふうに申し上げました。

 

(愛媛新聞)

 飲食店とは言えない。

 

(知事)

 飲食をされていたということでございます。

 

(愛媛新聞)

 この従業員の方とか、関係の方の方の検査っていうのもされるのか。

 

(知事)

 この関係は、他の事例でもそうなんですけども、幅広く検査を行ってるさなかでございます。調査もまだ継続中ということでございます。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

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電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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