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新型コロナウイルスの感染の確認(43事例目関連、47~51事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017236 更新日:2020年11月24日 印刷ページ表示

日時:令和2年11月19日(木曜日)15時00分~15時50分

場所:知事会議室

 

(知事)

 午前中、定例会見がございましたが、いろいろ議題もありましたので、その時には昨日の感染件数の概要だけ公表させていただきました。詳細について午後のこの臨時会見で説明させていただきたいと思います。

 昨日、県内で新たに9名の陽性者、145人目から153人目が確認されました。内訳は43事例目、既存の(パネルの)この43事例目の関係で4名。それから新規の事例で新たに5名の方となります。そして、これは昨日ではないですけど、つい先ほど、もう1人新規事例として、新たに確認がされましたのでこれも併せてご説明させていただきますので、合計10名ということになります。まずは、何よりも感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早く回復されるようお祈りいたします。

 ちょっと説明に入る前にですね、全国的にも急速に感染が拡大する傾向が出ています。愛媛県でも例外ではございません。この背景にはですね、気温が低下して冬場に向かう中でウイルスが活発化している可能性もあります。また、人の移動が増えたことによって、感染リスクが拡大したという背景もあるかもしれません。そして、もう一つは、これは一部の正式ではありません。一部の専門家の意見の中には、ウイルスが変異して感染力が強まっている可能性があるという指摘も見られます。実際、現場でここ4日間ぐらい対応してますと、確かに今までですと濃厚接触者になってから数日間で発症するというのが大体定説だったのが、割とそれ以前の早い段階で発症するというようなケースも散見されます。どれがまだ専門家によっても確定してませんから、正しいか分かりませんけれども、いずれにせよ活発化、あるいはウイルスの変異の可能性もあるという前提で緊張感を高めなければいけないという段階に入ってることをまず皆さんにお伝えさせていただきたいと思います。もちろんそれぞれ丁寧に、速やかに対応は続けてまいりますが、準備はしているとはいえ、医療現場がハード的に無制限にあるわけでもありません。また、当然のことながらそれらをケアする人的資源、医療関係者の疲弊状況というのも今後はしっかりと目配りしながらハンドリングを行っていかなければなりません。精いっぱいはやりますけれども、何せ未知なるウイルスでありますから、それらを乗り越えるためにはこれまで以上にお一人お一人の感染回避行動とそれから企業や飲食店等における感染防止の取り組み、これが今まで以上に重要であるという段階でございますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。感染回避行動は、「うつらないよう自己防衛」、特にマスクの着用やこまめな手洗い、手指消毒、うがい、そして、「うつさないよう周りに配慮」、これもまたマスクが非常に効果的であり、ソーシャルディスタンスや、また、3密回避の意識の高まり、こういったことを心掛けていただきたいと思います。飲食店におかれましては、特にウイルスが滞留することのないように、寒いですけども、換気と、そしてまた加湿、こういったところに十分な注意を払っての取り組みを進めていただきたいと思います。

 それでは検査状況についてでございますが、昨日は61件、10名と言いましたけど、とりあえず9件の方からまいります。61件の検査を実施して、9件の陽性、そして52件の陰性が確認されました。さらに、先ほど追加で1件の陽性ということでございます。合計10件。では、進捗のあった事例について説明させていただきます。

 まず、40事例目でございます。(パネルの)Aの方、会社の方ですけども、陽性が確認されまして、職場関係者等等広がっていったケースでありますが、昨日はですね、この関係では4件の検査が実施されています。この件に関しては、全て(パネルの)こちらですね、ここの18日。Aの方の生活上の接触者、濃厚接触者ではありません。念のために広げた検査で4名実施して、全員陰性が確認されました。この結果、この40事例目については、囲い込みが完了することになります。そこで、(パネルの)こちらの40事例目、関係者の調査も終了。PCR検査も終了。残すのは濃厚接触者の待機と健康観察ということになりますので、(パネルの)こちらの方に記させていただきました。囲い込み完了でございます。

 なお、感染者が拡大しておりますので、本日から昨日お知らせしたように、宿泊療養施設を再開いたします。医師の判断に基づきまして、もう既に直ちに3名の方、医療機関から宿泊療養施設に移っていただきました。今後とも、医師の判断に従って進めてまいりますので、医療機関の負担軽減に向けて早い段階で速やかに手を打ってまいります。それでは陽性が確認された事例について説明をさせていただきます。

 なお、事例がこれが増えてきましたので、少し説明を簡潔にするために工夫をさせていただきます。今後、こういうかたちでやらせていただきますので、まず、一つ一つに発症前2週間、県外滞在歴があったかどうかということを、ない場合もある場合も発表させていただきましたが、ない場合は触れません。あった場合のみどこどこ方面とか、許される範囲で、あった場合のみ県外滞在歴を発表させていただくようにいたします。それから、住所地は資料記載の通りですけれども、これも非常に、何よりも大事なのは調査への協力をしていただくことでありまして、そのためにはある程度、感染者の意向というのを尊重しなければなりません。そういう意味で、全てが等しく提供できる状況ではない場合もありますので、感染が確認された方の意向を踏まえて、公表をさせていただきますので、この点ご理解いただきたいと思います。それは何よりも調査への協力を進めるためでございますので分かりいただけると思います。また、陽性が確認された方々はほとんどがですね、広く一般の方々との接触のある仕事ではないケースが大半でございます。ただ、そうではない場合はもちろんですが、教職員等の場合については異なるケースだと思いますので、こういった場合は説明をさせていただきたいと思います。併せて、症状が出る2日前、これは医学的な専門家による見解でありますので、周囲の方々に感染を広げる可能性のある期間とされています。それ以降の行動についても大半がマスクをしての買い物とかですね、感染の心配のない生活上必要な外出、そして感染のないお仕事のみというようなケースがほとんどで、しかも皆さんマスクを着用しているということを、それも全部確認していますので、そういった行動を取っている方が大半でございます。陽性が確認された方々にこういったところは共通しますので、これも個々には言及いたしませんが、そうではなかった場合、例えばマスクはしてなかったとかですね、そうではない場合は触れさせていただきたいというふうに思います。もちろんお仕事で接触した方は、保健所の調査に基づきまして、濃厚接触の有無や検査の必要性の有無を確認することとなります。また、陽性者の方の入院の状況ですね、これも資料を出しますので、ホームページにも公開していますので、資料でご確認をいただけたらというふうに思います。

 それでは個別の事例ごとに説明をさせていただきます。

 まず、県内43事例目でございます。43事例目の方でございますが団体の関係でございます。(パネルの)Aの仕事の関係者1名、それから B のご家族の方3名、それから職場関係者の方6名、これBの方関係ですね、それからご友人の方1名、それから C のご家族の方1名、それから職場関係者、これは濃厚接触者でありません、念のための検査17名、陽性の方と接触のあった方1名、合計30名の方をこの事例では昨日検査を実施しています。そのうちD、E、F、G 、この4名の方が新たに陽性確認されました。個々に説明させていただきます。まずDの方は50代の女性。住所地は松山市、職業は無職の方でございます。同じくご家族Eの方、こちらは20代の男性。住所地は松山市、公務員ということで職業を公表いたします。松山市職員の方でございます。この2名の方は B の方のご家族であり、昨日の検査で陽性が確認されました。Dの方はほとんど家で過ごされていますので、濃厚接触者は確認されていません。Eの松山市職員の方は、発症前2日前以降の行動歴として、16日に職場に勤務をされています。濃厚接触者として、今、現段階で職場の同僚3名を確認しておりまして、本日検査を実施いたします。この方の詳細については、所属する松山市から詳細にはこの後、公表がなされる予定でございますが、窓口業務などを広く一般の方々と接する担当者ではないというふうな報告が入っております。続いてFの方。(パネルの)このBの方のご友人に当たりますが、男性で住所地は西条市でございます。この事例の中で、松山市ではないですけども西条市の方、友人として接触があり、陽性が確認されました。職業は、これも県の関係になりますので公表いたします。県立新居浜西高等学校の教職員の方でございます。なお、年代は個人が特定される可能性が高いので、非公表とさせていただきます。この方は日常生活の中で感染されたものでございまして、本人に行動の中での落ち度はございません。公務員ということで住所地および勤務先の学校名公表いたしますが、感染された、したことが周囲から責められることのないよう、これは全てのケース共通で、くれぐれも県民の皆さん、ご配慮をお願い申し上げます。憎むべきはウイルスでございます。誰でもうつる可能性、感染するリスクはあるということで皆さん温かい目で感染者の回復を祈っていただきたいと思います。

 この方はBの方の友人であり、濃厚接触者として検査し陽性が確認されましたが、現在までご本人に、これまでも含めて症状は出ておりません。無症状の方でございます。濃厚接触者は家族の1名が確認されております。ここには入ってないです。家族の1名が確認されています。それからこちらは友人のもう一人の方、今日検査を実施する予定でございます。潜伏期間の関係で1日遅れて検査をいたします。Fの方でございますが、16日に1日のみ学校の方に出勤されて通常どおり勤務していますが、その日の夜からもう既に自宅待機を始めています。学校では同僚および生徒との接触がありますけれども、保健所が詳細に調査をいたしました。同僚の方とはごく短時間のみ、それから生徒とは長時間ではございません。それに加えまして、本当につぶさに聞き取りを行ったところ、常に3メートルから5メートルの距離を取った接し方が確認されております。学校関係者では、時間、距離含めて濃厚接触者に該当する人はいませんが、学校関係でありますことから、この近くでの接触が若干でもあったということで、同僚の2名の方を今日検査実施することといたします。

 教育委員会の対応ですが、昨夜の陽性判明を受けまして、こちらは県の教育委員会で昨日中に学校の消毒は完了致しました。本日は新居浜西高校および同じ敷地内にあります、県立新居浜特別支援学校川西分校を臨時休業とし、全ての教職員および生徒に対し、念のため自宅待機と健康観察をお願いし、受け入れていただいております。また、念のため同僚2名の検査を行っておりますので、学校の安全が確保された後に再開について公表してまいります。次に G の方でございます。60代の女性。住所地は松山市、職業は自営業の方でございます。この方は9日に38度台の発熱があり、9日と11日に医療機関を受診。いったん解熱したものの13日に再度37度台の発熱があり、18日に医師の診断により検査が行われ陽性が確認されました。現時点で濃厚接触者はこの時点ですけど、ご家族1名の方を確認しておりますが、その他の関係者については、現在保健所の方で調査が進められている段階でございます。

 次に新規事例でございます。47事例目について、説明をさせていただきます。陽性者の概要ですが40代の女性。住所地は松山市、職業は非公表でございます。実はこれちょっと特殊なケースで、新規事例ではあるんですが、感染経路として既存の事例で陽性が確認された方との接点はございました。ただし、既存事例との具体的な関係は公表を控えてほしいという強い要望がございます。新規事例としてであればとの同意をいただきましたので、その観点に立って公表をさせていただきます。なお、それ以外の調査については、全面的に保健所の調査に協力をいただいていることを申し添えさせていただきます。こちらのケースは、ご本人から保健所に申し出があり、無症状ではありますが、昨日18日に検査し陽性が確認されました。濃厚接触者は現段階でご家族2名の方、その他生活上で少し接触のあった1名の方を念のため検査することといたしております。

 次は48事例目でございます。こちらはですね、男性で住所地は松山市、職業は勤務先とも話し合いまして公表させていただきます。聖カタリナ学園高等学校の教職員の方でございます。なお、私立学校でありますが、職業について、教職員の場合は、教育現場ということで公立は全て学校名の公表を行うことを原則としていることから、学校が私立でありますが、学校側の了解をいただきましたので、県から公表させていただきます。ただし、年齢については個人が特定される可能性が高いことから、非公表とさせていただきます。

 この方は、13日から38度台の発熱があり、医療機関を受診されました。その後も症状が続きましたことから、17日に別の医療機関を受診。医師の判断により検査し、陽性が確認されました。濃厚接触者はご家族2名の方を確認しています。また12日、13日、14日、3日間学校で勤務していますが、学校での状況を保健所によって、つぶさに確認した結果、濃厚接触者はおられませんでした。しかし、学校関係ということで念のため接触があったと認められた、多少の接触があったと認められた7名。こちらの方々を念のため広げて検査をすることといたします。

 聖カタリナ学園高等学校の対応ですが、昨夜の陽性判明を受けまして、同校では明日まで同校を臨時休業することとし、全ての教職員および生徒に対し、念のため自宅待機と健康観察を要請しており、本日同校の消毒は実施されたと連絡が入っております。なお詳細については、こちらもこの後学校の方から公表するというふうに聞いております。

 次に49事例目でございます。こちらの方は50代の男性で、住所地は松山市。職業は会社役員の方でございます。この方は、15日の夜から37度台の発熱や喉の痛み等の症状があり、16日に医療機関を受診。昨日に再受診し、検査で陽性が確認されました。

 これまでの2例については触れなかったということは、これからそういうかたちでやらせていただきますけども、発症2週間前の県外への滞在歴がなかったというので、触れておりません。この方の場合は、発症前2週間以内に福岡県へ出張をされております。現段階では濃厚接触者はご家族1名の方を確認しています。調査は引き続き継続されています。

 次に新規事例50事例目になりますね。この方は住所地は松山市。職業は会社役員の方であります。10日の朝から悪寒。夜には38度台の発熱の症状があったそうです。その後症状は回復されたそうなんですが、17日に医療機関を受診。昨日の検査で陽性が確認されました。

 この方の行動歴でございますが、発症前2週間以内に東京都および福岡県および徳島県へ出張されているほか、県内でも東京や、近隣県の香川県と徳島県から来られた方と複数回行動を共にされています。発症2日前以降にも県外、福岡県や徳島県に出張をされています。濃厚接触者は、ご家族が4名、職場関係者で県内2名、県外在住者3名。こちらからも既に連絡。関係自治体に連絡済みでございますが、合計9名を確認しています。

 次に51事例目。新規でございます。昨日の24時ごろに陽性が判明し、詳細は確認中でありますが、現時点での内容となります。概要は70代の女性。住所地および職業は本人の強い意向もあり、非公表といたしますが、これだけはということでお願いしまして、中予地域ということで公表させていただきます。

 症状等でございますが、この方は15日に37度台の発熱と咳等の症状があり、18日、昨日まで症状が継続していたので、診療・検査医療機関を受診。医師の判断に基づく検査によって、陽性が確認されました。こちらは濃厚接触者はこの段階でご家族3名の方を確認しており、ただこの3名のうち2名の方に、若干の症状があるというふうに報告が入っています。調査は継続中でございます。

 次にこちらにはまだ出ていないんですが、先ほど連絡が入ったケース。52事例目でございます。10代の方で、性別・住所地は非公表とさせていただきます。ただし、住所地はこれもまた本人の意向もございました。そしてご家族の意向もございました。強い希望で東予地域として公表をさせていただきます。学校関係者の方でございます。昨日症状が見られましたことから、医療機関を受診し、抗原検査によって陽性が確認され、さらに念のため、これ医師の判断がございましたPCR 検査を実施して、確認をということですね、検査をしておりましたが、つい先ほど陽性が PCR 検査でも確認をされました。

 この方は昨日、体調不良となるまでは学校に行かれておられます。また14日から15日までの2日間、教育活動の一環で県外を訪問されています。この情報で不安を感じられている方も多いと思いますが、学校関係の状況について説明させていただきますので、それを受け止めて冷静に考えていただきたいと思います。

 昨夜の抗原検査での陽性判明を受けまして、PCR検査を実施しましたが、まだこの時点では昨夜ですから、その最終確定は出てません。その確定診断前でありましたが、学校ではもう昨日中に学校の消毒を完了しております。また、本日から安全が確認されるまでの間、学校もその当該学校も臨時休業をすることとし、全ての教職員および児童生徒さん、自宅待機と健康観察に入っていただいております。また、県では保健所の調査に基づき、学校の安全確保のため、 PCR 検査を行い、迅速に囲い込みの作業をこれまでと同様に進めてまいりますので、落ち着いた対応をぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

 くどいようですが、なぜさらなる情報をという意見をお持ちの方もおいでると思います。しかし、一番大事なことは調査への協力でございます。それを無視して実行した場合、調査への協力に支障が出る恐れがある。支障が出た場合は、もう追いかける作業すらできなくなってしまう。ここが今回やってて本当に難しい対応だなあということを感じるんですが、賢明な県民の皆さんはそのあたりの事情は理解していただけるものと思います。何よりも優先すべきは調査でございますので、これがなかったら囲い込みも封じ込みもできないということでございますので、よろしくお願いいたします。

 11月に入り学校関係の陽性確認が続いておりますが、学校関係については、感染拡大リスクの高まりが感知された時点で、感染防止対策の一段の強化。臨時休業などの措置を果断に速やかに行うなど、児童生徒の安全確保を学校単位で最優先に考えた対応を従来から講じてきております。また、保健所の聞き取り調査を踏まえ、少しでも接触のあった方も含めて、幅広に検査も実施しております。最善を尽くしておりますので、ぜひご理解いただきますようお願い申し上げます。学校現場におかれましては、これはもう公立、私立、小中高校、大学、専門学校と学びの場の安全確保に向けた感染回避行動、全ての教職員の皆さんに今一度確認をしていただき、その徹底を図られるようお願いするとともに、学校の場合ですね、学校と家庭も一丸となっていただきまして、手洗い、マスク着用、3密回避等の感染回避行動、毎朝の検温等の健康観察、そして体調不良時には躊躇(ちゅうちょ)することなく欠席。学校休んでいただくと。こうした徹底をお願いしたいと思います。以上で昨日に確認された陽性者の概要とさせていただきますが、さらなる詳細については、事務方の方から後ほど説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 次に、「えひめ看護職員応援ネットワーク」について説明いたします。 医療機関で感染が発生した場合に備えた看護職員の応援派遣制度「えひめ看護職員応援ネットワーク」、通称「E-ナースネット」を立ち上げることといたしました。感染が発生した医療機関では療養や自宅待機により看護職員が一時的に不足することが想定されます。このネットワークはそうした場合にも医療機関同士が協力しあって、その機能が維持できるよう事前に登録をいただいた他の医療機関の中から県看護協会の調整の下で応援看護職員を派遣いただく医療機関同士の助け合いのネットワークでございます。県看護協会のお力をお借りいたします。「E-ナースネット」の運用に当たりまして、本当に看護協会、大変なお力添えいただきました。心から感謝を申し上げたいと思います。

 現在、制度の詳細について詰めの作業を行っておりまして、年内には当面の体制を整備したいと思います。ぜひ、ネットワークにはより多くの医療機関にご登録いただくことをお願いしたいと思います。これが一番重要でございます。助け合いの精神、ぜひお考えいただけたらと思います。

 さて、先ほど冒頭に注意喚起のメッセージを送らせていただきましたが、県民、事業者の皆さん、これは政府の発表、コロナの分科会のメッセージ・提言でございます。感染リスクが高まる「5つの場面」、飲食を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり、こういったところが感染リスクが高まるところでございますので、意識をしていただきたいというふうに思います。なお、その中でもとりわけマスクの着用というものが、今こういう離れていて、それから手話の方にお手伝いいただいていますけども、やっぱりしゃべる口の動きがないと分かりづらいということで、あえて外させていただいておりますが、確認をした上で外させていいただいております。そういうことでございますからご理解いただきたいと思いますが、マスクの着用というのが非常に一番取り組みやすくて効果があります。100パーセントとは申しませんけども、「うつらないよう自己防衛」するためにも、マスクの効果は非常に大きいです。また、「うつさないよう周りに配慮」、他人にうつさないようにということについてもマスクの効用というのは証明されているところでございます。ただ、4月ぐらいでしたかね、マスクが不足して買い占め等々の問題が全国的に起こりました。県内でも手に入りにくいというような声もありました。それを受けてですね、既に県内の事業者3社に、県内でいざというときのために備えてマスク製造の依頼をしておりまして、ピーク時、もしものときにですね、すぐに欲しいと、県内で不足気味だというときには、月産最大1,000万枚の準備をもう既にこの段階でしていただいております。ですから、愛媛県内においては県内企業がそういう構えをしていただいておりますので、不足という事態が再び起こることはございませんので、ぜひマスク着用については怠りのないように、外出時であるとか、人が近くにいるときであるとか、密の、人が集まるような場所なんかは特になんですけども、怠らないように着用をしていただきますよう、くれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(テレビ愛媛)

 学校関係者、教職員などの感染が相次いでいるが、ケースごとに事情は違うかと思うが、それに対しての受け止めというのをお願いできるか。

 

(知事)

 そうですね、たまたま感染した方が学校関係者だということでありまして、公立も私立も関係なくですね、やっぱり子どもたちの安全、安心を特に考えて、最大の注意を払いながら授業等々が再開された経緯があります。それだけの注意を行っても感染が止まらない、食い止めることができないというのがこのコロナでありますし、さらに冒頭に申し上げましたように、感染力というものが正式な証明されてませんけれども、現場で痛感するのは感染力が確実に高まってきていると、それは感じておりますのでやっぱり警戒レベルを一段上げていくというふうな心の構えが必要であるというふうに思いますのでよろしくお願い申し上げたいと思います。これは学校現場だけじゃなくて、介護施設であるとか、飲食店であるとかで、皆さん一人一人であるとか、全員の方々にお願いをしたいというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 会社役員という方の職業がちょっと多いかと思うが、そのあたりの受け止め等、何か特徴等はあるのか。

 

(知事)

 そうですね、これは役員ということで県内だけじゃなく、全国を視野に入れたビジネスをしている場合の出張等が一つの原因、旅行もあるかもしれませんけれども、そういったケースかと思います。今、別に全国的に(県をまたぐ移動の)制限がかかっているわけではないんですが、ともかく特に都市部を中心に感染拡大の傾向、今日は東京も(感染者が)500人を超えたと聞いておりますけども、リスクは格段に高まっているという前提で、行動に十分注意をしていただきたいというふうにお願い申し上げたいと思います。

 

(朝日新聞)

 今度の52例目の方だが、教育活動で県外に行かれたということで、教育活動というのは具体的にはどういったものか。

 

(知事)

 今はもうこの教育活動という段階で、公表とさせていただきたいと思います。

 

(朝日新聞)

 今、例えば、修学旅行とかで県外に行かれる学校も。

 

(知事)

 それも含めて、教育活動の一環で、県外に行かれているということでございます。

 

(朝日新聞)

 そうすると、学校関係の県をまたいだ活動というものに対して、今後何か考えとかはあるか。

 

(知事)

 そうですね、県境をまたいだ行動というのは制限されているわけではないんですよね。緊急事態宣言が発令されているわけではないので、それを強制的にどうのという段階、権限もありませんから、注意喚起でお願いするしか、何も根拠がないんで、(お願いする)しかないんですけども、ひたすら行かれる場合の注意事項を確認した上で、慎重に行っていただきたいというふうには思います。

 それとちょっと先ほど一つ付け加えさせていただきますと、こうしたように事例が増えてきています。こういったことを受けて、医療現場、前と全然状況違いますけども、宿泊療養も始まりますから。ただ、今後の状況次第によっては現在、感染縮小期という段階で対処してますが、感染警戒期に切り替える可能性というのはありますので、そのあたりはしっかりと日々日々、状況を見つめながら判断をしていきたいというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 今の関連で、感染警戒期になった場合は具体的にどのような対策を取りたいという思いがあるか。

 

(知事)

 一時ですね、感染警戒期はもう経験してますから、緊急事態宣言が出た時の対応というのを咀嚼(そしゃく)しながらですね、法的な裏付けというのも強制力はありませんから、呼び掛けが中心になると思いますけれども、対応を業界単位であるとか、そういったところに求めていきたいというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 県をまたいだ移動の自粛とかそういったものも(呼び掛けに)入ってくるということで。

 

(知事)

 場合によってはですね。場合によってはですよ。

 

(NHK)

 あさって土曜日から3連休ということで、人の移動も増えるかなというふうに予想されるが、その点で注意喚起などありましたら。

 

(知事)

 これは何も3連休だからということではないんですけれども、例えば旅行等についてはですね、可能であれば落ち着いてるエリアである県内旅行を中心に考えていただきたいとか呼び掛けてきた経緯がありますので、そういったことを踏まえて3連休は、何もお店の営業自粛とかは全然求めてないですから、お店の方も換気等々をしっかり行って感染防止対策を講じていただくということで抑えようと。それができないと営業自粛とか、他県で見られるようなことにもつながってしまうので、できればそこに至らないようにみんなの力で乗り越えたいと思っていますので、連休の3日間の過ごし方についてもご家族でしっかりと話し合った上でお楽しみいただけたらというふうに思っています。

 

(毎日新聞)

 43事例目のGの方について、接触者ということになっているが、特にその細かい友人とか知人とかは。

 

(知事)

 今調査中です。

 

(毎日新聞)

 昨日の会見で「Go To Eat」の人数制限に関して、今日の感染を受けて変更とかは。

 

(知事)

 今の段階では変わりません。

 

(朝日新聞)

 先ほど話で警戒期への可能性もあるということで、これはどこまで現実的には当然そうなんだが、どの程度までそこに近づいているのかというところの現状での数値的なデータとしてはどうか。人口当たりの感染者など。

 

(知事)

 一部は指標の数字、感染経路不明(の事例)が期間内に何件発生とかいうのはそれを考慮するレベルに入ってますけれども、ただやっぱり今(患者の発生状況のパネルを)ご覧のとおり重傷者はゼロの状態でございますし、入院患者は確かに36名いらっしゃるんですが無症状の方も数多くいらっしゃって、今日から宿泊療養施設も使い始めますので、そのあたりもしっかり見極めながら考えていきたいというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 データ的な話は後ほどで。

 

(知事)

 はい。

 

(南海放送)

 先ほど入院が36人ということがあった。これまでも医療体制に対しては今のところ問題はないということだったが、36人になっても今も問題ないということで。

 

(知事)

 問題はないんですけれども、ただやっぱりこのまま増えたらどうなるんだろうかとさっきあえて人的資源という話をさせていただきましたが、実際に本当に現場で粉骨砕身頑張っていただいている医療関係者の心構えとしてですね、やっぱりそういう不安というものも一つのプレッシャーになってきますんで。そのために宿泊療養施設を早くやろうということにもつながったんですが。そういったことを踏まえると論理的には余裕があります。ただ人の心まで含めたトータルな判断としてはやっぱり気を付けていかなきゃいけないなというふうに考えております。

 

(南海放送)

 医療関係の人的資源のところだが、これから年末年始を迎えるにあたって、病院の休診とか職員の方もお休みされると思う。けれどもそのあたりの準備もそろそろ始めなきゃいけないと思うのだが、そこはどういうふうな方針で年末年始を迎えようと。

 

(知事)

 そうですね。これはですね、通常とは全く異なる環境でありますから、公立の病院については精いっぱいのローテーションを組んで対応を図っていきますけれども、おそらく県民の命を守るために頑張ってらっしゃる医師会関係者の皆さんも、公立ではないですけどもしっかりとしたそういった体制づくりというのは議論していただけると思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 話戻るが、感染の件で、県の発表事案で松山市在住の方が多いかと思うが、あらためてこの傾向について何か分析されている部分はあるのか。

 

(知事)

 さっき申し上げたように、ウイルスの特性がどうなっているのかがいまだに解明されていない段階なんですけれども、明らかに感染力が早まっているイコール強まっている。これが的確かどうかはちょっと分からないですが、あの早くなっているのは間違いないと思いますね。そうでなければ、11月に入って気温が下がってウイルスが活発した可能性もありますけれども、これだけ全国的に一斉に感染が増加していくという説明がつかないので、その点が十分要注意だなというふうには認識してますけれども。

 

(愛媛朝日テレビ)

 今のところ、市中感染とかそういった類いかは。

 

(知事)

 そうですね。市中感染というのをどう見るかなんですが、事例が追いかけられなくなってきたら、これはもう本当に市中感染。でもまだ今の段階といったらこうやって追っかけられてる段階ですからそこには至っていない。ただし、ただし、人がどんどん全国的に移動していますから、例えば県外の陽性者が確認されないまま無症状で(愛媛県に)来てどこかでウイルスをちょっと残してしまい、そこにちょっと触ってうつってしまうようなケースはゼロとは言えないので。だから、それはちょっと市中感染とはレベルが違うと思うんですけども、感染するリスクというのは日本全国どこにでも風邪と同様にありますよというふうなことで向き合うということが必要なんではないかなと思います。

 

(共同通信)

 47事例目で既存の事例で陽性者との接点があったということだが、既存の事例というのは現在感染の囲い込みなどをしている最中のものなのか、それとも結構前の話なのかというのは言えるのか。

 

(知事)

 (パネルを指しながら)ここ10日間ぐらいで出ているこの中の事例の関係です。

 

(共同通信)

 考え方として、基本的に県の方で幅広く検査するという体制でやっているので、本人から申し出があったということは、県が把握する接触者や濃厚接触者には当たらない方だったけれども接点があったということか。

 

(知事)

 結局そこら辺がですね、調査というのは人の記憶であるとか、それから協力体制であるとかいろんな要素がありますので、調査で本当にもこれでないですかということで漏れるケースもゼロとは言えないと思いますので、そのあたりちょっと何とも言えないですね。ただ問題はですね、いろいろハンドリングしながら思うのは、これ本当にくどい話になってしまうんですけれども、調査協力については個人個人いろんな考えがございます。われわれとしては調査への協力がなかったら手が打てないということで、それを100パーセント近く引っ張り出すためにどうすべきかというの最重視してます。それを現実化するためにできるだけ公表等々についてはご本人の意向というのを尊重しなければその比率が下がってしまう場合もあるので、ここは一番気を使っているところです。

 

(愛媛新聞)

 今ので調査に漏れるケースがゼロではないということだが、今回の方はちょっと漏れてた方という認識でいいか。

 

(八矢副知事)

 われわれが漏れていたという認識はないですね。ご本人の申し出が早かったというのはありますけれども。調査している中で。

 

(知事)

 今そのケースそのものが調査が完了していませんから、ご覧のとおり継続している最中ですね。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

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ファックス番号:089-912-2399

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