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新型コロナウイルスの感染の確認(32事例目)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017219 更新日:2020年8月24日 印刷ページ表示

日時:令和2年8月21日(金曜日)15時00分~15時22分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 県内で新たに1名の陽性。112人目で32事例目になります。1名の方の陽性が確認されましたので公表させていただきます。この事例は8月18日に兵庫県の神戸市で陽性が確認された方の濃厚接触者として、19日に神戸市保健所から松山市保健所へ連絡があったことを受けまして、昨日、衛生環境研究所の方でPCR検査を実施し陽性が確認された事例でございます。感染が確認された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早く回復してください。

 検査状況についてですけども、まずその前に昨日の検査状況ですが、昨日、既に会見で報告した検査も含めて82件の検査を実施しています。その内訳は31事例目、東予地域の高齢の女性の方、こちらは53件陰性。岡山市の参考事例、こちらの方が10件、これは昨日記者会見の直前に出たということで公表しているところでございます。それから医師から要請のありました新規18件が全て陰性。そして今申し上げた他県から、濃厚接触者として神戸(市)保健所から連絡があった方が1件、陽性が確認されたということでございます。

 それではまず、31事例目についてご報告させていただきます。昨日東予地域の高齢の女性の方が陽性確認されて、陰性が確認されたご家族は、濃厚接触者(として)2週間の自宅待機、健康観察に入られているが、(陽性が確認された方の)入院された病院がありました。この(県内31事例目関係相関図の)囲いの中ですけども濃厚接触者として認定された9名の患者さんは、昨日までに陰性が全員確認されました。そして、昨日までに、病院ということから院内感染も考えて職員の方全員検査をするということにしましたけれども、昨日の(記者会見の)時点でこの(県内31事例目関係相関図の)19人、10人、(併せて)29人が陰性確認されておりました。そして昨日の検査で、この(残りの)43人の方を実施しまして全員陰性が確認されました。ということで、この事例はPCR検査も全部終了しましたので囲い込みが完了したケースとなります。そこで、東予地域については関係者の調査が終えられて、そしてPCR検査も終わりましたので、濃厚接触者の方々の自宅待機、この場合は院内待機になりますけども健康観察期間ということに入ってまいります。この濃厚接触者の2週間の待機の中で、仮に陰性から陽性、今までもそういうケースがありますけども、そうなった場合も完全に(自宅)待機されておりますので、そこから陽性になったとしても感染が広がっていくことはないということでございますので、囲い込み完了。ということで、東予地域の皆さんはこの実態を受け止めて、ただ、一つ言えば感染経路が不明ですから、引き続き緊張感を持って日々の生活上の感染回避行動をくれぐれもよろしくお願いいたします。

 次は、岡山市の事例でございますけれども、実は(パネルの)こちらですね、岡山市の事例、他県での陽性確認で今のところ県内では1人も陽性者が出ていないというケースなので事例としてはカウントしていません。あくまでも参考事例として対処しておりますので、昨日までにここはPCR検査終了ということになっていましたが、いったん、白丸(検査中)に戻しています。というのは、新たに昨日までにですね、警察官の3名が全員陰性確認。ここは濃厚接触者なので、2週間の自宅待機、健康観察に入っていると。医療関係のところに行かれていたということで、こちらの方は11名の濃厚接触者と濃厚接触者まで至らないけども、念のため2人の方、ちょっとした接触のあった方も含めて検査したところ、全員陰性が確認されていると。昨日までにその他の接触者、飲食店等の方々で10人の濃厚接触者と、それから濃厚接触者までに至らない方が1人確認できたので、念のため検査を実施し、この11人の方全員が陰性であるという報告をさせていただきました。その後ですね、ニュースを見てですね、この方と接触がありましたという連絡が来ました。お二人から連絡をいただきましたので、この方を今、自宅待機していただいていますけども、検査を実施しているさなかでございます。今日中にその結果が出るということになっております。依然としてですね、岡山から新たな情報はございません。このお方は意識障害がありまして、いまだに聞き取りができていないという状況でございますので、仮にこの2名の方から陽性がもし出るようでしたら、ここからまたすぐに追い掛けてまいります。陰性が確認されましたら、またここは検査終了ということになりますので、こういう状態でございますことをご報告させていただきます。いずれにしましても、新たな情報等がありましたら速やかに動いてまいります。

 それでは、32事例目について説明をさせていただきます。昨日ご本人と連絡を取りまして、今後の治療内容等を説明するとともに、保健所への調査への協力を依頼しております。ご本人の意向やプライバシーに十分配慮した上で、現在把握している内容を公表させていただきたいと思います。

 まず、感染者の概要でありますが、20代の男性でございます。住所地は松山市でございます。職業は無職の方でございます。先ほど触れましたように、8月18日に神戸市で陽性が確認された方がいらっしゃって、この方と8月8日から10日にかけて、3日間ですね、神戸市で行動を共にされていたということでございます。そして、19日に神戸市保健所から松山市保健所に連絡があったことが端緒となっております。

 症状、経過、行動歴でありますが、こちらに帰って来られてから2日後になりますかね、8月12日に下痢の症状が現れまして、13日から発熱、37度から38度ぐらいだと聞いております。そして16日からは味覚・嗅覚障害、そして18日からは咳症状が現れていたということでございます。そんな中、19日の夜に神戸市から松山市に濃厚接触者である旨の連絡が入りました。すぐに昨日、帰国者・接触者外来で検体を採取し、21時ごろ、夜でしたけどもPCR検査で陽性が確認されました。現在は味覚・嗅覚障害、咳症状等はありますが軽症でございます。本日の午後1時ごろ、2時間ほど前に県内の指定医療機関に入院をしていただきました。

 ただ、この方は無職の方なんですが、8月10日に帰県をされて、症状は出ていまして、ずっと自宅で、ちょこっとした外出はあるかもしれませんが、ともかく外出は控えて自宅で過ごされていると聞いております。現時点では、保健所の調査ではこの方の濃厚接触者としてご家族4名を確認しておりますが、そのうち1名は現在県外在住でございます。既にそちらにいらっしゃる関係自治体に連絡済みでございます。そして、県内のご家族は3名ということになりますので、自宅待機と健康観察を依頼し受け入れていただいております。この濃厚接触者と思われますご家族3名、現時点では症状ございません。無症状で、今日、検査を実施する予定でございます。濃厚接触者の検査結果を踏まえまして、仮に陽性判定が出た場合は、そこからまた速やかに調査を開始いたします。そして、早期の囲い込みを目指して力を合わせて対応してまいりますので関係者の皆さんにはご協力をよろしくお願い申し上げます。

 さて、国から県をまたぐ移動の自粛が求められていない。また、「Go Toキャンペーン」も実施されている。こういう状況でございます。県外では引き続き感染者の確認も続いております。こういう中でですね、結果的に県外で感染が確認された方々が県内に滞在する。あるいは県民の皆さんが県外に出られて、感染者と接触するということは起こり得ることだということは申し上げてまいりました。現に今回の事例以外にも県外で感染したことに気が付かないで愛媛に帰省し、その結果、ご家族が濃厚接触者として認定され検査を行うというパターンも複数発生をしているところでございます。特に今ですね、お盆の時期から1週間ぐらい経っています。今年はですね、感染拡大地域(に行くことを)できれば控えていただきたい。感染拡大地域からの帰省はよほどのことがない限りご相談いただきたいということは申し上げてまいりましたが、どうしてもというケースは仕方がないことだと思います。そういう中でですね、(お盆の時期から)1週間経っていますので、例えば、これから症状が出てくる可能性は十分考えられますので、お盆前後に感染拡大地域に行かれた方、あるいはお身内の方が帰って来られて接触された方、そういうご家族の皆さんにおかれましては体調管理にともかく気を付けていただきたいと思います。ちょっとでも症状が出たら必ず自宅待機ないしはお医者さんに行っていただく、あるいは相談センターに連絡をいただく、ぜひ徹底をしてください。ちょっとそういうところに行った、あるいは帰って来られた方と接触した場合はですね、ちょっと考えながら過ごしていただきたいというふうに思います。そうは言ってもですね、やむなく行かれているケースがほとんどだと思います。ですから、帰省した人、あるいは行かれた方を責めたって何の感染防止にもつながりません。本当にこれはもう誰しもが起こることでありますので、県内の感染の拡大につなげないということ、これが全てでございますので、ぜひその点に皆さん集中して、そのためには県が皆さんに呼び掛けさせていただいています。市長さんや町長さんからも同じ言葉で呼び掛けていただきたいということお願いしています。感染回避行動、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」、これを一人一人が実行していただきますようお願いいたします。以上です。

 

(南海放送)

 10日に帰県されたということだが、この方の交通機関はどういったものだったのか。

 

(知事)

 公共交通機関です。ただし今年はですね、これも調査したをところですね、非常に空いている状況でした。公共交通機関自体はこういう時期ですから毎日のように消毒も行っているということですので、(公共交通機関における)濃厚接触者に当たる方はいらっしゃらないということでございます。

 

(南海放送)

 濃厚接触者の方でお一人、県外の方がいらっしゃるということだが、どちらの方か。

 

(八矢副知事)

 濃厚接触者に関することですから。

 

(南海放送)

 その自治体には検査を依頼していると。

 

(知事)

 もう(検査を)やると思います。もちろん他の県のことですから分かりませんけれども、本県もすぐやりますから、同じようにされるんではないでしょうか。

 

(南海放送)

 県としては要請をしているという。

 

(知事)

 そうですね。連絡をいたします。

 

(毎日新聞)

 関連して、その県外の濃厚接触者の方、住民票が県外にあるという認識でよろしいか。

 

(知事)

 この陽性になられた方ですか。この方はこちらの方。松山市在住です。

 

(毎日新聞)

 濃厚接触者1人いらっしゃるかと思うが、3人が愛媛の方でもう1人は。

 

(知事)

 県外です。

 

(毎日新聞)

 県外にもう在住しているということ。

 

(知事)

 そうです。

 

(八矢副知事)

 住民票がどこにあるかはこちらとしては把握していませんが、実際の住所は県外です。

 

(毎日新聞)

 あと1点、話変わって、知事、先ほど触れられていたかと思うが、「Go Toキャンペーン」について、明日22日で「Go Toキャンペーン」を政府が始めてから1カ月になるかと思うのだが、知事、所感であるとか、「Go Toキャンペーン」の効果、また考え等があれば聞きたい。

 

(知事)

 これは当初から申し上げてきたことなんですけれども、今回は県としてはやっぱり慎重に経済活動というのは感染状況を見極めながら動かしていく必要があるのではないかということで、県の基本的な方針というのは最初は県内旅行、それから四国あるいは周辺の感染がコントロールできている地域の旅行、そして第3弾としてそれからさらに拡大し、四国、中国、それから九州の一部、ここも感染がコントロールできているというふうな判断で、そこで徐々に(対象地域を)拡大していくというふうなことがいいのではないかというふうに申し上げてまいりました。ただ、国の方針で東京を除外したかたちで全国スタートするということになりましたので、これはもうそれなりの根拠があっての政策判断ではないだろうとしか推測しようがありませんので、それについてコメントすることはありません。ただ、愛媛県はこれからまた散発的な出てくるとは思いますけども、比較的感染が踏みとどまって抑えられている状況でありますが、一部の地域では非常に拡大して病院も逼迫(ひっぱく)しているような地域がございます。こういったところの「Go Toキャンペーン」に対する受け止め方と(感染が)抑えられてるところの受け止め方は全く異なってくるのではないかなというふうに思います。ですから、これらの状況を踏まえて、国はその検証をすべきではないかというふうには思います。

 

(南海放送)

 もう一つ、濃厚接触者の方で県外に住まわれている方だが、この方はこの男性と帰省か何かで帰ってきて、接触されたということか。

 

(知事)

 そうですね。そういうことですね。

 

(南海放送)

 その期間とかというのは。

 

(知事)

 まだ(検査中ですから)、陽性判定が出たら行動歴というのはオープンというか、できる限りのことは出すべきだとは思うんですが、陰性の場合はそこから(感染が)拡大する心配はありませんから、ちょっとそこは今の段階では検査中ということでご了解いただきたいと思います。

 

(あいテレビ)

 今回の32事例目について、こちらの男性はやっぱり感染経路としては、神戸市の友人からうつった可能性が高いというような見立てか。

 

(知事)

 そうですね。発症した時期が神戸市で陽性判定を受けた方のほうが早いんですね。そういった発症時期を考えるとそうではないかなと、その可能性は高いと。あちらの方から感染されたというふうな可能性が高いというふうに言えるのではないかと思っています。

 

(あいテレビ)

 あともう1点、都道府県をまたぐ移動は国として制限していないということだが、7月以降、県内でも県外から来た人から感染が広がったりというようなこともいくつか事例があるが、県として何か独自でそういった対策とか、そういったあたりはいかがか。

 

(知事)

 これも前の記者会見で申し上げましたけど、その中でできるとすれば水際対策の強化でしたので、もう(6月下旬から)7月(にかけて)、東京都の感染状況が1日50人を超えたあたりから、これは様子がおかしいということで、取りあえず、まず空港の検温を速やかに再開をいたしました。それから、特急の停車駅、港、そういった玄関口における来県者に対する注意喚起、こういったことも繰り返してまいりました。そしてまた、お迎えする業界となりますホテル業界、旅館業界、こちらにつきましては、私の方から直接トップの方にお願いして、徹底的な注意喚起をお願いしたいということで、業界の方もですね、もちろん会員さん全員に行き渡っていると信じていますけども、検温の実施、問診票(の記入)、あるいはその帰国者・接触者相談センターの案内、そういったものを丁寧にお知らせするような対応を取っていただいています。

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