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新型コロナウイルスの感染の確認(11事例目関係)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017154 更新日:2020年4月10日 印刷ページ表示

日時:令和2年4月9日(木曜日)15時00分~15時20分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 今日、県内で新たに1名の新型コロナウイルスの感染者が確認されましたので公表させていただきます。この方は、昨日陽性が確認されたことを公表させていただきました、一番最新のところ、11事例目の松山市30代男性の同居のご家族の方でございます。まずは、感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早く回復されるようお祈りさせていただきます。

 検査結果が判明したのは、昨日8日の22時頃、夜でございます。ご本人に連絡し今後の治療内容等を説明させていただき、今後の保健所の調査にご協力をいただくこと、またプライバシーに配慮した上で感染の事実を公表することにご理解をいただいているところでございます。

 まず、感染者の概要ですが、30代女性1名でございます。住所地は松山市で、職業は無職でございます。次に、症状・経過・行動歴ですが、現在把握している内容ですけれども、本人は、4月4日以降、倦怠(けんたい)感や発熱、これは4月5日に38度5分、その後下がりまして36度から37度台で推移。咳などの症状があり、一昨日4月7日、昨日発表させていただきました家族である30代男性の感染が確認されたことを受けまして、昨日、帰国者・接触者外来を受診。検体を採取しPCR検査を実施したところ、陽性が確認されたため、本日午前11時頃に県内の感染症指定医療機関に入院済みでございます。

 このお家は同居の家族、他に4名いらっしゃいます。昨日、この方々についても検査を実施しましたところ、こちらの方は全て陰性が確認されていますので、(陽性は)昨日発表した男性と、それから今日発表させていただく女性お二人ということになります。この4名の陰性の方についても、松山市から自宅待機を要請してもらっていまして、2週間、健康観察をこれから続けてまいります。

 この女性の行動ですが、外出は買い物程度だそうでございまして、外出時はマスクを着用していたということでございます。なお、昨日の男性の方も大阪から帰ってきて以降はマスクを着用し、移動は自家用車ということが確認できましたので、併せて公表させていただきます。

 こうした状況で、この女性の方については、同居の家族以外は濃厚接触者はないということでございます。一方、昨日の発表した30代男性の方でありますが、こちらの職場関係について、会社の方も公表されましたけれども、松山市保健所によるその後の調査で、外に出るお立場、仕事ではないそうなので、内部の打ち合わせがメインだそうです。8名の同僚の方が濃厚接触者として把握したということでございました。

 この8名の方は、現時点では何も症状は出ておられないということであります。そうしたことから、松山市の方から自宅待機を8名の方に要請をするとともに、こちらも今後2週間健康観察をしっかり行っていき、症状等現れた場合は速やかにPCR検査を実施する段取りとしています。30代のこの男性は、先ほど申し上げましたように、(帰県後は)基本的に移動中マスクを着用、通院・通勤全て自家用車、それから発症後は医療機関への受診以外の外出はないということでございますので、しっかりとここの接触者のケア、フォローをしていくということで、(感染)拡大を防ぐということになろうかと思います。

 ということで、こちらの昨日発表した11事例目は、この二つ(関係者調査、PCR検査)が黒丸(接触者特定済、検査完了)になるということでございます。

 続いて、内子高校関連の症例でございますが、昨日実施した、教職員の残っていた方の検査結果が出ました。同校教職員のうち、13名は既に昨日の時点で発表して陰性の確認が取れたということでしたが、残りの20名についてもPCR検査の結果が出まして、全員陰性であることが確認できました。

 これにより、教員の濃厚接触者である同校の生徒さん5名、そして教職員33名、全38名の検査が完了し、一昨日感染を確認した生徒さん1名を除き、37名全員が感染していないことが確認できました。

 ただ念のため、この37名につきましては、同様に2週間の自宅待機と健康観察を行うこととしています。昨日申し上げましたように、感染した教諭の陽性判明後、関係者は速やかに自宅待機等を行っていることに加えまして、37名の検査が陰性であったことを踏まえると、このケースで、これ以上、学校内や地域における感染拡大リスクというものは低いというふうに考えております。

 内子高校の関係は以上ですが、PCR検査の対象についてちょっと整理をさせていただきたいと思います。国内での感染者が大幅に拡大して、本県にも県外からの感染と思われる新規事例が続いています。こうした状況であり、本県でもやはり水際対策をしっかりする必要があります。医師からの検査要請に対して迅速に対応することが、初動段階が極めて重要と考えております。このため、これまでは症状の有無に関わらず、幅広く濃厚接触者等に協力をお願いし、検査を実施してまいりましたが、もちろん必要なものはやっていきますけども、この全国的な状況を踏まえて今後整理をさせていただきたいと思います。

 まず一つ、国の基準に沿った対応。これは濃厚接触者については、自宅待機により感染拡大を防ぐことが可能でありますから、これは健康観察を毎日行って、症状が出た段階で速やかにPCR検査を実施するということとさせていただきます。今回の松山市の濃厚接触者、会社の関係者ですね、これがこのケースに相当します。

 次に本県独自の対応でありますが、ただし、症状の無い濃厚接触者でも、医療・福祉・教育関係者など、二次感染が重症化や多人数への感染拡大リスクにつながるおそれのある場合には、これはこれまで同様に検査を実施していくと。今回の内子高校の教職員のケースがこれに当てはまると思います。

 それからもう一つの本県独自の対応でございますが、濃厚接触者でなくても、症状が出る前に感染者と接触し、接触の度合いが例えば非常に濃かったとかですね、感染源の調査のために必要と判断した場合は検査を実施すると。これは10例目の愛南町の場合がこのケースに当てはまると思います。こうしたような基準に基づいて、今後、県独自の対応も引き続き継続しながら検査を実施していきたいと思います。

 それからもう一点、今日高知県が新たな感染者を先ほど発表されていました。今回で10名陽性反応が出たそうなんですが、うち8名が高知市内だそうです。2名が愛媛県との県境の幡多地区、こちらの地区はこれでこれまでの感染者も含めて10名程度ということになっています。愛南町でも(感染者が)出ていますので、特にこの両地域のどちらがというわけではありません、両地域のこの現実を鑑みまして、人の移動等は十分に気をつけていただきたいということをお願い申し上げたいというふうに思います。この情報は愛南町にもお伝えしまして、町の方で呼び掛けをしていただけるのではなかろうかと思います。

 緊急事態宣言が行われた7都府県の知事からは、それぞれの住民に対する外出自粛などの強い呼び掛けが昨日なされています。愛媛県は感染拡大地域には該当していませんが、繰り返し何度もお伝えしているとおり、ウイルスは目に見えない。こういったかたちで出た場合、速やかに拡大を防ぐ手立ては打ってきておりますし、これからも頑張って打ち続けて行きますので、ただしそれでも、いつ県外から持ち込まれるか、また既に持ち込まれているか誰にも分かりません。

 県内の感染者数が現状程度で踏みとどまるか、緊急事態宣言が出された都府県のように拡大していくかは、まさに一人一人の生活の中における注意深い行動にかかっているというふうに思います。飛沫感染・接触感染を防ぐための日々の行動について、県民の皆さんくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ)

 今回確認された30代の女性について、同居家族ということだが、関係性など、妻とかそのあたりは分かるか。

 

(知事)

 これはちょっと特定しない方がいいと思いますので、同居の人数で受け止めていただきたいと思います。

 

(朝日新聞)

 以前、新居浜の転入者で陽性が出た方については、もう1人濃厚接触者の方を妻であるということを言われたが、そのあたり線引きというのはどのように。

 

(知事)

 外にほとんど出ていない、マスクをしながらの買い物程度ですから、濃厚接触者はいないということです。

 

(朝日新聞)

 その関係性を妻であるか、同居家族という範囲を深めていくかの線引きというのは。

 

(八矢副知事)

 今回は世帯構成が分かってしまうと、本当に特定されてしまう恐れがあるので、ここは県の判断として、公表は差し控えたいというふうに考えています。

 

(朝日新聞)

 新居浜については、それを言っても特定されないという判断で妻と。

 

(八矢副知事)

 少なくとも今回についてはそういう判断をした、ということです。

 

(テレビ愛媛)

 昨日ですが、新居浜市の学校で親御さんの職業によって、子どもさんが登校できないような事態があったわけだが、それに対しての知事の受け止めと、県の教育委員会の方で、そのような事態がないかということは把握しているか。

 

(知事)

 そうですね、保護者の方が仕事のためで、いろんな地域を移動されていることは事実なんですが、そのことのみをもって、児童の自宅待機を進めるという事案、これは正しい対応とはいえないと思いますので、大変残念に思っております。

 こうしたことを受けて、県教委の方から各学校にですね、今日、文書発出しました。ちょっとその内容を説明してください。

 

(教育長)

 以前からですね、感染拡大地域から転入等をしてくる児童生徒さんについては、体調に問題がなければ登校を受け入れるということを基本として通知をしております。

自宅待機を要請いたしますのは二つ。

 一つは、児童生徒等に発熱や咳等の健康不良が認められる場合や、濃厚接触者に特定された場合。

 もう一つは、保護者からの要請や本人の不安感、体調不良等により、欠席の申し出があった場合。

 これに限定しておりまして、そのことは以前から県立学校や市町の教育委員会の方には通知をしてございます。ただ今回の事案を受けまして、本日あらためて、これらの内容を県立学校および市町教育委員会に通知して、その徹底を図るよう要請をしたところです。

 

(知事)

 学校については、もう前にも公表していますとおり、自宅でのまず朝の検温の実施、それから登校してきた時のクラス単位になると思いますが、健康チェック、これも全県で一斉にやるということになっていますので、ぜひ、ただ単に転校してきたということで偏見が生まれないようにですね、これはもう人の心の問題だと思いますので、そうしたことをチェックしながらやっているということも踏まえて、いじめなどにつながらないようにですね、皆さん、温かい気持ちを持ってもらいたいと思います。

 

(NHK)

 昨日の会見で知事が言われたと思うが、軽症者についてホテルを使うかや施設をどうするかという話があったと思うのだが、決まったらまたお知らせするということで。その進捗状況と、それを検討するに至ったのは医療現場がちょっと大変になってきているとかそういうところがあるのか。

 

(知事)

 まずですね、現段階で医療現場の病床数がですね、逼迫(ひっぱく)しているという状況にはありません。ただし、やっぱり今後どうなってくるか誰にも予測がつきませんから、こうしたようなことを踏まえて、医療の現場からもやはり今のうちに手を打てないかという、そういう緊張感というのはあります。そしてまた軽症者、無症状者はホテルでも構わないと、今まではもう陽性の場合は全員指定病院ということがルールでありましたけども、国の方針が変わりましたので、なかなかこれ手を挙げてくれるとこ探すのは大変だと思いますけども、今いろんなところに当たっているさなかであります。で、その場所がもし候補地ができたとしても、設備の問題、それからそこにローテーションで入っていただくお医者さん等の人員の問題、いろんな課題がありますので、それらをクリアできる場所かどうかも、専門家も交えてですね、確認をしなければなりませんので、最終決定にするにはまだちょっと時間がもう少しかかると思います。

 

(NHK)

 逆に、もう既に手を挙げてくれているところとかはあるのか。

 

(知事)

 手を挙げていると言うか、こちらからどうだろうかという。中には検討してもいいというなところもありますんで、そこは最終的にどうなるか分かりませんけども、何とか構えだけはしたいなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 その宿泊施設についてだが、用意されたいベッドの規模とかあるか。何床ぐらい準備されたいとか。

 

(知事)

 まだちょっと分かりませんね。もうともかく場所によって部屋の数も全然違いますから。可能であればシャワー付きの部屋があればいいなというふうなことだろうと思いますので。可能というかそれは、こう分けて生活するということになりますんで、そのあたりの施設の問題もあると思いますので、ちょっとこの時点ではまだ何とも言えません。

 

(愛媛新聞)

 愛南町と幡多地区の件で、移動を十分気を付けてという話だったが、往来を自粛するようにとか、そこまでの意味合いではない。

 

(知事)

 できれば、これなかなか難しいと思うんですけど、他へのエリアの問題もありますんでちょっと特殊な状況だと思うんですね。ここは県境の市町村でぜひ話し合ってどうするか。やっぱりこちら側だけというよりは両方でやった方がいいと思いますんで、その辺は先ほど町長さんとも話していたところです。

 

(愛媛新聞)

 あと、濃厚接触者とかの検査方針ちょっと変えるという話があったが、それは今後検査数とかがもし増大することに備えてということか。

 

(知事)

 はい、そのとおりです。

 

(八矢副知事)

 検査数の増大と、やはり他の地域で感染者がたくさん出ているので、場合によっては県内に入ってきているかもしれない。新しい感染者をより早く見つけるために、整理をしたということであります。

 

(知事)

 今はもう、県内でわっと不特定多数広がっているという状況ではないというのは状況で皆さんも受け止めていただけると思いますんで、大事なことは一つ一つどれだけ早く囲い込んで、(感染の)拡大を防ぐ手立てが打てるかという、この勝負だと思っています。

 

(南海放送)

 今日発表の例について戻ってしまうのだが、30代女性の方の感染というのは二次感染という認識でいいか。

 

(知事)

 というふうになりますね、はい。

 

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