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平成20年度「トキソプラズマの抗体保有調査結果について」

ページID:0016988 更新日:2020年2月7日 印刷ページ表示

愛媛県動物愛護センターでは愛媛県動物由来感染症予防体制整備事業の一環として、平成20年度はトキソプラズマの抗体保有状況の調査を実施しました。

1 病原体

トキソプラズマ原虫

2 調査対象

犬121頭、猫102匹

3 調査期間

平成20年8月~10月

4 結果

抗トキソプラズマ抗体の保有率は、犬が5.8%(121頭中7頭)、猫が2.0%(102匹中2匹)でした。

過去に同様の方法で実施された猫の全国調査と比べて、抗体保有率は低い値でした。
(Maruyamaら1994年~1997年5.4%、Nogamiら1997年6.0%)

5 予防

トキソプラズマは経口感染します。次のことに注意しましょう。

  1. 子ねこ等動物に餌を口移しで与えたり、一緒に眠ったり、ほほ擦りをしたりするなど過剰な接触はしない。
  2. 糞尿を触った後は十分手洗いをする。
  3. 生肉や生焼け肉は食べない。

トキソプラズマ症は細胞内寄生原虫のひとつ、Toxoplasma gondiiの感染によっておこる動物由来感染症です。
人では症状がでないことも多いですが、妊娠中の方が感染すると死流産、新生児の知能障がいや視聴覚障がいの原因となることがあります。
予防の画像

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